やまと復活 鬼神の護衛艦   作:佐藤五十六

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第36話

中国政府side

「工作が失敗?

どうして失敗した?」

「何者かが計画をリークしたものと推測されます。

現地の責任者含め、裏切り者を全力で捜索しております。」

「己、小癪な。

仕方あるまい、弾道ミサイル及び核の封印を解く。

野蛮で生意気な小日本(シャオリーペン)など絶滅させて構わん。

全ての弾道ミサイルを撃ち込め。」

「分かりました。

第二砲兵隊に命令を伝達します。」

宝主席は、重大な決断を下した。

中国政府side out

 

やまとside

「北京軍区より正式な休戦の申し出です。

第二護衛隊群司令部としては、これを受諾するとのことであります。」

「そうですか、分かりました。

戦いが終わるのならよいですが、おそらく、そううまくはいきませんねぇ。

砲雷長、本艦のシステムをミサイル防衛中心に組み直せ。」

BMD5.2仕様のシステムがやまとには積まれている。

これは2006年の大改装時に、装備された。

それ以来、常にアップデートを続けていた。

ところで、作中のミサイル防衛計画では、第一段階をイージス艦搭載のSM-3にて迎撃。

第二段階を、陸上自衛隊のTHAAD部隊が叩く。

航空自衛隊のPAC-3が最終的な迎撃を担当するということになっている。

これでの、撃墜率は、6割5分が良いところである。

さらに言うと現実でも、撃墜率は3割から4割である。

弾道ミサイルを迎撃するのは簡単なことではないのだ。

例えるなら、ピストルの弾を生身の人間が刀で切るようなものである。

生身の人間がル〇ン三世の石川五〇衛門のようなことができるわけがない。

「了解しました。

これから中国政府の最後の抵抗(悪あがき)が始まるんですね。」

「ああ、これが最後の決戦だ。

日本の未来は我々がどこまで弾道ミサイルを撃墜できるかにかかっている。」

現在、日本近海には4隻のイージス艦が展開している。

(こんごう、みょうこう、ちょうかい、あたご)である。

また、必要に応じて第二護衛隊群のイージス艦3隻(やまと、きりしま、あしがら)も迎撃に参加できる。

防衛省広報官は後の記者会見で、このことを尋ねられ、こう断言した。

「確かに数字の上では、6割5分だったかもしれない。

しかし、世界第二位の保有数の7隻のイージス艦、地上配備のTHAAD、PAC-3がうまく働けば、必ず全て迎撃できると我々は確信していた。

我々は、出来る出来ないでやっているわけではありません。

出来なくてもやる。

それが我々自衛官の信念です。

その心が、奇跡を起こしたのだと思います。

私からは以上です。」

やまとside out

 

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