「ふんふーん♪」
私の後ろで背中を洗ってくれているカルマはとても楽しそうでかわいい鼻歌が聞こえてくる
「おかゆい所はございますかー?」
「ないですよ~、ずいぶん楽しそうですね~?」
「いやいや、レノヴァも前私の髪いじってた時楽しそうだったじゃん、それと同じだよ?」
そう言われあの時の楽しさを思い出す、確かにあれは忘れられない、水に濡れているのにさらさらつやつやで触り心地は極上だった
「ねーレノヴァ、前の方も洗ってあげようか?」
「い、いや、ジブンデヤリマス」
相も変わらず私をいじることが好きなようで何時ものいたずらっぽい口調で話しかけてくるそれに、背中に密着しながら聞いてくるものだから柔らかい感触が背中に伝わる
「あの、柔らかい感触が、当たってるんですけど…」
「ふっふー当てているのだよ、この流れやりたかったんだ、じゃあ満足したから先出てるね」
「…その、刺激した私も悪いけどさ、そんなちっちゃくなられると困るよレノヴァ」
「自覚あるなら自重して欲しいなって」
「ざんねーん、それはむりー」
そう言ってお風呂から出ていったカルマ、彼女に翻弄され続けるのは少し癪に障る
「はぁ、どうにかして勝てないものか」
そうして体を流しお風呂から出た、カルマが用意していたペアルックの青い寝巻に着替える
ちなみにカルマは赤い寝巻だ、そうしてリビングに向かったのだが
「あー」
うつ伏せで床に転がるカルマがいた
「なにしてるん、それは本当に」
「自分の髪の毛で転んじゃった、レノヴァが乾かして運んでくれないと寝れないなー」
そう言ってめんどくさいが神の手入れ自体嫌なことではないので引き受けるドライヤーをソファに用意しカルマを抱き上げ座る、そうすれば目の前にたれ流れてくるカルマの髪の毛をいじりやすくなる
「あー前はレノヴァ、後ろはドライヤー、ポッカポカだぁ」
そう言って大きな欠伸をするカルマ、もぞもぞと動いたと思えばだらんと下げていた手を私の背中に回し手抱き着いてくる
10分ほどで手入れが終わり眠気でぽわぽわしているカルマの手を引き寝室に連れていく
「んう、ねむいー」
そう言ってベッドにダイブするカルマ。そんなカルマに毛布を掛けその毛布に一緒に包まれる
「なんか、前まで一緒に寝てたからあんまり変わらない感じするけど、でもちょっと意識しちゃうね」
「んん、そうだねぇレノヴァ、いろいろおもいでにのこるひだしねぇ」
カルマと布団の中で無期って話をする、ふにゃふにゃと話す彼女は実に愛らしい
「ふふっ、今でも信じられないや、ちょっと興奮しちゃって甘えまくっちゃった、ごめんね」
「別に気にしないよ、かわいいかったし、もっと見てたいな」
「そう言うことナチュラルに言うようになったよねー」
「こういうこと言われるのは苦手?」
「む、そう見えた?逆逆、とてもうれしい私はいちゃいちゃするのがしあわせですきなんだぁ」
「今思えば何回か恋愛の話してきたのって遠回しに好きって伝えてきてたわけ?」
「全然気づかないからいっそ押し倒してやろうかと思ってたところだよ」
「ふふ、それは怖いなぁ、その前に自分の恋心に気づけて良かった…」
「そだよ、起きたらいろんなこと一緒にしようね、お話して、ごはん食べて、お出かけして…」
「うん、これから一緒に、いろんなことやっていこう?」
そう言ってカルマを胸に抱きよせる
「ふえ、んん、そうだね、おやすみ、レノヴァ」
「うん、おやすみ、カルマ」
そう言ってすうすうと寝息を立て始めるカルマ、今まで添い寝はしてもこういう寝方はしていなかったのでかわいらしい顔を真近で見ることができてうれしい、正直、自分自身としては恋を自覚したとたん、カルマへの好きが止まらない自分に困惑している、此処までくると受け入れるのはたやすいが周りから見ると突然すぎて変に感じるかもしれないとは思う、明日、サンクトゥムに聞いてみようと思いながら意識を夢へ落すのだった