必殺技なしでイナズマイレブン??できらぁぁ!!!!!   作:きりきり舞い

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【化身】の独自解釈が混ざります。それでもよければ


第5話 FF開幕!!最強は俺たちだ!!

フットボールフロンティア

それは暑い夏よりなお熱い、全国中学サッカー日本1を決める大会

 

全国大会への切符を掴むためには予選のトーナメントを勝ち抜かなくてはならない。

全国で予選を勝ち抜いた14校と推薦枠2校が、王座を手に入れることができる。

 

会場では白恋の北山監督が結果を待っていた。

 

「はーおらがほとんど関わってないとはいえ、前年は出られなかった白恋中サッカー部がこういう舞台に出られるとは感慨深いべ…。そろそろだべ」

 

「おっと!!第4戦は今年ついに出てきました。一昨年、昨年ジュニア優勝者が多く在籍しておりその筆頭格、吹雪兄弟や間持くんがいる注目チーム白恋中だ!!!!

対するは、おっとこちらも好カード!漁業の手伝いをしながら鍛え、サッカーにおいてその体力の高さによる粘りのプレイが有名、前年北海道グループの予選突破校の強豪石狩中だ!!」

 

「はぁ…こんな強豪みたいになってるのもオラのおかげというより、大体生徒のおかげというのもなんとも悲しいものと誇らしいものがあるべ」

 

「と、いうわけで、今回の対戦相手が決まったな。石狩中だ。前年の試合記録を見たが、今回の方針が決まったからお前らにも伝えておく。」

 

北山監督から試合相手が今朝伝えられて、前年の試合内容も見てきたところだ

いまの白恋なら

 

「今回の石狩中、ひとつ縛りを設ける。これは俺たちの体力温存もあるが、情報を封鎖する目的もある。」

 

 

「必殺技禁止だ」

 

 

ーー

フットボールフロンティアの全国でもない所詮予選の地区1回戦、それが白恋中にて行われたが、ジュニア優勝者のいるチームということもあり、それなりの注目度が高い試合となっていた。 

 

そしてその試合内容は異様なものとなっていた

 

スコアボードは3-0

白恋中がリードという当たり前な光景だったが、その試合内容がサッカー関係者を驚愕させるものであった。

 

【この私、矢島大介は信じられないものを見せられているのでしょうか。前回予選突破を果たした石狩中のはずが、前代未聞です。ここまで、ここまでの差があるのか?!】

 

「はぁ…はぁ…あいつら俺たちを完全に…」

 

その顔は恐怖に染まっていた。

圧倒的な格の差を見せつけられ、腰は引けている。戦意はもうなかった。

 

「あぁぁぁ!!!ここで【オーロラドリブル】!!!」

 

石狩中選手も必死に必殺技を多用しどうにかして相手のディフェンスラインを突破しようとしていた

 

「もう、俺でも見える!!」

 

しかし必殺技を見切られ、普通にボール奪取されてしまう。

 

【おおっとまさか、ここで必殺技が通りません?!白恋中DFの目深選手、華麗にカット!どうなってるのでしょうか石狩中の攻撃が全く通りません。白恋中ボール支配率は脅威の80%超えか?】

 

その後目深のパスは空野へ、空野からアツヤへとパスが高速で周り、体力が底をつきバテバテの相手のカバーなどは全く間に合わず、強烈なノーマルシュートに相手ゴールキーパーが反応できずネットを揺らした。

 

試合結果は4-0でホイッスルが鳴る。

 

一切の必殺技を使わずに、蹂躙といった結果となった。

 

そしてその映像を帝国学園総帥室の空中モニターで影山零治が見ていた。

 

「…間持、天翔。イタリア以来だ…。ふふふ……そのプレイスタイル…あぁ憎たらしくも懐かしさを感じる。それでいて欠陥品……あぁやはり。実に不愉快だ。お前を真正面からへし折る。楽しみが雷門潰し以外にひとつ増えたよ。フフフ。この強さならプロジェクトZを早める必要があるか。どこまでお前はいける。」

 

からりと一杯のワイングラスを鳴らす。そこに入った透き通った何の変哲もないような水を見て笑う。

 

「戦う前に勝つ。それが私の流儀だが、今回は曲げよう。お前を徹底して試合でへし折らなければ私は進めないのだから」

 

 

ーー

「ふぅ…やっぱり想像以上に白恋中のみんなの能力が向上できていたな。」

 

「この試合でみんなに自信をつけることができたってところかな?」

 

「まさか…本当に必殺技を使ってくる相手に本当に使わずに勝っちまうなんてな。想像もしてなかったぜ」

 

「あぁ。これだけの試合を演出できたんだ。お前らも誇っていいさ。本当の試合感だって今までつけることついぞ出来なかったんだ。よくやったよ本当に」

 

試合後、士郎とアツヤと俺たちは先に控え室に戻って今日の試合の振り返りをしようとしていた。 

今回に限っては相手の試合内容を事前に知った上で白恋の皆のレベルなら実力の半分も出さずとも勝てると見ていた。

だが、それでも練習試合などは全く組めていなかったし、今回の公式戦が本当の初試合のようなものだった。

本番は選手のポテンシャルを引き出すのもなかなか難しい

だからこの無茶な作戦に対応した白恋の皆の強さを実感できて安堵していた。

 

「キャープテン!!」

 

「おぉ、お前たち。今日は本当によく」

 

「「「ありがとうございました!!!!!」」」

 

「?」

 

「私たちを本気で、全国に通用するかもしれない力を身につけさせてくれて…本当に」

 

「今回の作戦で馬鹿野郎…って思った!」

 

「…まぁそうだな」

必殺技を使えるように特訓をして使用禁止は実際にやってることが頭おかしいのはそうである。

 

「でも私たちに自信をつけさせるためでもあったし、キャプテンが私たちの実力を信用してのことだったのもわかったべ!!」

 

「僕もここまで自分がやれると思ってなかったし…試合運びもとても楽に感じた。これも今までの積み重ねだよね。」

 

「必殺技なしで立ち回る。それ自体は基礎がどれくらい固められているか、どれくらいのフィジカルが鍛えられているかで決まるから、僕たち一人でもそれがなければ、そこがチームの穴になっていたはず」

 

「俺たちFW組も必殺技でしか取ることが出来ないようなら今回の試合で点数なんて取れなかっただろうし、立ち位置があってこそ必殺技を使わせずにゴールに関われた部分も大きい」

 

「ま、俺も必殺技なんて使わなくても勝てるとは思ったけどよ。まさかここまで全員使わずに圧倒出来ちまうとは俺も驚いたぜ天翔。」

 

「でもみんな、こっからだからね。僕たちは一回戦を突破したけどまだ予選を突破していない」

 

「そうだ。こっから俺たちの快進撃が始まる。全ては優勝してからだ。お前らに改めて言おう。ありがとう。練習に付き合ってくれて。ありがとう一緒に戦ってくれて。俺たち…白恋中は絶対に優勝する。だからこれからも頼む。」

 

「「おう!」はい!」」

 

ーー

帝国学園映像室にて、帝国学園キャプテン、鬼道有人は影山零治から手渡された映像データの確認をしていた。

 

「さすが、ジュニア優勝者といったところか」

 

「鬼道。その映像は…白恋中か」

 

「あぁ、佐久間か。総帥から直々に警戒しろとのお達しだ。俺も動向は前々から注目していたが、実際に出てきてわかるな。間持天翔、吹雪士郎、吹雪アツヤが別次元の強さであるが、それに続くジュニア優勝者の氷上烈斗、函田鉄だけじゃない。白恋の全員の動きが異次元だ。総じて凄まじいフィジカルを持っている」

 

映像では、体力自慢の石狩中の選手が動けていない中、白恋中の選手の動きに全く鈍りを感じない。

 

「これでも白恋は必殺技を一切使用していないのだから脅威だ。実際にどれくらいの強さを秘めているか」

 

「今データを試合から取っているがほぼ無意味だろうな。本来のポジションすらも一部偽装してる可能性がある」

 

慣れないポジションでテンプレートに沿ったような動きも散見される。試合慣れしてない可能性はあるが

 

「俺は間持天翔が正直一番不気味だな。必殺技を使用できないようだが、技術とフィジカルで白恋のトップにいるんだろう?吹雪士郎が一番トップを張ってもおかしくはないと思うが。鬼道はどう思う?」

 

「実際、今回の試合は通して、パス中心で間持自身の動きは目立ったものがなかった。マーク外し等の動きはかなり上手いことがわかるものであったが、意図的に情報閉鎖した形かもしれないな」

 

ここまでの実力差があれば情報を出す必要もないのも確かだ。体力温存も考えている冷静な司令塔がいると面倒だ。

 

「今年は雷門といい、白恋といい、波乱になりそうだな。」

 

「だが、勝つのは俺たち帝国だ。そうだろう。」

 

ーー

今日の勝ちを仲間たちと分かち合ったあと、それぞれ解散して、俺も家に戻った。

そして

 

「まず、おめでとう。天翔。お前、いやお前たちなら予選1回戦は突破すると確信していたよ」

 

「あぁありがとう。親父」

 

お袋は俺の好きなメニューを作ると張り切ってキッチンにいった。

その間親父と現状について話すことにした。

 

「なぁ…親父、俺はこのままの方向性でプロになることができるのか…?」

 

俺自身、前世でプロにはなれているが、この世界とは勝手が違う。必殺技という強大な特技が存在する中、勝ち抜けるのかという不安があった。

 

「そうだな。これははっきりと言っておこう。天翔、現状のままでは実際のところ難しいと言わざる得ない。お前は確かにイタリア留学で必殺技に対する対応の仕方も間違いなく良い方向に変わった。今日の試合での相手のドリブル、ディフェンス必殺技も正面から打ち破った。これは成長だ。しかしまだだ。

これから先の話になるがこの程度ではお前が必殺技使えないことをひっくり返せるほどのアドバンテージをまだ得られていない」

 

そう、親父は断言した。

そうアドバンテージ

前世は体力の無さに対する圧倒的技術力と判断力による補いをして、なんとかプロでも通用できるポジションを確保することが出来た。

だが、それが今世は必殺技なしというデメリットを補いきれていないのだ。

 

「最近、必殺技を実際に具現化し続けて身体能力の向上を図る技術【化身】がプロ界隈において開発され始めているのは知っているな?」

 

「あぁ。まだ実用化には至ってないらしいけど、あと4年もあれば形になり始める技術だって」

 

そうあのイナズマイレブン GOで猛威を振るっているあの化身だ。【化身】の顕現は必殺技に使用するオーラを放出し続けて個として安定させることでオーラ放出状態を常に維持してを超人的なパワーを一時的に選手にもたらすことができる

 

例を挙げるとすれば豪炎寺の爆熱ストームのエネルギーを放出し続けて個として顕現させたのが化身、「炎魔ガザード」だ。

個体として安定させた化身による爆熱ストームは通常の爆熱ストームの2倍の出力が期待できるといえよう。

 

「これまで以上に必殺技の必要性が高まり続けるし、それが収まることはない。これは止められない世界の流れだ。【化身】自体はオーラを他人に譲渡する手段が確立できる可能性はあるがこれも必殺技を使える人間ができるものだろう。つまり」

 

俺は【化身】を頼ることも不可能。

 

「俺にそれに対抗するだけの力をつけなければならないということ…か」

 

「ただ父さんが最初に言ったように、お前のその技術ツリーを伸ばし続けること自体が世界に通用する鍵でもある」

 

「それは…お前の存在が、必殺タクティクスに相当する技術になることだ。おまえがいないと使用に耐えられない。お前がいることで初めて機能するそしてそれが起動すれば、誰にも手がつけられない最強の必殺タクティクス。それを生み出す。それがお前に残された道だ。」




俺自身が必殺タクティクスになることだ。
シン様の「神のタクト」とかが相当しますが、あれ以上なきゃお話にならないというものになります
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