やまと復活 鬼神の護衛艦   作:佐藤五十六

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第15話

やまとside

自衛艦隊司令部より通信は、いつもと雰囲気が違っていた。

自衛艦隊司令官の香田四郎海将が、画面の前にいたのだ。

そしておもむろに口を開く。

「上条二等海佐。

君に言わなければならん事がある。

嬉しい話と悲しい話そして正式な命令、どれから聞きたい?」

「では悲しい話からお願いします。」

「つい先程、病院から連絡が入った。

長谷川一等海佐の死亡を確認したそうだ。

最期に付き添った看護師に最後の言葉を遺したそうだ。

今から読み上げる。」

「少し待ってください。

全乗員に聞かせてやりたいと思います。

宜しいですか?」

「分かった。」

「こちらは準備できました。

お願いします。」

「自衛艦隊司令官、香田四郎だ。

負傷して入院していた長谷川艦長は、残念ながら入院先の病院で息を引き取った。

最後に目を覚ました時に、諸君に最後の言葉を遺した。

今から読み上げる。

やまとに最後まで乗り組むことが出来なかったのは自分の不徳の致すところです。

やまとと乗員の各員は最前線にて戦っていると聞いています。

乗員の各員にあっては最後までどんなことがあっても最後まで戦い抜いてほしい。

やまと艦長 長谷川次郎

以上だ。」

「ありがとうございます。

で嬉しい話というのは?」

「佐世保の第2護衛隊群が今晩にも出動できる。

明日にはそちらに合流できるだろう。

第2護衛隊群が到着し次第、やまとに与えている任務を解除する。

すぐ北上して佐世保に寄港して、損傷箇所の修理及び休養を取るように。

で正式な命令は、尖閣諸島沖よりさらに先の中国EEZにて待機している中国揚陸船団が確認された。

情報本部の解析によると、この部隊は後方もしくは周辺からの増援部隊の到着を待っていると確認された。

現場海域(せんじょう)を熟知している上条二等海佐に自由な裁量を認める。

確実に撃滅できる作戦を立案し実行せよ。

そしてこの揚陸船団を撃滅せよ。

この事は統合幕僚会議及び国家安全保障会議の承認を得ている。

たった今、敵部隊の現在位置及び詳細なデータを転送した。

その他必要なデータがあれば担当部署に要求せよ。

上条二等海佐にたった今より現場海域周辺に存在する陸海空自衛隊全部隊に対する指揮権限を与える。

繰り返すが確実に揚陸船団を捕捉、撃滅せよ。」

「了解。

しかしデータ類は本艦に揃っているので大丈夫です。

これより、本艦は電波管制(エムコン)を開始します。」

「分かった。」

こうしてやまとは自衛隊からもロストした。

やまとside out

 

 

 

 

 

 

 

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