ポケモンレジェンズZ-A Return Of Lumiose   作:ゲッソウ

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お待たせしました、今回も本編通りのシナリオに加え、ゲッソウとカナリィの二人の時間がまた増やしました。

そして....この回では更に重要な情報が見れる!?


それではどうぞご覧下さい!


マスカットからの呼び出し!不穏なプリズムタワー!!

スーパーユカリトーナメントを終えたその日の夜....

 

 

~ホテルZ~

 

 

デウロ「あれ?今日はタウニーのクロワッサンカレーなんだねぇ?」

 

ピュール「それにゲッソウが居ないんですが...タウニー、何処に居るのですか?」

 

タウニー「それがあたしにも分からないし」

 

デウロ「えぇ!?ゲッソウと一緒に帰って来なかったの!?」

 

タウニー「....用があるって言ったきり、何も返事が来ないの」

 

ピュール「一体、どうしたんでしょうかね.....」

 

タウニー達は夜飯を食べていたが、そこはゲッソウの姿は無かったのだ。

 

デウロ「あっ!そういえばトーナメントはどうだったの....?」

 

タウニー「それが予想外な出来事が多くてさ...取りあえずゲッソウがBランクになった事、伝説のポケモンジガルデが乱入した事とか....」

 

デウロ「ジガルデ?」

 

ピュール「伝説のポケモン....」

 

デウロ「あぁ!メガガメノデスの時にゲッソウを助けてくれた四足歩行のポケモンかぁ!」

 

ピュール「僕はメガジュペッタの時に会いました」

 

タウニー「やっぱり皆、会ってるんだね。そのジガルデはゲッソウの事を気にしてるみたいだし」

 

デウロ「ジガルデもユカリさんと同じ性格なのかな?」

 

ピュール「そうは思えませんけど....」

 

タウニー「AZさんなら何か知ってるかも!....ってあれ?フラエッテも居ないね?」

 

デウロ「さっきAZさんと一緒に屋上に上がって行ったけど....」

 

タウニー「そうなんだ......それじゃあ、AZさんとゲッソウには申し訳ないけど先に食べてよっか」

 

ピュール「....そうですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AZ「.....」

 

フラエッテ「きゅるる....」

 

その頃、AZはフラエッテと共にホテルZの屋上でプリズムタワーを見ていた。

 

AZ「『アンジュ』....ミアレの未来を守るためのタワーだった筈なのに....」

 

AZ「3000年前の愚かな感情、3000年前の愚かすぎる行為。愛するフラエッテと会えなくなり、そして今....」

 

 

AZ「ゴホッ、ゴホッ....!!」

 

フラエッテ「きゅるる....!!」

 

AZ「だ、大丈夫だフラエッテ.....。早く.....若者達に私の過去の負債を払わせないと、ミアレの未来を守れないとは....」

────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲッソウ「ゲッコウガ、みずしゅりけん!!」

 

ゲッコウガ「ガッ!!」ヒュンヒュンヒュン  

 

ゲッソウ「その次はかげうち!!」

 

ゲッコウガ「コウッ!!」ドガッ!

 

同時刻。ゲッソウはと言うと、ジャスティスの会の道場にてゲッコウガをカカシに向けてわざを当てながら修業をしていた。

 

コタネ「ゲッソウさん、夜遅くまで修業していますよね....」

 

ムク「....」

 

 

 

 

ゲッソウ「ゲッコウガ。今日はここまでだよ、お疲れ様」

 

ゲッコウガ「コウガッ」

 

シロー「ゲッソウさん」

 

ゲッソウ「あっ、シローさん....」

 

シロー「ジャスティスの会の道場にお越しに来てくれるのは感謝します。ですが....タウニーさん達が心配しているのではないでしょうか?」

 

ゲッソウ「確かに心配しているのは間違いないです、ですが....」

 

シロー「メガゲッコウガの暴走の克服.......ですね?」

 

ゲッソウ「.......はい」

 

シロー「遠くから見ておりましたが、ゲッソウさんとゲッコウガのコンビネーションはピッタリでしょう。ですが....ただ鍛えるだけでは暴走は克服出来ないと自分は思っております」

 

ゲッソウ「そうですよね....」    

 

ムク「ゲッソウ」

 

ゲッソウ「あっ、ムクちゃん....」

 

ムク「あの時のメガゲッコウガの目、暴走メガシンカしたポケモンに近い。....もし次、暴走メガシンカが現れた時にゲッコウガを出すのは危険」

 

ゲッソウ「確かにゲッコウガも暴走したら....同時に相手しなければならないし....」

 

ゲッコウガ「コウッ....」

 

ムク「鍛えるのも良いが、無理はするな。時には休むことも重要だ」

 

ゲッソウ「ありがとう、それじゃあ今日はこの辺にしてホテルZに帰るよ」

 

シロー「またいつでも通ってください!お役に立てるか分かりませんが、自分達はゲッソウさんの味方ですから!」

 

ムク「何かあったら相談に乗る」

 

ゲッソウ「シローさん、ムクちゃん、ありがとう!では失礼します!!」

 

修業を終えたゲッソウはジャスティスの会 道場を後にするのであった。

────────────────────────

ゲッソウ「ふぅ、気が付いたらZAロワイヤルに参加しててあっという間にチケットも獲得しちゃったな~....」

 

ゲッソウ「それにホテルZより遠くて夜遅くになっちゃったし....あっ、ベンチがある。今日はここで休むか...」

 

その後ゲッソウはZAロワイヤルに参加しつつ、チケットを入手した。しかし既に深夜になっておりホテルZよりも遠い所に居た為、ゲッソウは近くにあったベンチに座って休むことにしたのである。

 

ゲッソウ「それにしてもここ....見晴らしが良いなぁ....。屋根の上で朝まで過ごすって聞いたことないけども....」

 

 

 

カナリィ「あれ?そこに居るのは....ゲッソウ!」

 

ゲッソウ「ん?あっ、カナリィちゃん!」

 

ゲッソウがベンチでくつろいでいると、そこに変装をしたカナリィがやって来たのだ。

 

ゲッソウ「どうしてここに?」

 

カナリィ「よいしょっと.....ここ、ぼくのお気に入りのベンチなんすよ」

 

ゲッソウ「もしかしてカナリィちゃんのシビルドンが好きなすごいミアレガレットが売ってるカフェおとこまえが近くにあるから?」

 

カナリィ「まぁ、それもあるね。あとバトルゾーンに入ってない時とかは必ずここに座ってるんだ」

 

ゲッソウ「へぇ....」

 

カナリィ「でも最悪な事にそのバトルゾーンが隣にあるからなー....」

 

ゲッソウ「誰かが出入りされたら怖いよ....」

 

カナリィ「それでゲッソウは今、何してたの?ホテルZには帰らないの?」

 

ゲッソウ「帰りたいっちゃ帰りたいけど、さっきまでバトルゾーンでチケットを入手したんだけど、疲れちゃって気が付いたらここのベンチに着いていたんだ」

 

カナリィ「ゲッコウガの調子はどう?」

 

ゲッソウ「まだまだだね.....メガゲッコウガの暴走を克服しなきゃいけないし....大変だよ」

 

カナリィ「メガゲッコウガの暴走を克服.....ぼく、絶対に出来るって信じてるよ」

 

ゲッソウ「ありがとう、カナリィちゃん」

 

カナリィ「それと、いよいよ次がランクAだね?」

 

ゲッソウ「何だかあっという間....って感じだよ」

 

カナリィ「実はね、ぼくも密かに変装しながらZAロワイヤルに参加して、あれからランクも上がったんだよ」

 

ゲッソウ「カナリィちゃんのランクは確か....Fだったよね?何処まで上がったの?」

 

カナリィ「聞いて驚けよ~....?」

 

 

 

 

 

カナリィ「ぼくはランクBまで行ったんだ!!」

 

ゲッソウ「.......」

 

 

 

 

ゲッソウ「えぇぇぇっ!?!?じゃあシローさん、カラスバさん、ユカリさんに勝ったの!?」

 

カナリィ「まぁね。ゲッソウがユカリとのランクアップ戦した後、シローとカラスバとランクアップ戦したんだよね。その後一気にユカリとも戦うことになっちゃってさー....マジで大変だったっす」

 

ゲッソウ「ランクアップ戦の通知、すぐに来たってこと?」

 

カナリィ「そうみたい。故障かと思ってたんすけど....マジでぼくも疲れたわー」

 

ゲッソウ「じゃあ.....カナリィちゃんも次がランクAなんだね....?」

 

カナリィ「ぼくもここまで来たら....ランクAになりたい!」

 

ゲッソウ「そっか、お互い頑張ろうね!」

 

カナリィ「うん!」

 

ゲッソウ「んん、ふわぁ~....帰らなきゃ行けないのに何だか眠くなってきちゃった....」

 

カナリィ「ゲッソウ」ポンポンッ

 

ゲッソウ「えっ....?もしかして...」

 

カナリィ「ぼくの膝、枕にして使っていいよ....?」

 

ゲッソウ「良いの....?」

 

カナリィ「ほれほれ。人気アイドルの膝枕だぞー?誰にも一度も使ったこと無いし、今ここで使わないと....後で後悔するぞー?」ニマァ

 

ゲッソウ「つ、使わせて貰います!!」スッ

 

カナリィ「........どう?」ニヤニヤァ

 

ゲッソウ「さ、最高です....」

 

カナリィ「よしよーし、このまま寝てもぼくは構わないからねー」ナデナデ

 

ゲッソウ「ん.....で、でも外で寝たら風邪引.....」

 

カナリィ「はい大人しく寝ましょうねー?」ナデナデ

 

ゲッソウ「あっ....それ....Zzz....」

 

カナリィに膝枕の誘いを受けられ、ゲッソウはその膝枕をされながらカナリィに頭を撫でられ、次第に眠気が来て最終的には眠ってしまうのだった。

 

 

カナリィ「ふふっ、やっと寝たっすね....寝顔も可愛いっすね」ニヤニヤァ

 

カナリィ「.....」

 

カナリィ『ゲッソウも頑張ってるからゆっくり休んで欲しいっす....』ポンポンッ

 

カナリィ『あっ、なんかぼくも眠気が......Zzz』

 

そしてカナリィは大切な幼馴染みの寝顔を見ながらゲッソウを見守りつつも自分も眠気に襲われ、この場で寝てしまうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

カラスバ「こんな夜遅く甘々してベンチで寝とる場合か」

 

ジプソ「なんでわたくし達....二人の事を観察してるのでしょう...」

 

カラスバ「そりゃゲッソウの様子だが?」

 

ジプソ「本当にゲッソウさんの事が好きなんですね、ボス」

 

カラスバ「そりゃな、あんな面白いヤツを見るのはオレらサビ組にとって初めてやからな」

 

ジプソ「でもこのままだと二人は朝日が昇るまであのベンチに居たままですよ?」

 

カラスバ「そうやなあ....後で毛布掛ければエエか」

 

ジプソ「....そう簡単に上手く行きます....?」

 

 

 

 

 

 

 

ユカリ「きゃーーー!!カナリィさんがゲッソウさんを膝枕にして.....本当にお二人は最高のカップルですわー!!」

 

ハルジオ「ユ、ユカリ様、落ち着いてください。こんな夜遅い時間帯に叫んでたら、眠ってる人達にご迷惑を....」

 

ユカリ「....何か言ったかしら?」

 

ハルジオ「め、滅相もございません!!」

 

ハルジオ『こえぇ.....バトル以外で興味を持つユカリを見たのは初めてなんだが....』

 

ユカリ「お二人の寝顔も素敵.....あっ、そうですわハルジオ。わたくし隣のバトルゾーンで遊んで来ますわ」

 

ハルジオ「えっ?何故急に....?」

 

ユカリ「ふふ、ちょっとね....♪」スタスタ

 

 

 

ユカリ『ゲッソウさんとカナリィさんの隣にバトルゾーンの入り口が......もしそれを他のトレーナーの皆様に目撃されもしたらいけませんわ!ここはわたくしが....ふふっ!』

 

 

 

....二人が居る近くの屋上には『保護者達』が付き纏っていたらしい。

 

 

 

そして次の日。

 

 

ゲッソウ「....ハッ!もう朝か....ってあれ?」

 

カナリィ「Zzz....」

 

ゲッソウ「カナリィちゃん、まだ寝てる.....」

 

ゲッソウ『ってか、僕達....ずっとこのベンチで過ごしたんだな』

 

カナリィ「ん~.....」

 

ゲッソウ「あっ、カナリィちゃん」

 

カナリィ「ゲッソウ、おはよー....」

 

ゲッソウ「おはようカナリィちゃん」

 

カナリィ「ぼくの膝枕どうだった....?」

 

ゲッソウ「気持ち良くて、うっかり寝ちゃったよ....」

 

カナリィ「それは良かったっす」

 

ゲッソウ「さてと....そろそろホテルZに帰らないとね」

 

カナリィ「お供するよー」

 

ようやく起きたゲッソウとカナリィはホテルZへと向かって行くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ジプソ「カラスバ様、起きてください」

 

カラスバ「....何やジプソ、もう朝か?」

 

ジプソ「ゲッソウさんとカナリィさんがホテルZに行ってしまいましたよ」

 

カラスバ「マジか、オレ最後まで見れんかったわ」

 

ジプソ「わたくし達も事務所に一旦戻りましょうよ」

 

カラスバ「....そうやな」

 

 

 

 

 

 

ハルジオ「.....」

 

ユカリ「Zzz...」ムギュウゥ

 

ハルジオ『どうしてこうなった』

 

ハルジオ『早朝のスマホロトムのニュースを見てたら....』

 

 

 

『昨日のあるバトルゾーンでトレーナーがほぼ全滅』

 

 

ハルジオ『って記事が書いてあった』

 

ハルジオ『まさかユカリのヤツ、ゲッソウとカナリィのベンチがあった隣のバトルゾーンで二人に近づくトレーナーを一網打尽にしたっていうのかよ....』

 

ハルジオ『はぁ....仕方ない。ユカリ様を背負ってうちらも帰るか。まぁ、良いものは見れたけどさ』

 

 

 

 

どうやら『保護者達』も満足したのか、それぞれの場所へ帰って行ったらしい。

────────────────────────

~ホテルZ~

 

ゲッソウ「ただいま~!そしておはよう~」

 

カナリィ「お邪魔するっすー」

 

タウニー「ゲッソウ、カナリィ!!」

 

デウロ「何処に行ってたのー!?心配したんだからぁ!」

 

ゲッソウ「ごめんね、なんか気付いたらベンチで過ごしちゃったみたいで....」

 

ピュール「カナリィさんも何故ここに?」

 

カナリィ「ん、ゲッソウの付き添いだよ」

 

AZ「ゲッソウ、帰ってきたか....」

 

ゲッソウ「AZさんおはようございます、あと遅くなってすいません...」

 

AZ「大丈夫だ.....だが、ようやく揃ったな」

 

タウニー「揃った?」

 

ピュール「AZさん、何か....」

 

AZ「君達に話したいことがある」

 

デウロ「話したいこと....って?」

 

AZ「.....」

 

 

 

 

 

AZ「ミアレが震えている....」

 

 

カナリィ「ミアレが....?」

 

ゲッソウ「震えている....?どういう事なんですか?」

 

AZ「プリズムタワーから不穏な気配がここまで漂って来ている」

 

タウニー「....!だとしたら今すぐ解決しないと!!」

 

AZ「まだだ....」

 

デウロ「まだって.....」

 

AZ「プリズムタワーをコントロールするのは.......『メガフラエッテ』だ。その為に最強のメガシンカ使いが必要なのだ」

 

ゲッソウ「....えっ!?」

 

カナリィ「!!」

 

タウニー「メガフラエッテ.....!やっぱりZAロワイヤルでトップを目指すしかないか....」

 

AZ「あぁ、最強のメガシンカ使いになればフラエッテが呼応してくれる....!」

 

フラエッテ「きゅるる!」

 

タウニー「.....分かってる、フラエッテ」

 

デウロ「因みにタウニーのランクって、Cだったっけ?」

 

タウニー「そうだけど?」

 

ピュール「なら最強のメガシンカ使いはゲッソウで決まりですね」

 

ゲッソウ「えっ!?ちょっ、ピュールくん!?いきなりそう言わないでよ!?」

 

ピュール「だってゲッソウのランクはBですよね?」

 

ゲッソウ「だけどカナリィちゃんもBだよ...?」

 

タウニー&デウロ&ピュール「.....えっ」

 

カナリィ「ゲッソウ~?バラしちゃダメだよ?」

 

ゲッソウ「でもこうなるとまたカナリィちゃんとも当たる可能性があるからさ....」

 

ピュール「えっ!?カナリィさんもBランクなんですか!?」

 

タウニー「嘘!?だって昨日のユカリトーナメントの時はFだった筈....」

 

カナリィ「それがさー、ZAロワイヤルアプリの不具合か知らんけどさ....なんか急にランクアップ戦が続いちゃって、結果的に勝っちゃったんだよ」

 

デウロ「不具合って怖いなー....」

 

タウニー「AZさん、もしかしてカナリィもその候補に....」

 

AZ「不可能ではない」

 

タウニー「.....」

 

 

 

タウニー「早くあたしもランクBにならなくちゃ....!ゲッソウとカナリィを追い越して、あたしがエムゼット団のリーダーだからこそ解決して、究極の人助けポケモン助けになるし!!」

 

デウロ「結果が分からなくなってきたね....」

 

カナリィ『最強のメガシンカ使い....か....』

 

ゲッソウ「.....」

 

 

ロトロトロト

 

 

タウニー「...あっ!マスカットさんから連絡。ふむふむ、どうやらゲッソウと.....カナリィも一緒に来て欲しいんだってさ」

 

ゲッソウ「カナリィちゃんも!?配信は大丈夫なの....?」

 

カナリィ「あー、今日は配信はお休みにしよっかな。たまには気分転換にって感じでさ」

 

ピュール「確かに配信者も休みたい時に休みたいですもんね」

 

デウロ「三人とも気を付けてね~?」

 

ゲッソウ「うん....!行ってきます!」

 

 

マスカットから連絡が掛かってきて、ゲッソウ、タウニー、カナリィの三人はクエーサー社へ向かうのであった。

────────────────────────

~クエーサー社~

 

ゲッソウ「マスカットさん、お待たせしました!」

 

マスカット「お待ちしておりました、急にお呼びだししてしまい申し訳ありません。特に....カナリィさんに至っては動画配信者なのにも関わらず...」

 

カナリィ「大丈夫っすよ、たまには気分転換したいから」

 

タウニー「それであたし達に何の用でしょうか...?」

 

マスカット「私も御三方に連絡するように言われただけでして....」

 

ゲッソウ「もしかしてジェットさんからですか...?」

 

マスカット「その通りです、社長が中でお待ちです。それでは中に....」

 

 

 

 

 

 

マスカット「社長、エムゼット団リーダーのタウニー様とメンバーのゲッソウ様、そしてDG4のカナリィ様がいらっしゃいました」

 

ジェット「ご足労いただきありがとうございます、タウニーさん、ゲッソウさん、そして....カナリィさん」

 

ジェット「先日はサビ組のカラスバ様と共に危ない所を助けていただき心より感謝しております、挨拶が遅くなり申し訳ございません」

 

ゲッソウ「いえいえ....ジェットさんが無事で良かったです」

 

タウニー「あの時文句をつけていたトレーナーの話って....ウソですよね?」

 

カナリィ「あー、なんかあの時の話を思い出すとムカついて来るんだけど....」

 

ゲッソウ「堪えてカナリィちゃん....」

 

タウニー「確かミアレを守る会だっけ....?なんかカナリィも協力してたって事を晒してたみたいだけど、あれからどうなったの....?」

 

カナリィ「全然対した事ないっすよ、じーちゃん達の協力のお陰でカナ友のみんながぼくの事を信じてくれてさ!だからもうあのアンチミアレの会の事はもう心配入らないっす」

 

ジェット「そうでしたか....私も少々心配しましたがご無事で良かったです」

 

カナリィ「社長もぼくの事を知ってたんですね」

 

ジェット「えぇ、マスカットの娘さんが好きらしいので」

 

マスカット「しゃ、社長!?」

 

ゲッソウ「マスカットさんって、娘さんが居たんだ....」

 

カナリィ「じゃあ今度娘さんの為に何かプレゼントあげちゃうよ!」

 

マスカット「あ、ありがとうございます。その時は娘もきっと喜んでくれます」

 

ジェット「....ふふ。それでは話を戻しますね?街に野生ポケモンがやってくるのはクエーサーの仕業....という噂ですが、勿論誤りです」

 

ジェット「真実は街にやって来た野生ポケモンが周囲に危害を及ぼさないようにワイルドゾーンのホロで囲んでいるということ」

 

ジェット「更に正確に言えば、野生ポケモンが暴走メガシンカした時の被害を食い止める為です」

 

タウニー「そうですよね」

 

ゲッソウ「ワイルドゾーンに居るメガシンカ出来る野生ポケモン、みんな暴走メガシンカしてなかった....そういう事だったんだ」

 

ジェット「5年前の『あの事件』の影響....人口流出や風評被害による土地の資産価値低下を防ぐ目的で、ミアレ都市開発が計画されたました」

 

ゲッソウ「5年前....」グッ...

 

カナリィ「....」

 

ジェット「とはいえリスクのある計画の為引き受けようとする企業はなく、弊社が担当する事となったのです」

 

 

 

ジェット「当初は計画通り野生ポケモンが暮らす場所を用意しつつ『人とポケモンが共存する街』を目指す余所者の介入と不安視される懸念もありましたが、それでもやるべき事業ととらえたのです」

 

ジェット「ところが....プリズムタワー修繕の為にタワーそのものを調査した所...異常が発生している事が発覚しました。それは....プリズムタワー自体が『何かしらのエネルギー』を発しているようでした」

 

ジェット「それと同時にミアレ各地でメガエネルギーなる謎のエネルギーが計測されるようになりました」

 

ジェット「これらの異常に呼応するかのように、ミアレに集まってくる野生ポケモン....そして『暴走メガシンカ』という現象。これが常在化すれば、またミアレから人は去るでしょう....」

 

ゲッソウ「安心してください....!!」

 

タウニー「あたし達エムゼット団がなんとかします!」

 

カナリィ「ぼく達DG4も他の上位の組織達もお助けするっすよー!!」

 

ジェット「感謝します」

 

 

 

マスカット「....申し訳ありません社長、呼び出しがありまして少し中座させていただきます」スタスタ

 

 

ジェット「....彼のお陰でAZさんとも知り合えました。それによりエムゼット団の皆様....それに加えその他の組織の皆様にも無理なお願いしている訳ですが...」

 

タウニー「人の為、ポケモンの為だし当然の事をしてるだけですし」

 

ゲッソウ「皆の未来の為だよ....」

 

カナリィ「このミアレの為もあるっす!」

 

ジェット「感謝します、本当の意味でポケモンと人が共存出来る街に致しますのでよろしくお願い致します」

 

タウニー「了解です!それではあたし達はこれで失礼致します!」

 

ジェット「....タウニーさん、ひとつ気になる事が」

 

タウニー「なんでしょう?」

 

ジェット「...そのジャケット、何処で手に入れましたか?」

 

 

タウニー「これは...『母の形見』です」

 

ジェット「.....」

 

ジェット「そう....何処かで見た気がするのですが....」

 

タウニー「思い出したら教えてください!あたしはミアレで人を探しているので何か手掛かりになるかもしれません」

 

ジェット「分かりました、それとゲッソウさんにもよろしいでしょうか....?」

 

ゲッソウ「は、はい!大丈夫ですよ?」

 

ジェット「貴方は.......ご家族が今居ないという情報をマスカットから聞いたのですが....」

 

ゲッソウ「......っ」

 

ジェット「その.....ご家族のお名前、教えてくれませんか?」

 

カナリィ『ゲッソウの父さんと母さん.....』

 

ゲッソウ「.....」

 

 

 

 

 

 

 

ゲッソウ「母親が.....『カナデ』、父親が....『ゲッコウ』です」

 

ジェット「カナデ、ゲッコウ.....」

 

タウニー「えっ、ゲッソウのお父さんって....!?」

 

カナリィ「初代カロスチャンピオンじゃん....!!」

 

ゲッソウ「あれ?知ってたんだ....」

 

カナリィ「じーちゃんが言ってたんだよ!初代チャンピオンが居たって話を聞かされてさ....!まさかゲッソウの父さんだったなんて....」

 

ジェット「....今、ご家族は?」

 

ゲッソウ「.....っ」

 

タウニー「ゲッソウ....?」

 

カナリィ「ゲッソウ、無理しちゃ行けないっす....」

 

ゲッソウ「だ、大丈夫だよカナリィちゃん....。タウニーちゃんには必ず明かさなきゃ行けない時があったからさ....」

 

タウニー「どういうことなの...?」

 

ゲッソウ「父さんのゲッコウは.....行方不明で、母さんのカナデは....5年前のフレア団事件に巻き込まれて亡くなりました」

 

タウニー「!!」

 

ジェット「.....そう」

 

カナリィ「ゲッソウ.....」

 

ゲッソウ「...」

 

ジェット「ゲッソウさん申し訳ありません。過去の辛いお話を思い出させてしまい...」

 

ゲッソウ「いえ、大丈夫ですよ....。でも何故僕の家族の事を...?」

 

ジェット「そのゲッコウさん.....と呼ばれる人物、何処かでお会いしたことがある気がしまして....」

 

ゲッソウ「!?!?父さんを....見たんですか!?」

 

ジェット「少々記憶が曖昧なので、本人かどうか分かりませんが....」

 

ゲッソウ「何処で見掛けたのですか!?」

 

ジェット「それは....」

 

 

マスカット「失礼致します、メガエネルギーの高濃度反応を検知致しました。すぐに各組織の皆さんにメールでお知らせします」

 

ゲッソウ「あっ....」

 

カナリィ「暴走メガシンカ、また出たのか....!」

 

タウニー「任せてください!」

 

ゲッソウ「....ジェットさん、申し訳ありませんがこの話はまた時間が空いたらで良いでしょうか....?」

 

ジェット「大丈夫ですよ、日が空いてる時に聞かせてください。ゲッソウさんのご家族さんの話を....」

 

 

 

ゲッソウの家族の名前が明かされ、更にはジェットがゲッソウの父『ゲッコウ』と呼ばれる男を見掛けた事があると言い答えるのも束の間、再び暴走メガシンカが現れ、ゲッソウ、タウニー、カナリィは急いでホテルZに帰還するのであった。

 

 

 

 

 

ジェット「マスカット」

 

マスカット「社長、どうかいたしましたか?」

 

ジェット「調べて欲しいものがありまして」

 

マスカット「調べて欲しいものですか?」

 

ジェット「突然この地方を去り、現在は行方不明とされてる......初代カロスチャンピオンにしてゲッソウさんの父....」

 

 

 

ジェット「ゲッコウさんの事を」

────────────────────────

~ホテルZ~

 

ゲッソウ「ただいま....」

 

カナリィ「またまたお邪魔するっすー」

 

デウロ「おかえり~、それで何だったの?クエーサー社で話なんて...」

 

タウニー「社長からの激励だね、暴走メガシンカの事も頼むって。それで暴走メガシンカの件、マスカットさんから連絡は来たでしょ?」

 

ピュール「確かに来ました.....では作戦会議ですね」

 

デウロ「てことは.....もしかするとだけど、カナリィや他の上位ランカーの人達も来る感じ?」

 

ゲッソウ「そうじゃないかな?今回はユカリゾーンみたいなので閉じ込められてないし、皆で集まる可能性も....」

 

 

 

 

シロー「失礼致します!!」

 

カラスバ「邪魔するで」

 

ユカリ「お邪魔致します!」

 

マチエール「こんにちはー!」

 

タウニー「あっ、噂をすれば来た」

 

シロー「マスカットさんから暴走メガシンカが来たとの連絡が入ったので、自分とムク、ジャスティスの会...再びエムゼット団に協力します!!」

 

ムク「....助けに来た」

 

ジプソ「私達サビ組にもメールが届いたので今回も参加させていただきます」

 

カラスバ「今回もオレら活躍するから期待せえ」

 

ハルジオ「MSBCにも連絡が来ましたので、ご協力致します」

 

ユカリ「今日の会議はホロではなく生ですわ!」

 

タラゴン「ワシの方にもメール来たから来たぞ!カナリィはおるか?」

 

カナリィ「じーちゃん!」

 

マチエール「私の方もメールが来たみたいで....今回もゲッソウくん達を助けるよ!!」

 

 

ゲッソウ「デウロちゃん、お願い!」

 

デウロ「わかったよ!それじゃあ皆さん、会議室へ!」

 

 

それぞれの組織が揃い、作戦会議が始まろうとしていた!

────────────────────────

ー作戦会議ー

 

デウロ「それでは第五回、作戦会議を始めます!!」

 

カラスバ「そんで今回のターゲットはなんや?」

 

デウロ「1箇所目はベール地区3番地、対象ポケモンはカイリュー!」

 

デウロ「2箇所目はジョーヌ4番地、対象ポケモンはバンギラス!」

 

デウロ「3箇所目はブルー9番地の水辺、対象ポケモンはスターミー!」

 

ゲッソウ「スターミー....!それにカイリューもメガシンカするのか!!」

 

ピュール「どのポケモンもメガシンカしなくても手強いですよ」

 

タウニー「ということは暴走メガシンカすると、かなりヤバイって事だよね」

 

マチエール「カイリュー、バンギラス、スターミー....本当に非常に手強いポケモンが出てきたね....」

 

タラゴン「バンギラスか....手強そうじゃな」

 

カナリィ「今回もぼくが行ける所、限られるじゃん....」

 

ムク「あたしもカナリィと同じ....」

 

シロー「カイリューは非常に危険ですね」

 

ハルジオ「カイリュー....か」

 

ジプソ「ふむ、スターミーですか....」

 

ユカリ「ゲッソウさん、大丈夫でしょうか?行けます?」

 

ゲッソウ「.....」

 

 

ゲッソウ「勿論だよ、皆で力を合わせれば手強いポケモンでもきっと勝てる!!」

 

カナリィ「それでこそぼくのゲッソウ...!」

 

タウニー「デウロ、今回のチーム決めはどうする?」

 

デウロ「タウニーはカイリュー、ピュールはバンギラス、あたしがスターミーで良いかな?」

 

タウニー「オッケー!全然平気だし!」

 

ピュール「こちらも大丈夫ですよ」

 

デウロ「あとは、皆さんは今回は何処に行きますか?」

 

ユカリ「わたくしはバンギラスに行かせて貰いますわ!あくならフェアリーでいけますわ!」

 

ハルジオ「うちはカイリューでお願い致します。何せ....ドラゴンですので」

 

ジプソ「私は.....今回はスターミーで行かせてください」

 

カラスバ「ジプソ、エエんか?バンギラスじゃなくて」

 

ジプソ「いえ、今回だけはそこで行かせて貰えませんかと....」

 

カラスバ「まあエエよ....オレはカイリューで行かせてもらうわ」

 

シロー「では自分はバンギラスに!!かくとうで4倍!粉砕出来ます!!」

 

ムク「あたしは.....スターミーで。エスパー入ってるからゴーストで行けるけど相棒が少し不利かも」

 

タラゴン「ワシもバンギラスで行かせて貰うぞ!じめんの力を発揮させるぞ!」

 

カナリィ「じゃあぼくはスターミー!でんき弱点だし行けるっすよ!」

 

マチエール「じゃあ....あたしはカイリューかな?」

 

デウロ「てことで、まとめます!!」

 

デウロ「ひとつ!ベール地区3番地でカイリューの暴走を食い止める!対処するのは、タウニー、マチエールさん、カラスバさん、ハルジオさん!」

 

タウニー「これはまた異色なメンバーだし....!」

 

マチエール「よろしくね、タウニー!」

 

カラスバ「あれからどう強くなったか、オレがきっちり見ておくからな」

 

ハルジオ「今回もよろしくお願い致します...」

 

デウロ「2つ!ジョーヌ地区4番地でバンギラスの暴走を食い止める!対処するのはピュール、タラゴンさん、シローさん、ユカリさん!」

 

ピュール「こっちも凄いメンツですよ....」

 

ユカリ「皆様、今回もよろしくお願い致しますわ!」

 

シロー「はい!必ず暴走を食い止めましょう!!」

 

タラゴン「ワシも頑張るぞ!!」

 

デウロ「3つ!ブルー地区9番地でスターミーの暴走を食い止める!対処するのは、あたし、カナリィ、ムク、ジプソさん!」

 

カナリィ「ムクちゃん、今回も一緒のメンバーだね!」

 

ムク「カナリィ....♡うん...♡」

 

ジプソ「デウロさん、よろしくお願い致します」

 

デウロ「こ、此方こそ....お願いします!!」

 

 

ゲッソウ「ふふ、みんな賑やかで良いね」

 

ピュール「ゲッソウ、キミにはいつも負担を掛けますね....」

 

ゲッソウ「大丈夫だよ、僕はエムゼット団の切り札だから!任せてよ!!」

 

デウロ「ありがとうゲッソウ、助かるけども無茶はしないでよ?」

 

タウニー「あたし達も全力でサポートするから!」

 

ゲッソウ「うん!それじゃあ....頑張るぞ!!」

 

 

「「「「「おーーーー!!」」」」」

 

 

 

こうして新たに出現した暴走メガシンカポケモンの暴走を沈めるべく、ゲッソウ達は動き始めるのであった....。

 

 

 

 

つづく




今回はここまでです! 
そうです、遂にゲッソウの父と母の名前が判明致しました。『ゲッコウ』と『カナデ』なのですが、実はゲッソウを含めた三人を感じで表すとこうです。

『月奏』『月光』『奏』

果たして行方不明の父、ゲッコウは果たして何処に?

そして次回からまた前編、中編、後編の暴走メガシンカ戦となります!特にスターミーに関しては....色々盛りたいのでどうぞお楽しみ!それではまた次回!!
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