やまと復活 鬼神の護衛艦   作:佐藤五十六

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第25話

中国政府side

やまとが艦隊決戦に挑む前、

「何故だ。

何故奪えん。」

怒りをあらわにした、説明にやって来た中国人民解放軍総参謀長を宝主席は大声で叱責する。

「あの小島一つ奪うのに、その方面(南京軍区)どころかその他の軍区の空軍部隊を投入しても勝利を掴めないとはふがいないにも程がある。

海軍も東海(トンハイ)艦隊にさらには南海(ナンハイ)艦隊の一部まで投入したと聞いている。

それで何故やまとを抑えられんのだ。

どういうことだ。

納得のいく説明をしたまえ。」

「我が空軍及び海軍航空隊は、航空優勢確保のため敵日帝空軍と戦闘に入っております。

その間に、海軍と共同でやまと攻撃部隊を編成、出撃させております。

それが、どうしても大量の戦闘機部隊が必要な理由です。

それでもやまとを抑えられないのは、圧倒的な性能差が存在するためであります。

ただし、彼らはよくやっております。

確定している情報では、やまとは中破以上の損害を受け、ミサイル発射機(VLS)の大半を投棄したようであります。」

顔面蒼白の総参謀長は、しどろもどろになりながらも冷静に答えた。

「損害はどれだけ出ている?」

「今のところ航空機に集中しております。

被撃墜200機、修理不能175機。

戦死者及び行方不明者、負傷者は400名。

全て現在確認された数で今後増える可能性があります。」

「シナリオに遅れは認められない。

すぐにでも確固たる結果を示すことだ。」

宝主席の言う確固たる結果とは、すなわちやまとの撃沈である。

総参謀長は答えるほかなかった。

「了解しました。」

中国政府side out

 

日本政府side

「現在、我々は飛来した中国軍機の68%以上を撃墜しました。

しかし、中国空軍の攻勢は収まりません。」

統合幕僚会議議長は報告する。

「統幕議長、大変です。」

「どうしたッ、報告は明瞭にしろ。」

飛び込んできた情報本部の情報官を一喝する。

「中国領海内に敵の第三の艦隊を確認しました。

映像を出します。」

画像を見た統幕議長は、総理に対応を提案した。

といっても、できることは限られている。

というか一つしかない。

「現地に展開中のやまとに敵艦隊要撃の緊急指令を発令します。

また、沖縄方面の自衛隊部隊の指揮権をやまとに与えます。

よろしいでしょうか?」

情報に接した直木総理は、おもむろに頷き、すぐに命令書を認めた。

「統幕議長、改めて命じる。

我が国領土に踏み込んできた不埒な者は、全て叩き潰せ。

これは内閣総理大臣としての最上級命令である。」

日本政府side out

 

 




年末年始投稿せずに申し訳ありませんでした。
本日より投稿を再開します。
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