【完結】転生した魔法使いが金髪の双子を育てる   作:大気圏突破

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これにて完結になります


後日談とetc

「アクア君、お腹の中の子が蹴ったの!」

「元気な証拠だな」

 

 アクアとアビ子は無事に結ばれた。高校卒業の日に鮫島家に向かい装着しないで夕方から朝にかけてシングルマッチを繰り返したことで当然のように授かってしまった。彼は大学を中退して彼女のことを支えようとしたが

 

「大学だけはちゃんと出ましょう」

「だけど…」

「今は頼れるところも沢山ありますし、マスターさんに頼めば力を貸してくれると思います。それにシッターを雇うことも出来ます」

 

 

 女は強しというべきか彼女の覚悟はアクアより勝っていた。SNSで入籍と妊娠を発表したアビ子は師匠同様にギリギリまで仕事を続け週刊誌連載に穴を開けることはなかった。なお夫の方はアシスタント業を続けながら執筆した小説が評価され、絵は描けるけど物語が浮かばない漫画家に対して原作を提供する立場になっている。なお産まれてきたのはアクア似の女の子だった

 

 

 

 

 

「ルビーせんせ、これあげる」

「ありがとう吾郎ちゃん」

「黒川せんせにも」

 

 

 ルビーと黒川あかねは保育園の先生になっていた。彼女は最初看護師を目指したが学力が足りなかった。しかし弟の面倒をみていたことで培った経験を活かす道を見つけ日々奮闘中である。黒川は『東京ブレイド』の舞台から役者として吹き返すことはなくララライを退団した。ケジメとして喫茶店に報告に来た時にヨチヨチ歩きの蒼真に心を奪われてしまいルビーと同じ進路を目指す形となった。ララライで磨いた演技力はお遊戯会で好評となり2人は保育園でアイドル的な人気を持つ先生として頑張っている

 

 

 

 

 

「私の恋って……いったい」

 

 断言していたことだがアクアとアビ子が結ばれたことで有馬かなの恋は叶うことは無かった。一応フォローすると彼女は女優として大成する。高校在学中は大きな役を演じることはなかったが、19歳の時に出演したドラマで世間を注目させると子役時代より多忙になった。当時とは違い横柄な態度にならず感謝の心を持って関係者やスタッフと接したことで、多くの仕事が舞い込みハリウッドデビューも視野に入っているが春は限りなく遠い

 

 

 

 

 

「結婚してください!」

「いいよメルト君」

 

 

 恋愛リアリティショー組だが鷲見ゆきとメルトはゴールインした。プロポーズの場所は彼の自宅で、鳴嶋家に訪れていた彼女がトイレに入っている時にプロポーズの言葉を練習していたメルトの言葉がトイレの中にまで聞こえOKの返事を出した。なお他のノブユキとケンゴは芸能活動は続けているみたいだがSNSの更新は止まっている。

 

 MEMちょも阪井騎手と結ばれた。イケメン騎手の結婚に世間は荒れると思われたが祝福の声ばかりだった。同期の女性騎手に「オバサンになったな」発言やレモンポップの尻に見とれていた男が人間の女性と結ばれることに競馬ファンは歓喜していた

 

 

 

 

「おじさん…誰か紹介して」

 

 大輝は独身のままだった

 

「俺の扱いこれだけ!」

 

 そうだよ上原大輝君

 

 

 

 

「こんなのに需要があるなんて」

「ねぇこれ食い込み過ぎやない?」

 

 

 芸能科の2人も着実に成長していった。不知火フリルは主演映画で日本アカデミー賞を受賞し今まで以上に多忙な日々を送っているが、狡嚙の店に訪れて蒼真に抱き着いてエネルギーを摂取している。なお息子はフリルのペッタンコは嫌いだが甘やかせてくれるフリル自身は好きである。寿みなみは競泳水着を中心にした写真集を発売したところグラビア写真集ランキングで年間4位を樹立した。競泳水着ブームの波が着実に押し寄せてきている

 

 

 

 

「ご苦労もういいよ!」

「待ってくれ…いったい?まさかアイは」

 

 慎二に連絡をした壱護だが捜索打ち切りのことを聞かされ電話ボックスの中で膝をついた。そして理解してしまった。もう自分が見出だした彼女が居ないことを、彼は絶望した!それはアイを失ったことではなく明日からの生活費が無くなるということだ。このまま野垂死ぬのかと思っていたが自身のポケットが膨れていることに気付いた。それは魔法使いからの最後の施しだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうだ蒼真!箒で空を飛ぶのは?」

「すご~い!」

 

 かつてルビーと飛んだように彼は息子と一緒に夜空のドライブを楽しんでいた。彼は幼稚園でいじめられている女の子を助けようとして大立ち回りをした。ボロボロになりながら勝ったことを伝えた息子と話すべく箒に跨った

 

 

「よくやったなお兄ちゃん」

「だってパパの子供だもん」

 

 ニッコリと笑う蒼真の頭を撫でてレインボーブリッジを宙返りしていく、”お兄ちゃん”という言葉だが頼子のお腹には第二子が宿っている。なお今回は競泳水着ではなくレオタードプレイで空間魔法を使って体育館を作り出し教師と生徒というシチュエーションだった。当然のことだが事後は双子たちにこってり絞られてしまい侮蔑的な目で見られていた

 

 

「パパとママってどこで会ったの?」

「ママは店の常連客だったの」

「じょうれん?」

 

 どうやらまだ言葉の意味が分からないようだ

 

「産まれるのって弟?それとも妹?」

「どっちだろう?蒼真が産まれるときもママは秘密にしてたから」

「妹だったらルビーねぇねみたいになるかな?」

 

 

 双子たちとは血が繋がっていないことは教えていない。理解出来る頃には2人は成人しているし、教える教えないは妻と協議中である

 

 

「パパが魔法使いなのは家族以外には内緒だよ、男同士の約束は守れるよね?お兄ちゃん」

「うん、約束は大事だもん」

「偉いぞ!」

 

 

 

 

 妻の頼子は少女漫画からエッセイ漫画の方にシフトし、夫との出会いやドラマの脚本を書いたことを含めた内容に子育て奮闘記も盛り込まれている

 

 慎二はいつものように店に立ち訪れてくる人たちの相談にのったり、佐賀や京都に駆け付けて出資した馬の応援をしている。黒川の父から娘の相手に騎手を紹介してほしいと頼まれている

 

 

 競馬好きの魔法使いが転生しアイドルの捨てた双子を拾ってから彼の人生は大きく変化した。双子たちは父の愛情を受けて成長し自分の進む道や愛する人を見つけた。愛する人たちに囲まれた第2の人生は魔法使いにとって最高の人生であることに違いない

 

 

 

 

『転生した魔法使いが金髪の双子を育てる』これにて終幕

 

 

 

 




 これにて今作は完結になります。あとは筆者のダラダラとしたツブヤキ・ボヤキ(ツボヤキ)になります。


『プロットの存在』

 今作ですが去年の今頃ぐらいに原作推しの子最終回が大炎上した時にアマプラでアニメを一気見したらハマりました。最初はアクア君を魔法使いにする話(雨宮吾郎の魂は成仏)を考え、原作キャラたちの夢を叶えるヒーローアクア君路線として作っていましたが没にしました(1作目は名残りが残っています)

 あべこべ世界の番外編2部が終わって次の構想を考えていたときに、二次創作でも「ミヤコさん聖人キャラ」が主流だったので「悪役」にしてみようと思い、原作でも起こりえた可能性から今作が生まれました



『全員は幸せになれない』

 自分の執筆のコンセプトになります。オリ主や転生者のおかげで原作キャラが全員ハッピーになりますってメリハリが無くて飽食状態なので筆者はこの路線が基本です。MEMちょ虐が出てきた頃に低評価の連発に心が…

 自分の書く推しの子世界で基本不幸になるのは、カミキ・リョースケ・シマカン・ツクヨミが四天王で揃います。この4人はテッパンです。今回はこの中にMEMちょを入れたことで反感を多く買いました。黒川父来店のところでは彼女の終わりまでは作ってました(鏑木ですが、仲間になるパターンも作ったことがあるので、軍艦四天王→5人いるじゃんも良しかな)



『競馬ネタ』

 単純にこれは筆者の趣味です(これ以外の作品でも競馬ネタは使ってますが)それと同時に転生者が双子たちを育てる為の収入源の確保になります。ファンタジー世界に異世界転生なら自分の能力で稼いでいくことが出来ますが、現代人が過去の日本に転生(漫画やアニメの世界)した場合の収入について明確化させようと思いました。序盤の浜松市に関することは双子たちが捨てられた頃の自分の家の周りに関することです



『カミキ・ヒカル』

 決して幸せにはさせません。といいつつも実は1話~3話ぐらいの頃は「アイやミヤコが不幸になるならカミキを幸せにしてみようか?」というのが浮かんでいました。アイに否定された傷を喫茶店で癒して起業したプロダクションに成長したアクアが入ることを模索していました。作中内の2人は接点なんてありませんから

「カミキさんとアクア君って似てますね」

 というのがあったり、人生の先輩としてカミキが経験をもとにアクアを成長させる路線も実はありましたが、やっぱり地獄に送るべきと思い熊の餌になりました。もしアイがカミキの家の場所を知っていたら神社ではなく彼のところに双子たちが送られていたかもしれません




『メインヒロイン』

 なぜか自分の中ではアクアビがしっくりします。アクア君がスパダリ状態なのでズボラなアビ子と組ませるのが面白いと感じています。推しの子二次創作でアクアビって稀少なジャンルですよね?「アビ子は可愛いじゃん」

 吉祥寺先生がオリ主のヒロインになったのも作中内でマトモな大人で人情味あふれる姿に惚れました。酒飲みキャラが好きなんだと思います。競泳水着ですが私の好きなジャンルです。この2人がヒロインになる二次創作って自分だけだと思います



『入れそびれた話』


 恋愛リアリティショー編が終わる頃に演劇への熱が冷めた黒川あかねを描いて、彼女の心に火をともす為に空間魔法で演劇場(モデルは博多座)を作って満員の観客から喝采を浴びて、再び演技の道に邁進させる内容で『今ガチ』編は考えてましたが、自分に演劇のシーンを書く能力(1作目で嫌になった)がなくて、急遽フリルのお菓子の家に切り替えました

 宮崎編でアクアに魔法のことをカミングアウトしましたが、途中までは物語の最後に披露して「みんな知ってたの?」という終わり方を考えてました



『性的な部分』

 R18モノも執筆しているので全年齢でもギリギリを攻めてみたい気持ちがあります。流石に過激な内容はNGとなりますが、次回作以降も同じようなことはやると思います


『時事ネタ』

 競馬関連や熊被害だったりカードバブルの崩壊など現代にリンクするような時事ネタは盛り込んでいくスタイルです。なおメルトの鼻で風船を膨らませるネタはレッドカーペットに登場した「ブルマパーティー(Q太郎とくまだまさし)」のネタです。『スネ毛ガムテープ剥がしハーモニカ』も入れる予定でした



『天童寺家(さりな以外)』

 極力書きたくない一家です。だから今作ではリョースケの暴走運転による被害者にしました。次回作以降もこの一家はフェードアウトさせていく路線になります。


 

 多くの感想や評価を入れていただき誠にありがとうございました。執筆意欲に繋がりました。そして改めて自分の誤字の多さに恥ずかしさを感じます。次回作ですが以前執筆していた『神様のせいで人生は割と大変です』のリメイク作で基本路線はヤンデレ重曹ちゃんがメインになります。

 活動報告で『魔法使い』というのを作りますので、言いたいこと書きたいことを述べてください

本当にありがとうございました。

次回作を作る時に途中まで原作と同じ流れだったら、すっとばしても良い?

  • OK 原作を知ってるから問題無い
  • NG やっぱり最初から全部読みたい
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