Mauvelhiese ~Maliugne Lufu~   作:Elenor

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Akirariti Tue ~開け放たれた扉~

「なぁなぁ、三時限目に世界史で人類の起源を習ったんだけどさ……」

図書館でアキラが昼休みに、そんなことを言ってきた。

「どうしたの?」

妖精族(ミーム)は植物から、猫耳族(ヌクマ)は猫、龍人族(ガルアーグス)(ラルガン)から進化して、白色人種(レオフェン)黄色人種(レオミー)耳長族(レイギーユ)はサルから進化したんだろ?」

「そうだね。」

「最初に言った3つは特徴で分かるんだけどさ、後の3つが同じサルから進化したとは思えねぇんだわ。」

アキラが言っていることはよく分かる。ーーでもその前に、このエルナハトについて話さなければならない。

東西南北と中央に一人ずつ大陸(こども)を持っている彼女は、草原を駆ける猫からヌクマを、空飛ぶラルガンからガルアーグスを、そして森に宿る猿たちからレイギーユを作った。彼女に平和がもたらされ、他の神々がその素晴らしさを羨み始めたとき、エルナハトに住み入りたいとのぞんだ。そうして彼らはミームとなった。ーーこれが、人類に関する神話だ。このお話は、タツメノミヤが建国される前からずっと語り継がれてきた、とされている。

「その授業で神話が出てきたんだけどな、ーーなんでレオミーとレオフェンが出てこないんだ?」

「ーーああそれは、レイギーユの意味に、レオミーもレオフェンも含まれているからさ。」

「……え、つまり、レイギーユって元々三種類の総称だったわけ?」

「そういうこと。……まぁ俺は、これだけじゃ納得いかないんだけどね。」

「なんで?」

「理由はアキラが言っていたのと同じで、レイギーユはレオフェン、レオミーとはまた違ったサルから進化したんじゃないか、ってこと。ーー実際、レオミーとレオフェンの起源は実はよくわかっていないらしいんだ。」

「ふーん……」

俺たち三人がよく話す話は、授業に出てきたことがほとんどだ。アキラが分からないことを話し、俺かリュークがそれに答える。ーーそんな、つまらなさそうで実は結構勉強になることを話して、昼休みを過ごす。

いきなりアキラが、身を乗り出してきた。

「なぁなぁ、分かんないんならさ、俺たちで調べてみないか?」

「何を?」

「レオミーとレオフェンの起源だよ。」

「うーむ。……っていうかアキラ、顔近い。ーーそんなに近いとちゅーするぞ?」

「おうっ!どんと来いっ!!」

俺はそれをするかわりに、デコピンを一発くらわせた。

「ーーってぇな、冗談を冗談で返しただけだぞ?」

「誰だって受け入れるようなこと言うとびっくりするよ。」

「まぁとりあえず、」と俺は話を戻した。

「俺は賛同するけど、司書の仕事が忙しいから、暇な時間が作れないかも。」

「うーん、そっかあ……。」

アキラは残念そうに考え込んだ。そしてとても申し訳なさそうに、

「部活、っつうことで手を打てねぇかなぁ……。」

と言った。

「……却下だね。」

何故なら、単位が取れないからだ。

図書館の司書をやっている学生は、勤務時間がそのまま単位になる。だから迂闊に休むことなんてできない。もし休むのなら、それを二個分逃すことを覚悟しなきゃいけない。

「……へぇ、司書って大変なんだなぁ。」

説明を受けたアキラは、またもや残念そうな顔をした。でも雰囲気から読み取ると、強引にでもやりたいらしい。

「ーーここはひとつ諦めてやってもらえるかしら。」

どうすればいいか迷っていたとき、後ろから声がした。図書館司書顧問の、ネリー先生だった。

「先生、なんでですか。」

「アキラ君も風紀委員の仕事頑張ってるって噂でよく聞くし、アロド君もアロド君で毎日頑張ってるんだから、ちょっとくらい(・・・・・・・)休んだっていいじゃない。」

先生の言葉は、「働きすぎだから少しは休め」っていうことを、俺らに向かって暗に伝えていた。

「ーーでも先生。俺、受付じゃあ喋ってばっかです。だから、俺が部活をやるべきじゃないと思ってます。」

「何言ってんのよ。アロド君が書類関係の仕事毎日やってくれてるおかげで、図書館がどれだけ助かってるか、知ってる?ーーまあ私が言いたいのは、頑張ってるご褒美として半日やる仕事を、その半分の6時間で終わらせて部活をやってもいいよ、ってこと。ーーそうね、イオ君にもご褒美しちゃおうかしら。その代わり、他の仕事をやらない司書を徹底的に仕事させるから。」

ネリー先生の言葉は、優しさに包まれていた。「後で風紀委員の顧問にも許可もらってあげる。」そう言って先生は司書室に戻っていった。ーー実感が湧かない。だけどそれは、嬉しさからくるものだった。

「行こうぜ、アロド。ーー俺たちで、切り開いてこうじゃん?」

アキラは、目を輝かせながら、そう言った。




この話は上手く書けなかったなぁ……。ほんと、文章って難しいですね。
というわけで駄文となってしまいました。直したいと思いますので、よろしければおかしいな、って思ったところはじゃんじゃん指摘してください。
……でもあんまり、傷つくようなこと書かないでくださいよ?w
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