ダァン!!!ダァン!!!
ドカァァァァン!!!!
「クッソ…ミメシス共が多い!」
ベアトリーチェをぶっ叩こうにもミメシスが湧き出て近づけない…
「先程の威勢はどこへ行ってんです?もっと踊ってみせなさい!」
「うるせえババア!奥に引きこもってる癖にイキんなタコ!」
「減らず口がぁ!」
ベアトリーチェは動かないからどうとでもなるけどミメシス!ミメシスが多い!
「妖狐…どうするんだい、このままではジリ貧だよ」
(ユスティナ聖徒会のミメシスはアツコのロイヤルブレッド…ん?ロイヤルブラッドに基づいて出てくる…ならアツコを解放出来ればミメシスが増えることは無くなる?)
「試す価値はあるか…」
「妖狐?」
「セイア、今から話す事実行出来るか?ゴニョゴニョ」
「………このままよりは良さそうだね、いいだろう任せたまえ」
「よし、なら行くぞ」ボフン!!!
「煙幕?無駄な事を」
「無駄かどうかは見てからにしな!」パシッパシッ
準備は完了…ここからは時間稼ぎだな
「煙幕なんて小細工はミメシスの前では無駄です。さっさと諦めて降伏しなさい」
ブォン!!!
「なっ!?」
ベアトリーチェが腕を払い煙幕を払うとそこにはユスティナ聖徒会の代わりに大勢の妖狐がお互いを攻撃するべきか悩んでいるように固まっていた
「これは一体!?」
「ご自慢の兵隊は動けなくなったみてぇだな!」
私の変化は自分だけじゃなく他人や物にも使うことができる、条件としては私自身が直接触れなければいけないし一定の距離を離れてしまうと解けてしまうが室内なら距離も離れることなく煙幕で視界が塞がれている時に触れれば変化させたままにできる
「こっちからすれば全員敵なんでなぁ!せいぜい疑心暗鬼になってな!」
こちらは誰を撃っても全部敵だが向こうはほとんどが味方で下手に撃てない…ミメシスにそんな思考があるかは疑問だったが複製と言っても人らしい思考はあるらしい…あからさまにさっきより撃てずに困惑している
「棒立ちのタコより全然人間らしいな!立場逆転した方がいいんじゃねぇか!?」
「どこまでも戯言を…いいでしょう、ならば」
なんだ?いくらでも出せるからって同士討ちさせるのか?
「ミメシスはいくらでも出せます。ならばこういった戦術だって出来るのですよ?」
ベアトリーチェが手に持っているのはなんだ?爆弾のようにも見えるが……爆弾……まさか!?
「あなたならこれもおそらく知っているのでしょう?そうです、これはヘイローを破壊する爆弾…キヴォトスに生きるあなた達に死を与える事のできる兵器です」
クソッ、やっぱりそうか…だがなんでベアトリーチェはこれみよがしに爆弾を見せびらかしたんだ?ミメシス諸共なら何も言わずに投げ込めばいいものを…
「どうしてこれをわざわざ見せたと思いますか?知らない者なら気にもとめないでしょうが知っているあなたなら少しは動揺するでしょう?」
まさか!このミメシスの中で爆弾を見て動きが鈍くなったやつを見極めたのか!?
「先程他に比べて動揺した動きをしたのはあなたですね。違ったのなら違えばその分ミメシスを補充すればいいだけです。それではとくとヘイローを破壊する爆弾を味わいなさい」
チッ…爆弾の範囲が分からない以上どこまで逃げれば…そもそもかすっただけでも破壊されるのか?ひとまず直撃だけは避けなければ!クッソ!こっちもダイナマイト使って爆風だけでも防がなければ…悪いなミメシス!盾になってくれ!
ドカァァァァァァァン!!!!!!
「………どうやら直撃は避けたようですね」
「はぁ……はぁ……クソババアが…」
「ミメシスを盾にして直撃は避けたとはいえ被弾したのなら死にはしなくてもまともに動けるものではないでしょう。さっさと諦めたらどうです?所詮この世は虚しいもの…子供は大人に支配されるべきなのです」
「はぁ…はぁ…子供は大人に支配されるべきだと?バカ言うんじゃねぇよ」
「………なんですって?」
「子供ってのは未来を担う原石だ…そして大人ってのはその原石が輝けるように道しるべとなり支えるのが責務だ、決しててめぇらクズの為に犠牲になっていいもんじゃねぇ…」
「それに私に諦めろだって?それこそ1番有り得ねぇ事だよベアトリーチェ」
「なんですって?」
「私に何故諦めるという選択肢が存在すると思うんだ?友との約束を…私を信じて託してくれた友と誓った約束を!」
シエルが…あのバカが…超人と言われたあいつが私なんかにキヴォトスの事を任せたと言ったのに…
「こんなとこで果たせなくてごめんだなんて。そんな情けない姿をあいつに………私が……俺が見せれる訳ねぇだろうが!!!!」
「!?!?!?この死に損ないが!ならばこのままくたばりなさい!」
満身創痍の妖狐にベアトリーチェがトドメを刺そうとするその瞬間…
「妖狐!アツコは救出できた!」
「な!?」
声がした方をベアトリーチェが見ると祭壇に縛られていたはずのアツコを背負ったセイアの姿がそこにあった
「いつの間に!?返しなさい!百合園セイア!」
ダァン!!!!
「!?!?!?」
「セイア……そのままアツコを連れて逃げろ」
「なっ!?妖狐はどうするんだい!このまま逃げれば儀式はできないはずだろう!」
「ベアトリーチェがいる以上、儀式はいくらでもできる…アツコは儀式に一番適しているだけで代役は効くんだ。完全に儀式を潰すならベアトリーチェを何とかしなきゃいけない」
「だからセイアはアツコを連れて逃げろ…先生もスクワッドと一緒に近くまで来てるはずだ」
「~~~~~!!!!………分かった、だがすぐに助けを呼ぶ。それまで死なないでくれたまえよ?」
「しぶとさには自信があるんだ………頼んだぞ」
「百合園セイアァァァァ!!!!!」
「行け!」
その声と同時にセイアはアツコを背負い来た時と同じ道へと走っていった
「死に損ないが…どこまでも邪魔を!」
「その死に損ないに儀式を阻止されて苦渋を飲まされたのはどこのどいつだよ」
「………まぁいいでしょう、ここアリウス自治区にはミメシスを各地に配置しています。すぐに捕まるでしょう」
「それよりも今は先にあなたを今ここで確実に始末するとしましょう」
「どこまでも舐めた態度を変えねぇとは救いようがねぇな」
「ミメシスの軍勢に阻まれジリ貧だった貴方に勝ち目があるとでも?」
「あくまでアツコの救出が第一だったからな、手加減してたんだよ」
「……先程までは本気じゃなかったと?」
「あぁそうさ…」
さっきまではアツコにセイアもいた…そうなると二人に怪我を負わせないよう使える手段が限られ全力の本気というのは出せなかった
「覚悟しろよベアトリーチェ…」
仲間がそばに居るとできない戦い方っていうのはある…悲しいことに私が得意とする戦い方っていうのはそういう戦い方で1人のときでしかこの戦い方は出来なかった…誰かに見られたくないというのもひとつの理由ではあったが…
「さっきまでの私と一緒だと思うなよ?」バチッバチチチ
さぁ、能力フル活用の大盤振る舞いと行こうか!
百花繚乱委員長補佐、そして傭兵『妖狐』の本領を見せてやるよ
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「姫!」
「"セイア!"」
「先生、早く…早く先に行ってくれ」
「"え?"」
「妖狐が、妖狐がベアトリーチェをひとりで相手しているんだ…いくら妖狐とはいえひとりでは無茶だ!早く!助けに行ってくれ!」
ドカァァァァァァァン!!!!!!!
「"!!!分かった!サオリ!"」
「あぁ聞いていた!行こう、このまま進めばすぐだ!」
「私はここでアツコが目を覚ますのを待つとするよ…先生、後は頼んだよ」
「"うん、任せて"」
「妖狐…無事でいてくれたまえよ?」
書かれてないですけど煙幕張った瞬間セイアはリンドウによって瓦礫に変化しています。ダンボールよりもバレない隠密方法ですね。ミカもスクワッドを見送った後は再びユスティナ聖徒会に拳と銃で応戦しています。ゴr「ん?」流石ですね