ポケモンレジェンズZ-A Return Of Lumiose 作:ゲッソウ
遂にゲッソウの秘密が明かされる回が来ました。あの子の話もここで登場しますし、果たしてどうなるのか?
ー前回のあらすじー
マスカットから急な呼び出されたゲッソウとタウニー。クエーサー社に到着するとマスカットはゲッソウが暴走メガアブソルを鎮めた事を知り、褒めるのであった。どうやら上位ランカー達にはメガリングを託され、暴走メガシンカポケモンと戦える力が欲しいとマスカットにお願いをされたのだ。
その為にゲッソウとタウニーはマスカットとのランクアップ戦を行い、見事勝利して一気にランク:Fへと上がり、これから先、暴走メガシンカポケモンの鎮める仕事をお願いされるのであった....。
~ヌーヴォカフェ~
クエーサー社を後にしたゲッソウとタウニーはヌーヴォカフェにたどり着いた。
タウニー「お?あれはピュールじゃない?」
ゲッソウ「おーい!ピュールくん!」
ピュール「....どうして」
タウニー「ピュールも一緒にご飯食べる?」
ピュール「....もう食べました。何より食後の一時は個人で楽しませてください....それよりも良いのですか?」
タウニー「ん?何の事?」
ピュール「このままゲッソウがZAロワイヤルで勝ち進めば、あのゲーマにして人気ネットアイドルの....」
ピュール「『カナリィ』さんと戦う事になるんです!!」
ゲッソウ「!?」ビクッ
タウニー「ゲッソウ、どうしたの?体が震えてるよ?」
ゲッソウ「え?あぁ、いや何でもない...ピュールくん『も』カナリィちゃんの事、知ってたんだ...」
ピュール「当然です、イナズマのように痺れつつ炎上ギリギリの愛ある毒舌!派手でストリート寄りなスタイルでの確実!でも挑戦的なゲームプレイ!ミアレは勿論...カロス全土で注目されつつあるゲームにして、人気ネットアイドルなのですから!!」
ピュール「そんなカナリィさんと戦うというのですか!?」
タウニー「しょうがないでしょ?ZAロワイヤルで最強のAランクを目指すなら戦うし」
ピュール「よくないです!!カナリィさんとポケモン勝負だなんて、ファンに許されているのはカラフルなネジを集めて、カナリィぬいと交換するぐらいです!!...変に距離を詰めてはいけないのです」
タウニー「ごめんゲッソウ、ピュールは熱心なカナリィのファンだから...。そのくせカナリィのファンクラブ『DG4』には入ってないし、因みにDG4の由来は技の『でんじほう』だって」
ピュール「当然ですよ。会員番号が一桁でもないのにDG4に入会した所でそんなのただのモブですからね」
ピュール「それよりもカナリィさんのゲーム配信を欠かさずにチェックして、全てを知る事の方が大事なんです!!」
ピュール「全てを知った上で、彼女の配信用衣装を仕立てる....それがボクの夢なんです」
ゲッソウ「....」ガクガクブルブル
タウニー「あれ?ゲ、ゲッソウ...?」
ピュール「...どうかなさったのですか?」
ゲッソウ「あっ、えっ....うぅ」ブルブル
タウニー「やっぱり様子がおかしいよ!あっ、そういえば!!」
タウニー「前にも同じような事があった!前にタラゴンさんがホテルZの外壁を直しに来た時に、同じようにゲッソウの体が震えていたし!」
ピュール「ゲッソウ....?何かボク達に隠し事してません?」
ゲッソウ「そ、それは......」
ゲッソウ「ごめん!!」タッタッタ
ゲッソウはもう我慢が出来ず、何処かへ去ってしまった。
タウニー「あっ、ゲッソウ!?何処に行くの!?」
ピュール「あんなゲッソウ、初めて見ましたよ....。でも何故あんなに慌てて...」
ロトロトロトロト
タウニー「あっ、ちょっと待って!?マスカットさんから連絡!!」
タウニー「ふむふむ、メガエネルギーの高濃度反応を検知?もう分かったの?マスカットさん仕事速すぎ!....了解です、エムゼット団でどう対応するか検討します!ではまた連絡しますね」
タウニー「暴走メガシンカするポケモンが出現しそうな場所が分かったって」
ピュール「....作戦会議ですか」
タウニー「ゲッソウが何処に行っちゃったのか気になるけど...ホテルZに戻ってるかな?」
ピュール「だと良いんですけど、それと....そこでゲッソウの秘密を探りたいです」
タウニー「あたしも気になるし、戻ろう!ホテルZへ!」
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~ホテルZ~
タウニー「ただいま!」
ピュール「....今帰りましたよ」
デウロ「おかえり~」
タウニー「デウロ、ゲッソウ見なかった?」
デウロ「ゲッソウなら隣の部屋だよ~?凄い震えてたけど何かあったの?」
ピュール「....大丈夫です、後で聞きますから」
タウニー「デウロ、作戦会議を始めるよ!」
デウロ「オッケー!ゲッソウ~、その部屋で作戦会議をするよ~」
ゲッソウ「....作戦会議?」チラッ
デウロ「うん、ご飯を食べる所だけと思ってたかも知れないけど、実はその部屋は『エムゼット団の作戦会議室』なんだよ」
ピュール「...ちょっとよろしいですか?」
タウニー「どうしたの?」
ピュール「.....よし、これで良いでしょう...入ってきてください。タウニーもゲッソウもクエーサー社に認められて、暴走メガシンカ対策もいよいよ本格化しますからね」
ピュール「ならば、こういうのがあっても良いかなと」
ゲッソウ達が改めて部屋に入ると、ピュールはエムゼット団の団旗を飾ったのだ。
ピュール「いわゆる団旗です、エムゼット団のMとZ...」
タウニー「やるじゃん、ピュール!ピュールのソーイングは凄い!あなたの人気の理由が分かるよね!」
ゲッソウ「凄いよ....流石だね?」
ピュール「ちょっぴり得意な事ですし...」
デウロ「盛り上がった所で、作戦会議を始めちゃおう!」
ー作戦会議ー
デウロ「では、ただいまより!第一回エムゼット団の作戦会議を始めます!」
デウロ「マスカットさんからの情報により、暴走メガシンカするポケモンの出現が予期されるのは次の3箇所!」
デウロ「1箇所目はブルー地区ボンヤーリ公園、対象ポケモンは『ヤドラン』」
デウロ「2箇所目はジョーヌ地区3番地、対象ポケモンは『バクーダ』」
デウロ「3箇所目はローズ地区9番地、対象ポケモンは『ウツボット』」
デウロ「みんな、何か気になることは?」
ピュール「特にありません」
タウニー「ピュール、何もないはないでしょ?」
デウロ「そうだよ~。あっ、ゲッソウは何かある?」
ゲッソウ「ウツボットってメガシンカ出来るようになったの!?」
タウニー「そうなんだよ、最近発見されたメガシンカみたいだからね。マスカットさんのメガジジーロンと言い....他にもまだ居るらしいよ」
タウニー「さて、まずヤドランが出ると予測されたブルー地区の水辺はブランタンアベニューのいしやの近くだね」
ピュール「暴走メガシンカの被害が広がると、いしやで買い物が出来なくなりますからね。いしやでは貴重なメガストーンも売ってるのに」
デウロ「そうだね、いしやでメガストーンを買っておけば暴走メガシンカにも対抗しやすいよね」
ゲッソウ「でも結構な値段だった気が...」
タウニー「そこはZAロワイヤルでお金を稼ぐし!」
デウロ「ゲッソウ、他に何か思うことはある?」
ゲッソウ「うーん、ポケモンっていしが好きなのかな?それにいしやも保険入ってるか気になる....」
デウロ「それが感想~...?」
ゲッソウ「あはは、何かごめん...」
ピュール「あっ!!」
デウロ「なに?どうしたの?」
ピュール「カナリィさんのゲーム配信が始まったんですよ」
デウロ「ちょっと~!?作戦会議中だよ!アーカイブで良いでしょ!?」
ピュール「分かっていませんね....リアルタイムで見るからこそ、ベストなチャットが出来るのですよ。ですよね、ゲッソウ?」
ゲッソウ「......!?さ、流石だねピュールくん...」
タウニー『あ、ゲッソウが話の間が多い...』
デウロ「ふぅん、視聴にも色々あるんだね?」
タウニー「デウロ....作戦会議だよ、作戦会議!エムゼット団メンバーは、それぞれ対象ポケモンが居る場所に向かう。デウロ、ゲッソウは切り札として全部の場所を巡ってもらうから」
ゲッソウ「えっ、僕が切り札!?」
デウロ「どうして?」
タウニー「ゲッソウのトレーナーとして才能がヤバイでしょ?一緒に戦ってくれたら皆の安心だし!」
デウロ「それは分かるけども責任重大じゃない?ゲッソウは大丈夫...?」
ゲッソウ「....大変になるかもだけど、やってみる!」
デウロ「まぁ、本人がそういうなら...。それとピュール、ゲッソウに任せっぱなしはダメだからね」
ピュール「...あっ!!」
デウロ「今度は何?」
ピュール「カナリィさんが自分のチャットに反応してくれたんです!」
デウロ「おぉ!?それは凄い!ってダメダメ!今、作戦会議中だよ?アーカイブで良いでしょ?」
ピュール「もう一度言いますよ、リアルタイムで見るからこそベストなチャットが出来るのです!」
デウロ「...やっぱりそういうものなの?」
タウニー「デウロ、ピュール!対応すべきポケモンの種類も何処に居るか分かっているんだし。暴走メガシンカしそうなポケモンの事を調べておけば対策も立てられるよね」
デウロ「結論としてはそうだけど...それではゲッソウが全ての場所を巡るということでミッションを宣言します!」
デウロ「ひとつ!ブルー地区ボンヤーリ公園でヤドランの暴走メガシンカを鎮める!向かうのはタウニー!」
デウロ「ふたつ!ジョーヌ地区3番地ビルの屋上でバクーダの暴走メガシンカを鎮める!担当はあたし!」
デウロ「みっつ!ローズ地区9番地でウツボットの暴走メガシンカを鎮める!対応するのはピュール!」
タウニー「暴走メガシンカしたポケモンは苦しむことになる。周りの人やポケモンも被害を受けるかもしれないし。これは人助け、そしてポケモン助けだからね」
デウロ「作戦会議は終わり!ねぇ、ピュール~カナリィの配信を一緒に見ようよ~」
ピュール「...お断りします。カナリィさんの配信は一人で見るのがボクのポリシーですから」
デウロ「もう~....」
ピュール「それと....まだ皆さんは時間はありますか?」
デウロ「う、うん...大丈夫だけど...」
タウニー「あたしも大丈夫だし」
ゲッソウ「僕も...」
ピュール「では単刀直入でお聞きします....」
ピュール「ゲッソウ、先程の行動はどういうことですか?」
ゲッソウ「ギクッ!?」ビクッ
デウロ「先程のって?あっ、ゲッソウの体が震えてた件?」
タウニー「あたしもあれからずっと気になって仕方ないし、ゲッソウ....何か隠してない?」
ゲッソウ「う、うぅ...」
ピュール「タウニーさんとボクの発言から考えるに、たどり着いた答えなんですが......」
ピュール「ゲッソウ、あなた....カナリィさんの関係者ですか?」
ゲッソウ「!?!?!?」ドンガラガッシャーン!!
デウロ「わわわっ、ゲッソウ!?」
タウニー「図星....だね」
ピュール「やはりそうでしたか....。先程の会話で....ゲッソウが『ピュールくん『も』カナリィちゃんの事、知ってたんだ』....って発言。も....が気になりましたから」
タウニー「ゲッソウ、教えてよ!そのカナリィとの関係って!!」
デウロ「私も気になるよ~!」
ピュール「ボクが一番気になります!!あのカナリィさんを知ってるなんて何者ですか!?」
ゲッソウ「い、言わない!絶対に言わないんだから!?」
ゲッソウ「『僕とカナリィちゃんが幼馴染み』だなんて、絶対に言わないんだからぁぁぁ!!」
デウロ「あっ.....」
タウニー「幼馴染み....?」
ピュール「ゲッソウとカナリィさんが....?」
ゲッソウ「あっ、しまっ....」
タウニー&ピュール&デウロ「えぇぇぇぇっ!?!?」
デウロ「ゲッソウってカナリィの幼馴染みなの!?」
タウニー「信じられないし...!?」
ピュール「ゲッソウ、本当にカナリィさんが幼馴染みであれば何か証拠をください!!」
ゲッソウ「....」スッ
ゲッソウが皆に見せびらかしたのは、『カナリィぬい』....だがこれまで見たことがない種類の物であった。
ピュール「これは.....!!前のカナリィさんの配信で言ってた、たった一つしかない『幻のカナリィぬい』ですよ!!」
デウロ「えぇっ!?カナリィが『その幻のぬいぐるみはカナ友の皆には持っていないだろ?それを持ってるのはボクの大切な人なんだ』って言ってたよね!?」
ゲッソウ「....うん」
タウニー「ゲッソウ、悪気は無かったの....でもあなたの事が知りたくて....」
ゲッソウ「....大丈夫だよ。本当は隠したかったんだけど....そろそろ皆に話すべきかと思ってね」
ピュール「ゲッソウ、カナリィさんとはいつ会ったのですか?」
ゲッソウ「確か5年前、僕がカロスを冒険してる頃...」
なんとゲッソウはあのカナリィと『幼馴染み』である事が判明した。そしてゲッソウは皆にカナリィとの出来事を語り始めようとしていた....。
つづく
ということで、そうです。
既にお気付きなられてる方も多そうですが...なんとゲッソウとカナリィは....『幼馴染み』である事が判明しました!
何故カナリィと幼馴染みになったのか?次回、ゲッソウの過去話になりますので暴走メガシンカ戦は今暫くお待ちください!