百花繚乱のお狐様   作:お狐コンコン

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ホシノ「遊びに来たよ〜」リンドウ「は?」

アビドスでホシノを救出した翌日、リンドウは

 

「ぬ゛お゛お゛お゛お゛お、マ゛ッ゛ザージーぎぐう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛」

 

オフィスの隅に設置したマッサージ機でくつろいでいた。

 

「お゛ぼぼぼぼぼぼぼ」

 

纏雷による身体能力の活性は便利だけど使ったら次の日身体が痛くなるんだよねぇ。だからマッサージ機買ったんだけど…

 

「ゔお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛全身もみほぐしざい゛ごお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛」

 

 

────────────────────

 

「それじゃあみんな、行こっか」

 

「しゅっぱ〜つ!」

 

「その人のいる場所って何処なの?ホシノ先輩」

 

「うーんとねぇ、ブラックマーケット近くの建物らしいんだよねぇ」

 

「ならとりあえずブラックマーケットに向かうんですか?」

 

「そうなるかなぁ。まぁゆっくり行こうよ」

 

それから一同はブラックマーケットへ向かい、前に見つけたたい焼き屋でひと休憩しながら目的地へ向かっていた。

 

「うーんここら辺だと思うんだけどなぁ…」

 

「あ、ここじゃないですか?」

 

そこには小さく扉に【情報屋兼傭兵・妖狐事務所】と書かれた建物があった

 

「ここだね」

 

「ホシノ先輩……ここって」

 

「うん…行こう」

 

ピンポーン

 

────────────────────

 

「ん"ん"ッッ〜何とか身体は動くな」

 

今後も纏雷使うってなるとこの副作用何とか出来ないかなぁ?エデンなんて戦闘ばっかりな予感もするし

 

「さて、今日何しようかな」

 

\ピンポーン/

 

「おん?珍しいな…客か?」

 

ここを知ってる人なんてほとんど居ないし……本当に誰だ?

 

「まぁいいか、はいはい今行きますよ〜」

 

「お待たせした、いかが御用で…」

 

「やっほ〜遊びに来たよ〜」

 

「……………………」

 

「は?」

 

 

 

「どうしてここの場所が分かったのか、いろいろ聞きたい所ではあるが…」

 

「とりあえず、お茶だ」

 

「う゛べ〜あ゛り゛がどね゛〜」

 

「ん、お姉ちゃんの匂いいっぱい」

 

「変態的発言やめてもらえるか?」

 

「後なんで人のマッサージ器使ってるんだ」

 

「う゛べ〜い゛い゛じゃ゛ん゛〜」

 

「ちょっと、ホシノ先輩」

 

「はぁ…それで?此度は如何なる御用でうちに?」

 

「えっと…それは…」

 

アビドスに関してはもう借金も無いしユメ先輩に関する事も無いはず…あるとしたら雷帝の遺産の列車砲「シェマタ」に関するとこだけどあれは……あれ?なんでホシノがあそこ行ったんだっけ?

 

「うへ〜お礼を言いに来ただけだよ〜」

 

「………お礼?」

 

「うん、お礼」

 

なんかお礼言われるような事したっけ?便利屋と一緒にヘルメット被って襲撃とかしたからむしろ警戒される方だと思うんだけど…

 

「……お礼されるような事したか?」

 

「え?この人本気で言ってるの?」

 

「???」

 

「これは本気で言ってますねぇ」

 

「お礼って言うのは借金とユメ先輩、それにシロコちゃんの事に対してだよ〜」

 

「???…別にお礼言われる事じゃないだろ?」

 

「えっと…妖狐さん?からしたらそうでも私達からしたら感謝してもしきれないほどなの」

 

「ん、だからお姉ちゃんに直接お礼が言いたかった」

 

「私が遭難していた時に助けてくれて」

 

「私をアビドス高校に連れて来てくれて」

 

「借金を代わりに返してくれて」

 

「「「「「「ありがとうございます」」」」」」

 

「……なんだかむず痒いな」

 

私は私がしたいと思った事をしていただけ…回避出来うる悲劇を回避したいって私のエゴでやった事だ。私はあくまで悪役を演じようとしているだけだから

 

……よく考えると感謝される悪役ってどうなんだ?私悪役向いてないのか?*1

 

「それにしてもすごいねぇ。これ全部妖狐ちゃんが集めたの?」

 

ホシノが見ているのはキヴォトス中の様々な情報がまとめられた資料棚であり分かりやすく自治区別に仕分けされていた。

 

「あぁ私は情報屋だからね、色んな情報を集めそれを欲しがる奴に売っているのさ」

 

「凄いですねぇ、アビドスの地質や気候なんかもまとめられてますよ」

 

「ちょっと、勝手に見たらダメなんじゃ」

 

「あぁそこら辺のやつは重要度が高くないし古い情報だ。貴重な情報なんかは別で保管しているから、そこのは自由に見てもらって構わないよ」

 

「うへ〜じゃあ遠慮なく」

 

「最初から遠慮無かっただろ」

 

「確かに」

 

「アヤネちゃん!?」

 

そしてアビドスの古い情報を見たりヘルメットが自分だということがバレたり騒がしい時間が過ぎていった。

 

「じゃあそろそろ帰るね〜」

 

「ん、お姉ちゃんまたね」

 

「次は客として頼むよ」

 

そうしてアビドス一行は帰っていった。

 

「まさか黒服がここの場所をバラしていたとは…別の場所に移るべきか?」

 

でも今から忙しくなるっていうのにそんなことしてる暇なんてほとんどないぞ?

 

「……まぁ考えるのは今度でいいか。今日は急な来客もあったしなぁ」

 

明日からは何するかなぁ…情報の更新やシャーレの動向でも探るか。

 

【次の日】

 

「やっほ〜遊びに来たよ〜」

 

「はい?」

 

【また次の日】

 

「うへ〜」

 

「ん?」

 

【そのまた次の日】

 

「これ置いていい〜?」

 

「待て待て待て待て待て」

 

「ん?どうしたの〜?」

 

「どうしたのじゃねぇよ。4日連続で来てるじゃねぇか」

 

あなた、いくら借金無くなったとはいえやる事あるでしょうが!なんで毎日来てるんだよ!?しかも何、人をダメにするソファー(くじらモデル)持ってきてんだ!

 

「いや〜あまりにもここが居心地いいからさぁ〜つい来ちゃうんだよねぇ〜。あ、これここに置いていい?」

 

「人のオフィスを私物化しようとするんじゃない。」

 

「うへ、おじさん頑張って持ってきたのに…」

 

「……そこの隅なら置いていいぞ」

 

「やった♪」

 

「全く…」

 

なーんでこんなに気にいられてるんでしょうか?私にはさっぱり分かりません。

 

「カイザー株が大暴落…まぁあんな事した上にどこかの誰かにタレコミされたらねぇ」

 

「その誰かさんって妖狐ちゃんの事じゃないの〜?」

 

「ちょっと何言ってるかわっかりませーん」

 

「うへ〜悪い子だ〜」

 

「悪いのはカイザーでーす。後なんで人の膝を枕にしているんですかね?」

 

さっきまで自分で持ってきたソファーにいたじゃん。いつの間に人の膝を枕にしてるんだよ

 

「うへ、いいじゃん減るもんじゃないし。妖狐ちゃんの膝は程よくしまっていてノノミちゃんとはまた違う感触が」

 

「セクハラで訴えたら勝てるかな?」

 

「ん!ホシノ先輩ばっかりずるい!」

 

「シロコちゃん!?」

 

「増えた…」

 

「私もお姉ちゃんと一緒に居たいのに抜け駆けはダメ!」

 

「そ、そんな事無いよ〜(^_^;」

 

「なんでもいいから帰ってもらえない?」

 

────────────────────

 

 

「はぁ…やっと帰った」

 

2人ともずっとオフィスにいるもんだからなーんも進んでねぇよ。

 

ピロン

 

「ん?なんだ……傭兵の方の仕事の依頼か」

 

便利屋以外からの傭兵の仕事の依頼って久しぶりな感じするな。最近アビドスに付きっきりだったからだけど

 

「依頼元は……ミレニアム?」

 

ミレニアムで傭兵なんて珍しいな、あそこはセミナーやC&Cが居るからミレニアム生以外で問題が起きる事自体珍しいはずだし。

 

「まぁとりあえず仕事自体は受けるか。次はちょうどミレニアムだしな」

 

さて、一体どんな仕事になる事やら…

*1
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