百花繚乱のお狐様   作:お狐コンコン

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VSトリニティピンクゴr「ん?」聖園ミカ

パパパパパパパッ!!!

 

ダァンダァン!!!

 

「オラオラァ!あんだけ大見得切ってその程度か!?」

 

「うるさい!さっさと大人しくして!」

 

「戦い慣れしてないお嬢様に負ける程腑抜けてはいないんでねぇ!」

 

ミカは確かに最強格に準ずるとされてはいるがホシノやヒナ、ネルに比べれば明らかに戦い慣れしていないからかあの子達より攻撃を見切るのが明らかに楽だ。

 

ミカの攻撃は基本的に自身のフィジカルにものを言わせた力任せの直線的なものばっかりで威力自体は凄まじいものの本人の性根と同じでバカ正直に狙ったとこを攻撃してくる。だから…

 

「なんでこんなに攻撃してるのに当たらないの!」

 

「はっ、そんな馬鹿みたいにまっすぐ撃って的狙ってるのとは訳が違うんだよ!」

 

ダァンダァン!!

 

「痛い!なんでそっちのは当たるの!」

 

「まるでこっちは的当てしてるように当てやすいな!さっきまでの威勢はどこ行ったんだ!?」

 

「森の中を跳ね回って猿なのか狐なのかはっきりして欲しいんだけど!」

 

ドカァァァァァァァン!!!

 

「もう!また煙幕!?」

 

戦い慣れしていないからフェイントや木の陰に設置した着火式の爆弾や煙幕に全部引っかかる…申し訳ないけど使えるものはなんでも使って戦うのを得意とする私からすればいい的でしかない。ただ…

 

「あーもう!えいっ!」

 

バキャッ!!ドォォォォン!!!

 

素手で木を殴り倒すゴリラを前に正面切って正攻法で戦おうなんて考えは私には無い!

 

それに今1番大事なのはミカを倒す事ではなく…

 

(近くには来ているだろうがどうやって誘導するか…)

 

「隙あり!」

 

「しまっ…!!」

 

「えいっ!」

 

ブォン!!

 

(これは間違いなく当たる!腕の1本くらい折れても文句言わないでよね!)

 

「………なんてね」

 

「え?」

 

どこからどう見てもミカの拳が妖狐に当たると思われたが結果はミカの拳を妖狐が優しく受け流した形になった

 

「な、なんで…今確かに…」

 

「お嬢様にしては悪くなかったが相手が悪かったな」

 

「私とお前では戦闘に関しての経験値が違う。私に攻撃を当てたいならもっと大きく揺さぶりを…」

 

「こうなったら…ナギちゃんからは止められてたけど…仕方ない…」

 

(ん?何する気だ?)

 

「ナギちゃんを助ける為だから…許してくれるよね…」

 

「……………何するつもりだ?」

 

「さぁね、でも…」

 

「貴方にも一応、祈ってあげる」

 

ミカが祈る?…………まさか!?

 

────────────────────

 

「ん、んむぅ…私はなぜ寝て…」

 

「"あ、起きたかい?ナギサ"」

 

「先生?何故先生が………はっ!私は一体どれだけ寝ていましたか!」

 

「"落ち着いて、多分1、2時間位だよ"」

 

「そ、そうですか…何故補習授業部とシスターフッドの皆さんが?」

 

「"説明すると長くなるんだけど実は"」

 

ドォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!

 

「な、なに!?地震!?」

 

「いえ、地震にしては予兆もありませんでした…おそらくはなにか大きなものが落ちてきたような…」

 

「まさか………ミカさん!」

 

「"な、ナギサ!?"」

 

先生の静止を意にせず揺れの発生源と思わしき方向へと走っていくナギサを突然の揺れも相まって周囲は数秒固まったまま見送っていた。

 

「………はっ!ナギサ様を追いかけましょう!」

 

「"そうだね!"」

 

 

 

 

 

 

 

ドォォォォォォォォォォォン!!!!!!

 

 

「ちっ……まさか本当に隕石を落とすなんて」

 

別に予想していなかった訳じゃない…自分にも4つ能力があるのだ、他の子にもなにか能力があっても不思議じゃない……だがこれは…

 

これはおかしいだろう!?

 

なんでミカが実際に隕石落とせるんだ!いくら小型の隕石と言えど威力おかしいだろ!?

ゲーム内でも隕石落とす演出はあれどあれはあくまでゲーム内でのスキルとしてであって実際に落とせるのは違うだろ!?

 

それがまかり通るなら私の能力の威力ももっと上がれよ!?なんだ!?原作にあるキャラは贔屓されてるのか!こんな…こんな事が許されていいのか!?

 

 

「あれ?避けられてる?すばしっこいなぁ」

 

「まさか隕石を落としてくるとは思わなかったがな…トリニティのお嬢さんはみんなこうなのかな?」

 

「あはは、口がよく回るね…今ので終わりだと思ってるの?」

 

「…………なに?」

 

「2個目……どう避けるのかな?」

 

「チッ!!!こんのゴリラめ…」

 

このままじゃ隕石で潰れる…

 

どうする…このまま移動して無理やり進めるか?

 

「チッ…一か八かやるしかねぇ」

 

「逃がすわけないじゃんね!」

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…おそらくあれはミカさんの隕石…あれをミカさんが使うとなれば…」

 

周りへの被害の事も考えてミカさんには使わないようにと言っていたのに…今考えられる中でそれをミカさんが使わざるを得ない相手となればただ一人…

 

「妖狐さん…一体あなたは何を…」

 

何故妖狐が自分を眠らせ、自分の親友と戦っているのかは分からない。だが妖狐をトリニティに呼んでしまったのは自分であり、自分を眠らせる前に言っていた事も聞かねばならない為ナギサが立ち止まっている場合ではなく決して運動が得意な方ではないとしても今はただ戦っているであろう2人の元へ急がねばならなかった。

 

「急がないと!」

 

 

 

 

 

ドォォォォォォォォォォォン!!!!!!!

 

 

 

「クッソ……いくらトリニティが広いとはいえ少しは被害の規模考えろよ…」

 

「逃げ足の速さはいっちょまえじゃんね!」

 

あーもう!フィジカルゴリラはスピードもおかしいのかよ!離れないように全力じゃないとはいえ速えんだよ!

 

(でももう少しで目標がいるであろう場所に着く…もう少し耐えれば)

 

「よそ見してる暇あるの?」

 

「へっ、そういうのは当てれるようになってから言うもんだぞお嬢さん!?」

 

「へぇ言うじゃんね…えいっ!」

 

ミカが拳を振りかざそうとしたその時

 

「きゃあぁぁぁ!!!!」

 

「!?!?!?」

 

悲鳴の先にはティーパーティーの服を着た子が数人おり何人かは腰を抜かしてか座っていて動けない状態になっていた

 

 

(なんでティーパーティーの子達が!?どうしようこのままだとあの子達も巻き込んじゃう!)

 

「はっ、どうした聖園ミカ!百合園セイアの仇を前によそ見してんじゃねぇよ!」

 

「は?」

 

 

「え?今あの人セイア様の仇って…」

 

「セイア様って今は入院中じゃ…」

 

「一体どういう事?」

 

 

「…………なんのつもり?」

 

「はて?なんのつもりとは?」

 

「まるでわざとあの子達に聞こえるように自分がセイアちゃんの仇って…何がしたいの!」

 

「何がと言われてもなぁ?せっかくのギャラリーがいるんだ、何故戦ってるのか明確にしておくのも悪くはなかろう?」

 

(まるでわざと私をここに誘導したみたい…一体何を考えているの?)

 

「大義名分を得たんだ、貴様がしている事はなんらおかしな事じゃないだろう?さぁ来いよ、第2ラウンドといこうじゃないか」

 

「………いいよ、口車に乗ってあげる」

 

再び両者がぶつかり合おうとした瞬間…

 

 

「ミカさん!!!!」

 

 

「!?!?ナギちゃん!?」

 

「桐藤ナギサ…なぜここにいる」

 

「そうだよ!ナギちゃんなんでここにいるの!逃げなk「それはこっちのセリフです!」!?!?!?」

 

「ミカさんも妖狐さんも何故戦っているんですか!納得できる説明をしてもらいます!」

 

「……………興が削がれた、ここは1度引くとしよう」

 

「な!?逃げるつもり!?」

 

「トリニティよ、この妖狐が諦めると思うな。近いうちに必ず私はトリニティに混乱をもたらしてやろう」

 

「待て!………逃げた」

 

「…………妖狐さん」

 

「ナギちゃん…あの人の事知ってるんだよね」

 

「はい…その事に関しても話し合いましょう…」

 

「うん……そうだね」

 

 

 

 

 

 

「妖狐……あれがトリニティの敵ってことですよね?」

 

「この事を広めないと!」

 

「妖狐をトリニティで指名手配にしましょう!正義実現委員会にも連絡を!」

 

────────────────────

 

「はぁ…まさかミカ相手にあれほど苦労するとは…」

 

「マスター…大丈夫ですか?」

 

「姉さん…無理はしないでくださいね?」

 

「はは…大丈夫だよふたりとも…これぐらいはまだ想定内だよ」

 

「それよりも…頼んでおいた事はできてる?」

 

「はぃ…でも本当にいいんですか?このままだとマスターが…」

 

「私も正直反対です…姉さんが全部背負う必要は…」

 

「これも大事な事だよ…じゃないと救えない子達がいるんだ」

 

「これは…『妖狐』を悪役として広める為に必要なことなんだから…」

 

 

────────────────────

 

「セイアちゃんが………生きてる?」

 

「はい、救護騎士団の団長が今もすぐそばで守ってくれています。」

 

「それに…私が襲撃した時にセイアとは普通に喋った…その妖狐とやらが言っている事はおそらくは嘘だ」

 

「じゃあ…なんでそんな嘘を…」

 

「分かりません…何か思惑があるとしか」

 

「ミカさん…もしかしたら妖狐さんは」

 

「"裏切り者という罪を自分に着せた?"」

 

「おそらく…」

 

「妖狐さんがどこまでトリニティの内情を知っているのかは分かりません…ですが彼女がキヴォトス1の情報屋ならミカさんの事情も知っていて不思議じゃありません…」

 

「私が裏切り者を探して欲しいという依頼ももしかしたら利用されただけかもしれませんが…」

 

「…………次会う時には、ちゃんと聞かなきゃね…」

 

「そうですね…」

 

「そういえば補習授業部の皆さん…試験の時間が近いですが大丈夫ですか?」

 

「「「「「"あ"」」」」」

 

「ナギちゃん…さすがに時間ずらしてあげたら?」

 

「ですがもう1時間少しで始まるので今から変えるのも難しいですから…」

 

「は、走りましょう!そうすれば間に合います!」

 

「そうだな!急ごう!」

 

「ま、待ちなさいよぉ…!」

 

「みんな〜頑張ってね〜!」

 

何とか補習授業部はギリギリ時間に間に合い全員合格を果たしたとさ。




ミカは隕石を落とせる。それが例え小型のものだったとしてもその被害は……さすがトリニティピンクゴr「あ?」すみませんでした
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