百花繚乱のお狐様   作:お狐コンコン

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2年生編
えぇ!?私が委員長補佐ですか!?


「1本!そこまで!」

 

「ちくしょ〜!また負けたぁ!」

 

「リンドウ手数は多いけど決定打にかけるよね」

 

「うーん決定打かぁ…」

 

「リンドウ先輩〜次は私としてくれ〜!」

 

「レンゲのバカ、リンドウ先輩疲れてるでしょうが」

 

「私は別に大丈夫だよキキョウ。レンゲ、準備しな〜」

 

「やりぃ!」

 

アビドスでシロコをホシノ達の元へ案内してから数ヶ月、あれから私たちは2年生に進学して後輩のレンゲとキキョウが百花繚乱に入ってきてしばらく経った。

 

「1本!そこまで!」

 

「クソ〜!リンドウ先輩強いって〜!」

 

「さすがに1年生にも負けたら私のプライドズタボロになるっての!」

 

「いや〜やってるね〜」

 

「委員長?」

 

「何かあったんですか?」

 

「2年生トリオに話があってね」

 

「私たちに?」

 

「そう、だから後で3人共委員長室に来てくれるかな?」

 

「「「分かりました。」」」

 

「それじゃあまた後で。私は失礼するよ。」

 

「話ってなんだろ?」

 

「私達怒られる事はしてないはずだし…」

 

「アヤメが頼み事受けまくってる事とか〜」

 

「うぐっ」

 

「ナグサが見回り中に気づいたら焼き鳥食べてる事とかに関する事じゃな〜い?」

 

「ギクッ」

 

「ナグサに関してはしばらく焼き鳥お預けにしておくとして、アヤメは一人で抱えすぎるなっていっつも言ってんのに直そうとしないしさぁ〜」

 

「え!?」

 

「だってみんな頼ってくれるんだもん。せっかく頼ってくれたのに応えなくちゃ悪いじゃん…」

 

「だ〜か〜ら〜私たちにも手伝わせろって言ってんの!直そうとしない子はほっぺたもちもちするぞ!」モチモチモチモチ

 

「ふぁ〜やめろ〜!ナグサ〜助けて〜」

 

「焼き鳥…」( ˙꒫˙ )ポカーン

 

「焼き鳥お預けで放心状態みたいだね。アヤメ〜観念しろ〜?」

 

「ギャー!ひとまず先に委員長室行こうよ!話はあとでもいいじゃん!」

 

「仕方ないなぁ…おーいナグサ戻ってこ〜い?置いてくよ〜?」

 

「え?あ、待って2人共…」

 

────────────────────

 

「委員長、入ってもよろしいでしょうか?」

 

「いいよ。入っておいで」

 

「「「失礼します。」」」

 

「いやぁ呼び出してすまないね」

 

「それは別にいいんですけど…話ってなんです?」

 

「そうだね。さっさと本題に行こうか。」

 

「話というのは次期委員長に関してだよ」

 

「次期委員長?」

 

「あぁ、私達3年生もそろそろ引退の時期になってきたからね次期の委員長や副委員長を決めようと思っていてね。」

 

「それで私たちを?………あれ?だとしたら一人多くないですか?」

 

「うん、副委員長達と話し合った結果だけど、アヤメが委員長、ナグサが副委員長、リンドウを委員長補佐に任命しようと思ってね。」

 

「委員長補佐?今までそんな役職無かったですよね?」

 

「あぁ確かに今までは無かった。だがリンドウは2人に負けず劣らずの実力があると思っているからね。丁度いい役職がないなら作ってしまえばいいって事で新しく作ったのさ。」

 

「2人に全敗してる私には荷が重すぎると思うんですけど…」

 

「確かに百花繚乱は実力主義だがそれだけで決めた訳じゃないよ」

 

「え?」

 

「リンドウは普段から2人のことをよく見ててサポートしてくれてるからね。頑張りすぎる委員長と焼き鳥に夢中になりやすい副委員長の手綱を上手く握ってくれると思ってるのさ。」

 

「それに委員長補佐はその名の通り委員長、副委員長の仕事を補佐する為の役職、委員長の仕事を1部肩代わりする事ができるし普段リンドウがアヤメに言ってる人を頼るって事も委員長補佐の仕事って事に出来るしナグサの見回り中に焼き鳥食べるのも抑えれるしね♪」

 

「なるほど…確かにこの断るもしくは頼る事を学ばないおバカの仕事肩代わり出来るって言うのはいいですね。」

 

「ちょっとリンドウ?誰がバカだって?」

 

「いつまで経っても学習しないおバカは1人しか居ないでしょうが!」チョップ

 

「痛い!」

 

「こらこら〜喧嘩はそこまでにして。3人とも引き受けてくれるかい?」

 

「「「はい、謹んで拝命致します」」」

 

「そうかそうか。これで次の百花繚乱は安泰だね。」

 

「よく言いますよ。どうせ引き受けるの分かってたんでしょ?」

 

「ナンノコトカナー」

 

「全くこの人は…じゃあ私達はこれで失礼しますよ?」

 

「あぁそういえばリンドウ」

 

「はい?なんすか委員長」

 

「連邦生徒会がリンドウと話がしたいって連絡があったよ。まぁ多分狐坂ワカモの件に関してだろうけどね。」

 

「あ〜そういう事ですか、了解です。」

 

「いやぁまさかリンドウがあの狐坂ワカモの従姉妹とはねぇ…今聞いてもにわかには信じがたいねぇ」

 

「そんな事言われても私とワカモは従姉妹なのは事実ですしねぇ」

 

そう、なんと私、玖尾リンドウは先生ガチ恋勢の1人、狐坂ワカモと従姉妹なのである。

いや、百鬼夜行で同じ狐耳だから繋がりはあっても不思議じゃないけどまさか従姉妹とは思わないでしょ。

幼い頃なんてお転婆なワカモに振り回されたおかげか鍛えられはしたけど苦労した覚えが大半なのだ。

 

「じゃあ明日にでも向かいますね」

 

「うん、じゃあ3人とも…百花繚乱を頼んだよ?」

 

「「「はい!」」」

 

────────────────────

 

「へぇ〜…これが例のサンクトゥムタワーか〜……高っけぇ〜」

 

そんなこんなで連邦生徒会の本部に来たわけですけども…

 

「受付に言えば案内してくれるのかな?」

 

「玖尾リンドウさんですか?」

 

「え?あ、はいそうです」

 

「お待ちしておりました。行政官の七神リンです。」

 

わぉ生リンちゃんktkr!この頃はポニーテールなんだ!

 

「連邦生徒会長がお待ちですのでこちらへ」

 

「あ、はい…………ん?」

 

ん?なんか今連邦生徒会長って聞こえた気がするんだけど?

 

「どうかしましたか?」

 

「いえ、今連邦生徒会長って聞こえた気がして」

 

「えぇ、今回あなたを

お呼びしたのは連邦生徒会長本人ですから」

 

「( '-' )スゥゥゥ⤴⤴」

 

連邦生徒会長ってあの?超人様が?私を?何故?

 

いや私がイレギュラーなのは分かるけどなんで本人が直接接触してくるかなぁ!?

 

「こちらです。コンコン 連邦生徒会長お連れしました。」

 

「どうぞ〜」

 

「し、失礼しま〜す」

 

「どうもこんにちは、連邦生徒会長の⬜️⬜️⬜️⬜️⬜️と申します」

 

「ど、どうも…百鬼夜行の玖尾リンドウです…」

 

「緊張しなくてもいいですよ〜?今日リンドウさんをお呼びしたのは…」

 

「この前、矯正局に送られた私の従姉妹、狐坂ワカモに関して…でしょう?」

 

「えぇそうです。先日あなたの従姉妹である『厄災の狐』こと狐坂ワカモを矯正局に送らせていただきました。」

 

「別にそこは問題ないですよ。あの人は百鬼夜行でも停学中ですし大方問題行動起こして捕まったってところでしょう?」

 

「はい、実際破壊活動を繰り返していたためSRTのFOX小隊を動員して捕縛させて頂きました。」

 

「全く…あの人の戦闘能力自体はずば抜けてるんだから…」

 

「あはは…苦労されてるんですね」

 

「えぇ昔から振り回されてばっかです。」

 

「とまぁ狐坂ワカモに関しては以上です。」

 

「もっとなにか聞かれると思ってましたけど………ん?関して「は」?」

 

「えぇ、どちらかと言うと今回お呼びしたのはこっちが本題ですよ……『妖狐』さん?」

 

「……え?妖狐?なんの事です?」

 

あのぉ!?

なんでバレてるんですかねぇ!?会ったのも今回が初めてだしまだ表立って動いてないはずなんですけどぉ!?

 

「とぼけても無駄ですよ?アビドスの梔子ユメさんに狼の少女…素直に話した方がいいと思いませんか?」

 

くそぉ…こうなったら話して味方につけた方が早いか?

 

「……………はぁ、降参ですよ。さすが『超人』って言われてる事はありますね。」

 

「ふふ、よく言われます♪」

 

「で、わざわざ呼び出して何の用なんです?本人だっていう確証のために呼んだわけじゃないんでしょ?」

 

「えぇそうですね。妖狐さん…あなたの目的をお聞きしたいんですよ。」

 

「リンドウでいいですよ。むしろこの姿でそう呼ばれるとこっちとしても都合が悪いんで。目的……ですか。」

 

「ではリンドウさんと…えぇあなたがなんの目的があってわざわざ百鬼夜行から出てきてアビドス砂漠にいる梔子ユメさんを助けたのか。そして同じくアビドスで狼の少女を入学させる動きをしたのか。それを聞きたいのです。」

 

「目的ねぇ……簡単な話ですよ?」

 

「我々は望む、七つの嘆きを」

「我々は覚えているジェリコの古則を」

 

「…………!!!!」

 

「おや、噂の超人様も驚くことあるんですねぇ。連邦生徒会長、あなたがどのタイミングからやり直してるかは分かりませんが……私も『知ってる』側の人間なんですよ。」

 

「そして梔子ユメを助けた理由は……あなたが信じる先生なら…自分が救える立場にあるなら必ず助けようと動くでしょ?私も知ってる側であるからこそ梔子ユメの死を回避したいって思っただけですよ。」

 

「先生の事も…なるほど、知ってるっということに嘘は無いようですね。ですが何故それを話したんですか?それらしい理由ではぐらかせばよかったんじゃないですか?」

 

「それこそ簡単な話ですよ。既に妖狐だって事がバレてるなら逆に連邦生徒会長…あなたを味方に引き込んだ方がこっちとしても都合がいいんですよ。」

 

「都合がいい…ですか?」

 

「えぇ…実際私が知ってる側と言っても知っているのは大まかな流れで細かい情報に関してはほとんどうろ覚えなんですよ。なら同じ知ってる側の、それも細かい情報も知っているあなたと手を組んだ方が動きやすいんですよ。」

 

「なるほどそういう事ですか…」

 

「まぁそちらが手を取るかどうかは分かりませんがバラした以上こちらも好きに動かせて貰いますよ。まぁ元々好きに動く予定でしたけど」

 

「いえ、何かキヴォトスで悪事を働くといった目的じゃないならいいんです。まさか知ってる人が私以外にいるとは思わなかったので」

 

「そうでしょうね。実際今のところイレギュラー要素は私だけでしょうし」

 

「これからはどうするつもりなんですか?」

 

「先生が来るまでは大きく動くつもりはありませんよ。既にゲマトリアの黒服に目をつけられてるので、これ以上下手に動いて目をつけられたくないですし。まぁしばらくはうちの委員長が病まないようにするくらいですかね。」

 

「そうですか…あ、リンドウさんスマホ出して貰えますか?」

 

「え?まぁいいですけど」

 

「それでは少し失礼して…………はい、ありがとうございます。」

 

「???……一体何したんです?」

 

「フフフ・・・私のモモトークを登録したのと初めて会った知ってる側の人ですし、ちょっとしたプレゼントを入れときました。」

 

「プレゼント?」

 

「はい、シッテムの箱レベルとはいきませんが特別なサポートAIをリンドウさんのスマホに入れました!」

 

「……………は?」

 

「私が失踪もといA.R.O.N.A.として活動している間のいざって時の避難場所にもするんでよろしくお願いしますね♪」

 

「何してくれてんだアンタァァァ!!!!!!!」

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