ポケモンレジェンズZ-A Return Of Lumiose 作:ゲッソウ
そしてメガルカリオZ!完全な予想外でした....Zって事はまだ未発表のメガシンカZが居るってことになりますよね?一体誰が獲得するのか、楽しみでもあります!
さて今回の話はサビ組からのお仕事回です。ポケモンバトルは....ネームドトレーナー以外はほぼカットする予定です。そしてこの回ではゲッソウの秘密も少しずつ明らかに?それではどうぞ!!
~ホテルZ~
ゲッソウ「ふぅ、今回も何とか全員鎮められたね」
デウロ「お疲れ様~」
ピュール「あれ?タウニーは?一緒じゃないのですか?」
ゲッソウ「タウニーちゃんはその....人助けをしてるみたいで....」
デウロ「人助けはスゴイけどこんな時にいない!こんな時に居ないタウニーなんて、知らない!!」ムスッ
カナリィ「まぁまぁ気持ちは分かるっすよ」
ムク「でも誰かを探してるように見えた」
ピュール「.....」
デウロ「本当に.....誰を探しているって言うのよぉ...」
ロトロトロト
シロー「ゲッソウさん、連絡が来てますよ」
ゲッソウ「ん?誰からだろう?もしもし、ゲッソウです」
カラスバ『お疲れさんです。そろそろ皆さんホテルにお戻りかなあと図って連絡したが....』
ゲッソウ「カラスバさん!!」
デウロ「えっ!?!?」
ピュール「な、何故ゲッソウに!?」
ゲッソウ「カラスバさん、まさか......見ていたのですか?僕達が暴走メガシンカしたポケモンと戦っていたのを....」
カラスバ『そこまでお見通しとは....流石やな、現カロスチャンピオンのゲッソウ』
ゲッソウ「僕の情報も知ってたのですね」
カラスバ『あの面談の後、ジプソが調べてくれてなあ.....とにかくオマエらの事はいつでもちゃんと見てますってことですわ』
ムク「流石サビ組ボス....」
シロー「恐ろしい組織とは聞いていましたが....」
カナリィ「ゲッソウに何の用っすか!?」
カラスバ『DG4の姉ちゃんも居るんか、これは好都合....。そしたらゲッソウと二人で先程話したあの依頼.....ええですか?』
ゲッソウ「あっ、あの仕事の事ですか?」
カラスバ『そうや、まず一つ目.....ブルー地区の雑居ビルでヤンチャしたはる連中が居るんでちょっと懲らしめてくれます?』
カナリィ「こ、懲らしめるって....何を考えてるんすかアンタ達は....」
カラスバ『オレらサビ組が表立って動くと仰々しい感じになるやろ?今回の仕事は部下達には厳しくてな....是非とも二人に頼みたいんや。街の為や思て引き受けてくれると助かりますわ、はなよろしく』
ゲッソウ「......」
デウロ「ね、ねえ....今のってサビ組からの依頼....?」
ピュール「それにカナリィさんまでも巻き混んだのですか....!?」
ムク「....ゲッソウ」
ゲッソウ「ちょっと色々あってね....この仕事は僕とカナリィちゃんで行ってくる」
カナリィ「別にぼくは全然気にしてないから大丈夫っすよ」
シロー「しかしサビ組は本当に何があるか分かりません。ゲッソウさん、カナリィさん、どうかお気を付けて!」
カナリィ「....そこまで言えるなんて、少し見直したよ」ボソッ
ゲッソウ「は、はい!それじゃあ、行ってきます!!」
カラスバから遂に仕事の依頼が来て、ゲッソウとカナリィは二人でその場所へ向かって行くのであった....。
────────────────────────
~ブルー地区~
ゲッソウ「さて、ここが依頼の場所だけど...」
カナリィ「何が起きるのやら...」
サビ組したっぱ「ん?あ、あんた達カラスバさんが言ってたゲッソウさんと.....もしかしてカナリィさん?」
ゲッソウ「そうです!」
カナリィ「おい...この場で本名を出さないでくれよぉ」
サビ組したっぱ「ふうん....待ってましたよ」
「実は物件を借りたんだけど、中にヤンチャな連中がたむろしてて....かなり迷惑しているのです」
カナリィ「そのヤンチャな連中って誰っすか?」
ゲッソウ「.....ポケモン?人間だったら大変だよ」
「それは....実際に見てからでお願いします」
ブルー地区の雑居ビルにたどり着いたゲッソウとカナリィは早速中に入り、調査をすることになったのだ。
カナリィ「ここが雑居ビルか~」
ゲッソウ「あの、そのヤンチャな連中は....」
ゴース「ゴォ!」
ゲンガー「ゲペ!」
カナリィ「あれはゴースにゲンガーっす!」
ゲッソウ「それにゲンガーが二体も....」
カナリィ「どうする?」
ゲッソウ「カラスバさんには懲らしめるって言われたけども.....」
ゲンガー「ゲ!!」
カナリィ「気付かれたよ、ゲッソウ!!」
ゲッソウ「え、えっと.....!?えぇい!!」ヒュン
......カチッ
ゲッソウ「あ、あれ?」
カナリィ「もしかして、捕まえたんすか....?」
ゲッソウ「そうらしい....決めた!懲らしめるのではなくて、捕まえよう!!」
そしてゲッソウはゲンガー二体とゴースの捕獲に成功するのであった。
ゲッソウ「終わりましたよ!」
「ありがとうございます!ようやくオフィスの引っ越し作業が出来ます」
カラスバ「へぇ、大したもんや」
ゲッソウ「あっ!」
カナリィ「サビ組ボス!!」
カラスバ「....カラスバや」
「カラスバさんが紹介してくれた人のお陰で助かりましたよ!」
カラスバ「街の人が困っていたら助けるのがオレらサビ組やねん」
カナリィ「は.....」
カナリィ『あのサビ組が人助け....!?想像出来ねぇよ....!?』
ゲッソウ「あの....カラスバさんはどうしてここに...」
カラスバ「オマエらがちゃんと仕事をこなしたか確認してきたんや」
ゲッソウ「事務所に居なくても大丈夫なのですか?」
カラスバ「事務所はジプソに任せてあるから安心せえ、最近ミアレシティには野生ポケモンが集まってくるやろ?基本はクエーサーのホロで囲われて悪させえへんようにされてるけど」
カラスバ「たまに街中に居着いてポケモンや人に迷惑を掛けるような奴らが居てな、それでもともとの住処を追い出されたポケモンもおるんや」
ゲッソウ「じゃあ、さっきのこのゲンガー達も....」
ゲンガー「ゲン!」
カラスバ「ソイツがあのヤンチャな連中な一体か、捕まえたんか?」
ゲッソウ「はい、懲らしめるというのは可哀想なので....全員捕獲しました」
カラスバ「そうか.....ソイツらには新たな居場所が見つかったんやな。オレのガキの頃は居場所がなくて辛かったもんや...」
カナリィ「あのサビ組のボスがそんな過去があったのかよ....」
「でも今の話を聞くとゲンガーを追い出したのは酷かったですかね?」
ゲンガー「.....ゲ?」
カナリィ「あっ、またゲンガーが!.」
ゲッソウ「まさかもう一体潜んでいたんだ....」
カラスバ「オイ、ヤンチャなポケモンまだ居るやん!ちゃんと仕事せなあかんで?そんで、あのゲンガーはどないするの?」
ゲッソウ「.....あなたはどうしますか?」
「えっ?」
ゲッソウ「あのゲンガーを懲らしめたいかそれとも.....一緒に居たいのか....」
「......」
「自分は様子を見てみようと思います、追い出すのも忍びないですし...暫く一緒に居てみます!」
ゲンガー「ゲン?」
ゲッソウ「ふふ、そっか...」
カナリィ「それが良いっすね」
ゲッソウ「ねぇ、ゲンガー....君の仲間達を勝手に捕まえちゃってごめんね?この人の事、任せられるかな?」
ゲンガー「ゲ!」
カナリィ「ちゃんとゲッソウの話、聞こえたみたいっすね」
ゲッソウ「ありがとうゲンガー!!」
カラスバ「........フッ」
最初の仕事、雑居ビルでのゲンガーの依頼は無事に達成に終えるのであった。
カラスバ「ほな、次の仕事や」
カナリィ「もう次があるの!?」
ゲッソウ「次は何処でしょうか?」
カラスバ「ミアレ変電所近くの川沿いで身内が困っとるんや、厄介な『ブツ』に関する問題やねん、ほな頼んだ」
カナリィ「ブツってなんすか....怖い言い方....」
ゲッソウ「でも行ってみなきゃ分からないよね」
────────────────────────
ゲッソウとカナリィは次の仕事の場所であるミアレ変電所近くの川沿いにたどり着いた。
ゲッソウ「お待たせしました!」
サビ組したっぱ「ゲッソウさんとカナリィさんですよね?」
カナリィ「またぼくの本名....」
サビ組したっぱ「実は私、カナリィさんのファンなんです!あ、....握手しても良いですか....?」
カナリィ「握手ー?まぁ、良いよー」ギュッ
サビ組したっぱ「あ、あ、ありがとうございます!!一生の宝物です!!」
ゲッソウ「それで....僕達は何をすれば良いのですか?」
サビ組したっぱ「そしたら此方へ....」
サビ組したっぱの後を着いていくゲッソウとカナリィは、ミアレ地下水道の中へ入っていった。
サビ組したっぱ「地下水道の中にある....メガ結晶を全部壊してくださいよ。かなりの数があるので大変だと思いますけど....どうぞよろしくお願いします」
カナリィ「ブツって、メガ結晶なのかよ!?」
ゲッソウ「普通に言えないのかな....」
そしてゲッソウとカナリィは地下水道の中にあるメガ結晶を全て壊し、外へ戻っていった。
ゲッソウ「終わりましたよー!」
サビ組したっぱ「ご苦労さんです、メガ結晶が増え続けたら地下水道で暮らすポケモンも窮屈でしょ?だもんでサビ組で片付けているんですよ、まあカラスバさんの命令ですけど」
ゲッソウ&カナリィ「.....」ポカーン
カナリィ『ゲ、ゲッソウ....』ボソッ
ゲッソウ『カラスバさんのイメージ、変わってきたかも....』ボソッ
カラスバ「ご苦労さん」
ゲッソウ「カラスバさん!」
カナリィ「ここに来るの早いなぁ」
カラスバ「.....」
カラスバ「オマエ」
ゲッソウ「は、はい!!なんでしょう...?」
カラスバ「暴走メガシンカしたポケモンを鎮めているのは聞いたんやが、ほんまのほんまなのか?」
ゲッソウ「本当です、最近増え続けていますが僕達で鎮めてます」
カラスバ「そうなんか.....ならもう一つ質問や」
カラスバ「さっき暴走したポケモンを鎮めた後にオマエが会っとった男性は誰や?」
ゲッソウ「え?Fさんですけど...」
カラスバ「おいおい、ほんまの名前を知らんのか?」
ゲッソウ「.......いえ、知ってます」
カラスバ「....なに?」
ゲッソウ「あの人が.......フラダリさんって事を」
カナリィ「は....?フラダリ....?」
カラスバ「なんや、あの御方....フラダリさんを知っていたのか。嘘を付くのは良くないで」
ゲッソウ「なんでカラスバさん、フラダリさんを知ってるのですか?」
カラスバ「あの御方は心優しい資産家でな、オレが身寄りの居ないガキの頃、援助してくれはったんや」
ゲッソウ「さっき話してた昔のカラスバさんを助けてくれたのが、フラダリさんだったんだ....」
カラスバ「5年前、なんであんなことをしたのか。あれから何をしてたんか知らんけど........生きてはったら恩返し出来るやんか」
ゲッソウ「カラスバさん....」
カナリィ「フラダリって、5年前に最終兵器を放ったヤツでしょ!?そんなヤツに恩を返す....!?それでもなお可笑しいっしょ!?」
ゲッソウ「5年前.....か」
カラスバ「おっと....この話はオレの独り言や、誰にも言うたらアカンよ。言ったら.........あの利子をめっちゃ増やしてまた支払って貰うで?」
カナリィ「ひっ!?言わない、絶対に言わないっす!!」
ゲッソウ「言いません、秘密にしますから」
カラスバ「分かればエエんや、そしたら最後にもう一つ」
カラスバ「ゲッソウ....オマエの出身地は何処や」
ゲッソウ「......え」
カナリィ「ゲッソウの出身地?」
カラスバ「さっきジプソにゲッソウの事を調べさせて貰ったんやが....チャンピオンなのに情報が無いんや、まず出身地が書かれてへん」
カナリィ「そういや、ぼくも5年前からずっと何も知らなかった」
ゲッソウ「.....っ」
カナリィ「ゲッソウって、何処の街に住んでたの?」
ゲッソウ「.....」
ゲッソウ「『セキタイタウン』が生まれ故郷で、育ちがミアレシティです」
カナリィ「セ、セキタイタウンって....確か最終兵器があった....」
カラスバ「成程なあ、だから出身地を隠す事に納得が行くわ。それで家族はおらんのか?」
ゲッソウ「どんどん質問来ますね、カラスバさん....。父は行方不明、母は5年前に亡くなりました......最終兵器起動時の衝撃で」
カナリィ「.....!!」
ゲッソウ『あの時、早く着いていれば..........母さんは!!』ググッ
カラスバ「.....」
カラスバ「オマエも辛い思いをしてきたんやな.......質問責めして悪かった」
ゲッソウ「...これくらい大丈夫ですよ、正直....今はとても楽しいですから」
カナリィ「ゲッソウ....」
カラスバ「そうか.....何か辛い事があったらオレ達が相談になるわ、力になれるか分からんが」
ゲッソウ「あ、ありがとうございます....」
カラスバ「そんじゃあ、次の仕事や。血で血を洗う争いやけど....オマエらなら大丈夫やろ」
カナリィ「さっきから危険な言葉しか出てないんだけど!?」
ゲッソウ「そ、それで何処に行けば?」
カラスバ「メディオプラザ近くのバトルコートに行ったら分かるさかい、よろしく頼んますわ」
────────────────────────
メガ結晶の仕事を終えたゲッソウとカナリィはカラスバの指示でバトルコートにたどり着いた。
ゲッソウ「さて、バトルコートに着いたけど....」
カナリィ「めっちゃ人が居るな....ぼく、もう少し変装するわ...」ゴソゴソ
ゲッソウ「ん?何か話してるみたい....」
ミヨガシ「キミのロゼリアであれば、特殊技のギガドレインにしたまえ。いま覚えているどくばりの追加効果は魅力的だが、いかんせん物理技だからね」
「「「......」」」」
ミヨガシ「出来ればリゾチウムもあげたいが、お小遣いの心配もあるだろうし....ん?」
ゲッソウ「....う~ん」
ムイカ「これ、どういう状況っすか?」
ゲッソウ「あれ、カナリィちゃん....ムイカちゃんになってる...」
ムイカ「こうでもしないと、変装がバレる可能性があるのよね」
ミヨガシ「おや、キミ達もボクにレクチャーされてみるかい?」
ゲッソウ「レクチャー?」
「あの!此方の派手な人達....『ミアレソシアルバトルクラブ』のメンバーなんですけど、ぼく達の代わりに相手をしてくれませんか!?」
「オレ達だけで勝負をしていたのに、わざわざ来てアレコレ語って来てさ....」
「きっと同年代に相手されなくて、子供にマウント取っているのね」
ムイカ「....それは聞き捨てにならないなぁ、ねぇボク達。ぼくとぼくの相棒であの二人の相手するから安心して?」
ゲッソウ「いきなりだね....困ってるし、僕達に任せてよ!!」
「本当!?」
「ありがとう、お姉ちゃん、お兄さん!」
ミヨガシ「へぇ、キミ達が僕達の相手を?確かにそこそこやりそうではあるが....」
ビビシー「次の集まりの為にもウォーミングアップになるかしら?」
ミヨガシ「良いでしょう!ミアレソシアルバトルクラブでレベルの高い勝負をしている、その凄さの一端を教えてあげましょう!」
そしてゲッソウとムイカに変装したカナリィはミアレソシアルバトルクラブのトレーナー、ミヨガシとビビシーとのダブルバトルを始め、その結果....
ゲッソウ「メガニウム、リーフブレードだ!!」
ムイカ「シビルドン、ほうでんっすよ!!」
メガメガニウム「メガァ!!」ザシュ!!
メガシビルドン「シビビィ!!」バリバリ!!
ヌメイル「ヌメェ....」ドサッ
ペロリーム「ペロォ....」ドサッ
二人の圧勝であった....。
ミヨガシ「負けてもエレガント....やはり華やかな場所でないとポケモン達の実力を出せませんね....」
ビビシー「敗れてもラグジュアリー....それに『ユカリ様』率いるミアレソシアルバトルクラブの.....!」
ミヨガシ「メンバー二人掛かりをダブルバトルで負けた!?こんなこと、あり得ないのです!!」
ビビシー「このままではあたくし達のプライドやメンツに関わります....」
ミヨガシ「こうなったら、他のメンバーを呼ぶしか...」
ムイカ「やったな、ゲッソウ♪」
ゲッソウ「そうだね、ムイカちゃん....ん?ユカリ様って....?」
ミヨガシ「まさか、知らないのですか!?」
ビビシー「ユカリ様は....」
カラスバ「そこのお兄さん、お姉さん。近頃この辺でブイブイ言わせてはるそうやけど....こんな若い子達に負けたら台無しやなあ」
カラスバ「街に野生ポケモンが増えてるせいで不安になっとる人も多いんや、そんな状況でお子さん相手に偉そうにする意味とかあるんか?」
ビビシー「あっ、サビ組のカラスバさんですね...?街を守るアウトローを気取ってるという....」
ミヨガシ「くっ....今回の屈辱、いつかリベンジさせてもらいますからね」
ゲッソウとムイカに敗れた二人はカラスバの正論を受けつつも、この場を去っていったのだった。
ムイカ「僕達~、もう安心だよ~?」
カラスバ「今日は帰りよし、あんなけったいな大人には気を付けるんやで」
「助かりました!ありがとうございます!!」
ゲッソウ「....カラスバさん、どうしてここに?」
カラスバ「オレかて自分を正義とは思てへん、でも誰かがやらなあかんやろ」
ムイカ「最終的に凄い所で駆け付けて来るんすよねぇ...」
カラスバ「それにオマエらほんまに強いんやなあ、自慢もせず人知れず暴走したポケモン達を鎮めてるのおもろいで、あとDG4の姉ちゃん....また変装しとるんか?」
カナリィ「....もう!こう見えてぼくはミアレ一番の人気配信者だからね!?身バレでもしたから大変っす!」バサッ
カラスバ「そうかそうか、それは悪かったな」
ゲッソウ「それでもなお、僕に着いてきてくれるからとても助かるよカナリィちゃん、でも配信者なのに大丈夫なの.....?」
カナリィ「これくらい平気平気、最初の頃は配信サボってたくらいだから」
「およしなさい!!」
ゲッソウ「ん....?」
カナリィ「何すか?今の怒鳴り声...」
カラスバ「オマエら、一緒に来い!!」
その時誰かの大声が聞こえ、その近い場所だと分かるとカラスバはゲッソウとカナリィを連れて目的地の場所へと急いで向かうのだった。
────────────────────────
ジェット「繰り返し申し上げますが、ご心配には及びません」
「何か裏があるのではないですか!?」
「増え続けるワイルドゾーン....これが都市開発計画、真の目的じゃないのか?」
タウニー「う、う~ん....全然話を聞いてくれないし....」
ゲッソウ「タウニーちゃん!」
カナリィ「何をしてるんすか?」
タウニー「ゲッソウ、カナリィ!」
カラスバ「ようタウニー、どうしたんや」
タウニー「カラスバさんまで....」
カラスバ「奇妙な組み合わせやんな、クエーサーの社長とタウニーなんて...なんで囲まれてるんや?」
「街に野生ポケモンがやってくるのは、クエーサーの仕業という噂があるでしょ?だから社長を問いただしていたの!」
タウニー「そんな訳ないのに...こういう連中がクエーサー社とひと騒動起こしそうって噂を聞いて社長の周りを見張って居たんだけどね」
「それで.....お前らはなんだ?確かサビ組のボスにそっちはDG4のカナリィ、それにそのトレーナーはなんだ?オレらの正義をジャマするなら、自慢のポケモン達で追い払うぞ!!」
カナリィ「はぁ....?こんな所に....ぼくのファンじゃない....アンチが居たとはね。あとぼくのゲッソウに悪口言ったな?」
カラスバ「何が正義やねん、勝手言(ゆ)うてからに....」
ゲッソウ「所謂、ミアレを守るの会....的な感じだね」
カラスバ「タウニー!オマエは社長さんを安全な所へ!!」
カナリィ「ぼく達に任せるっす!!」
ゲッソウ「タウニーちゃん、ジェットさんをお願い!」
タウニー「分かった!ジェットさん、早く此方へ!!」
ジェット「.....」コクリ
ゲッソウ達の呼び掛けでタウニーはジェットを連れて、この場から離れて行った。
カラスバ「面白いなあ....オレはなんで借金して金返さへんヤツを庇ったんやろうなあ?」
ゲッソウ「カラスバさんが優しい人だからですよ」
カナリィ「ぼくも今、はっきり分かったよ....サビ組ボスってやべぇ所もあるけども、めっちゃ良い人じゃねーかって」
カラスバ「こんな仕事をしてて優しいはないやろ!でも困ってるヤツを見捨てるなんて人として恥ずかしいやん」
カナリィ「なんかゲッソウと似てるっすね、ゲッソウも困ってる人を見過ごせないんだよ」
カラスバ「ふーん、オマエ....嫌いじゃないで?」
ゲッソウ「あ、ありがとうございます....。それより今は...」
カラスバ「ああ、オレも手を貸したる!手段は選ばへんで!」
カナリィ「ぼくもだよ、ゲッソウ!」
ゲッソウ「3vs1....だね!」
そしてゲッソウ、カナリィ、カラスバの三人はミアレを守る会の代表と勝負をし、無事に勝利するのであった。
「くっ!とんだジャマが入った!!いつかクエーサーの欺瞞を暴いてやる....それにDG4のカナリィも加担したってこともすぐに晒してやる!!覚えてろ!!」
カラスバ「捨て台詞として美しいくらいデンプレやなあ、要するに個性がないけどな」
ゲッソウ「で、でもどうしよう....あの人達、カナリィちゃんの事を晒すつもりだ....」
カナリィ「....そこは心配入らないよ」
ゲッソウ「えっ....?」
カナリィ「もしもし、じーちゃん?ぼくのアンチが増えそうで、何かミアレを守るの会ってヤツらに晒されそうなんだけどー....」
タラゴン『おお、カナリィか。そこは心配せんでよい!ワシ達がカナリィを守るからな!それにオマエの側に....心強いパートナーもおるだろ?』
カナリィ「....それもそうだね!サンキュー、じーちゃん!....ってことで平気だよ、ゲッソウ」
ゲッソウ『....心強いパートナーか、少し恥ずかしいかも』
カラスバ「オマエらほんまに甘々と見せてくるなあ.....。そんでオレのペンドラー、ごっつ強かったろ?」
ゲッソウ「は、はい....とてもつもない力でした!」
カナリィ「ポケモンバトルしたら勝つの厳しいかも」
カラスバ「さて、ほなタウニーと社長さんの所へ行こうか」
────────────────────────
タウニー「ゲッソウ、カナリィ....ありがと!相手が多くてどうしようかと思っていた所だったんだ」
ゲッソウ「タウニーちゃんは仲間だからね」
カナリィ「同意っすよ」
タウニー「あと....カラスバさんもありがとうございます」
カラスバ「気にせんでええ、怪我でもされたら次、借金した時にお金返して貰う時が遅なるやん。まあそれはそれで利子増えてええけどな?」
タウニー「うっ....」
カラスバ「まぁ、今回はゲッソウが支払ってくれたからええが....今度から気を付けや」
タウニー「は、はい.....すいませんでした...」
カラスバ「それにオレらサビ組は恩を売ってもケンカは売らんようにしてるんや.....なあクエーサー社の社長さん。さっきの連中が言うてた街に野生ポケモンがやってくるのは、クエーサー社のせいって話....あれはホンマですか?」
ジェット「....まずは助けてくださってありがとうございます。私どもクエーサー社がポケモンと暮らす街を目指しているのは事実です」
ジェット「ですがいきなり野生ポケモンと暮らして行くのも難しい話です。今はまだ野生ポケモンと人との間にホロという壁がありますが、いつかなくせば良いと考えております」
カラスバ「せやな、今の言葉....ほんまやったらええなあ。色々あったけど育った街やし、ミアレが好きやからなあ」
カナリィ「ぼくもミアレで育った一人、ゲッソウと出会えたし....ミアレはぼくの宝物だよ!!」
ゲッソウ「僕も同じです、カロスは僕の大切な故郷で....ミアレで育ちましたから、街が変わろうと決して嫌うことをしません」
ジェット「皆様.....ありがとうございます」
カラスバ「時間外労働させてもうたな、ほなまた連絡するわ」
カナリィ「ゲッソウ、取りあえずぼくも一旦ラシーヌ工務店に戻るわ。じーちゃんに報告したり、配信したりして....終わったらホテルZに来るからねー」
ゲッソウ「うん、ありがとうカラスバさん、カナリィちゃん」
問題を解決し、カラスバとカナリィは一旦元の場所へと戻って行くのだった。
ジェット「貴方は....マスカットが話していたポケモントレーナーね?AZさんのホテルに居るという....」
ゲッソウ「そうです、ゲッソウと申します」
ジェット「ゲッソウさん、今日は助かりました....今後もミアレの事をよろしくお願い致します」
タウニー「ゲッソウ、あたしは社長を送って行くから!マスカットさんはどうしても外せない用事があるらしくて....」
タウニー「あっ、あとデウロが心配していたよ。一度ホテルに戻ってあげて」
ゲッソウ「そっか、分かったよ。でもタウニーちゃんも人の事言えないよ?早く帰って来るんだよ?」
タウニー「そ、そうだね....心配させてるあたしが言うのも変だったし...」
こうしてタウニーはジェットを連れてクエーサー社へ向かい、ゲッソウはホテルZへと帰還するのであった。
つづく
今回はここまでです!カラスバさん株上がり回に加え、遂にゲッソウの出身地が判明しました。
そうです、生まれがセキタイタウン、育ちがミアレシティです。それに家族の現状も悲惨であることが判明しましたが....そこについては、フレア団と関係性がある...彼らの登場シーンでまた深掘りします。
次回はいよいよ、カラスバ戦なのでどうぞお楽しみに!!