必殺技なしでイナズマイレブン??できらぁぁ!!!!!   作:きりきり舞い

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第4話 始動!白恋中サッカー部!!

1年、長いようで短かった。

イタリアの環境に揉まれて、多少は俺の根性もマシになれただろうか。現役プロの時もイタリアに在籍していたが、この世界でもイタリアに飛び込んだ。

 

別の国のクラブでも良かったが、今回はイナイレ世界のイタリアを体感しておきたかったのもある。まぁ前回とあまり変わり映えはしなかったが、クラブで同じ小学生の年齢でも体格の良さやイナイレ世界において必須な必殺技を持ち合わせてる奴もたくさんいるのは流石のレベルの高さを感じたな。

 

殺意が高い必殺技やスライディングで削りにくる奴ばかりで嫌になる。

 

そしてやはりテクニック面というより肉体の使い方が上手いな

俺も幼稚園の頃から重点的に鍛えているが、身長差も相まってあたり負けないようにするのも苦労する。

俺も身長はこれから伸びるが、2mが普通になる奴からすると俺はチビもいいとこだろうからな

鍛え続けないといけない。

 

フィディオに会えるかとちょっとだけ期待したんだが、会えなかったのは少し残念と言えるだろう。でもブラージに会えて実際一緒に試合できたのは良かったな。やはりオルフェウスの正ゴールキーパーに選ばれるだけはある。

 

そこまではサッカーのことだけでいいのだが、最悪なのが、まさかのトラブルに巻き込まれたことだ。帰るのが2週間も遅れる羽目になるとは…

許さねえ…ガルシルド。カスがよぉ…しょうもねえ嫌がらせを中1のガキ相手にしてんじゃねえよクソが!

ちょっとお前の汚ねえお仕事のちょっとだけ結果的に邪魔しただけじゃねえか

まぁそのおかげで思わぬ出会いもあったし、得られたものもあったんだが

 

そして俺はようやっと無事に日本に戻ってくることができたのだった。

戻る頃には授業は終わってるんだけども

…実質的に入学式ブッチして中学1年になってから2週間サボってるんだけど大丈夫かこれ

 

 

「天翔!!こっちこっち!お帰りなさい」

 

「おー!ほんとだ天翔じゃん!!おーい」

 

「帰ってきたね。天翔くん」

 

空港には母さんと吹雪たちの出迎えがあった

 

まぁいいか。切り替えていこう。

 

「1年ぶり!トラブルでちょっと遅れたけどただいま!」

 

そして俺の日本での中学生生活が始まるのだった。

 

その前に

「えぇ?白恋中の今年のFF(フットボールフロンティア)出場不可!??」

 

「あーうん。…ほんとごめんね。不甲斐ないばかりに」

 

待っていたのはまさかの通達。いや原作通りではあるんだけども、いやでも

 

「まさか、同年代ジュニアの連中も進路バラバラになって一部別地方に行ってるとは…」

 

「うん。みんな受験や、推薦もあって別の進路に進んじゃったみたい。次の世代の子もアツヤの一つ下だしね。

うちの部員も、最初は人数もいたんだけど、流石に特訓が辛くてついてこれない人もいてね。アツヤと君がいないと人数的に足りない状態だよ。小学校からの知り合いばかりだけど、僕たちのクラブ時代の特訓を知ってた訳じゃないからね。仕方ないよ。」

 

あれ。影山関係ないのか…?確か吹雪士郎が強すぎて警戒されたから白恋中の大会資格が剥奪されたとかそんな理不尽な理由だったはずなんだが。もしかして単純に俺のせいなのか?え??

 

「ふふ、また君とサッカーできるなんて楽しみだよ。アツヤも来年入学だし、それまでに白恋中みんなで強くならないとね。来年のFFで僕たちなら優勝できる。」

 

「…あぁ。俺が教えられることは全部教えるし、お前たちとも久しぶりのサッカーをできることも楽しみにしていたんだ。」

 

「いいね。なんなら今からやるかい?」

 

「お、兄貴と天翔、今からサッカーすんのか。俺も混ぜろよ」

 

「あぁ、やるか。飛行機から降りてからだいぶ時間経って体も鈍ってたんだ。ちょうどいい」

 

そうして俺たち3人で久しぶりのサッカーをすることになったのだった。

 

アツヤと士郎の新必殺には流石に驚かされたと言っておこう。やはりあの二人はどんどん強くなっている。俺も感覚自体は戻ってきている。あとはこの世界のサッカープレイヤーに必要なピースを揃えていく。負けてはいられない

 

ーーー

今日の白恋中のサッカー部は少しだけ浮き足立っていた。

 

「今日、白恋中に間持くんが来るって本当なんだべか?!」

 

「ようやくイタリアから帰ってきたらしいべ。やっぱりサッカー部に入部するらしいだ。なまら、ゆるくなくなりそうだ」

 

「やめれーキャプテンの練習メニューもだいぶしんどいべ…けっぱるしかないだ。」

 

「今年はFFに出場できないからどうするんだべか?」

 

「それは彼がきてからになるだろう。」

 

すでに白恋中1年生の間では、間持天翔が帰ってくると話題が持ちきりだった。それはそうだろう。 

地元の有名人でものすごい練習メニューを一人だけでこなしていた変人でもあったし、アツヤ、士郎と並んで小学校の有名人である。 

 

何せ無名だった北海道のクラブチームを全国優勝に導いた立役者の一人だったわけで、尚且つ士郎、アツヤより数段上だって話もあったからだ。

 

そんな彼は冬休み明けの学校の表彰の頃にはもうイタリアに旅立っていたのだから皆も驚いたのだった

 

そして彼は北海道に帰ってきたのだった。

 

「じゃあちょっと遅いけど、自己紹介お願いね。みんな見知ってると思うけど。」

 

「イタリア留学から帰ってきた。間持天翔だ。見知った奴ばっかだから、紹介も雑でいいよな。趣味も得意技もサッカーが好きでサッカーが得意。よろしくー」

 

「はい。じゃあ、空いてる席に座ってちょうだい。間持くんにイタリアのこととか聞きたい人もいるかもだけど休み時間にお願いね。じゃあ授業を始めます」

 

そうして授業が進み、時間は放課後となった。

 

 

ーー

久しぶりの再会で話が少し長引いてしまったが、

 

「じゃ、自己紹介も終わった訳だし、これから、サッカー部に所属する間持天翔だ。よろしくな」

 

「よろしく。天翔くん。これが君に頼まれてた、現在のチームのポジションリストと選手データだよ」

 

士郎から、データを受け取りつつ、一人一人と軽い挨拶からだ。

 

GK 函田鉄 背番号1番

「久しぶりだな。間持。ジュニア以来か」

必殺技:オーロラカーテン

 

DF 真都路珠香 背番号:2

「まさか…間持くん…吹雪くんを狙って…白恋に?きゃあああー!!ダメだべよ!絶対にダメだから!!」

必殺技:なし

 

DF 目深宗司 背番号:4

「間持と同じサッカー部で戦えるなら100人力さ。まだ人数足りてないけどこれからよろしく」

必殺技:なし

 

DF 荒谷紺子:背番号:6

「わぁー。すごいべ。本当に間持くんとサッカーすることになるなんて感激だべ。けっぱって足手纏いにならんようにするだ」

必殺技:なし

MF 居屋真降 背番号:7

「見てただよ。ジュニア決勝。感動したべ!まさかないちの人相手に優勝しちまうんだべな。

必殺技:なし

 

MF 空野礼文 背番号:8

「はじめましてかな。よろしく。北海道最北端から最近こっちに越してきたんだ。君の噂は聞いてるよ。一緒にプレイできること光栄だよ」

必殺技:なし

 

 

FW喜多海流 背番号:11

「キャプテンが採用するトレーニングって間違いなく間持のトレーニングだよね…よくこんな負荷のトレーニングを続けられたね君」

必殺技:なし

 

FW氷上烈斗 背番号:12

「ジュニアの時は間持とアツヤと吹雪におんぶに抱っこだったけどお前がいなかった1年間で俺も多少成長してるところ見せてやるからな」

必殺技:フリーズショット

 

メンバー的には原作2年生正規メンバーから1年生がだけ抜けた状態ってことだからまぁ俺の影響もあんまなかったみたいでよかった。多分そう信じたい。

そしてやはり必殺技なしが目立つ。まぁ最近始めた部員もいる中学1年生だからそんなものだろう。俺は一生必殺技覚えられないからからどうこう言える立場ではないが、ジュニア組で同じだった烈斗と鉄がちゃんと伸びているのはいいことだ。

 

 

「僕と、天翔君を含めて10人だね。2年生、3年生の人も入ってくれるかと思ったけど空振りだったんだ。本気でサッカーやりたいって人もいなくてね。最初の特訓で人が結構抜けちゃったんだ。ハハハ。」

 

「烈斗と鉄だけか。ジュニア時代の奴らは。まぁ仕方ないか人数が足りない以上はどうしようもない。出場も不可だしな。それでもよく集まってくるたよ。」

 

「こっから一年、このメンバーで欠けることなく新規メンバーが入ってくれれば来年のFFには出場できるし、今年1年はどうする?の天翔君」

 

「俺はこのメンバーに問いたいのはどこまで目指す気があるかどうかだと俺は思っている。」

 

俺自身はあと1年はずっと自分の能力向上も兼ねて特訓し続けるつもりではあるが、他がどれくらいの強さを目指したいかそれが重要だ。

 

練習試合を組むにしても人数が足りてない以上満足なものにはできないし、特訓漬けの毎日だと明確な成長や成功体験を得づらくモチベーション維持も難しい。

 

「俺は、間持たちの特訓についていくつもりだ。いくらキツくても、俺がどこまでやれるのか知りたいのもある」

 

「わたしも、強くなれるなら強くなりたいだべな。あんなに強かった間持くん達についていけるかもしれないんだべ?私も一つは得意なもの作りたい」

 

「私は…吹雪くんとならどこまでだってキャッ!!」

 

原作の白恋って基本的に吹雪のワンマンチームだったが、吹雪が抜けたあとも腐らずに特訓してたところを見るにやはり根性が座ってる子が多いな。

 

「わかった。俺はこのチームを全国でも戦っていけるレベルまで持っていくことを約束する。練習負荷もこの1年間で上がっていくし、どうしてもキツかったら言ってくれ。無理やりやらせるのも本意じゃない。」

 

俺たちの1年間特訓漬けの日々が始まった。

 

ーー

この1年はそれはそれは充実な1年だった

そういえるだろう

 

フィジカルトレーニング内容の負荷はどんどんと上がっていき、怪我しないギリギリを攻めてるかのようなものであった。

きついとはきついがそもそも言葉から出ないレベルで疲弊してることを言うのだろう。

 

「は、は、は、は、あとラスト3周!!ダッシュ!!!…ジョグ!!…ダッシュ!!…ジョグ!!ジョグ…!ダッシュ!ジョグ!ダッシュ!!足を絶対に止めるなよ!!」

 

「はぁ…はぁ……鬼、悪魔!キャプテン!!」

 

「どうやら叫べるぐらい余裕みたいだな?珠香、真降。お前ら二人とも俺と一緒に2周追加!!

他の奴らは終わったらその後念入りにストレッチしてからウェイトをつけて、ドリブル!グラウンド5週!」

 

いやぁぁぁぁぁ!!

 

「本当に鬼だねぇ…間持くん」

 

「まぁ、あれでもまだ強度は抑えてる方だからこれからだよ。空野くんもあっちの仲間入りするかもよ?」

「ええー勘弁だよ」

 

 

「おい…おい、間持…え?本気??」

 

「あぁ。ちょうどいいしコイツ、鉄のキーパー特訓には持ってこいなんだぞ。吹雪と一緒に山で特訓してた時に会ったウリボウで親が死んで、1匹だったから仲良くなったんだが、懐かれてな。それ以降たまに遊んでんだよ。」

 

「イノシシと何をさせるつもりだよお前えぇ!!!」

 

「そんなん決まってるだろこの世界の常識イノシシ相撲だろうが」

 

「しぬ!しぬぅ!!!バカだろ馬鹿だろ馬鹿だろ!!!!」(※ほんとうに死ぬので真似しないようにしましょう)

 

 

 

「3VS3やるぞ!!負けたらスクワット40回とグラウンド2周 試合時間は5分だ」

 

「女子相手に男子連中は手加減はしなくていい!全力でボディで当たっていい。FFの奴らが手加減してくれると思うな!!女子は体格差で戦っても勝てない。タッチを最小で、ボールを保持する時間を短め意識!正確性と速度で差をつけろ!!無理なら必殺技で切り抜けろ!!必殺技に男女の差はない。質がものを言う」

 

「うまい躱し方だ。そうだ相手の土俵で戦わなくていいぞ紺子!反応速度を活かしてブロックできれば良しだ。」

 

 

「体重移動に意識を向けろ。足だけじゃない。上半身全体でフェイントをかけて、敵の体重移動を見てから、反転させて抜け!基礎的動きを体に叩き込むんだ!!基礎的土台を作り上げてからどんどん最適化、速度をあげていくこと意識!」

 

「さすが烈斗だな。いいフェイントだ。宗司!相手の足の体重移動の瞬間を一番注視しろ。」

 

「くっ…判断が難しい。この読み合いを無理やり拒否できる必殺技があれば…」

 

 

 

「この夏はガッツリと合宿行くんだ。補習は許されない。今回、紺子と士郎と俺が勉強を見る。赤点は許されないから覚悟しておくように」

 

「俺はちょっとお腹が…」

 

「わたしもちょっとお手洗いに…」

 

「逃げられないよ。君たち前回赤点付近だったよね。ダメだよ」

 

「みんなで頑張って期末を乗り切るべ!!」

 

「いいねー勉強会こういうのいいよねー」

 

 

「このチームの、穴はどこか。そうだな。ここの選手の情報的にブロック必殺技を所持していない並びだ。ドリブル必殺技を所持しているなら攻めやすいはずだろうもちろん敵もこの穴を理解はしているはずだ。ここでDFを寄せるタイミングがあるはずということは…そうだ。完全フリーになるタイミングがあるわけだ」

 

「現状僕みたいな突破力がないFWでも相手のゴールに触れられるルートに変わるわけだね。」

 

「流に関してはドリブル必殺技を持てば便利だろうが、攻撃的なMF陣になればなるほどドリブル必殺技よりも技術的なボールを受け取る位置が重要になると思う。烈斗もこれは同様だ」

 

「まぁそもそも俺がドリブル技術は教えられるけど、必殺技を教えることはできないから、教わるとしたら士郎になるかもしれん。」

 

「キャプテンのあのドリブルが必殺技じゃないのなにかのバグでは?」

 

 

「【アイスグランド】を習いたい?僕と同じ必殺技を使う、いいかもね。実際僕たちの防御面は課題でもある。でもこの技を覚えるのはちょっと大変だよ?それでもいいかい?なんなら他のメンバーも呼んで…」

 

「それはダメー!!吹雪君とマンツーマンが…」

 

「おー士郎。珠香に必殺技か。いいと思うが、後で紺子と宗司にも頼む。うちのDF陣全員に必殺技を覚えてもらいたかったんだ」

 

「うん。いいよ。僕もチーム力を上げるのもそうだけど、連携必殺技も考えていたからね」

 

「やっぱり…キャプテンなのね。わたしの最大の敵…。」

 

「何言ってんだ。珠香。」

 

 

「うちの問題点として、得点力がないことが問題だ。確かに士郎もゴールを入れられるが、アツヤがいないもしくは出せない場合の攻撃力が低いからFW陣には得点力がある必殺技を編み出してもらう必要があるな。

俺が点数に絡むことができるのも敵がボールを弾いた時に運良くセカンドボールに触れる時ぐらいで、真っ正面からだと必殺技持ちに通用しないことも多い。」

 

「情けないが、俺のフリーズショットも、鉄に止められちまうし、やっぱり課題点だよなぁ。吹雪が出ると後ろが手薄になるしカウンターに警戒が必要になる。」

 

「お前のシュートを止める身になれ。アツヤは無理だし、お前もギリギリなんだが」

 

「鉄、お前もキーパーの必殺技の練度を上げてもらう。白恋で現状シュートブロック手段が生身しかないからな。」

 

「いや、間持、お前が必殺技を普通に足で止めてるのが色々おかしいんだが?」

 

 

そして。そんな特訓もあってあっという間に1年の月日が経過した。

 

「よぉ、兄貴、天翔!白恋中のエースストライカー様の入学だぜ?待ったか?」

 

「アツヤ。ようこそ。白恋中サッカー部へ」

 

「アツヤ、お前とも特訓はしていたが、今の白恋はだいぶ仕上がってきているからウカウカしてられないと思うぞ?」

 

「ふん。そんなこと知ってる。この1年俺も見てんだからな」

どのみちチームに入るのなら、連携も大事だしと、士郎の勧めもあり、アツヤも練習にときおり参加していた。

白恋組もアツヤもすでにお互いがお互いの強さを理解している

 

そんなアツヤがついにチームに加わり、11人揃ったわけだ。

今は円堂の雷門もいる世代だ。

でも俺たちは負けるつもりは毛頭ないし、はなから優勝するつもりでいかせてもらう。

 

フットボールフロンティアは目の前だ。




真都路ちゃんのビジュ良すぎるな改めてみると
喜多海流、氷上烈斗君も正統派イケメンって感じ
ちょっとだけ交流を加筆しました。
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