『始祖の見る朝日』~ロリ鬼はなぜ、無惨様を太陽の下に連れ出したのか?~ 作:この俗物怪物くん
原作で悲劇の舞台となった山は、今や避暑地として再開発され、
そこで行われた“運動会”が、やがて神と鬼との戦場へと変わる。
白銀の刃『告死ノ剣』――触れたものすべてを溶かす死の象徴。
朱鷺(とき)はそれを手にし、日輪の剣士たちを圧倒する。
朱鷺(とき)が作り出した白銀の長刀『告死の剣』。それは、触れたもの全てを細胞レベルで溶かし尽くす、死そのものを具現化したような刃だった。
「さあ、運動会の続きですわよ〜」
彼女の姿が、ふわり、と消えた。 次の瞬間には、炭治郎の目の前に立っていた。
「(速い! 全集中の呼吸・水の呼吸・肆ノ型…!)打ち潮!」
炭治郎は、迫りくる白銀の刃を、渾身の力で受け止める!
ジュウウウウウウウウウウッ!!!
しかし、結果は無情だった。 日輪刀は、酸の刃に触れた瞬間から、凄まじい勢いで溶け始めたのだ! 刀身が、まるで飴のように歪み、切っ先から気化していく!
「なっ…!? 俺の刀が…!」
朱鷺の刃は、溶けていく日輪刀を押し切り、そのまま炭治郎の胸元へと迫る!
「あらあら〜、そんなものでは、わたくしの剣は受け止められませんわよ〜」
炭治郎は、咄嗟(とっさ)に身体を捻り、致命傷を避ける。 だが、ザシュッ! 酸の刃は、彼の胸を浅く、しかし深く裂き、激痛と共に、肉が焼けるような感覚が彼を襲った。
「ぐあああああっ!」
直撃は避けましたが、ダメージは深刻! 酸による『火傷』と『腐食』の複合デバフが付与されました!
その隙に黄金の閃光! 気絶したままの善逸が、再び神速の連撃を繰り出す!
「霹靂一閃・八連!!」
しかし、朱鷺は、もう油断しない。 彼女は、迫りくる善逸の刃を、人差し指と中指の、たった二本で、ピタリと挟み込んで止めてみせた。
「(冷たく)…もう、油断しないと言いましたわよね?」
「(!?)」
朱鷺は、そのまま善逸の刀身を掴むと、まるで小枝でも折るかのように、パキン!とへし折った。 そして、がら空きになった善逸の腹部に、強烈な蹴りを叩き込む!
「(意識を取り戻し)ぐぼっ!?」
彼は、くの字に折れ曲がり、数メートル先まで吹き飛ばされた。
善逸くん、戦闘不能! 刀を折られ、内臓にもダメージ! これは…もう…!
「善逸! テメェ!」
「獣の呼吸・参ノ牙・喰い裂き!」
伊之助が、二刀流で朱鷺に斬りかかろうとする! しかし、その攻撃が届く前に、彼の前方空間が、歪んだ。
ドゴォン! 見えない衝撃波が、伊之助を真横に吹き飛ばす!
「(遠方から、拳を構えたまま)…邪魔だと言っている」
『破壊殺・空式(くうしき)』 上弦の参による、遠距離からの精密な援護(という名の妨害)だった。
「がはっ…! な、なんだ今の…!」
一方、地面に埋められた禰豆子は、必死に『爆血』を発動させ、朱鷺の血鬼術を妨害しようとしていた。 しかし、その身体は、累が放つ、幾重もの鋼の糸によって、雁字搦めに縛り上げられている。
「無駄だよ。僕の糸は、君の血なんかじゃ燃やせない」
糸は、爆血の炎で赤熱し、焼け焦げながらも、決して切れない。累が、絶えず新しい糸で補強し続けているからだ。 禰豆子の抵抗は、完全に封じ込められていた。
刀を溶かされ、仲間も次々と倒れていく。 絶望的な状況の中、炭治郎は、それでも諦めなかった。 彼は、己の肉体そのものを武器とする、最後の手段に出る。
「肉弾戦だ!」
彼は、呼吸で身体能力を極限まで高め、朱鷺の懐へと飛び込んだ! その拳には、岩をも砕くほどの力が込められている!
しかし、朱鷺は、まるで柳のように、その拳を受け流していく。 彼女の『暗殺術(SSS)』は、剣技だけでなく、体術にも応用が効くのだ。
「まあ、無駄なことを〜」
彼女は、炭治郎の腕を取り、その勢いを利用して、くるりと回転。 ゴキッ! 炭治郎の肩の関節が、嫌な音を立てて外れた。
「ぐあああああああ!!!」
「あらあら〜、簡単に外れてしまいましたわ〜。もっと鍛えませんと〜」
彼女は、痛みでのたうち回る炭治郎を、冷たく見下ろした。 もはや、勝負は、決したかに見えた。
炭治郎くん、戦闘不能! 腕も折られ、胸の傷も深い! これは…もう…チェックメイトか…!?
◇◇
…その瞬間、炭治郎の姿が、掻き消えた。
「…?」
代わりに、その場に立っていたのは、半々羽織の剣士――水柱・冨岡義勇。 そして、その隣には、蝶のように舞う蟲柱・胡蝶しのぶ。
「…間に合ったか」
「あらあら…これは、ひどい状況ですねぇ」
来ました! 柱、二人! …しかし、おかしいですね。このルートでは、那田蜘蛛山に鬼はいないはず。システム上、柱が派遣される理由がないはずなのに…!
しかも! 見てください! 義勇さんとしのぶさんの後ろ! 他の隊士たちも、ぞろぞろとトンネルから出てきています! 後ろの方には、栗花落カナヲちゃんの姿も見えます! いったいどういうこと!?
「まあ、これはこれは。鬼殺隊の『柱』が、わざわざこんな山奥まで、何の御用ですこと?」
「あなた達のような危険な鬼がいると報告を受けまして。…それにしても、噂以上の実力のようですねぇ」
「…問答無用。悪鬼滅殺」
柱が二人…! さすがに手強い! ですが、こちらも上弦の参(猗窩座)、元・上弦の弐(朱鷺)、強化された下弦の伍(累)という布陣! 戦力的には、十分に勝ちきれる態勢です! プレイヤースキル次第ですが、ここで柱二人を全滅させれば、無惨様の好感度も爆上がり間違いなし!
朱鷺が、再び『告死の剣』を構え、猗窩座と累も戦闘態勢に入った、その時。
カァー! カァー! 一羽の鎹鴉(かすがいがらす)が、けたたましく鳴きながら、戦場の上空を旋回し始めた。
「伝令! 伝令! 竈門炭治郎、竈門禰豆子ヲ、本部ヘ連レ帰ルベシ! 繰リ返ス! 竈門兄妹ヲ、本部ヘ連レ帰ルベシ!」
「………は?」
「………?」
「………」
「………あらあら」
まじでシステム通りですね!? 今までの自由度は何だったんですか!? 完全に、原作のシナリオに強制的に引き戻されています!
はい、ここで解説です。この『竈門兄妹を連れ帰れ』のアナウンスが出た瞬間から、なぜか、柱(今回なら義勇としのぶ)とかまぼこ隊(炭治郎たち)が、殺せなくなるんです! いくらダメージを与えても、HP1で踏みとどまって、最終的にはイベントムービーで強制的に逃走されてしまう! クソ仕様です!
「(ピキッ)…なんですの、今のカラスは…。せっかく、これから楽しい『運動会』の続きをしようと思ったのに…」
彼女の顔から、笑顔が消えた。
でも、癪じゃないですか! システムの都合で逃がすなんて! だったら、殺せないまでも、めちゃくちゃ痛めつけてやりましょう! 追撃です! 追撃!
「…お兄さまへの命令は『耳飾りを殺せ』ですわ。連れ帰るなど、聞いておりません」 「狛犬くん、累くん! あの兄妹と、柱二人以外は、好きにしてよろしくてよ!」
「…承知」
「…御意」
そこからは、一方的な蹂躙だった。 朱鷺の『告死の剣』が閃き、 猗窩座の『空式』が炸裂し、 累の『殺目篭(あやめかご)』が隊士たちを切り刻む。
「ぎゃああああ!」 「うわああああ!」
義勇としのぶは、必死に応戦し、炭治郎たちを守ろうとする。 しかし、上弦クラス三体を同時に相手にして、無事でいられるはずがない。
義勇は猗窩座の拳を受け止めきれず腕を砕かれ、 しのぶは朱鷺の酸の液体弾(水球)を浴びて羽織を溶かされ、 炭治郎、善逸、伊之助、カナヲは、累の糸と猗窩座の衝撃波で、再び瀕死の状態へと叩き落とされる。
[鬼殺隊士:50名を討伐しました] [冨岡義勇:重傷] [胡蝶しのぶ:重傷] [竈門炭治郎:瀕死] [我妻善逸:瀕死] [嘴平伊之助:瀕死] [栗花落カナヲ:瀕死]
よし! これだけ痛めつければ、十分でしょう! システム上、彼らはこの後、隠たちによって回収され、蝶屋敷へと運ばれるはずです
朱鷺は、血の海と化した戦場を見下ろし、小さくため息をついた。
「…まったく、後始末が面倒ですわね」
無限城へ帰還した朱鷺は、無惨の前にひざまずき、事の顛末を正直に報告した。
「…申し訳ありません、お兄さま。例の耳飾りの少年、仕留め損ないました。わたくしの、力不足です…」
無惨は、しばらく黙っていたが、やがて、静かに口を開いた。
「…ふん。まあ、良い」
「へ?」
「貴様は、私の命令に従い、全力を尽くした。一度の失敗は、一度の成功で贖(あがな)えばいい」
そして、彼は、珍しく、朱鷺の頭を優しく撫でた。
「よくやった、朱鷺。お前は、実に忠実な妹(しもべ)だ」
[友好度:変動なし]
…怖い! 怖いんですけど!?失敗したのに、頭を撫でられて、しかも友好度が変わらない!? 何か裏があるんじゃ…!? それとも、本当に『妹の頑張り』を評価してくれた…? いや、そんなはずは…無惨様の思考、やっぱり、分かりません…! でも、友好度が下がらなかっただけ、良しとしましょうか…!
朱鷺は、お兄さま(無惨)の、予想外の温情(?)に、ただただ困惑しながら、頭を下げ続けるしかなかった。 那田蜘蛛山での戦いは、後味の悪い、しかし、奇妙な結果と共に、幕を下ろした。
◇◇
幕間:少年たちが見た、那田蜘蛛山の悪夢
「…はぁ…はぁ…! もうダメだ…腕が上がらない…!」
「泣き言言うな! 早く掘り進めないと、夜が明けちまうぞ!」
俺、竈門炭治郎と善逸、伊之助、そして他の鬼殺隊士たちは、ツルハシを手に、ひたすら土を掘っていた。 那田蜘蛛山に潜む鬼を討伐するため。しかし、その山の入り口は、なぜか『九条家』という名家の私有地になっており、武装した使用人たちによって固く閉ざされていた。 だから、俺たちは、山の下にトンネルを掘って侵入するという、前代未聞の作戦を決行していたのだ。
「なんで鬼退治に来て、こんな土方の真似しなきゃいけないの!? おかしいでしょ!? 絶対!!」
「うるせえ紋逸! 腹が減ったんだ! さっさと掘って鬼を斬るぞ!」
「二人とも、もう少しだ! 頑張ろう!」
数日間、ほとんど不眠不休で続いた作業。 ようやくトンネルが貫通し、俺たちは疲労困憊のまま、山の内部へと足を踏み入れた。
だが、山の中は、不気味なほど静かだった。 報告にあったような、おびただしい数の鬼の気配も、人を捕らえる蜘蛛の巣も、どこにもない。ただ、不自然なくらい手入れされた、美しい森が広がっているだけ。
「…おかしい。何もいないぞ」
「撤退だ! 無駄足だった!」
隊士たちが次々と撤退していく中、俺たちは足を止めた。
「いや、いる! この先に、強い鬼の匂いがする!」
「うん! 俺にも聞こえる! 何か…すごく楽しそうな…水の音…?」
「ビンビン来るぜ! こっちだ!」
俺たちは、導かれるように、山の頂上付近へと向かった。 そして、信じられない光景を目にした。
そこには、太陽が燦々と降り注ぐ、美しい川辺があった。 そして、そこで… 白い髪の少女と、目つきの鋭い青年と、小さな少年が、三人、満面の笑顔で、水遊びをしていたのだ。
「………へ?」
「………???」
「………(思考停止)」
匂いは、音は、肌で感じる気配は、間違いなく『鬼』のものだった。 なのに、彼らは、真昼間の太陽の下で、まるで普通の人間のように、無邪気に笑い合っている。 訳が分からなかった。
俺たちに気づいた少女――朱鷺(とき)と名乗る娘は、驚くほど友好的だった。
「あらあら〜、どちら様です〜? こんな山奥まで〜」
俺たちが鬼殺隊だと名乗り、鬼を探していると告げると、彼女はきょとんとした顔で言った。
「まあ、鬼ですって? そんなもの、この辺りでは昔話でしか聞いたことがありませんわ〜」
隣にいた青年――猗窩座(あかざ)と名乗る男も、少年――累(るい)と名乗る子も、嘘をついている匂いはしなかった。 彼らは九条家の者で、避暑に来ているだけだ、と。
最大の疑問は、日光のことだった。
「鬼は、日光に当たると死んでしまうのでしょう? ご覧なさいな、わたくしたち、こんなにお日様とお友達ですわよ〜?」
確かに、彼らは太陽の下で平然としている。
混乱する俺たちに、朱鷺は「暑いでしょう〜」と言って、川で冷やしていた大きなスイカを振る舞ってくれた。 甘くて、冷たくて、美味しかった。 疲労困憊だった俺たちは、その甘さに、少しだけ心が和んだ。
朱鷺は、鬼とは何か、なぜ戦うのか、俺の話を静かに聞いてくれた。 優しい人なのかもしれない。そう思いかけた時だった。
彼女は、「もう日が暮れるから」と、俺たちを近くの別荘へと誘ったのだ。 朱鷺:「明日になれば、麓まで自動車でお送りしますわ〜」 断ろうと思った。鬼かもしれない相手の誘いに乗るわけにはいかない。 だが、身体は正直だった。連日のトンネル掘りで、俺たちは限界だった。 それに、この不可解な存在を、もう少しだけ、見極めたいという気持ちもあった。
俺たちは、その誘いを受けてしまった。 それが、悪夢の始まりだとも知らずに。
別荘での時間は、奇妙なほど穏やかだった。 用意された布団はふかふかで、夕食は山の幸を使った、今まで食べたこともないほど美味しいものだった。禰豆子も箱から出て、最初は警戒していたが、朱鷺や累と楽しそうに話していた。 本当に、ただの避暑に来た、仲の良い家族なのかもしれない。そう錯覚してしまうほどに。
夕食が終わった、その時だった。
「さて、炭治郎さん。お食事は、美味しかったですか?」
「あ、ああ…。とても…」
俺がそう答えた瞬間、三人の空気が、一変した。 笑顔が消え、冷たい殺意が、部屋を満たす。 彼らは擬態を解き、鬼としての正体を現した。
「それは、ようございました〜。では、食後の『運動』と参りましょうか」
「改めて名乗りましょう。わたくしの名は朱鷺。元・上弦の弐にして、今は御方(※無惨の名は言わない)の側近」
「俺は猗窩座。上弦の参だ」
「…累。下弦の伍…」
「貴方たちの感覚は、正しかった。わたくしたちは『鬼』ですわ」
「本当に見逃すつもりだったのですが…御方の指令とあっては是非もなし。死んでもらいましょうか」
絶望。 さっきまでの和やかな空気は、全て、俺たちを油断させるための罠だったのだ。
「大丈夫ですわ。ちゃんと、厠を済ませて、刀を取りに行く時間くらいは待ちますから」 「あ、それと。うちは壊したくないので、外でやりましょうね?」
河原へと連れ出された俺たち。 善逸は恐怖で気を失ったが、その瞬間、彼の気配が変わった。 朱鷺は「一人で戦う」と言い放ち、猗窩座と累は後ろに下がった…かに見えた。
戦いは、一瞬で決まった。 朱鷺の持つ、白銀の液体のような刀は、俺の日輪刀を触れただけで溶かし、胸を裂いた。 気絶した善逸の神速の連撃すら、彼女は指二本で止め、刀を折り、蹴り飛ばした。 伊之助が助けに入ろうとしても、後方にいた猗窩座の見えない攻撃で吹き飛ばされる。 禰豆子が飛びかかっても、朱鷺に地面に叩きつけられ、埋め込まれてしまった。
俺は、関節を全て外され、地面を這うことしかできなかった。 圧倒的な力。これが、上弦…いや、それ以上の存在なのか。
もうダメだ。そう思った時、義勇さんと、しのぶさんが現れた。 柱が二人! これなら…! だが、甘かった。 朱鷺だけでなく、猗窩座と累も、本格的に戦闘に参加してきたのだ。 上弦クラス三体を相手に、柱二人でも、状況は覆らない。
義勇さんの腕が砕かれ、しのぶさんの羽織が溶かされる。俺たちも、再び攻撃を受け、意識が遠のいていく。 他の隊士たちも、次々と惨殺されていく。阿鼻叫喚の地獄。
その時、空からカラスの声が響いた。 「伝令! 伝令! 竈門兄妹ヲ、本部ヘ連レ帰ルベシ!」
朱鷺たちの動きが、一瞬だけ止まった。 何か、状況が変わったのか? だが、それは、さらなる地獄の始まりだった。
「…お兄さまへの命令は『殺せ』ですわ。連れ帰るなど、聞いておりません」
「あの兄妹と、柱二人以外は、好きにしてよろしくてよ!」
俺たちや柱への攻撃は、より執拗に、より残虐になった。 骨を砕かれ、肉を裂かれ、意識が途切れる寸前まで痛めつけられる。 他の隊士たちは、文字通り、ミンチのようにされていった。
俺は、薄れゆく意識の中で、朱鷺の、悪魔のような美しい笑顔を見た気がした。
…次に目を覚ました時、俺は、見慣れた蝶屋敷の天井を見ていた。 生き残った。 だが、あの夜の出来事は、悪夢として、俺の心に深く、深く刻み込まれていた。 あの鬼たちは、一体、何だったのか。 そして、あの少女の、底知れない瞳は…。
俺たちの戦いは、まだ、始まったばかりだというのに、あまりにも強大な絶望が、目の前に立ちはだかっていた。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
那田蜘蛛山異聞、ついにクライマックスでした。
今回の朱鷺は、もはや鬼でも人でもなく、“世界のバグ”として描いています。
「神(システム)と鬼(反逆者)」という構図を、どう感じられたでしょうか。
彼女が無惨の命令に従いながらも、
無惨にさえ理解されない“祈り”を捧げる――その姿を、
皆さんは“狂気”と見ますか? それとも“信仰”と見ますか?
そして、最後の「炭治郎の回想」。
彼が語る“夏の日の幻”は、夢か、記憶か、あるいはもう一つの現実か。
ぜひ、あなたの感じた朱鷺の“美しさ”を教えてください。
感想を一言でも頂けたら、彼女もきっと、少し微笑みます。