神創図書館の不思議な一冊   作:かずぞー

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20話、結構続いてきましたねぇ


20話 祝福のおまけ

いわゆる恋人繋ぎという状態で幸せそうに屋台へ向かうカルマとレノヴァ、その後ろからサンクトゥムたちが少し距離を置いてついていく

 

「カールマ!おめでとっ!」

 

アリスとファントムがカルマたちに話しかける

 

「ぴゃっ、アリス!えへ、ありがとっ!」

 

急に肩をたたかれ驚いたカルマの口から聞いたことのない音が飛び出た、まだまだ知らないことがたっくさんあるみたいだ

 

「レノヴァも、まさかキスするとは思わなかったけど、おめでとう」

「見てたのかよ、でも、ありがとう、ファントム」

軽くファントムとグータッチをして話しながら歩く

 

「みな、今日は好きなものを買うといいさ、私からのささやかな祝福として受け取ってくれ」

 

気前よくおごってくれるというサンクトゥムにわー!と4人で感謝する、

 

「ズビッ、ズビビッ」

 

一方クレメンタインはまだ泣いてる…え!?まだ泣いてる!?

 

「あーもういい加減泣き止んでくれませんか、貴方を見る民の目が大分引いています」

 

 

そんな会話に思わず笑ってしまい、カルマに不思議がられる

 

「レーノヴァ、ねね、何が食べたい?折角だし」

「えー、いいよ別に、カルマが好きなものが好きなものだし」

 

と、折角ならカルマに楽しんでほしい、と思っていったのだがカルマはかえって頬をぷくーっ膨らませてしまった

 

「ちがう!レノヴァが!きになるやつ!一緒に食べたいの!」

 

くそ、うちの彼女がかわいすぎる、一生離したくない

 

「じゃあれ、わたあめ、食べてみたい、な」

「ふっふーあなたのお姉さん兼彼女にまっかせっなさい!」

 

と言って買いに行った彼女だが戻ってきたときその手には綿菓子が二つ握られていた

 

「なんか、二つ貰っちゃった、優しい人だった!」

 

まぁ、かわいいから、それくらいはあるだろう、と思ったが最後

 

「兄ちゃん!彼女さんかい?かわいいからおまけしちゃおう!」

「む、カップルか、まってろまけてやる」

「あらあら、お嬢ちゃん、いい彼氏さんじゃない!これも持っていきな!」

 

と、家に帰るころにはとんでもない量の食べ物を両手一杯に持っているのだった

ちなみに本当にもらっていいのか聞いたところ、皆口をそろえて

 

「カップルに割引をして楽しい思い出にするのが夢だったんだ」

と言っていたので受け取らざるを得なかった

 

 

 

「いーっぱい貰っちゃったねぇ」

「そうですねぇ」「そうだな」「どうすんだこれ」「どうしようか…」「どーしよーかー」

 

…だっれもこれの消費方法が浮かばないのだ

 

「まぁ、頑張って消費しよっか…」

 

ちなみに今日はアリアとファントムが泊まりに来ているのだが、初夜は二人で、と気を使ってくれ二人はずっと話をしたかったらしいサンクトゥムとアリアの部屋に泊まるらしい

 

「まあ、私たち話長くなるだろうし、ちょこちょこ食べるね、レノヴァたちは…」

「こうなることを想定してな、隣に別館というかなんというかな、二人っきりで過ごせる家がある、今晩と明日、まぁ、今日ではあるのだがそっちで過ごせ、なに、礼は要らん」

 

いや、お礼と改善に頼んでない、んだけど、なぁと思っているのだが

カルマが何やらもじもじしている、え、行くの!?

 

「ん、ありがとサンクトゥム、ほ、ほらレノヴァ!行くよ!」

 

そう言って私の手を握って走り出す、まぁ、これはこれで、好きな人と過ごせるならいいかと割り切ってついていく、半年間待ったカルマは、もう止まることを知らないのだろう

 

 

「…えっちことはしないよね、さすがに」

 

アリスが勢いよく出ていった二人を送った後ふと言う

 

「やりかねないけど、さすがにそこまで行く前にあの二人なら寝ちゃいそうだけどね」

 

次にアリアが頬に手を当ててまぁ、という表情で言う

 

「まぁ…お二人はしたのですか?」

「「なにをですか!?」」

 

顔を赤くして声を荒げる二人に

 

「まぁ、何とは言ってないですけどね。お母様?」

 

なぜか飛び火を食らった不憫なサンクトゥム達のその晩は、また別の話

 




今回ちょっと短めですがお許しを
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