「はあ」
「ん?大丈夫か、ユウキ」
「い、一応···」
実際はものすごく疲れていた。体力的には全然大丈夫だが、ナイトレイドの個性豊か過ぎる団
員達に振り回されすぎて、心が折れそうだった。
「まあ次の奴は大丈夫。至って普通だから」
「そうだといいけど···」
そう言ってある程度整備された林道をしばらく歩いていると、開けた場所に出た。そこには、
「ほら、あそこに居るのがアカメだ」
鳥なのか魚なのか解らない不気味な生き物を、丸焼きにしてむしゃぶりついてる女の子が居
た。
[これのどこが普通なんだよー!]
と叫びたい気持ちを抑えて、レオーネさんに訊いてみた。
「ねえレオーネさん、これのどこが普通なの?」
「まあしょうがないな、アカメはあれで野性児だからな」
「ん?レオーネか。食え」
アカメはレオーネさんに骨付き肉の一部を投げ渡した。
「お、サンキュー」
「お前は仲間になったのか?」
アカメは急にボクに訊いてきた。
「どうだろう、ボク的には入ったと思うよ」
「そうか、レオーネ。こいつに渡しても良いと思うか?」
「良いよ」
レオーネさんはあっさりと答えた。
「ならお前も食え」
とアカメは手渡しで肉を渡した。
「アカメだ。これから宜しく」
「うん。ボクはユウキ、ヨロシクね」
久しぶりにレオーネさん以外のまともな人に会えた気がする。冷めたら勿体ないので早速食べ
てみた。
「美味しい!この肉何?」
「そうだろ、この肉はエビルバードの股だ。柔らかくて脂も程よく乗っていてなおかつアッサ
リしている。」
そのあと、何故かボクはナイトレイドの団員達と一緒にご飯を食べた。そしてベットに入ると
直ぐに寝てしまった。
_______________
「今日は一日中暇だな。さて、コマンドでも開いてみるか···って、ここゲームの世界じゃない
し開けないか」
そう思って人差し指と中指で降り下ろすと、なんとコマンドが開いた。
「え、は、はあああああ!?」
ボクは急いでアイテム一覧を見た。うん、アルヴヘイムの時と変わっていない。
「え?じゃあ、まさか···」
ボクは急いで背中にコマンドを打ち込んだ。すると羽が生えた。しかも翔べる。
「じゃ、じゃあ」
ソードスキルの一覧を見ても、変わっていない。
「もしかしたら···」
ボクはログアウトボタンを探したが、無かった。
「まあそうだよね。ボク、死んだんだから。これでログアウトしたらどこいくんだろうね。···
アスナ、会いたいよ」
アイテムストレージに目を通すと、一枚の写真があった。アイテム化させるとそれは、アイン
クラッド第一層の黒鉄宮の写真だった。
「アスナ···そうだよね。約束、したもんね。次会うときに冒険の話をするって。よし、この世
界で一生懸命生きるぞ!」
ボクはそう心に決めた。その夕方、
「ユウキ、ボスが帰ってきた。広間に集合だ」
ボクはレオーネさんと一緒に広間へと降りていった。
UA8000超えていて、ビビりました。