連邦生徒会から出てしばらく歩いてD.U.にポツンとある一軒家の前で立ち止まると…
「……ここか?」
ピンポーン
「はーい」
「どちら様…ってリンドウ!?」
「お!オトギ久しぶり〜元気にしてた?」
「元気も元気だよ〜どうしたの急に、というかなんでここ知ってるの?」
「連邦生徒会に顔出してきてね〜そしたらFOX小隊はここに住んでるって教えてもらったからさ〜」
「そうなんだ〜せっかく来たんだし上がってってよ〜」
「お邪魔しま〜す…あ、これお土産ね〜」
「やりぃ!ケーキだ〜!」
「オトギ〜?誰だったの〜?」
「今の…クルミだよね?」
「そうだね〜」
「…………ねぇオトギ」
「分かるよリンドウ」
「「クルミにイタズラしかけよう」」
「どんな風に仕掛ける?」
「こんなのはどう?」ヒソヒソ
「いいねぇ〜♪」
それはまるで熟練の連携を見せるかのように悪い笑顔を見せる二人であった…
「オトギ〜?返事くらいしなさいよ〜」
「オトギ〜?………あれ?オトギ?ポンッえ?」
「ハァイ、ジョージィ?」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあ!!!!!!!!!!!!」
「「あっははっはは大成功〜!!!」」
「オ〜ト〜ギ〜?………ってリンドウ!?なんで!?」
「かくかくしかじか」
「はぁ?何言ってんの?」
「オトギ〜」
「ダメだよリンドウ…クルミは分からない方の人間だから」
「そっかァ…」
「バカにしてる事だけは分かるわよ!」
「まぁまぁケーキあるから落ち着いて」
「そんなもので釣られるわけ…釣られるわけ…」
((釣れそう…))
「じゃあクルミはいらないって事で…」
「仕方ないから受け取ってあげるわよ!」
((チョッッッッロ))
「そういやニコやユキノは?」
「リビングにいるわよ」
「んじゃお邪魔〜」
「ん?リンドウか、久しぶりだな」
「久しぶりリンドウちゃん、連絡くれればお稲荷さんもっと用意したのに」
「久しぶり〜ユキノ、それにごめんね〜ニコ、まぁまた今度来る時は連絡するからさ」
「うん、次からはそうしてくれたら嬉しいな」
「それで…ただ顔を見せに来ただけなのか?」
「根っこから真面目だなぁ、まぁ少し話しとこうと思ってたことはあるけど」
4人は買ってきたケーキを選びニコが淹れてくれた紅茶を片手にリンちゃんが言っていたデモの件とうろ覚えの原作を混ぜながらさっき話していた事をFOX小隊に話した
「SRTの1部生徒がデモ…か」
「多分1年の子かな…入って間もないうちに廃校の話が出ちゃったから」
「1年って言ったら…Rabbit小隊かな?」
「他の小隊は既にヴァルキューレに編入したって聞いたからおそらくは…」
「そう簡単に受け入れるものではないだろうな…」
「でもSRTがまだ完全に廃校になった訳じゃない…カヤやリンちゃんが筆頭に反対はしているらしい」
「でもそれでも覆すのは難しいんだろうね…」
「4人はどうするんだ?このままSRTが廃校になったら…」
「それでも私は己の正義を貫くさ」
「私も、FOX1に従うよ」
「まぁここまで来たらついて行くわよ」
「私もだね〜もう3年生だし〜」
「全員いい顔してるな〜」
「リンドウも混ざる〜?」
「だから私は百花繚乱として過ごすんだって言ってるじゃん」
「ちぇ〜ざんねーん」
「なんでみんなして私を引き抜こうとするんだ?」
((((いや普通にリンドウ(ちゃん)の情報収集能力がずば抜けているから(だが)(だよ)…))))
「まぁ私はそろそろお暇しようかな…修行中の身だし」
「修行?」
「そ、実力をつけるための修行」
「十分強いと思うけど」
「それでもまだ足らないって事なんだよ〜じゃあね〜」
「あぁ、またいつでも来てくれ」
「お稲荷さん作って待ってるからね」
「イタズラは程々にしなさいよ!」
「またクルミにイタズラしようね〜」
「ちょっとオトギ!」
「あはは、じゃあまたね〜」
────────────────────
「…………さてと」
さっきから妙な視線を感じる…
そしてこの視線に私は身に覚えがある…
この独特でしつこく絡んでくるような視線に…
「リンドウ〜♪やっと見つけましたよ♪」
「……………………やっぱりかぁ」
ですよね〜やっぱりワカモですよね〜
「七囚人がこんなおおっぴろげに歩いていていいの?」
「あら、リンドウはそこら辺の大衆にお姉ちゃんが止めれると思っているのですか?」
止めれるわけねぇよなぁ…ワカモだし
「それにお面を外していれば意外とバレないものですよ♪」
「………この場合私は百花繚乱としてワカモ姉をとっ捕まえるべきなのかなぁ」
「あら♪リンドウに捕まるのは魅力的ですがリンドウがお姉ちゃんより強くなっていなければ不可能ですよ?」
「……………言ってくれるじゃん」
「リンドウは昔からお姉ちゃんに挑むのが好きでしたからね、全てお姉ちゃんの愛をもって返り討ちにしましたが」
「好きじゃないわ!ワカモ姉がことある事に連れ回すから抵抗したんだろうが!」
昔から山や海に駆り出して山でサバイバルや沖まで泳いで自力で戻ったり…………私よく死ななかったな!?
「あらまぁ照れちゃってリンドウは可愛いですね♪」
「相変わらず話聞かねぇ…」
「ですが元気そうで安心しましたよ」
「え?」
「リンドウに会いに百鬼夜行に言っても旅に出ると書かれていてずっと留守だったから心配していんですよ?」
「ワカモ姉…」
「昔からお姉ちゃんにベッタリだったリンドウがひとりで旅に出るなんてどこかで寂しくて泣いているんじゃないかって…」
「ワカモ姉?」
「それにお姉ちゃんもリンドウニウムを摂取できなくて居てもたってもいられなくなって…」
「おいまて今のなんだリンドウニウムって」
「だから今のうちにできるだけリンドウニウムを摂取して充電しなければいけないんです」
「話を聞け、未知の成分を勝手に作るんじゃねぇ」
「さぁリンドウ!お姉ちゃんの胸に飛び込んで来てもいいのですよ!さぁ!」
「行く訳ねぇだろ馬鹿野郎!」
「そ、そんな…リンドウが…飛び込んで来ない?」
「え?そんなショック受けるほどの事?」
「あれだけお姉ちゃん大好きって言っていたリンドウが……はっ!これが反抗期ですか!」
「割と最初から反抗期だが」
「いいんです!これもいずれは来る避けれない道!お姉ちゃんは受け入れますよ!」
「なら大人しく矯正局に戻ってくれませんかね…」
「それは嫌です」
「なんでだよ」
「それは……その……/////」
「好きな人でもできたとでも言わんばかりの反応だな」
「!?!?!?!?」
「まさかの図星…マジか」
「こここここここれはお姉ちゃんとの秘密ですよリンドウ!誰かに話してはいけませんからね!」
「どうしよっかな〜♪」
「リンドウ!//////」
「あはは〜初めてワカモ姉に優位に立てた〜」
「待ちなさーい!」
「や~だよ〜♪」
元々知ってるとはいえワカモがここまで顔赤くするのは意外だったな…割と可愛らしい反応するじゃん
あんだけ私を振り回していたワカモが…
「リンドウ〜!」
「にしし〜♪捕まえれるもんなら捕まえてみやがれ〜♪」
「言いましたね?覚悟なさい?」
「あ、やべ…」
「覚悟なさい!リンドウ!」
「ちょ、待って!ワカモnギャァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」
やはり姉には敵わなかったリンドウなのであった…*1
オトギが百鬼夜行出身らしいので小さい頃からの知り合いでよく一緒にイタズラをしてたりしたらいいな〜