冬休み終わったけどよ、休み長くて社会復帰できねぇわ。俺はゴミへと成り下がる。
あと、ちょっっっっとずつエデン条約への準備をしていきます。
「あっははははははははは!どうしたんですか議長!?そんな無様な格好でぇ!?」
「笑うなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「写真撮っちゃお」
「撮るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「何してるんですか」
どうも、シラホシです。
現在俺はクソ議長に呼ばれて万魔殿に来ていた。そしたらクソ議長が地面にブッ刺さってた。なんで?
珍しく休みだったのでどこかへ遊びに行こうかと考えていた時にスマホが鳴り、何でも緊急事態ということで重い足取りで来てやった。本当に面倒臭い。
「んで来てみたらこの状況と。何があったんすか。」
地面から抜け出したクソ議長とあらゆる物が散乱した部屋を横目にイロハ先輩に尋ねる。
「はぁ……実は……………」
『なるほど、お前がトリニティの戦略兵器と呼ばれる剣先ツルギか。』
『え?いや、私は───』
『想定以上に規格外だな。キキッ!だがそんな戦略、このマコト様には通用しない!出会い頭のインパクトで勝とうなど甘いわ!イロハ!サツキを呼んでこい!!』
『はい?』
『マコト先輩、この方は委員長のツルギさんではなく副委員長のハスミさんです。あらかじめ書類にもあったと思いますが。それと、今もし胸の大きさの話をされているのであれば、多分サツキ先輩でも勝てないと思います。』
『な、なにぃ!?なるほど、代役か……舐められたものだ、この期に及んで小細工とは……!はっ!つまりこの会議もフェイク!?我々を呼び出しておいてこのデカ女の迫力でこちらの出鼻をくじいておこうだなんて……!』
『デカ女…………!?』
「その後、ハスミさんが暴れて今に至ります。」
「バッカじゃねぇの」
このクソ議長は誠の馬鹿であったか。マコトだったわ。
あまりの馬鹿具合に思わず敬語を外してしまう。別に尊敬してないから良いか。
「完全に自業自得じゃないすかやだー」
「このマコト様の辞書にそんな言葉はない!ついでに間違いという言葉もない!!」
クソ議長の辞書はやっぱクソなのか。
「んなことどうでも良いんで早く要件言ってくださいよ。わざわざ休みだったのに来たんですから。」
「暴れている羽川ハスミを止めるのが要件だったのだ!!」
なーんだ、そういうことだったのね。てっきりまた仕事押し付けられたり無茶苦茶言われたりすんのかと思って気乗りしなかったから歩いてきてたわ。これもアンタの日頃の行いって事で許して。
とりあえず謝罪だけはしとくか。
「これも自業自得だブァ〜カ!(ごめんちゃい♡)」
「言っていることと心の声が逆だぞ。それにあまり謝る気もないな貴様。」
何故バレたし。
「わざわざ移動が速い貴様に連絡をしたのに!!なぜ遅くなったのだ!!」
「歩いてきたから」
「貴様ァァァァ!!!!!!」
今日叫んでばっかだなこの人←原因
「つまりもう要件はないってことですよね?じゃあ俺帰りますよ。」
「本当に舐めているな貴様。少しは片付けとか手伝おうとは思わんのか!?」
「ないので直帰しまーす」
「貴様ァァァァァァァァ!!!!!!」
ないものは!ない!今おまえに残っとるもんはなんじゃ!!クソみてぇな脳みそか。
ずっとここで煽ってるのも飽きてきたしそろそろ本当に帰るか。
「んじゃ、あとは頑張ってくださーい。」
「おや、もう帰ってしまうのですか。折角ですし、いつもの場所に誘おうと思っていたのですが。」
帰ろうとするとイロハ先輩に呼び止められた。
いつもの場所というのは、知る人ぞ知る、イロハ先輩のサボり部屋。
そこには漫画やお菓子など娯楽用品があり、仕事が面倒な時などに行くらしい。
俺もたまに使わせてもらうがサボっている訳ではない。休み時間に昼寝したい時や、何もない日に暇だったら行く。そんな感じだ。
「あー……俺これから行きたいとこあるんですみませんが」
「コンビニ限定高級プリンありますよ」
「行かせて下さいお願いします」
行きたい場所はどうしたって?んなもんよりプリンに決まってんだろ!
タダで高級プリン食えんだぞ!?この時点で俺の答えは決まっている!
それにレディのお誘いを断るなんて紳士のする事じゃねぇ!!
「ふふっ、そうですか。では行きましょう。あ、あとプリンのお代は払ってもらいますよ。」
oh………タダじゃなかった……………。まんまと嵌められたぜ…………。
俺が勝手に期待しただけだが。まぁ女性に奢られるのは男としてアレだからね。しっかり払わせてもらおう。
え?イチカさん?あの時は仕方なかったんだ………。
そんなこんなで、俺たちはサボり部屋に向かった。
「おい、イロハ。どこへ行く。部屋を片付けるのを手伝ってくれ!イロハ!?イロハァァァァァァァァァ!!!!!!」
少ししてサボり部屋に到着。道中は何もハプニングなどはなく、平和だった。いつもこんなだったらいいのに。
「着きましたね。では早速プリンを食べますか?」
「美味しくいただきます」
「では少し待っていてください。すぐに持ってくるので。」
そう言ってイロハ先輩は部屋の奥へと消えていく。
いやー楽しみだなぁ!まさかこんなとこで得するとは思わなかった!
万魔殿に来なきゃこうはならなかったからな、これだけはあのクソ議長に感謝だ。
「ほら、持ってきましたよ」
「待ってました……!」
あれがっ……!あれがプリンなのか……ッ!?あの輝きがっ!?
まるで宝石のようではないか!!
「では早速………」
一口分より小さめにとった宝石を口へ運ぶ。そして舌の上でそれを転がしながら味わう。
「はぁ〜………うっま……………………。」
美味すぎだわこれ。いくら値が張るって言ったってコンビニスイーツだぜ?このクオリティは専門店で出せるレベルだ。あまりの美味さについついにやけてしまう。
「………相変わらず、美味しそうに食べますね、あなたは。」
「美味しいんですもん。しょうがないでしょ………ん〜うまっ」
「…………ジー」
「……………………なんすか?」
なんかイロハ先輩がずっと見てくる。そんな見られると食べづらいんだが………。てか前にもこんなことあったな。イチカさんの時とか。
「いえ、少し眼福だと思いまして。気にせず食べてください。」
「はぁ……?」
眼福……?野郎がスイーツ食ってるのが…………?イケメンならともかく、俺みたいなのが食ってるのを見たってギャップ萌えもなにもないのに。
「好きですよ、スイーツを食べている時のあなたの表情。それ以外も好きですけどね。」
この人はたまにこんな事を言う。俺の顔を見て唐突に好きだと。だが俺は理解している。この好きがラブではなく弟を見るような家族的な好きだと。俺年下だし。あとなんか俺を見る目がそんな気がする。
それはそれとして美少女にそんな事言われると勘違いしそうだしドキッとしちゃうからやめてほしい。俺の心臓と理性の為にも。
「何変なこと言ってんすか。プリン食わないなら俺が食っちまいますよ。」
「…………そのクソボケ具合も相変わらずですね。」
急に罵倒された。解せぬ。
「ふあぁ…………食ったら眠くなってきたな……………。」
「なら昼寝してはどうです?この時間は日差しが気持ちいい事、知ってるでしょう?」
そうなんだよな……。ここでの今の時間は良い感じに日差しが入ってきて昼寝にはもってこいなんだよな……。けど気持ち良すぎて大抵目覚めたら夕方になってる。折角の休みはもっと有意義に使いたい!
「時間がなぁ…….もったいない気がするんですよね……………。休日ななに。」
「それこそ休日だから寝ても良いじゃないですか。あなたは風紀委員の仕事で疲れているでしょう?こういう時こそしっかり寝て休むべきです。」
「でもなぁ………」
「仮にも先輩がここまで言っているのです。休みなさい。今なら私も一緒に寝てあげますよ?」
あぁ……!寝たくないのに………!悪魔の囁きが聞こえる………!!
このままではっ………堕ちてしまう……………ッ!!!!!
理性と睡眠欲との激しい戦闘末、勝ったのは…………
「寝ます…………」
winner 睡眠欲!!!!
やっぱり………勝てなかったよ………………(by理性)
「それで良いんです………それでは失礼して」
「…………なにしてんすか………?」
イロハ先輩は仰向けで寝っ転がっていた俺の上にうつ伏せで乗る。
いやほんとに何してんだこの人は。なんで異性の上に寝っ転がってんねん。羞恥心とかないんか?
「一緒に寝てあげると言いましたし……。それに、今日は毛布を忘れてきてしまったので……その代わりになればと。」
ここで昼寝をするときはいつもイロハ先輩のかけ毛布を使わせてもらっているのだが、今日は忘れてきてしまったらしい。別にそれはいい。けどこうはならんやろ。
てかめっちゃ良い匂いする………髪から花のような嗅いでて落ち着く匂いが………。まるで花畑に横たわって昼寝をしているようだ…。
イロハ先輩の軽い体がまた良い感じに眠気を誘う。俺寝るときに重さ感じてないと寝れないんだよね。
「寝づらかったら…………どいてていいですからね………………。」
瞼が重くなる。あと少しで寝れそうだ………。
「わかりました…………。それでは、おやすみなさい。」
その言葉を最後に、俺は夢の中へと意識を沈めた。
私の下で寝ている後輩を見つめる。いつも通りの可愛い寝顔だ。
できることなら、この顔を知っているのは私だけでらあってほしい。
「ミイラ取りがミイラになるとはこのことですね…………。」
最初はマコト先輩が「早乙女シラホシを万魔殿に入れる」と言った事が始まりだった。
彼を籠絡しろと命令され、このサボり部屋に誘って一緒に過ごしたり、万魔殿の仕事をサボった時にたまたま昼寝をしていた彼と一緒に寝たり、サボり部屋から帰ってくる途中の救急医学部室で怪我をしていた彼と雑談したり………サボってばかりですね私。
彼………シラホシと過ごしていく内に、彼の優しさに惹かれていった。
逆に何をすればマコト先輩はあんなに煽られたりするのだろうか。まあ心当たりしかないが。
「………美味しそうな唇してますね」
男なのに私よりも艶も、ハリもある唇。桃色に光るそれは私の理性を溶かしていく。
「……このまま……………」
シラホシは一度寝ると夕方になるか、私が起こそうとしなければ目を覚さない。長い時間彼と過ごして得た知識だ。
彼と私の顔の距離が近くなる。
それに伴い、鼓動も速くなっていく。
あと10センチ、5センチ、3センチ、1センチ、1ミリ…………………
「……………やめておきましょうか」
あとほんの数ミリにも満たないところで理性がこれからすることを止める。
やめてしまったことを少し後悔しながらも、感情に流されなかったことに安堵した。
「こういうのは、ちゃんと意識がある時にしましょうか」
私の"初めて"を捧げるのに相手が寝ていて覚えていないというのは勿体無い。ちゃんと起きている時に、彼の記憶に残るようなキスをしたい。
「あなたはクソボケですからね……。そうでもしないと私の気持ちに気づいてくれないのでしょう。」
残念なことに、この男は鈍感、クソボケ、ついでにハーレム野郎である。
ライバルも多く、この戦いからシラホシを勝ち取るのは困難だろう。
しかし、絶対に他の誰にも渡すわけにはいかない。
「あなたを手に入れる為なら、どんな手だって使います」
脅し、情への訴え、嘘、そして………誘惑。
「私をこうさせたのはあなたの責任でもありますから………一緒に堕ちてもらいますよ?」
怠惰な悪魔は色欲を知る。
いやー5周年やばそうっすね。イロハのasmrも出るし。
皆さん貯蓄の用意はいいですか?俺は水着ホシノで天井したんで終わりです。