ガチアクタ -World Breakers-   作:有神要素

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ガチアクタ最高ォォォォォォ!!!!!!

……えー、最近ガチアクタにハマった要素です。世界観や主人公の魅力に惹かれましたが、唯一不満なのは第1話に登場した幼馴染であるチワちゃんが無実の罪で殺人犯に仕立てられ、死刑になりそうなこの作品の主人公のルド君を信じてくれなかった点ですね。

で、作者は考えました。「もしもチワちゃんがルド君のことを信じていたらどうなっていたか?」と。

なので、この作品は原作を少しだけ知っている転生者がルド君の味方だったらどうなるのか気になったので書いてみました。

なので、チワちゃんがルド君を拒絶し、ぬいぐるみを捨てたあの胸糞シーンはカットされます。

ちなみに作者は単行本持ってないため激遅更新です。ユルシテ……


【1話】「成り代わった少女」

突然であるが、私は俗にいう転生者である。今世の名前は「チワ」で、前世の名前は「茅原三和」である。

転生したというのなら何が死因だと気になる人もいるだろう。

 

えー、前世での私の死因なのだが、夜遅くまで仕事をしていた社畜の私はアパートに帰っていた時だ。そして帰る途中には横断歩道がある。信号機が青になったため、横断歩道を渡ろうとしたが、信号無視してきたゴミ収集車に轢かれて死んだのだ。

 

……いや、異世界転生でもはや定番であるトラックに轢かれることがゴミ収集車に変わっただけじゃねぇか!と思っているだろう。私もそう思う。

でもね?私は横断歩道で車が来ないか確認はしたのよ?なのに、いきなり信号無視してきたのよ?しかも轢かれる直前にスローモーションになる現象が起きた時にはっきり運転手の姿が見えたのね。そこには手元の方で何かを見ていたおっさんの姿が映っていたのだ。

 

はいギルティ。確実によそ見スマホ運転ですね。そのせいで私は思いっきり轢かれました。しかも私の体が3m以上ぶっ飛んだからどんだけスピード出してんだよと思いましたね。

そりゃおっさんには恨みましたよ。病気で発作を起こして気を失ったのならまだしもソイツの横着のせいで人生を強制終了されるもんですから。それに私の家族が悲しみますし、何よりも大好きな推しの行く末を見届けたり、漫画の二次創作を完結することができなくなるのですから余計に怒りが湧いてきましたね。せめてこのおっさんが生き地獄を味わって死んだ後も地獄に堕ちて一生苦しみ続けろとそう恨みながら、私はコンクリートの道路に頭を強く打ってそのまま死にました――――

 

 

――と思ったら、どうやら私は転生したらしい。まだ赤ちゃんなのか体がろくに動かせないが、首だけで動かして見渡すと家だと推測した建物はボロボロの壁であったり、廃材を使って壁の穴を塞いでいる状況から私が生まれた場所は貧困地域であると理解した。

私の記憶にある前世のことを思い出していると、とある漫画の街並みに似ていたため集中して深く思い出してみる。

 

前世の私はいわゆる「Vtuberオタク」だった。と言っても、大量のお金を使ってまで応援するガチ恋勢とかではない。どちらかというと趣味のような感じで、程々にグッズを買ったりする普通のオタクだったはずだ。

 

私が好きなVtuberはたくさんいるが、そのうちの1人の外国の方のVtuberが英語で「私が大好きな漫画のアニメの主題歌を歌う夢が叶ったの!」という要約するとそんな感じのことを配信で言っていたのだ。

私は気になり、その方が歌った主題歌を見た。アニメのタイトルは「ガチアクタ」という題名だった。その主題歌を見た瞬間、衝撃を受けた。

 

それはカッコいいキャラクター達が様々な武器を使って化け物を倒したり、バトルをしたりなどいかにも「少年漫画!」と思わせる展開があったのだ。

しかも、どれもキャラデザが良いのだ。私は全員好きになったのだが、その中で推しができたのだ。

 

その名はこの作品の主人公の「ルド」。彼は少年とも言える幼い子だが、理不尽な運命に抗い言動はぶっきらぼうだが心優しい一面がある男の子だ。だけど、彼の親は存在してなくて、彼が物心がつく前には両腕が真っ黒に変質していて激痛が走っていたほど酷い傷を負っていた。しかも、父親が人を殺したという理由で周囲の人から蔑んでいたことから、彼は目つきが悪くなり、感情が乏しくなってしまったのだ。

一方で彼は物を最後まで大切にする性格でまだ使える物であるのなら、ゴミ捨て場を漁って持って帰って修理して使う。例え見つかったら即座に殺される廃棄物集積所でも……

 

彼のその心意気を見て、私は彼のことがもっと知りたくて、漫画を買って読んだ。アニメでも放送してたけどとっくに無料で見れる期間が過ぎたから、お小遣いを消費して漫画を買ってからDVDを買おうとした。……だけど。

 

「こんなのって……こんなのってないよぉぉ!!?」

 

そう、ルド……いや、ルド君は序盤で育ての親を殺したという無実の罪を着せられて「奈落」という巨大なゴミ捨て場でもあり、死刑台でもある場所に落とされてしまうのだ。

その場に居ただけなのに、何も聞いてくれない警察官(本当に市民を守る気あるの?)が無理矢理ルド君を犯人にして、奈落に落としてしまう。

 

育ての親を殺されてしかも、その殺人犯に仕立てられて落とされるだけでも辛いのに、まだまだ不運があります。それは幼馴染であり、ほのかな恋心を持っていた少女に彼の無実を否定しまうという不幸のフルボッコだドン!とふざけないと私まで辛くなってしまい、私のメンタルが保てなくなるほど不幸がルド君の身の降りかかった。

 

スラムの人がルド君の父親の話題でお前も殺人鬼になるとルド君のことを心無い罵声を浴びせられた後に彼女は

 

「ルドは親とは違うよ!私は信じてる!人を殺すような悪い人間じゃないって!」

 

そう言ったのだ。うん、言ったんだけど……その後、前述でも言ったルド君の冤罪である育ての親殺害事件でルド君が少女の姿を見つけ、犯人を探してくれと頼んだ……だけど少女は

 

「信じてたのに…()()()()人殺しの子供なんだね…」

 

そう言った後、ルド君からもらったウサギの人形を捨てたのだ。それを見たルド君は完全に心が壊れてしまった。もはや彼の心の中には自分を信じてくれなかった人々と腐敗しきった世界、そして育ての親を殺した人物に対する憎悪と殺意だけが満ちていたのだ。

 

このシーンの漫画やアニメを見た人々は滅茶苦茶批判した。警察官や人々に対してもだが、主に批判を向けられたのは少女である。

私も致し方ないと思う。だって、掌クルクルでルド君のことを信じてくれなかったからね。仕方ないね。

 

 

さて、長丁場になってしまって申し訳なかった。つまり、何が言いたいのかというと、ここは「ガチアクタ」の世界でしかも私は前世で最も批判されたキャラクターの少女「チワ」に転生したらしいのだ。

私は心の中でだが、思わず叫ばずにはいられなかった。

 

(何でガチアクタの世界に転生したのぉぉぉ!!!?しかも前世で大バッシングを受けた最悪のキャラじゃないの!?私はどうなっちゃうのぉ!?)

 

こう思っても私は悪くないと思う。




本当は作品コードを打ちたかったけど、どうやら正式にリリースされてないため題名は書きませんでした。なので、リリースされて時間ができたらVtuberの方の名前と作品名を加筆修正します。
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