今回の任務は特殊なものらしい。
やぁ皆さん。
前回、潜入作戦に失敗した奴です。
あの話の後、正式...かどうかはいまいち分からんけど、俺と重桜の子たち(明石以外)が潜水艦だったこともあってか「第46特殊任務部隊」として配備されることが決まったぞ!
まぁこれで隠れながら野生動物を喰らう日々とはおさらばってわけだ!
...っと色々と話してたら時間が経っちまったな。
そろそろ指揮官が来るはずだ
―――PM 12:30
指揮官「...全員居るか?」
アリコーン「はい。第46特殊任務部隊、全員揃っています」
指揮官「分かった。さっそく本題に移ろう」カチッ
指揮官がボタンを押すと同時にスクリーンに映像が投影された。
指揮官「これは今朝、沖合を飛行中だった無人機から送られてきた映像だ」
伊58「...これは?」
アリコーン「
指揮官「恐らくな。」
指揮官「...配備されて早速だが、このことで君たちに仕事を任せたい」
伊26「門の内部を調査...とか?」
指揮官「...察しが良いようで何よりだ」
指揮官「伊26の言う通り、門の内部を調査してもらうのが今回君たちに与えられた
伊25「...門内部は敵地である可能性もあるはずです。その場合はどうすれば良いのでしょうか?」
指揮官「門内部が敵地であった場合、すぐに撤退してくれ。」
伊25「了解しました」
指揮官「それと、門への侵入は全員艤装モードで行うように」
指揮官「何か質問はあるか?」
皆「「「...」」」
指揮官「無いようだな。」
指揮官「任務開始は明日の7:30だ。それまでに準備と休養を取っておくように」
指揮官「これにて会議を終了する。総員解散」
―――という感じで会議は終了。俺達はとりあえず飯を食うことに。
伊25「...門って、結局何なのでしょうか」
アリコーン「え?」
伊26「それあたしも思った!」
伊58「指揮官の説明から推察するに、世界同士をつなぐ転移装置...のような物だと思います」
アリコーン「問題は誰が設置したか...じゃないのか?」
伊25「...その通りです」
伊25「指揮官の言い方から察するに、恐らく門は忽然と「現れた」のでしょう」
伊58「...もし「現れた」のなら、セイレーンの仕業ではないかもしれないね」
アリコーン「セイレーンの仕業だったら一隻くらい近くにいてもおかしくないからな」
伊26「それにあんな大掛かりな物だったら確実に上位個体が関わってるはずだし!」
―――そんな会話をしながら、俺達は飯を平らげた。
―――翌日 AM7:26
指揮官(無線)「第46特任部隊、出撃準備はできたか?」
アリコーン「略すことにしたんですね」
指揮官(無線)「まぁこの回線だけだがな」
アリコーン「ああ、なるほど。」
アリコーン「第46特任部隊、出撃準備は完了しています」
指揮官(無線)「分かった。」
指揮官(無線)「...時間だ。第46特任部隊、出撃せよ」
―――
ガチンッ!ガチッ!ガチンッ!
アリコーン「出撃装置ロックよし。」
アリコーン「潜水航空巡洋艦アリコーン、出撃します」バシュッ!
―――
ガチッ!ガチンッ!
伊58「装置および艤装、問題なし。」
伊58「伊58、出撃します」バシュッ!
―――
ガチッ!ガキンッ!
伊26「伊26、確認終わり。出撃するね!」バシュッ!
―――
伊25「魚雷、船体状況の確認完了。全て良好です」
伊25「伊25、出撃いたします!」ガシュッ!
―――
―――数十分後 沖合
伊26「これが門かな?」
伊25「そのはずです。...ですが、これは」
伊58「思った以上に...」
アリコーン「デカァァァァァいッ説明不要!!」
俺達の前には確かに門があった。
全高は優に100Mを超えているであろう門が。
材質は鉄か酸化した銅のようだ。
伊26・25・58「...」
アリコーン「失礼。何かやらなければならないように感じた」
何か微妙な雰囲気になってしまったが...
まぁこれが俺なんだ。気にしないでくれ(懇願)
アリコーン「...これ開けられる自信ある?」
伊26「普通なら無理だろうね~?」チラッ
オイ待て。何故俺を見る。
伊25「もしかしたら...」チラッ
お前もか!
伊58「...」チラッ
無言ッ!?無言が一番怖いんだけど!
アリコーン「...ああ分かったやれば良いんだろやれば!」
アリコーン「その代わり、何が起こっても保証しないからな!」バシュッ!
俺は門に接近する。
アリコーン「とは言え、この扉をどうやって...」
アリコーン「まぁやってみるしかないか」
俺は扉に手をかける。
アリコーン「フンッ!」ギッ!
ギギギギギギギ....
アリコーン「おお。案外軽い」
ガチャンッ!
アリコーン「開いたぞ!全員来てくれ!」
伊26「さっすが部隊長!」
伊25「...ここからですね」
伊58「ここから先は未開の地なんだね...!」
アリコーン「ああ。その通りだ。」
アリコーン「皆、警戒を怠らないように」
皆「「「了解!(しました!)」」」
そうして俺達は門の中に足を踏み入れた...
―――数十分後 門の向こう側の世界 西暦2027年
アリコーン「えぇ...(困惑)」
伊26「どうしたの~...」
伊25「これは...一体...?」
伊58「空が...真っ赤...」
アリコーン「...明らかにヤバそうだ。ここは退こう」
伊25「そうですね。その方が良いと思います」
俺は後ろを向いた。しかしそこには...
門が、無かったのだ
アリコーン「...」
帰れなくなった。いやまぁお決まりと言えばお決まりのパターンなのだが...
実際にやられると肝が冷える。
アリコーン「...どうしよ」
皆「...」
アリコーン「仕方ない。今日は何処かに泊まろう」
アリコーン「...街の状況を見るに廃屋で一晩を越すことになりそうだが」
―――数分後
俺達は泊まれる場所を見つけるために廃墟街を歩いている。
伊25「...あれは何なんでしょうか」
伊25が指を指す先には巨大な構造物があった。 離れているのにとても巨大に見えることから、全高数キロメートルはあるだろう。
アリコーン「...気にしないほうが良い」
アリコーン「恐らく俺達には理解できない代物だ」
伊26「明らかにヤバそうだよね...さっきから赤黒い霧?みたいなのだしてるし」
伊58「あれがこの空の原因...なのかな」
―――更に数分後
アリコーン「...ここなら大丈夫そうだな」
俺達は比較的安全そうな廃墟を発見。そこに泊まることにした。
伊26「ようやくひと息つけるね~!一番乗り!」
...伊26がいつものテンションを取り戻した。
そのおかげか、少し緊張が解けたような気がした。
伊25「泊まれそうな建物があって良かったです」
伊58「私は...少し外を警戒してから来るね」
アリコーン「俺もそうしよう。二人は先に建物内の環境整備を頼めるか?」
伊26「了解ッ!」
伊25「わかりました!」
―――数分後 少し高い丘
アリコーン「...おかしい」
伊58「静かすぎます...ね」
アリコーン「ああ。空と人類の痕跡以外おかしいところが少なすぎる」
アリコーン「もう少し何かあってもいいと思うんだが...」
アリコーン「...ん?霧?」
俺は周囲が霧で真っ白になっていることに気づいた。
バサッ...バサッ...バサッ...バサッ...
???「「「「キィィィィィィン!!!!」」」
伊58「あれは一体...!?」
アリコーン「伏せろ!!」
直後、強烈な暴風が襲う。
バサッ...バサッ...バサッ...バサッ...
幸い俺達の存在に気づかなかったのか、奴は通り過ぎていった。
伊58「本当に何なんですか...ここは...」
アリコーン「マズいことになったかもしれない。急いで戻るぞ」
―――数分後 廃墟内
ガチャッ
アリコーン「今戻った」
伊26「隊長、
アリコーン「そのことについて何だが...伊25を呼んでくれ。皆に話しておきたいことがある」
伊26「...?わかった、呼んでくるね!」
―――数分後
タッタッタッタ...
伊26「連れてきたよ!」
伊25「隊長さん、何かあったのでしょうか?」
アリコーン「今から話す。」
俺は丘で伊58と見たことを話した。
―――
伊25「巨大な飛行体...ですか?」
アリコーン「ああ。正体は不明だ」
伊26「つまり、ドラゴンってこと?」
アリコーン「そうだな...まぁそれで大丈夫だ」
アリコーン「で、問題なのは...」
伊58「アレを追ってくる群れがいるかも知れない...ということ...ですよね?」
アリコーン「その通りだ。手放すのは惜しいが...明日、夜が明け次第ここを捨てる」
伊25「...ようやく見つけた場所でしたが...仕方ありませんね」
アリコーン「...明日はまた泊まれる場所を探すことになる」
アリコーン「あと、食糧問題も深刻だ。数日分の食料しか無い」
伊25「残りは四日分ほどですね。」
アリコーン「ああ。それもついでに調達するつもりだ」
アリコーン「今日は早く寝て、明日に備えてくれ」
皆「「「了解(っ!)(しました)」」」
―――翌日 BASE251
一等兵①「大尉!先程からレーダーにおかしな反応が出ています」
大尉「...何だと?詳しく言え」
一等兵①「はい!」
一等兵①「1.5kmほど先の廃墟周辺でunknownの反応が四つほど出現しています」
一等兵①「未確認の不法侵入者の可能性があります」
大尉「一刻を争う事態だ。すぐに基地にいる者を招集しろ」
一等兵①「サー!イエッサー!」
―――数分後 BASE251 ブリーフィングルーム
大尉「全員揃っているな」
大尉「今回の任務は不法侵入者の撃退ではない」
大尉「貴様らには、不明目標の調査に当たってもらう」
大尉「目標は1.5km先の廃墟街だ」
大尉「生存者である場合は保護を最優先」
大尉「不法侵入者であれば撃滅する」
大尉「いいか。簡単な任務だからと油断するな」
皆「「「サー!イエッサー!」」」
―――兵士たちが銃を構えた。
大尉「続け!」タッタッタッタ...
兵士たち(タッタッタッタ...)
―――走る兵士たちの中に、唯一軍服姿ではない男が居た。
彼は、プロフェッサー。先進技術研究部の主任だった男だ。
彼はいくつもの世界を超えてきた。
だが...今回の世界はどうも違うらしい。
プロフェッサー「...何故だ。記憶と違う」
プロフェッサー「これまでのループから推測するに、ここでは何も起こらないはず」
プロフェッサー「プライマーの計画変更か...?だが...」
プロフェッサー「...奴らの力であれば、時空を捻じ曲げることさえ可能なのか...」
プロフェッサー「現に、全ループで同一の基地に配属されていたストーム1の姿がない」
プロフェッサー「別の基地に配属されているだけなら...良いのだが」
どうも皆さん、こんにちは。
投稿が大幅に遅れてしまい申し訳ありません。
次回は恐らくアズレン世界の話になると思います。少なくとも前半は。
投稿がいつになるかは分かりませんが...
ネタが切れないうちに投稿したいです