やまとside
「そうか、瀋陽軍区からの攻撃はありえるのか。」
上条のつぶやきに、
やまとの乗員は完全に油断していた。
そこを突くように、敵の攻撃部隊が現れる。
「護衛艦"たにかぜ"より通報。
低空より敵部隊飛来。
これより、防空戦闘に入る。」
「いや、それは有り得ない。
奴らの兵器は動かないはずだ。
おそらく済南軍区からの部隊だろうが、取り敢えずは落ち着け。
これは済南軍区からの部隊だ。
昨日、瀋陽軍区の部隊は自滅したじゃないか?」
「ああ、そうでした。
今のあそこでまともに動けるのは、歩兵だけでしたね。」
砲雷長が同意する。
トップ二人が冷静になると、驚くほど動揺していた艦内が、特に
「防空戦闘は、たにかぜ、あしがら、きりしまに一任する。
本艦はBMD態勢を維持しろ。」
上条が、指示を怒鳴って伝える。
「衛星より通報。
再び莱芺基地にて熱源を確認。」
「迎撃を開始しろ。」
上条の指示が飛ぶ。
「レーダーでも捕捉しました。
数、50。」
「SM-3発射用意。
数、40。
「
「
前回と同様にVLSから撃ち出された
前回と同じく撃破率は、発射数の八割に留まった。
そのため、二回目の迎撃は日本海に展開中の第三護衛隊群に託されたのだった。
やまとside out
みょうこうside
「お客さんが、すぐ来るらしいな。
対空戦闘。」
「アイ・サー。
対空戦闘。」
みょうこう搭載のSM-3の数は、やまとほど多くはない。
VLSに15発も積んであればいいところである。
これはあたごも同じである。
「レーダーでも捕捉しました。
数、18。」
「あたごと共同で対処する。
SM-3発射用意。
数、9発。
「
「よしっ、
みょうこうの後部VLSは、対空ミサイル専用となっている。
そこから
みるみる白煙を残し、空を駆け昇っていく。
「全弾に命中しました。
その全てに核弾頭の搭載はありませんでした。」
「そうか、よくやった。」
みょうこうside out