「痛ぇ…酷い目にあった…」
ワカモ姉め…ちょっとからかっただけであそこまでしなくても…
ワカモは満足したのか「また会いに行きますね♪」とだけ言い残して姿をくらましてしまった…おそらくは先生の元に向かったとかなんだろうけど…
「とりあえずカルバノグが始まった情報は得られた…ここからはどうするか…」
Rabbit小隊が原作通り子ウサギ公園でデモしてるなら問題なく進んではいる…それにカルバノグの1章は先生とRabbit小隊の信頼関係を結べれば大元は問題ないから…
「確かカイザーが子ウサギ公園を…いや子ウサギタウンの再開発だから公園はその1部か…」
あそこはホームレスも多いからなぁ…なんだっけあのRabbit小隊に喧嘩ふっかけたの…小籠包だっけ?いや忘れたわ…なんだっけあのロボット…*1
「ひとまず様子見したら事務所帰るかぁ…ついでにみんなに弁当買って帰るか」
みんなには何がいいかなぁ…アリウスだと食事は貧相なはずだし美味しいもの食わせるためにちょっと高いやつ買って帰るか…様子見するだけだし先に弁当買っていこうかな
「マスター私も食べたいです」
「もちろん私たちの分もありますよね?姉さん」
「はいはい分かってますよ〜」
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「さて、弁当も買って様子見に来た訳だが…」
公園と言うには静かだな…いや本来静かで正しいんだがストーリーでメインとなる場所にしては些か静か過ぎる…
「それになんか視線を感じる…」
ワカモは先生の方に行ったはず*2だしワカモのやつとはまた違う視線…まるで獲物を見るような…もしくは縄張りに入った不届き者を監視するような…
「うさぎに狩られる狐ってやつか?これ」
ルナとケイの分の弁当は先に渡してるから5人分の弁当を片手に1年生とはいえSRTの小隊を相手にするのはさすがに骨が折れる…
「となれば…片手に弁当抱えた状態で弁当が溢れたりしないように注意しながら何とかしなきゃいけないわけだ…」
いやキツくね?普通に公園通りかかったってだけで通り抜けれないかな?
「まぁ…うさぎが姿を現すまでは気づいてないふりするか」
警戒するべきは罠と狙撃か…ここ公園だよな?
まぁFOX小隊の後輩の実力くらいは確かめておこうかねぇ
「〜♪」
「こちらRabbit2…不審人物を発見」
「………」
まだ1年生だからか気配の消し方が甘いなぁ…FOXならもっと自然に一般人のように振る舞うぞ?
近くで監視してるのが1人…中距離が2人……残りはミユか?ミユは確か存在が薄いって事で気配が感じない……気配の消し方は1番上手いな…
「少しわざと隙を見せてみるか…」
どこか近くにベンチとか……お、あったあった
「よっこいせっと…」
ベンチに疲れたように深く腰掛けるようにわざと見せていかにも疲れているかのように演じつつ警戒していると…
「こちらRabbit2…不審人物がベンチで休憩している、引き続き監視を続ける」
「監視するならもっと気配消せるようにしないとな?」
「!?!?!?」
「接近されてからの反撃が遅い、そんなんじゃすぐ落とされるぞ」
「うるさい!こちらRabbit2!不審人物に勘付かれた!応援を求む!」
「すぐ応援呼ぶのは高評価だな、だが応援のために視線を外すのは減点だ」
ドガッ!!!
「ぐぁっ!?」
先程までベンチに座っていたはずの人物が目の前に居ることも信じられないが一瞬のうちに離したはずの距離を詰められ蹴りをまともに食らう、流れるような動作に自身と目の前の人物にある力の差を未熟ながらも理解するのは難しくはなかった
「ポイントマンならあらゆる攻撃を予測し防げるようにする事、小隊の前線を引き受けるのだから先に落ちてはいけないぞ。どんな状況でもすぐ攻撃を防げるように気をつけることだな」
「Rabbit2!」
「Rabbit1!気をつけろ!こいつ強いぞ!」
「増援に来るまでの時間は速く情報共有も迅速…そこは高評価だな」
「銃を置いて降伏してください。あなたは既に囲まれてます」
「囲まれてるねぇ…」
「既に交戦してる相手に降伏を促すなら先に武装解除させなきゃな?」
「な!?」
ドゴッ!!!
「くっ…」
少し離れているとはいえ警戒していない訳ではなかった、だが事実として己が反応するよりも早く接近し腹に拳を食らうまで己が相手の動きを捉えられていないことを思い知らされた
「囲まれてると言っても1人はオペレーター、1人は狙撃としてすぐ応援に来れる距離には居ない…既に一撃食らっているポイントマンと無傷のリーダーだけなら多少実力がある奴ならこれくらいはなんの障害にもならない」
ダァン!!!
誰もいないはずの場所からの狙撃…誰もが命中したと思った弾丸は目標には当たらず目標のすぐそばの木に銃痕をつけるだけだった
「……狙撃技術は素晴らしいが撃つ瞬間に僅かに気配が漏れているのは改善するべきだな、だがそれまでの気配の消し方は満点だ」
「………貴方は、一体何者ですか…」
「私か?そうだな…」
「君たちの先輩の……FOX小隊の友人」
「先輩達の?」
「そんな事信じられるとでも!?」
「信じる信じないは自由だが実際に私は君たちの先輩の友人だし先程も顔を見せに彼女達のとこに足を運んだところだ」
「だからこの公園でデモを起こしている君たちの事もある程度聞いている」
「それに君たちが信じようと信じまいと今の私と君たちには明確な実力の差がある」
「だから人数差があるのに私は銃を使わなくとも君たちを制圧できる」
「くっ…」
「だが十分素晴らしい部分もあった、そこを伸ばし未熟な部分を克服できたなら素晴らしいチームになるだろうね」
「………随分上から目線ですね」
「それだけ私と君たちには実力の差があるということだよ」
「このキヴォトスでは私よりも強い凶悪犯もいる」
ワカモとか厄災の狐とか姉を自称する従姉妹とか
「先輩達に追いつき超えたいならもっと実力をつけることだね若きうさぎ諸君」
「お詫びにベンチにある包みの弁当は好きにするといい、捨てるも食べるも君たちに任せよう」
「「…………」」
「己の正義を示したいならもっと実力をつけな…意志はあっても力が伴わなければ打ち砕かれるだけなのだから」
一方的だった…向こうが言いたいことを言わせこちらは手も足も出ず一撃を与える事さえ叶わずましてや銃を使わないという手加減さえされた…
ただの理不尽な暴力ではなかった、力も技術も自分達とは桁違いでむしろ美しいとさえ思ってしまった…
自分達とあの人ではそれ程までに実力がかけ離れており認めたくなくとも受けた一撃の痛みがこれが現実だと突き付けてくる…
「もっと実力をつけないと……負けたままではSRTの名に泥を塗ることになりますから…」
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「なーんで私説教臭いことしたんだろう…」
ちょっと実力見て見るついでに自分に起きた変化を調べようとか思っただけであそこまでするつもりはなかったんだけどなぁ…
「弁当もあの子達にあげちゃったし…また買いに戻らなきゃ」
「戻ったらカイザーの動向を調べて多少手助けするくらいはできるかな?」
「それに私の身に何が起きたのか調べないと…」
さすがに小隊相手なら銃使うかもと思ったのに使わなかったしマジで何が起きたんだ?
リンドウがワカモにされた事
1.ワカモに捕まり思いっきりリンドウ吸いされる
2.そのままバックドロップで地面に叩きつけられる
3.犬神家ならぬ狐神家の完成