百花繚乱のお狐様   作:お狐コンコン

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黒い招待状がポストに入っていたらどうする?

アビドス一同がブラックマーケットで銀行強盗していたり色々している頃リンドウは……

 

「……アビドスでの私の出番もう無くね?」

 

便利屋が1泊して帰った後これからの行動についてうろ覚えの記憶を振り返りながら今後の計画を立てていた。

 

「確かブラックマーケット終わったらカイザーと対峙してホシノ失踪だっけ?」

 

ブラックマーケットの方向が何やら騒がしいがおそらくは覆面水着団が出たのだろう。

 

「ファウスト誕生の瞬間見れないのは残念だけどこの後のこと考えると今のうちに考えとかないと行けないからなぁ」

 

しかし…雰囲気でプレイしていてしかも十数年も前の事になると記憶もどこまで正しいか怪しくなってくるな。こうなったら細かい部分は省いて要所だけまとめとく方が良さそうだな。

 

「でもこの世界ふとした事でキヴォトス終わりかねないからなぁ…」

 

既に大きく変化している時点で何言ってるんだ?って話ではあるが…

 

「さて、どう動いたものか…」

 

カコン

 

「ん?なんの音だ?」

 

「マスター、郵便でも届いたのでは?」

 

「何か来るようなものあったっけ?………うわっ」

 

ポストを見るとそこに入っていたのは黒に白くヒビ割れの装飾が施された手紙がひとつ入っていた。

 

「これ…黒服からだよな。なんでここの事知ってんの?キッショ」

 

「中身はなんでしょうか?」

 

「ろくな内容じゃない気がするけどねぇ。どれどれ中身はなんじゃろな?」

 

[どうもお久しぶりです。貴方とお話したい事があるのでこちらの住所に来て頂けるとありがたいです。]

 

「………」*1

 

「マスター、顔がすごいなんとも言えない表情になってます」

 

「いやこれは正直行きたくないでしょ…」

 

「ですが…どうします?」

 

「まぁ…行くしか無いでしょ。」

 

行かないと後からどうなるか分からないし…

 

────────────────────

 

~ブラックマーケットにて銀行強盗する少し前~

 

アビドスと先生一同はブラックマーケットに着き手がかりを探しているとトリニティの生徒、ヒフミが追いかけられており、追いかけていたチンピラを追い返しブラックマーケットの案内をしてもらっていて、たい焼きを買って休憩していた。

 

「ここまで情報がないなんてありえません……妙ですね」

 

「お探しの戦車の情報…。絶対どこかにあるはずなのに、探しても探しても出てきませんね……。」

 

ヒフミからブラックマーケットで行われている事の説明を受けていると

 

「でも…噂の情報屋さんならもしかしたら何か知っているかもしれないですね。」

 

「噂の情報屋?」

 

「はい、少し前からブラックマーケット付近で活動しているっていう情報屋さんがいるんです。」

 

「キヴォトスの様々な情報を持っていてその人に聞けば欲しい情報が確実に手に入るとか…」*2

 

「うへ〜そんなすごい人がいるんだぁ。ヒフミちゃんはその人の居場所とか知らないの?」

 

「えっと…あくまで噂を聞いただけなので私も何処にいるのか。そもそも本当にいるのか分からないんです。」

 

「そっかァ…」

 

「”……アロナ、噂の情報屋について何か知ってる?”」

 

「そうですねぇ…実際に存在するかは不明ですが情報屋に関しては連邦生徒会でも噂が流れてたみたいです。」

 

「”なら本当にいるかは分からないかな?”」

 

「はい、ですがその噂が本当ならその情報屋は『妖狐』と名乗っていて傭兵も兼用しているみたいです。」

 

「”!!!…それってホシノが言っていた?”」

 

「はい、同一人物かもしれません。」

 

(まぁ実際同一人物なんですけど…)

 

この後無事(?)銀行を襲いファウスト率いる覆面水着団が結成されたという

 

────────────────────

 

「ここが悪の本拠地…ってか?」

 

黒服からと思われる手紙に書いてあった住所に訪れるとなんとも怪しいビルに辿り着いた。

 

「クックック、まさか本当に来て頂けるとは」

 

「わざわざ直接ポストに入れといてよく言うじゃないか。」

 

「以前お会いしてから約1年ほどでしょうか…あれから貴方のことを調べても掴めたのは極わずかな活動と貴方のオフィスの場所だけ…クックック、本当に貴方は興味深い」

 

「無駄だと忠告したのにわざわざ調べたのか、ご苦労なこった」

 

「それほどまでに私は貴方を買っているという事ですよ。」

 

キッショ、その思いは先生とホシノに向けてろよ。*3

 

「それで?なんの為に私をここに呼んだんだ?欲しい情報でもあるのか?」

 

「そうですね、確かに欲しい情報はありますが今回は改めて勧誘したいと思いましてね。」

 

あれぇ?私、前に断るって言ったよねぇ?何が黒服をそこまで駆り立てるのぉ?

 

「前にも言ったがお前達の仲間になる気は無いぞ?」

 

「クックック…やはり駄目ですか」

 

「仲間になるメリットも意味も無いからな」

 

「残念です…それでは情報を売ってもらいましょうか」

 

黒服が欲しいような情報なんて私持ってたかなぁ?持ってないなら代わりにゲマトリアに入れなんて言うんじゃないだろうね?

 

「情報?一体どんな情報が欲しいっていうんだ?」

 

「クックック…妖狐さん、貴方についての情報を売って貰えませんか?」

 

キッショ!?黒服あんたキショいぞ!そんなに私の事知りたいのかよ!ホシノの事といい、もしや黒服ってロリコン?

 

「なるほど?自身で調べて分からないなら本人に聞けばいいって話か?」

 

「クックック…理解が早くて助かります。普段は自分で調べるのが研究者としてもやりたい所ではあるのですが貴方に関しては1年も進捗がありませんからね。」

 

1年も調べるくらいなら諦めろよ…

 

「そうだな…だが私の情報となると高くつくぞ?」

 

「問題ありません資金は十分にありますので」

 

「そうかい、なら情報代としてここはひとつ…」

 

……どうするかなぁ。軽くふっかけてみるかな

 

「10億でどうかな?」

 

「えぇ問題ありませんよ。」

 

こいつの金って何処から出てんだ?10億ってそうポンと出せる金額じゃないと思うんだけど…

 

「なら契約成立だ。」

 

「えぇそれでは貴方について教えて頂きましょうか」

 

「そうだな…私が学生なのは知ってるか?」

 

「背丈でそうなのでは無いかと予想はしてましたが確証はありませんでしたね。」

 

「そうか、まぁ私はお前達とは違って学生だ。そして所属は百鬼夜行だ。」

 

「百鬼夜行…なるほどあそこは私も詮索範囲外、道理で何も手がかりが見つからない訳です」

 

「って事で契約通り私の情報を渡したって事で今回はおしまい。それじゃあ私は帰るとするよ」

 

「おや?さすがに渡したと言うには少ないのでは?」

 

「言っただろ?ひとつ10億って、それにこれ以上情報を売るかどうかは私が決める事だ。今回は所属の情報のひとつだけってこった」

 

「クックック…なるほど。まるで狐につままれた感覚ですよ。」

 

「前にも言っただろ?『妖狐』は人を化かすのが得意って」

 

「そうですね…では代金の方ですが」

 

「あぁそれか、それはアビドスの借金に当てといてくれ」

 

「おや、よろしいので?」

 

「あぁ元からそのつもりでその値段だったからな…次からはもっと高額になるけどな」

 

人生1回しかないのに借金で学生時代終わらすなんてもったいないからね。お前2回目の学生時代送ってるやんって思ったやつ素直に手を挙げなさーい?先生怒らないから〜*4

 

「それじゃあ今度こそ失礼するよ」

 

「クックック…えぇまたいずれ」

 

────────────────────

 

黒服とのやり取りも終わりリンドウは自分のオフィスへと帰って来た。

 

「さて…ルナ、上手く侵入出来た?」

 

「バッチリです!」

 

そう、今回わざわざ直接黒服の所に行ったのはもうひとつ別の目的があったのだ。

 

「カイザーのシステムに侵入して情報の改竄と嘘の情報をリーク、全て問題なく成功しました!」

 

リンドウがルナに指示したのはユメが留年により生徒会の席を降りたという情報に書き換え、ホシノが時期に生徒会を辞めるという嘘情報をリークするというものだった

 

「少なくとも黒服とカイザーは繋がってるからそこから侵入出来るかもって思ったけど上手くいくとはね」

 

「よーし、これでカイザーはアビドス生徒会が無くなってアビドスを攻めても問題ないと判断するはず。」

 

実際は2人とも生徒会は辞めてないから攻めてきたとしたら大問題なのだがリンドウはそれが狙いだった。

 

「アビドスにはちょっと申し訳ないけどカイザー理事にはちょっと痛い目にあってもらうとしますか。」

 

ごめんね〜アビドスのみんな、代わりに借金全額返済したから許してね♡

 

………あれ?でもこれだと先生がゲヘナで足舐める必要無くなったんじゃね?

 

「………………もしかしなくてもやらかした?」

 

~その頃の黒服~

 

「クックック…まさかアビドスの借金の肩代わりをするとは。予定が狂いましたがまだ手段は残ってますから問題はありませんが…クックック、妖狐さん貴方は本当に興味深い。」

 

────────────────────

 

「ぬぉぉぉぉぉやらかしたぁぁぁぁぁぁ」

 

そうじゃん!ホシノが取引応じなきゃ先生がゲヘナでヒナに会いにいく理由無くなるじゃん!

 

「どうしたものか…今から支払い変える?いやそれはそれで黒服がプラスで何か情報寄越せとか言いかねないし。」

 

どうしたものか…

 

「マスター、情報屋の方に電話来てます」

 

「仕事の依頼?分かった繋げて」

 

「了解です」

 

「もしもし?情報屋兼傭兵『妖狐』です。今回はどのような御用がおありで?」

 

「もしもし妖狐?便利屋68の陸八魔だけど」

 

「なんだ…アル社長か」

 

「なんだとは何よ!失礼ね!」

 

「すまんすまん、それで?何か用があって連絡して来たんだろう?」

 

「えぇ、もう一度アビドスに襲撃仕掛けるからその依頼でね」

 

「えぇ…またやるの?だいぶ無謀だと思うけど」

 

「それでもやるしかないの!お願い!」

 

「仕方ないなぁ…貸1にしとくぞ?」

 

「ぐぬぬ…それでいいわ」

 

「ならまた後で詳細送っておいてくれ。じゃあな」

 

「えぇ、頼んだわ」

 

それにしてももう1回襲撃か。……ん?確か次の襲撃って柴関爆破する時じゃなかったっけ?

 

「そしたら流れでゲヘナ風紀委員会と激突、oh......こりゃてぇへんだ」

 

次回 柴関爆破!デュ〇ルスタンバイ!

 

「ルナ?何処からそんな知識手に入れてきたの?」

 

「シエルさんがアップデートの際に教えてくれました」

 

「一体何をうちの子に教えてんだあのバカ…」*5

*1
ものすごく嫌そうな顔をご想像ください

*2
リンドウ「実際はそんな事ないよ」

*3
突然変態の的にされそうになる2人

*4
「”呼んだ?”」

*5
「クシュン…風邪ですかね?」

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