やまと復活 鬼神の護衛艦   作:佐藤五十六

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第21話

やまとside

「レーダーオン。」

上条の声とともに電波管制(エムコン)を敷いていたやまとに目が戻ってきた。

「レーダーにて、こちらに向かって来る駆逐艦及びフリゲート計5隻。

また上空1000mに敵機の群れを確認できます。」

レーダー員の報告に上条は問い返す。

「どちらの方が近い?」

「敵機の方です。

数120。

種類はJ-11です。」

「対空戦闘用意。

砲雷長、対空ミサイルの残弾は?」

スタンダード(SM-3.SM-2)各23発。

発展型シースパローミサイル(ESSM)、405発。

以上です。」

「VLSをやられたのが痛かったな。

俺らは今日でお役御免だ。

砲雷長、全弾容赦なくぶっ放せ。」

「了解。

スタンダード、発射用意。

撃てぇ(テェー)。」

そこにさらなる報告が入る。

「シーライオン1番機より通信。」

「こちらシーライオン1番機。

071型揚陸艦がフリゲート2隻とともに尖閣諸島海域に突入の模様。

本機にてミサイルを誘導するので発射してください。」

「了解。

砲雷長、撃て。」

「了解。

砲雷士、トマホークを指定された座標に撃ち込め。」

VLSからスタンダード全てが、そしてトマホークが撃ち出された。

「スタンダード、5.4.3.2.1、マークインターセプト。

全弾命中を確認しました。」

それでも敵機の機数は74機残っている。

各4発の空対艦ミサイル(ASM)を搭載しているとすると296発である。

無論、制空任務に当たっている機体もあるからその全てというわけにはいかない。

空対艦ミサイルを搭載しているのが半分でも148発もある。

それでも上条は敵水上部隊の殲滅を急いだ。

「対水上戦闘用意。

敵機からのミサイル発射に備えろ。

主砲砲撃用意。

目標、第1砲塔、敵1番艦。

第2砲塔、敵2番艦。

撃てぇ(テェー)。」

各砲塔から発射された砲弾は的確に命中し、駆逐艦やフリゲートを炎上せしめた。

特にやまとは対空射撃に備えて、新三式弾を装填していた。

これは起爆すると内包している焼夷弾子が一気に高温となり鋼材すらも燃え上がらせるのである。

命中した艦では何も知らされることなく乗員が熱や炎に焼かれ死んでいった。

炎に焼かれなくても、砲弾の破片に切り裂かれ死んでいった者。

機械室にいて肉片すら残さずに爆散した者等、艦内は地獄の惨状であった。

やまと戦闘情報センター(CIC)では、敵部隊の対処と同時に航空部隊の対処に忙しかった。

「上空の敵機より高速飛行目標分離。

大量に飛来してきます。」

「ESSM発射用意。

撃ち方始め(うちぃかたはじめ)。」

やまとside out

 

 

 

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