ポケモンレジェンズZ-A Return Of Lumiose 作:ゲッソウ
話の中に5年前のミアレシティには無いじゃないか!って思いそうな所がありますが、そこは暖かい目で見てやってください....。それでは、どうぞ?
それは5年前の話に遡る....。
フレア団騒動、そしてゲッソウがカロスポケモンリーグチャンピオンとなったその後の話。
ゲッソウ「さて....今日はどうしようかな」
ゲッソウは、ミアレシティのカフェで何するか迷いながら手持ちのポケモン達とくつろいでいた。
リザードン「グオォッ」
ニンフィア「フィア?」
マリルリ「ルリィ!」
ゲッコウガ「コウガッ」
ハッサム「...サムッ!!」
シビルドン「ドォン....」
ゲッソウ「ん?シビルドン、どうしたの?」
シビルドン「ドォン!!」フワフワ
ゲッソウ「ちょ、ちょ、ちょっ!?何処に行くの~!?」
ゲッソウの当時の手持ちのポケモン達。その一体である『緑色のシビルドン』が何処かへ飛んでいき、ゲッソウはシビルドンの後を追い掛けるのであった。
シビルドン「ドドォン」
ゲッソウ「えっ?ここに何かあるの?」
シビルドンが止まったその場所はガレージのような家であり、ゲッソウはシビルドンと共に中に入っていった。
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ゲッソウ「こ、こんにちは~....どなたかいらっしゃいますか~...?」
?「アンタ、誰?」
ゲッソウ「うわっ!?ビックリした!?」
?「じーちゃんの従業員じゃ無さそうだけど、ここに何の用?」
ゲッソウ「えっと....僕のシビルドンがここに入ってくれってお願いされちゃって....」
シビルドン「ドォン!!」
?「....わっ!?シビルドン!?カッコいいなー!しかも色違いじゃん!」
シビビール「シビビー!」
ゲッソウ「そういう君はシビビールを持っているんだね?」
?「うん、ボクの相棒。そこまで強い個体じゃないんだけど一緒に強くなろうとしてる」
シビビール「シビビー!」
ゲッソウ「そうなんだ!あっ、忘れる所だった....僕はゲッソウ!君は?」
カナリィ「ぼ、ぼくはカナリィ」
ゲッソウ「カナリィちゃん、よろしくね!」
カナリィ「よ、よろしく」
これがゲッソウと....まだ動画配信をしていない頃の『カナリィ』との初めての出会いだった。
出会ってからというもの、ゲッソウはカナリィが住む『ラシーヌ工務店』へ毎日通っていた。
そんなある日の事。
タラゴン「お前さん、最近カロスチャンピオンとなったゲッソウだな?」
ゲッソウ「そうです!あなたは確かカナリィちゃんの...」
タラゴン「カナリィの祖父タラゴンだ、まさかカナリィに男の友達が出来るとはな」
ゲッソウ「なんか...僕でごめんなさい」
タラゴン「別にワシは怒ってはないぞ」
ゲッソウ「いや、口が悪そうですよ...」
タラゴン「これが正常運転だ!!....ところでそんなお前さんにちょいと願いがあるんじゃが」
ゲッソウ「何でしょう?」
タラゴン「ワシの孫娘とポケモン勝負してくれるか?」
ゲッソウ「....へ?」
カナリィ「じーちゃん、急に何を言ってるの!?」
タラゴン「おぉ、カナリィ!折角ゲッソウが来てくれておるんじゃぞ、ポケモン勝負出来る絶好の機会だ!」
カナリィ「でもじーちゃん、ゲッソウってカロスチャンピオンなんでしょ?そんなのに勝てる訳ないよ!!」
タラゴン「お前さん、色違いのシビルドンを持ってるそうだな?」
ゲッソウ「僕の相棒の一人です!」
タラゴン「それなら、うちのカナリィのシビビールと1対1ならどうだ?」
カナリィ「その時点で強さの桁が違うんだけど.....まぁ、そう言われるとボクもポケモン勝負やりたくなってきた」
ゲッソウ「じゃあ、やろっか?ポケモン勝負」
カナリィ「うん」
こうしてゲッソウのシビルドン、カナリィのシビビールの1対1のポケモン勝負が始まるのであった。
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カナリィが勝負をしかけてきた!
カナリィ「カモン、シビビール!」
シビビール「シビビー!」
ゲッソウ「レッツゴー、シビルドン!」
シビルドン「ドォン!」
カナリィ「シビビール、かいでんぱ!」
シビビール「ビビィ!!」ビイィ!!
ゲッソウ「シビルドン、じゅうでんだ!」
シビルドン「ドォン!!」ビリリ!
カナリィ「シビビール、ワイルドボルト!」
シビビール「ビィ!!」ドゴッ!
ゲッソウ「此方もワイルドボルトだ!」
シビルドン「ドォン!」ドゴッ!
シビビール「シビッ!?」
カナリィ「やっぱり桁違いの強さじゃん!!カロスチャンピオンの名は伊達じゃない....」
シビビール「シ....ビィ!!」
カナリィ「シビビール、まだ行ける?」
シビビール「シビィ!」
カナリィ「ゲッソウ、ボクとシビビールは....絶対に負けない!!勝つよ!!」
シビビール「シビィ!!」ポツンッピカーン!!
その時、シビビールの上から何かが落ちてそれが身体に触れると光始めたのだ!
ゲッソウ「こ、これって....!?」
カナリィ「シ、シビビールが...!!」
シビルドン「シビビィ!!」
カナリィ「シビルドンになった!!」
ゲッソウ「これは....面白くなってきた!!」
なんとカナリィのシビビールがシビルドンに進化し、シビルドン同士の戦いが始まるのであった。
カナリィ「シビルドン、かみくだく!!」
シビルドン「シビィ!!」ガブッ
ゲッソウ「シビルドン、じゅうでんだ!」
シビルドン「ドォン....!」ビリリ!
カナリィ「これで決める!!シビルドン、でんじほう!!」
ゲッソウ「こっちもだ!!でんじほう!!」
シビルドン「「ドォォォン!!」」バリバリ!!
お互いのシビルドンのでんじほうが周囲に炸裂した!!
ゲッソウ『スゴイでんじほうのぶつかり合い!?』
カナリィ『ど、どうなった....!?』
シビルドン「シビィ....!」
シビルドン「ドォン!」
シビルドン「ド....ドォン....」ドサッ
タラゴン「ゲッソウのシビルドン、戦闘不能....勝者はカナリィのシビルドン!!」
ゲッソウ「あっ......」
カナリィ「..........マジ?」
カナリィ「やったぁぁぁぁぁ!!やったよ、シビルドン!!」
シビルドン「シビィ♪」
ゲッソウ「おめでとうカナリィちゃん、まさか僕のシビルドンを倒すなんて流石....二人の絆は凄いよ」
シビルドン「ドォン....」
ゲッソウ「よしよし、シビルドンも良く頑張ったね?あとでご褒美のポフレをあげるから元気出して?」
シビルドン「ドォン♪」ガブッ
ゲッソウ「イデァァ!?シビルドン、噛まないでぇぇ!?」
シビルドン「シビビィ~!」ガブガブッ
ゲッソウ「喜んでるの!?怒ってるの!?どっちなのー!?」
カナリィ「...ふふっ、あはははは!!」
ゲッソウ「カ、カナリィちゃん....?」
カナリィ「ご、ごめんごめん!ゲッソウって面白いな!!こんなに笑ったのボク、久し振りだよ!あはははっ!!」
タラゴン「.....!』
こうしてゲッソウとカナリィのシビルドン同士の勝負は、カナリィの勝ちとなった。
そんなカナリィはゲッソウとの初対面時と印象が変わっており、笑顔を見せていたのだった。
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タラゴン「ゲッソウ、ありがとうな」
ゲッソウ「...えっ?どういうことですか?」
タラゴン「カナリィをここまで喜ばせてくれたのは、ゲッソウ....お前さんが初めてだ」
ゲッソウ「それってどういう...?」
タラゴン「カナリィは昔から友人と呼べる者が居なくてな....」
ゲッソウ「な、なんで....?カナリィちゃん、可愛いのに...」
タラゴン「愛する孫娘が可愛いのは分かる、だが昔からカナリィは勝負に負けず嫌いでな、勝負に負けるとカナリィはよくパニックを起こしておった...。そんなカナリィを見た人達は徐々に離れて行ってしまった....。そのせいかカナリィは引き籠ってしまったんじゃ...」
ゲッソウ「そ、そんな....可哀想....」
タラゴン「カナリィは気にしては無かったが、ワシは....愛する孫娘の元に人が居なくなるのを見て、耐えられなかったわい...」
タラゴン「そんな中、ゲッソウ....お前さんが来てくれた。お前さんがカナリィの様子を見てくれて、先程のポケモン勝負であんな笑顔になったカナリィを見たのは久し振りだ、本当に感謝しておる」
ゲッソウ「いや、そんな....あっ、でもなんでカナリィちゃんのシビビールは進化したんだろう....?シビルドンに進化するには、かみなりのいしが必要なのに....」
タラゴン「あぁ、あれか?かみなりのいしを用意したのは....」
タラゴン「ワシなんじゃ!!」
ゲッソウ「....えっ」
カナリィ「...は?」
タラゴン「...うぉっ!?カナリィ、いつからそこに!?」
カナリィ「じーちゃんがゲッソウにボクの過去を話した所から」
タラゴン「そこまで聞いておったのか....」
カナリィ「てか、シビルドンに進化したのじーちゃんだったの!?なんで!?」
タラゴン「愛する孫娘が負けるのを....これ以上見たくなかった」
カナリィ「じ、じーちゃん....」
タラゴン「カナリィ、すまなかった...!お詫びにカナリィの好きな物を買うわい!」
カナリィ「....ほんと?それなら許す」
ゲッソウ「許しちゃうの!?」
カナリィ「まぁ、ボクのシビビール....本当は進化させたかったんだけど、肝心のかみなりのいしが無かったんだよね」
ゲッソウ「だからタラゴンさんがシビビールにかみなりのいしを使ったのか...。本当は本人の意志じゃなきゃいけないのにね...」
タラゴン「まっ、エエじゃろ!」
ゲッソウ&カナリィ「良くない!!」
タラゴン「はははっ!お前さん達仲が良いのぉ!どれ、ここは敢えて友情を結べばどうじゃ?」
ゲッソウ「えっ?えっと...」
カナリィ「ゲッソウ...こんなぼくで宜しければ、友達になって欲しい.....」
ゲッソウ「勿論だよ!これからもよろしく、カナリィちゃん!」タッチ
カナリィ「よ、よろしく....」タッチ
こうしてゲッソウとカナリィは友達同士となり、お互いに仲を深めるのであった。
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1年後...
カナリィ「ゲッソウ!ぼく、動画配信するっす!!」
ゲッソウ「動画配信?」
カナリィ「最近流行ってるみたいでさー、ぼくもやってみようかなって」
ゲッソウ「カナリィちゃんなら、絶対に人気になれるよ!」
カナリィ「サンキュー、ゲッソウ!」
そして....遂にカナリィの初の動画配信が始まった。
カナリィ「どもどもー!今日から動画配信するカナリィだぞー!」
カナリィ「今日早速やっていくのは...落ちものパズルゲーム!!視聴者参加もオッケー!それじゃ、スタート!!」
カナリィ「★%&※@?☆!? @?%★c%!!」
カナリィ「はぁはぁ....まさかここまでぼくを追い詰めるなんて....」
カナリィ「ということで今日の配信はここまで!今日初めて配信を見てくれたカナ友共~!また見てくれよな~!!」
カナリィ「....これでどうっすかね?」
ゲッソウ「結構良いセンスだよ!」
カナリィ「でしょでしょ!?それじゃあドンドン撮ってくっすよー!!」
それからの事。カナリィは動画配信を続け、その結果は急上昇。イナズマのように痺れつつ炎上ギリギリの愛ある毒舌派手でストリート寄りなスタイル。
その人気の影響から、カナリィとタラゴンはファンクラブ『DG4』を設立。人気グッズや、カナリィぬい、そしてカナリィカルトクイズ王と呼ぶ企画も登場し、そのお陰でカナリィはミアレ一の人気配信者になっていくのだった。
カナリィ「ゲッソウのお陰だよ!ここまで人気にしてくれたのは!」
ゲッソウ「僕はなにもしてないよ?でもカナリィちゃんが元気になってくれて本当に良かった」
カナリィ「よっしゃー!それじゃあ次の企画を用意するっすよー!!」
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しかしその半年後...
カナリィ「.....えっ!?ゲッソウ、本当に旅に出んの!?」
ゲッソウ「うん、長い長い旅になるから暫く会えなくなる...」
そう、ゲッソウが全地方を巡る旅....カロスを旅立つ日が来てしまったのだ。
カナリィ「マジっすか....?ずっとあれから一緒に居てくれたのに....ぼくの精神安定剤はゲッソウなのに....」
ゲッソウ「本当にごめんね、カナリィちゃん....でも全地方を全て巡ったら必ず帰ってくるから!」
カナリィ「.....」
カナリィ「約束っすよ?」
ゲッソウ「....え?」
カナリィ「絶対にカロスに帰って来たらボクに会うことを忘れないでよ、ゲッソウ!!」
ゲッソウ「勿論だよ!絶対に忘れない!!」
カナリィ「...それならこれをあげるっす」スッ
ゲッソウ「...これは?カナリィぬい?」
カナリィ「そう、初めてボクが作ったカナリィぬい。今では幻のぬいでカナ友の皆も誰も持ってない。それをゲッソウにあげる」
ゲッソウ「幻のカナリィぬい....」
カナリィ「それを守りとして持っていて欲しい」
ゲッソウ「....ありがとう、カナリィちゃん」
カナリィ「じーちゃんには挨拶したの?」
ゲッソウ「うん、タラゴンさんには既に挨拶済みだよ」
カナリィ「...そっか」
ゲッソウ「それじゃあカナリィちゃん、行ってくる!」
カナリィ「....いってら、ゲッソウ」
こうしてゲッソウはカナリィに見送られながらカロス地方を後にするのであった。
カナリィ『ゲッソウ、ぼくにとって君は....』
カナリィ『大切な人.....だよ』
つづく
オリジナル展開マシマシでしたがどうでしたか....?まぁ、賛否もあるとは思いますが....
何故カナリィをヒロインにした理由....それは即ち、ゲーム本編プレイ中に見た目にズキューン!!....と惚れてしまったからです。SVではナンジャモ初公開の公式PVが公開されてナンジャモにも惚れてましたが、カナリィはそれすら上回る好みになってしまったのです....。
さてそんなゲッソウとカナリィが再会する話は、あと少し!それまでもう暫くお待ちください!それではまた!