百花繚乱のお狐様   作:お狐コンコン

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ケイちゃん実装だァァァ!!!
先生よ、石の貯蓄は十分か?
私は大丈夫じゃない大問題だ


鷹と狐の再会、星の帰還

 

「う〜ん…ホシノが捕まってるの何処だ〜?」

 

GPSの反応を追ってPMC基地の近くまで来たはいいが細かい場所までは分からない。

どうしたものか…

 

「ルナ、PMC基地の間取り図とかハッキングして盗れたりしない?」

 

「分かりました。やってみます」

 

これで盗れたら楽なんだけどなぁ。何処に捕まってるか覚えてないんだよなぁ。こんな事ならちゃんとストーリー読んどけば良かったぁ*1

 

「マスター、基地の間取り図を得ることは出来ましたが怪しい場所がありませんでした。」

 

「マジ?じゃあこの基地の中じゃなかったのかな?」

 

嘘だろ…そうなったらもう私には何処にいるかさっぱりだぞ…

 

「それなのですが…」

 

「うん?」

 

「すぐ近くにアビドス高校の本館があります。もしかしたらそこに小鳥遊ホシノが…」

 

「なるほど…他に手がかりないし行ってみるか。」

 

 

 

カツン…カツン…

 

「忍び込んだはいいけど……当たりっぽいな」

 

明らかに学校のものだったとは思えない扉あるな…この先に居るのかな?

 

「あ、鍵とかは掛かってないのね…」

 

こんなんだとすぐ逃げられるようなものじゃ……あ、無効にされてるけど契約で縛ってるって事になってるから抵抗とかは出来ないから要らないのかな?

 

「さてさて…悩み抱え込んだホルスは居るのかな〜?」

 

────────────────────

 

「………」

 

私はまた騙された。

 

先生に会って大人がみんな悪い大人じゃないって思うようになって気が緩んでいた。

 

このアビドスに関わろうとするなんてほとんどが自分の利益の為に動く悪い大人ばっかりだって知っていたのに…

 

先生がすごく珍しい方の大人だって分かってたはずなのに。

 

カツン…カツン…

 

「………誰?」

 

「まさか、このような形で再会する事になるとはね。」

 

「お前は…」

 

そこに居たのは忘れもしない、ユメ先輩を助けて、シロコちゃんにお姉ちゃんと慕われている、黒い狐のお面を付けた人物『妖狐』だった。

 

「なんでここに?やっぱりお前も黒服の仲間だったのか!」

 

「黒服?心外だな、あんな顔面ひび割れ黒たまごの仲間になった覚えは無いぞ」

 

「ブフッ…が、顔面ひび割れ黒たまごって…」

 

「事実だろう?あいつの頭どっからどう見てもひび割れ黒たまごに見えるだろ」

 

確かに見えなくは無いけど!この空気でそんな言葉普通出てくるかなぁ!?

 

「じゃあなんでこんな所にいるの?あいつらの仲間じゃないんでしょ?」

 

そう、仲間じゃないならここに居るはずない。ここはあいつらの所有している土地なのだから。

 

「ここに居る理由か?君、以前にGPS拾っただろう?」

 

「…確かに拾ったけどそれがどうかした?」

 

「あれ、私が仕込んでおいたものでね。回収し忘れたから回収しに来たと思えばここに辿り着いた訳さ。」

 

なるほど、確かに筋は通っている。だがそんなのいくらでもでっち上げられる

 

「君が私を疑っているのは別に構わないさ、だが私の方が君がここに居ることに疑問を持っているよ」

 

「私は…」

 

「大方黒服に契約を持ち掛けられたのだろう?全く、私が何の為に10億を借金にあてたと…」

 

「……え?今なんて」

 

「ん?大方黒服に契約を持ち掛けられたのだろう?」

 

「いや、そこじゃなくてその後…」

 

「あぁ、私が10億でアビドスの借金を返済した事か?」

 

「…な、なんで」

 

「……もったいないと思ったからだよ」

 

「え?」

 

「人生の1度しかない貴重な青春を借金を返済する為だけに過ごす…君たちが選んだ道とは言え君たちにも青春を楽しく過ごす権利はある。まぁなんだ…ただの気まぐれだよ。」

 

「いやいや、それで10億出すなんて君大富豪か何か?」

 

「いや?私はただの情報屋だよ。」

 

それはおじさん無理があると思うなぁ!?10億を気まぐれで出すなんて大富豪としか思えないよ!?

 

「そもそもその10億も黒服に私の情報を高額で渡した報酬だからね。」

 

「えぇ…報酬なら普通は受け取るものじゃない?」

 

「あんな見るからに怪しいヤツからもらう金を素直に受け取るか?」

 

「……確かに」

 

なるほど、確かにあんな怪しい大人から、報酬とはいえ大金を得たとしたら何かあると思っても不思議じゃない。

 

「アビドスがカイザーに借金しているのは知っていたからね。怪しい金は怪しい奴へ渡せば私に被害は無いって事さ」*2

 

「なら、君には感謝しないとね。ありがとう、私たちの借金肩代わりしてくれて」

 

「別に…さっきも言ったろう?ただの気まぐれだと。」

 

「それでもだよ。後、感謝ついでになんだけど…伝言頼まれてくれないかな?」

 

「なんだ?」

 

「アビドスのみんなに…ごめんって。手紙は置いてきたけど、それでも私は…」

 

「………なら直接伝えるといい」

 

「えっ!?……無理だよ、私はもうアビドスの一員じゃないから…」

 

「お前の先輩や後輩はそんな簡単に仲間を見捨てるのか?それほどまでにお前達は薄情な間柄だったのか?」

 

「そんな訳ない!あの子達は!」

 

「分かってるじゃないか。」

 

「あっ…」

 

そうだ、みんな簡単に見捨てる訳ないんだ。それを私は分かっていたのに…

 

「……みんな。」

 

「……長居しすぎたな、少し頭を整理するといい。私はこれで失礼するよ。」

 

「助けてくれる訳じゃないんだ」

 

「それは私じゃなくて君の仲間の役目だろう?それとひとつアドバイスをあげよう。」

 

「???」

 

「人は謝罪より感謝を伝えられた方が喜ぶぞ」

 

「ははっ、なにそれ…」

 

────────────────────

 

カツン…カツン…

 

「まぁこれで、少しは変わるかねぇ…」

 

さぁ、外から爆発音とかも聞こえて来てるしあの子達も近くまで来てるかな。

 

「そろそろ終わりの時間だ。ルナ、『あれ』流しとこうか」

 

「了解です!」

 

「さて、行きますか。」

 

 

ゲヘナやトリニティ、便利屋の助けを借りながらアビドス一行はホシノがいるという実験室のすぐ近くまで来ていた。

だがもうすぐ目の前だと言うのにカイザー理事が現れ邪魔をしようとしてきた。

 

「お前たちのせいで、計画がっ!!!私の計画があぁぁっ!!!」

 

「ダイナミック・エントリィィィィィィ!!!!!!」*3

 

「なっ!?ぐあぁぁぁっ!!!!!!!」

 

「「「「「「「”……………え?”」」」」」」」

 

「ふぅ…華麗に決まったぜ」

 

「……ヘルメットの人だよね?」

 

「綺麗にカイザー理事の頭に飛び蹴り決めたわね…」

 

「味方…なのでしょうか?」

 

突然の乱入者にお互い身動きが取れず数秒間の沈黙状態に陥ったが沈黙を破ったのもまた乱入者だった。

 

「何ボサっとしてるんだ。さっさと行きな」

 

「え?」

 

「小鳥遊ホシノを助けに来たんだろ?ここは任せな。」

 

「え、でも…」

 

「ん、行こう。」

 

「シロコちゃん!?」

 

「あの人、任せろって言った。信じてみよう」

 

「”…………行こう”」

 

「先生も!?……あーもう!分かったわよ!」

 

これでホシノに関してはもう問題なし、後は…

 

「ヘルメットごときが…私の邪魔をしおって」

 

「残念だが…私はただのヘルメットじゃないんでね」

 

「……なんだと?」

 

「名乗っていなかったな、私は『妖狐』ただのしがない

 

「情報屋さ」

 

「な、姿が!?」

 

「理事!おそらくこいつは昨日襲撃してきた狐の面と思われます!」

 

「くそっ!なぜ…なぜ貴様は私の邪魔をする!」

 

「なんでって……てめぇらみてぇな汚ぇ大人ぶん殴りたいって思うのは普通だろ?」バチッバチチッ

 

せっかく大暴れするんだ、ここは纏雷も使って派手に大盤振る舞いと行こうじゃないか

 

「だから…大人しく叩きのめされてくれ♪」

 

「ふざけるなぁぁぁぁ!!!」

 

この後、カイザー理事たちは犬神家状態で放置され無様な姿を晒す事になったとさ

 

────────────────────

 

「「「「「ホシノ(ちゃん)(先輩)!!!」」」」」

 

「………ユメ先輩、みんな。」

 

「……お、おかえりっ!先輩!」

 

「あぁっセリカちゃんに先をこされてしまいました!恥ずかしいから言わないって言ってたのにズルいです!」

 

「………みんな、ごm」

 

『人は謝罪より感謝を伝えられた方が喜ぶぞ』

 

「……ありがとう、ただいま」

 

 

 

「………これでアビドスの問題は一旦おしまい。次は…」

 

千里眼で対策委員会と先生に「おかえり」と言われ、ホシノの「ただいま」と笑う様子を見守っていると…

 

「これがあなたがアビドスでしたかった事ですか?妖狐さん」

 

「………」

 

「お面をしていても嫌そうな顔しているのが分かりますよ。」

 

「何の用だよ。黒服」

 

原作じゃここで黒服が出てくるなんて描写はなかったはず…めんどくさい要件じゃないだろうな

 

「いえ、特に用はありませんよ。ですがあなたが一年以上前から準備してきた目的がこれとは思えなくてですね」

 

「………基軸世界と特異点による相違性」

 

「はい?」

 

「私の目的だよ。干渉することでどう変化するのか見ているのさ」

 

「あなたはその特異点だと?」

 

「さぁね、私にとってはこれからが本番だ。アビドスはその序章に過ぎない」

 

「………」

 

「喋りすぎたな…本来なら10億ですら安い情報だ、貸しにでもしとくんだったな」

 

「別にかまいませんよ?あなたの目的を知れたのですから」

 

「はっ、小鳥遊ホシノをあの手この手で手に入れようとしてたやつのセリフには聞こえねぇな」

 

「クックック、それでは私も失礼するとしましょう。」

 

「あぁもう会いたくもねぇけどな」

 

「クックック」

 

「………」

 

なんかそれっぽい事適当に話してたら黒服に貸しが出来ちゃった…なんだよ基軸世界と特異点による相違性って

私バカだからよぉ…バカだからよく分かんねぇぞ?何となく知ってた単語なだけで意味なんて対して知らねぇし

 

「はぁ…疲れてんのかな。帰ろ」

 

確かパヴァーヌはゲーム開発部に助け求められてから始まるはずだしまだ余裕あるだろうからしばらくはゆっくりしようかなぁ〜

 

────────────────────

 

「あ、そうだみんな」

 

「ん、どうしたのホシノ先輩?」

 

「借金を代わりに返してくれた人の居場所わかったから今度お礼言いに行かない?」

 

「え!?どこの誰だか分かったの!?」

 

「うん、だから今度みんなで行かない?」

 

「わぁ〜賛成です♪」

 

「どんな人なのかな〜?」

 

(借金以外にもユメ先輩のお礼を伝えてないんだからびっくりさせてあげなきゃね。おじさん逃がさないよ〜?)

 

 

 

「ゾワッ!!……え?何今の…悪寒?」

*1
n敗

*2
クックック、それはどうでしょう?

*3
某青春の濃ゆい人よろしく

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