やまとside
自衛艦隊司令部との通信の後詳しく言うと自衛艦隊司令官直々の命令の後、
「副長。
他の自衛隊部隊の支援はどうするんですか。」
砲雷長が聞く。
「必要ない。
邪魔なだけだ。
本艦の支援に本当に必要な戦力が、この辺にあるかね?」
上条の質問に砲雷長は考えても答えられなかった。
「沖縄にF-2や12式地対艦ミサイルのどちらかがある訳じゃない。
F-15じゃ単に邪魔なだけだ。
第5航空群のP-3Cは今忙しいしな。
それなら本艦単艦にて敵揚陸船団に突入した方がまだ勝機はある。
私はそう思うがね。
どう思う砲雷長?」
「その通りだと思います。
しかし対艦ミサイルの発射及び誘導にはレーダーが必要です。
その辺はどうクリアするつもりですか?」
「それは分かっている。
ステルスモードに移行後、敵船団に肉薄。
ミサイル戦及び砲撃戦を仕掛ける。
水平線の33.3kmが勝負だ。
船団の様子と現在位置が知りたい。
ここでのステルスモードとはECMを応用して
「
「
指定した座標周辺に飛んで、敵船団を発見したら燃料が限界になるまで接敵し続けろ。
指定座標は中国領海に近い。
十分に注意してくれ。
本艦も遅れてそちらに向かう。」
「了解。
行ってまいります。」
1機目のSH-60Kがやまとから飛び立った。
「ステルスモードに完全移行。
灯火管制を発令する。」
そして上条は無電池電話を取り上げた。
「
航海長、針路
無電池電話の向こうから、航海長の復唱する声が聞こえる。
「針路
全艦に状況を説明してこれからの予定を伝える。
「本艦に自衛艦隊司令官より特命が下った。
中国領海内に尖閣諸島占領の為の揚陸船団が確認されたそうだ。
それを阻止可能な海上自衛隊艦艇は本艦しかない。
よって敵船団攻撃の命令が下った。
本艦はこれより敵船団攻撃のため、中国領海に突入する。
何か不測の事態が発生する可能性が高い。
乗員各員のより一層の努力を期待する。
戦闘部署発動、対空対水上同時戦用意。総員配置に付け。」
やまとside out