【完結】転生した魔法使いが金髪の双子を育てる   作:大気圏突破

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正式にカップル誕生です


さぁ帰ろう我が家へ、でもその前に

 アクアと慎二が旅館に到着すると既に晩御飯を終えた女性陣が出迎えてくれてた。その後は温泉に浸かると各々が部屋に戻って行ったが

 

 

「先生?」

「今だけはアビ子って呼んでください」

 

 彼の部屋にはアビ子が布団の上でスタンバイして座っていた。アクアはとりあえず買ってきた飲み物を渡すことにするが彼女はそれを畳の上に置いた

 

 

「いったいどうしたんですか?」

「アクア君もうちょっと近くに来てください」

 

 そう言われた彼はアビ子の目の前に座ると飛びつかれてしまい、そのまま唇を奪われてしまった

 

 

「ちょっといきなり何を?」

「大好きですアクア君!」

 

 突然のことで思考がショートするアクアの脳は昼の出来事があって既にグッタリモードだったので、いつものようなキレは無くなっていた

 

 

「これって告白ですよね?」

「冗談でこんなことは言いません」

 

 アクアの胸にしがみつくように彼女は目を潤ませて抱き着いている。アビ子の髪の毛をほぐすように手櫛でゆっくり撫でながらアクアは布団を背にして倒れた。少女に連れて行かれる前に家族よりもアビ子のことが真っ先に浮かんだ。その時に自分の中で彼女は大事な存在になっていることに気付いていた

 

 

「アクア君?」

 

 疲れ切ったアクアは心配そうに覗き込むアビ子を強く抱き締める。この2人も長い付き合いなので大体のことは分かっている。彼女は身をよじり互いの目線が同じ位置になると再び唇を重ね合わせた。今度は舌をねじ込まれ絡み合う大人のキスであり彼も彼女のことを愛しているのであった

 

 

 

「もっと夜を楽しみますか?」

「せめて高校を卒業してからで」

 

 とりあえずアクアは大人の階段を上ることはなかったが、この部屋にもフリルの盗聴器が仕掛けられていて2人の愛は完全に筒抜けだった

 

 

 

 

 

 

「ちょっと…休憩」

「どうしたんですか?夜は長いですよ」

 

 夫婦の部屋では既に2回戦が終わっていた。いつもなら先に妻の方がギブアップをして休憩となるが、アクアを助ける為に使った魔封波は著しく体力を消耗する技で回復魔法を使っても無意味である。妻はティッシュで垂れてくるモノを拭きとってゴミ箱に入れる

 

 

「今日初めてアクアと腹を割った話をした気がする」

「アクア君って大人びていますし」

 

 妻は布団を背に仰向けになる夫の上に跨りキスをせがんできたので、疲れた体に鞭を打って応えてあげた

 

 

「じゃあこれはどうですか?」

 

 紙袋から取り出したのは白い競泳水着でありタグをハサミで切ると足を通して着込んでいった。どうやらサイズが微妙に小さく股の部分が少し食い込み、後ろから見ると臀部がガッツリ露出している

 

 

「持ってきたの?」

「実はお昼にフリルさんたちと一緒に買い物をしてて、これを渡されて」

「(グッジョブ不知火さん!)」

 

 

 実は慎二は競泳水着フェチである。ビキニやスクール水着と違い体のラインが浮き出て大事なところが扇情的に見えてしまう。”だがそれがいい”特にサイズが合わずにパツパツの状態なら最高である。脱がしても良い・そのままでも良い・大事なところをズラしても良い!まさに三拍子揃った神デザインである。Yシャツはダボダボ派だが水着はピッチリなのが好みという贅沢な男なのだ!それに白いタイプは水に透けやすく生地の下にある肌が顕著に露わになる。

 

 

『ここで反応しなければ漢が廃る!』 

 

 

 ロックマンXで自爆したゼロの姿を見て体力を全快させたレプリロイドのように復活した彼は、妻を抱き寄せると部屋に備え付けられた浴室に入り体力の続く限り愛しあった。特に分身魔法を使ったプレイや某対魔忍のように激しく味わったことのない感覚に頼子がタップをしてギブアップを求めてきても彼は意に介さず欲望を放ち続けるのであった。そして出せるモノを出しつくした2人は布団の上で手を繋ぎながら天井を見つめていた。妻はお腹を擦りながら視線を向けると同じタイミングで目が合ってしまう

 

 

「もしかしたら出来ちゃたかも」

「来年は賑やかになるね」

 

 見つめあう2人はキスをしながら抱き合い互いの体温を感じ取り、夫は妻の手に自身の手を重ね合わせて生命が宿るところを撫で続けるのであった

 

 

 

 

 

「父さん…母さん…」

「別に良いよ旅行だから開放的になるのも」

 

 

 アクアとルビーは朝ご飯の時間になっても出てこない両親を心配して、部屋を訪ねると競泳水着姿の母親が出迎えてくれた。そして正座する2人を見下しながらダラダラを説教をするのであった

 

 

 

 

 

 

「ちょっとトイレに行ってくる」

 

 搭乗時間まであと少しとなった面々は空港で最後の土産品の購入をしていた。慎二は場所を離れることを伝え個室に入ると転移魔法で昨日訪れた場所に現れ、アイテムボックスから花束を取り出して地面に置いて手を合わせた

 

「(雨宮吾郎さん安らかに)」

 

 別にここに埋まっているわけじゃないが形として弔っておく、そして最後に彼は大量の花びらを周囲に展開させると

 

「風華円舞陣!」

 

 蔵馬の技とは違い殺傷能力はゼロである。舞い上がった花びらはヒラヒラと揺れ落ちるように周囲を綺麗に浄化させていった

 

 

 

 

 

 

「どうだった宮崎旅行は?」

「楽しかったですよ」

 

 

 家族旅行が終わって数日後、ルビーは有馬の家にお土産を届けに行った

 

 

「まさかパパとママが、あそこまでハッスルするなんて」

「大人なんだから空気を読んでほしいものだけど、幸せなら良いんじゃないの?」

「もしかしたら来年にはお姉ちゃんになってるかも」

 

 

 頭を掻きながら”いや~”とでも言いそうな彼女を見て有馬はコップに口をつける

 

 

「幸せっていうのは伝播していくものよ、いつの日か父親の幸せがルビーにも伝わってくるんじゃないの?」

「今でも十分に幸せです!」

「そう、ならいいわ」

 

 

 旅行の思い出話を話しつくしたルビーは時計を見て立ち上がり帰宅をした。有馬はそれを見送ると深く重い息を長く吐き続け、部屋の奥にいる人物に強い口調で

 

 

「いつまで隠れているつもり黒川あかね!」

「ルビーちゃんは帰ったよね?」

 

 その言葉に頷くと同じ劇団に所属する彼女は顔を下げて伏し目になりながら、有馬にお礼の言葉を述べる

 

 

「あんた狡噛さんと揉めてたみたいね」

「うん、この前はそのことについて謝ろうとしたけど旅行中で」

「ならルビーだけでも謝っておけばいいでしょ」

「出来ないよ今更…」

 

 

 正座する彼女を見て有馬の血圧は絶賛上昇中となってしまうのであった

 

 

 

 

 

「さてと」

 

 彼は今回の為に作った専用の空間で宮崎の地で封印したものを解き放った。中から出て来たのは黒いワンピースを着込んだ銀髪の少女であったが全身がベタベタである

 

 

「あれ…ここは?」

「新しく出来たリゾート施設だ!何もない所だが和式トイレだけはある」

 

 少女に向けて軽口を叩くが相手は顔を真っ赤にさせて近づいてくるのを避ける。だって少女はローションまみれなのだから

 

 

「おまえはいったい?」

「質問するのはこっちだ!アンタは答えることしか許されない」

「答えるとでも?」

「そっか、答える気がないのか?とても残念だ」

 

 

 とても小さな声で『stomach』と口にした慎二は続けて、子供が扱う防犯ベルを最大デシベルで作動させた。それを見ていた少女は首を傾げていたが次第に腹部に激痛が走りお尻の穴を両手で押さえるようになり脂汗が額から滲み出てきた

 

「(うそ、こんなときにどうして?)」

「どうした顔色が悪いぞ?」

 

 

 あきらかに悪い顔をする彼だが当然のことである。あの時のことを全部見ていた訳では無いが自分の息子に手を掛けようとしていた。それだけで必罰の対象である

 

 

「トイレは?」

「そこにあるじゃないか」

 

 指差す先には今ではお目にかからない古いタイプの和式便所が鎮座されていた

 

「ふざけるな」

「そういえばお子ちゃまだったね?ならこっちだな」

 

 

 指を鳴らすと少女の目の前にアヒルさんのおマルが乱雑に落ちてきた

 

 

「遠慮せずにどうぞ」

「いいか……げ…ん」

 

 どうやら決壊が近いようだ段々と言葉が途切れ途切れとなり呂律も怪しくなってきた。太ももから汗が滴り落ちて床に水溜りが大きく広がってきた

 

 

「我慢するのはよくないな」

 

 更に複数の防犯ベルを取り出すと拡声魔法を施し音量の限界を超えて室内に響き渡る

 

 

 

「う……ぐぅぅぅん………う」

 

 もう入り口は押さえつけても無意味なぐらいに穴が広がっていた。ここから和式便所まで到底持たないのを理解したのか少女はアヒルさんに跨り涙をこぼしながら獣のような声を叫びながら出し続けた

 

 

「さて答えてくれるよな?」

「言うから、もう止めてくれ」

 

 あれから更にもう1回同じことをやられ心を折られた少女は完全に堕ちてしまった

 

 

「あんたも俺やアクアたちに近い存在という訳か」

「そうだ!私はあの2人に関わったカラスの生まれ変わりだ」

「それで?何故息子に手を出した?」

 

 その問い掛けに黙ってしまう少女を見て、彼はアイテムボックスから多数取り出すと三度防犯ベルを鳴らして腹痛を促した

 

 

「死んだ星野アクアの魂は天に還すべきた」

「それは命令されたのか?」

 

 

 アヒルに跨り首を横に振る少女を見てベルの音を消した彼は更に矢継ぎ早に質問を続ける

 

「疫病神め」

「もう止めてくれ、二度と星野アクアやルビーには手を出さないから」

 

 懇願する少女だが口にした『星野』という名字を聞くと4回目に移行した。もう固形物は存在せず水分しか放出できない少女は泣き叫び続け床に伏した。なおアヒルさんは転移魔法で宇宙空間に飛ばし新たなスペースデブリとして漂うことになった

 

 

 

「このまま解放してやってもいいが1つ条件がある」

「条件?」

 

 しばらくして回復した少女は『ツクヨミ』と名乗ったが『ぶりぶりざえもん』に強制的に改名させた

 

 

「星野アイを見つけてこい」

「双子たちの産みの親か?」

 

 もしここで彼女のことを母親と口にしていたら5回目の腹痛がプレゼントされていたはずだ

 

 

「見つけてきたら呪いを解いてやる」

「逃げることは想定してないのかな?」

「これ、なんだか分かる?」

 

 

 彼は手に持っていた塊を見せつけてきた。それは四角い透明な箱の中で一定のリズムで鼓動している。どこかで見たことがあるようなデザインだが答えが出てこない、呆けた顔で魔法使いのことを見つめると彼は物体を軽く握った

 

「うぐっ!」

 

 突如として全身に激痛がはしる。まるで心臓を握り潰したような感覚に近く肺の中にある空気が全部抜けてしまう

 

 

「まさか?」

「『メス』で、お前の心臓を抜き取った!大事なモノだからケースに入れて保護してやらないといけないよな?」

 

 完全に狡噛から支配された少女は、結局全ての要求を飲み込んでしまうのであった。なお彼女の耳はいつでも防犯ベルの音が聞こえるように空間魔法で繋げる処置を施した

 

 

「頼んだぞ、ぶりぶりざえもん」

「了解しました!」

 

 

 こうしてツクヨミ改めぶりぶりざえもんは、狡噛のパシリとして星野アイの探索に駆り出されるのであった




やりすぎちゃったぜ!でもツクヨミはこれぐらいのことをしないといけないと思いアンケートをしましたが割と拮抗していたので両方にしました

とりあえず今日は更新の止まっていたR18の方を久しぶりに執筆する予定です

感想ありがとうございます。
誤字訂正もありがとうございます
頑張ります

次回作を作る時に途中まで原作と同じ流れだったら、すっとばしても良い?

  • OK 原作を知ってるから問題無い
  • NG やっぱり最初から全部読みたい
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