百花繚乱のお狐様   作:お狐コンコン

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水着ナグサ天井しちゃったよぉ…しかも紫2個って…許さん…許さんぞアロナァァァァ!


数多の亡霊、交錯する思惑

「ナギちゃん…私も調印式の警備、参加していい?」

 

調印式の日の前日、トリニティでは妖狐がミカと戦っていた時にいたティーパーティーの子達が妖狐の悪事を聞いており妖狐が指名手配され、その妖狐がエデン条約で再び現れるのではという事で警備の配置を考え直していた。

 

「ミカさん、気持ちは分かりますが…」

 

「ナギちゃんお願い……私、あの子に話を聞かなきゃいけないの」

 

なぜわざわざ私の罪を被ったのか…本来あの状況なら私は今頃トリニティの本当の裏切り者としてトリニティで拘束状態になっていたはず

 

それが今はどうだろうか…本来とは真逆の妖狐を退けた英雄とでも言うかのようにティーパーティーのパテルのトップとして今も尚この席に居れている…

 

「あの子が何を考えているのか…どうして私が背負うべき罪を代わりに背負ったのか…聞かなきゃいけないの」

 

「…………分かりました。ではすぐ動けるように古聖堂に配置するよう手配しておきます」

 

(話を聞かなければいけないのは…私もですから)

 

「ありがとうナギちゃん!」

 

────────────────────

「………さて、ついに調印式か」

 

ついに待ちに待ってもいない調印式の日になった…

 

依頼の途中でミカと衝突して裏切り者の罪を被った事でトリニティで指名手配されたので情報収集が難しくなった為トリニティが今どんな状況なのかは分からない。

 

だがこれによりミカが魔女と呼ばれいじめられるという未来は変わった、むしろトリニティを潰そうとしている指名手配犯を退けた人物としてむしろ尊敬されているらしい。

 

「でも私がトリニティで暴れたから調印式の警備は厳重になっているはず…」

 

既にミカにエデン条約を利用してゲヘナを潰そうという計画(嘘)を宣言しているから原作よりも警戒して戦力を集めているかもしれない…

 

「そうなればアリウスも動くのが難しいはず…いや確かマコトが裏で繋がっていたからある程度は警備の配置もアリウスは知っているかもしれないのか」

 

あんのゲヘナバカマコトめ…めんどくさい事しやがって…

 

「そうなるとミサイルは原作と変わらず発射される…」

 

出来ることならミサイルの発射自体を防いでヒナ達が怪我するのを回避したいがそうするとあのクソババアが何するか予測つかないからなぁ…

 

「被害はできるだけ最小に…ただし原作には沿うように…」

 

先生が撃たれるとシナがヒナる…逆だ逆、ヒナがシナるからそこは回避したい…なんならそこで先生が死なれたら詰むから…

 

「………よし、どう動くかは決まった。なら必要な物は…」

 

あの多眼赤肌イキリクソババアのせいでこんなめんどくさい事になるんだからクソババアに会った時には絶対に一発顔面にフルスイングかあの多眼にレモン汁ブッシャーしてやろうか……レモン常備しとこうかな…

 

────────────────────

 

【調印式会場】

 

「………もうすぐだな」

 

調印式も目前となり、準備や警備に追われる生徒があくせくと動き回っている。

 

かくいう私は変化を使いただの見物モブに姿を変え周りが見やすく監視の範囲外の高所に待機していた。

 

天気はこの後に騒乱が起きるとは思えないほどの青く透き通った雲ひとつない快晴だ。

だが会場には重苦しいピリピリした空気が少なからず漂っていた。

 

(分かりやすく警戒している…それもそうか)

 

事前に犯行予告があればそりゃ警備もより厳重になるよなぁ…原作にもいたけどツルギやハスミらしき姿も見えるし

 

クロノスの放送に目を通すと既にマコトは飛行船に乗ったようだ…視線をあげるとたしかに飛行船が既に上空を飛んでいた

 

「ミサイルの被害を避けるために飛行船乗ったんだろうけど墜ちるんだよなぁ…なんであの高さから落ちても普通に生還できてるんだ?ギャグ世界の神秘?」

 

となるともうすぐミサイルが飛んでくる…古聖堂から少し離れているとはいえここももしかしたら余波で吹き飛びはしなくても半壊するかもしれないな…

 

そんな事を考えていると遠目に古聖堂に向かっている高速のナニカが見えていた。

 

(来たか…)

 

知っていなければ気づかない距離からの捕捉…着弾するまであと十数秒と言っても今この付近にいる者は誰も気づいていない

 

「さて、じゃあまた暴れるか…」

 

全部悪いのはベアトリーチェだからね!あのクソババアが大人しくしていたらこんな事しなくても良かったんだから!

 

「なんなら全部ベアトリーチェに罪背負ってもらおうかな…」

 

最終準備を終えいつでも参入可能の状態にするとミサイルが古聖堂に着弾した…黒煙が舞い上がり悲鳴が飛び交い各々が対応に追われていると青白く発光し、ガスマスクをつけた…

 

ユスティナ聖徒会の亡霊が顕現した

 

「さぁ…私も参戦するとしよう」

 

ユスティナ聖徒会が顕現すると同時に灰色の狐が建物から飛び降り軽快に瓦礫を飛び越え騒ぎの中心へと向かうのだった…

 

────────────────────

 

「ナギちゃん!大丈夫!?」

 

「こちらは問題ありません。それよりもこれは…」

 

周りを見ると古聖堂は破壊され周りには大量の亡霊…誰がどう見ても絶望の絶体絶命だった

 

「これも妖狐さんが?」

 

「……いや、多分アリウスだと思う」

 

「とりあえずナギちゃんは安全な場所に避難して」

 

「分かりました。ミカさんは?」

 

「私はアリウスの子たちを止めるよ。もしかしたらもうあの子も来てるかもしれないし」

 

「……ミカさん、お気をつけて」

 

「うん、わかっt」

 

いざ戦おうと現れた亡霊達に目を向けた瞬間…遠目ながらにも瓦礫を飛び越え何処かへ向かおうとする灰色の人影が見えた…

 

「!!!あの子が居た!急がなきゃ!」

 

妖狐を追いかけなきゃ、そう思っても目の前に立ち塞がる亡霊の群れが追いかけるのを許さない…まずはこの亡霊を倒さなければ彼女を追いかけるどころの話ではなかった

 

「………邪魔しないで!」

 

────────────────────

 

「チッ…先生は何処だ?」

 

瓦礫を飛び越え亡霊を回避しつつ先生を探すがどこもかしこも混乱と戦闘ばかりで先生の位置が捕捉出来ずにいた

 

「ヒナの近くにいるんだろうけどそのヒナも見つからねぇ…」

 

ヒナの攻撃は特徴的だから見つけれればすぐに分かるのだがなかなか見つからない

 

「こっち側じゃないのか?なら別の方向に…」

 

そう思い別の方向に目を向けると…

 

ドドドドドドドドドド!!!!

 

紫色の弾幕が飛んでいた

 

「あそこか!」

 

 

 

「くっ…」

 

「"ヒナ!"」

 

ヒナが倒れてしまいアリウススクワッドに囲まれ逃げる事もできなくなってしまった。

 

「だがその前に貴様を処理しておくとしようか。」

 

銃口がこちらへ向けられもはやこれまでかと思った瞬間…

 

ボフンッ!

 

「なっ!?煙幕だと!?」

 

("なんだ?一体誰が…")

 

「……悪いな先生」バチッ

 

「"え?"」

 

 

 

「ちっ…煙幕とは小癪な…」

 

「だが室内ならまだしも屋外での煙幕はすぐ晴れる…逃げようとも無駄だ」

 

徐々に煙幕が晴れ視界が良好になると先程までいたところに先生はおらず少し離れた場所に逃げるように走る先生が居た

 

「逃がさん!」

 

「っ……先生」

 

ガサッ…

 

「えっ……これは」

 

 

 

 

「"はぁ…はぁ…"」

 

走って逃げるも先生がスクワッドから逃げれるはずもなくすぐに先程と同じ状況になった

 

「無駄な抵抗はやめて観念するんだな」

 

「"くっ…"」

 

「シャーレの先生……貴様が計画の一番の支障になりそうだと、彼女は言っていたからな。」

 

ダァン!!

 

「"ぐはっ"」

 

キヴォトスの外から来た先生には一発で十分…そう思い命中したのを見ていたから油断していた…

 

「"なんて言うと思ったか?バーカ"」

 

「は?」

 

ドカッ!

 

「くっ!」

 

「リーダー!」

 

「油断は禁物って教わらなかったか?」

 

「貴様っ…」

 

先程まで先生がいた場所に先生の姿はなくそこに居たのは…

 

「なぜ貴様がここに居る!」

 

ついこの間、屈辱的な敗北を味わった相手…妖狐だった

 

「なぜ貴様がここにいる!シャーレの先生を何処へやった!」

 

「シャーレの先生か?それならさっきの煙幕の時に入れ替わっておいたのさ。今頃はゲヘナ風紀委員長と共に戦線離脱しているだろうな」

 

「なぜ貴様が我々の邪魔をする!我々の邪魔をしないと言ったのは貴様だろう!」

 

「私はあくまで私の目的を妨害しないならお前達の邪魔をしないと言ったんだ」

 

「私の目的の為にはシャーレの先生が必要なんでな、先生を始末しようとするお前達の邪魔をするのは当然だろう?」

 

「貴様…」

 

「このまま引くのなら今は見逃してやる。無駄な戦闘をするのはお前達も不本意だろう?」

 

「それとも……今ここで」

 

「お前達を動けないようにしてやろうか」

 

(なんだ…この殺気、まるで鋭い牙が喉元に突きつけられているような…)

 

「……引くぞ」

 

尋常ではないほどの殺気に気圧されサオリ達はこの場を引くことを選びその場から去っていった

 

(千里眼で近くにアズサが来ていた…となるとこの後ぶつかるだろう)

 

「全く……ベアトリーチェにキレているとはいえあの子達に殺気を向けるのはお門違いだったな」

 

絶対にあのクソババアは一発…いや十発ぐらいは殴らねぇと気が済まねぇな

 

こうして調印式は各々が苦虫を噛み潰したような気持ちで潰された

 

「スクワッドにつけた発信機は正常に作動しているな…これでカタコンベの道筋もだいたいわかるはず」

 

狐の思惑は順調と言えずとも確実に進んでいた。だがそれを悟ったものは誰もいない…

 

「確かに私が見た未来とは違うようだ…だが大筋が分かっているのなら手助けくらいはできるだろう?」

 

はずだった




先生に変化しても2人に増えただけじゃない?と思うそこのあなた!実際は眠って貰った(気絶)先生には変化で瓦礫に見えるようにしてリンドウが離れたタイミングで変化が解けるのでヒナにはさっき走っていったはずの先生がすぐ横で寝てる(気絶)しているように見えるわけです
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