デジモンレコードーH/D Storyー   作:Des

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 主人公に接触している存在との会合です。タイトルで分かる人は分かりますね。では、どうぞ!



Data:02「ラークの管理者」

「今日は魚を干し干し~♪」

 

 こんにちは皆さん、ご機嫌はいかがでしょうか?ワタシはただいま先日の釣り成果である『デジサケ』を天日干しの真っ最中です。少し離れてる所には『肉』を燻製にしてジャーキーモドキを作っている。なんと燻製器で作っております。機械デジモンがいない中でどうやって燻製器を手に入れたのはたまに、いや結構な頻度でやってくるお客様のおかげである。

 

「感謝はしているけど、来るたびに依頼をしてくるのは止めてほしいなあ・・・。友達としてなら歓迎するけどね」

 

「ほお、なんじゃなんじゃ悲しいのお。この島を用意したのが誰か忘れたのか?」

 

「そこにはめっちゃ感謝してるよ~。でもさ、人間社会に理解あってデジモンの特性も把握しているからって無茶ぶりすぎるでしょ~」

 

「人間の感情を理解出来ていない我や配下の者たちを直接動かす訳にはいくまい。失敗したリスクを演算した結果、お主が適役と出たのじゃ。それはお主の生まれがどれだけ特別かにも関係しておる」

 

「そこも分かってますよ~?こんな特殊なワタシを受け入れてくれた事にも感謝してます~・・・。なーんでいつも突然に来るんでしょうか()()()()()()()?」

 

 心地よい声に誘われて独り言の返事に反応していた。清楚な女性の声でワタシの独り言に割ってきたのは

 

「久しぶりじゃ特別なパンプモン。ほれ、VIP対応せんかVIP対応♪」

 

「いや何自然にワタシが作ったお手製椅子に座っているんですか。結構がんばって作ったお気に入りなんですよ、お客様用は別にあるでしょ?なんでワタシの私物を我が物顔で使ってるんですかクオンタモン様?」

 

 ワタシがDIYで作った木製椅子に我が物で笑顔?で座っているのはクオンタモンというデジモンである。

 

□ クオンタモン

世代(レベル):究極体

・属性:データ

・タイプ:妖精型

 

 顔の口元以外を金色仮面?で覆っておりピンクのベールと長い髪、そして白いローブのような神々しい服が女性感を強めているデジモンである。はい、デジモンアニメゴーストゲームのラスボス?的な存在です。背丈は人間の子供を彷彿させいるけどなんとデジモンの進化の果ての究極体なのだ。

 

「お付きのブルムロードモンさんはどうしたの?」

 

「抜け出してきのじゃ、息抜きも大切なことじゃぞ?」

 

「心中お察ししますブルムロードモンさん、今度はフルーツサンドでも差し入れようかな・・・」

 

 このクオンタモン様は軽く抜け出したと言ってるけどそれは何処にでも移動できるゲートを作れるからである。攻撃できるの?という疑問をお持ちの人は考えを改めなさい。究極体デジモンの中でも演算能力は突出していて人間が使うスパコンなどをはるかに凌駕しているのだ。そんな演算結果でゲートを相手の後ろに出現させて自滅など朝飯前だろうね。なんならアニメでは一歩も動かなくても人間界へのゲートなんかもお手の物でしたよ、まじぱねえ。

 

「そう言うでない。我のゲートにはお主も世話になっているのであろう?」

 

「ありがとうございます!」

 

 ジャンピング土下座で感謝を伝えることも辞さない!

 

「おお、それは土下座だな。そのような恰好を行うデジモンはいないからのお、やはりお主は面白い。リスクが高かったが上位の存在との接触は我にはメリットであった」

 

 クオンタモン様が言った「上位の存在」は「上位者」とも言われるデジモン好きなら反応せずにはいられない単語だろうね。接触された時なんとワタシは意識がなかったようで、クオンタモン様にワタシを任せたのが上位者本人?でなはくお馴染み「ミレイさん」だったようです。しかもあのロリ娘版「イグドラシル」も一緒だったようです。何それ、ワタシは特異点か何かですか?

 

「人間の感情を理解しなければならない我からして、お主は素晴らしい研究対象であった」

 

「人間の記憶が入っただけのデジモンかもしれませんよ?」

 

「我のことを愚痴っておきながら接待の準備をしておる、その行為自体が我というデジモンからして理解不能じゃ。デジモンの本能も理性もないではないか」

 

 いやパンプモンの理性って何ですか?デジモンの本能と理性って、戦闘本能?効率的思考?

 

「しかし、他の平行する世界は知っておったがデジモンの存在が影もないにも関わらず、物語として扱っておる世界があるとは我でも考えられなかったぞ?しかも、デジモンのコンバートやアタッチメント、スキルディスクなど聞かされた時は人間も考えるものだと感心したものじゃ」

 

 はい、ワタシがしゃべりました。寝起きでクオンタモン様のあの清楚ボイスでおねだりされてみてよ?何でも話します、これは分かってくれる人が多いと信じています。まあ、クオンタモン様が演算しているのは現実に生きているデジモン関係のはず。まさか二次創作としてのデジモンのアニメ、ゲーム関係のことなんかを考えることはしなかっただろう。共通で使える技の存在なんてゲーム作る人しか考えないよ、デジモンは本来の力が強大だからね。

 

「ゲームじゃったか、存在は知っておるが人間は面白い。しかし、我が登場するゲームがないのは納得できんのじゃ!」

 

 いや、そんなプリプリ怒ってますな恰好しても可愛いだけですご馳走様です。そんなのクオンタモンが出てくるなんて下手したらゲームバランス狂うんです、ストーリーにどうやって関わるのです?育成デジモンは運営(かみ)の問題なのでワタシに言ってもどうにもなりません。フェアリモン系統のデジモン実装はよっ!

 

「で?どうじゃ、我が用意した独立した極小デジタルワールドの島の様子は?生活には困らぬ程度の大きさであろう?」

 

「それは勿論です。実験デジモンとかにしないでくれたことに感謝してます」

 

「お互いに良好な関係を築くことが将来的にメリットが多いと思考した結果じゃ。しかし開拓できた範囲は我の予想より小さいのじゃな」

 

 人間の時の感覚で食事や睡眠をちゃんと取ってるし、開拓よりDIYが楽しいのでそっち優先になるんです。優先順位をコロコロ変えるのも人間らしいと思う。そしてクオンタモンという存在を知っている人なら予想できると思うけど、EX島を用意してくれたのがこのクオンタモン様なのです。さすが、新しいデジタルワールドを作るとかチートできるデジモンは一味ちがいますね。

 

「監視とか付ければいいんじゃないのですか?それにさすがに1体では無理ゲーです。はい、『ドングリパン』と『レモンスカッシュ』です」

 

「監視など論外じゃぞ、先ほどの我の話を聞いていたか?良好な関係といったぞ。他のデジモンを移住するのまさ検討中じゃ。うむ、もらおう」

 

 差し出したドングリパンとレモンスカッシュを美味しそう?に食べてるクオンタモン様、まじ可愛い・・・。

 

「お主からの相変わらずの視線はおいておくとして、お主の料理を食してから人間の食事に関心がいくようになってしもうたわ」

 

「失礼な、これか慈しみを含めた趣味人MAXの好意の眼差しです」

 

「推しとか言っておったか?さっぱり理解できんの・・・。いや推しと興味は表裏一体か?」

 

 おや?クオンタモン様が顔を傾げている。ここに来て初めてみる顔?ですね。

 

「実はな我がいるデジタルワールドに可笑しな存在が現れたのだ。人間世界からの来客らしくての、1人でデジタルワールドに来る豪胆さには我も驚いたわ」

 

 おっと、これは、まさか?

 

「男の人間だったりしますか、大人の?」

 

「お主のその反応からして、どうたら我らの物語が始まったとでも言うべきか?」

 

「そのあたりの細かいことはいいませんよ?そういう約束でしたよね?」

 

「うむ、それは勿論じゃ。最初から結果が出ている問題なぞ、思考するだけ無駄じゃ。お主風に言えばワクワクせぬ」

 

 クオンタモン様にデジモンのアニメやゲームの仕様を話したとき、実は本編ストーリーについては話していない。ストーリーの改変はワタシ、いや()の本意じゃないからね!何でも思い通りに進む話なんてないと思います。

 

「じゃあ、これからはここに来る頻度は低くなります?」

 

「残念じゃが、そうなりそうじゃ。時を見てその人間と接触するつもりじゃ、他にも気になる反応もあることだしのお・・・」

 

 これはゴーストゲームが始まりそうな感じがしますね。ストーリーもBGMもとても好きです。たぶんその人間って主人公の父親だろうし、気になる反応ってガンマモンかな・・・。きっと父親のほうにもデジタルワールドに来る前から接触していた可能性もあるよね。

 

「しかし安心するが良い。ブルムロードモンを使いに出すのでしっかり経過報告と土産を渡すようにしておくのじゃぞ?今回の用事はこれだけじゃ」

 

「ちゃっかりしてますね。その気になれば人間世界へゲートつないで料理食べ放題でしょう?」

 

「寂しいことを言うでない。それこそ味気ないというものじゃないのか?」

 

 ワタシの手料理が食べたいと?何それ、かーわーいーいー!!また人間世界へ調査しないといけないと身構えていたけど、今回は本当に用事はこれだけみたい。依頼したいことはもっと早めに伝えるからねクオンタモン様は・・・。

 

「では、そろそろ行くとしよう。ブルムロードモンが此方に突撃して来ぬうちにな」

 

 ぜひそうしてください。ブルムロードモンさん、クオンタモン様命ですからね。あのロイヤルナイツに匹敵するとデジモンとか敵に回したくぬえです。 見た目はすっごく好みなんですけど、あの声で脅されたら漏らしますよ感激してね!

 

「次は事前に連絡くださいねえ~」

 

「うむ、検討(だけ)しておこう。馳走になった、さらばじゃ」

 

 絶対連絡よこさないんだろうなあ。そういう返事をしながらクオンタモン様はゲートを出現させて消えていった。これからの忙しさを見越して息抜きにきたのかな?デジヴァイスの開発や監視とか未来の演算とかこれから本当に忙しそうなんだよね。

 

「ワタシに出来ることはないし、ワタシは出来ることをしよう~」

 

 とりあえず、食器を片付けて魚干しの続きをしよう!明日のことは分からないから楽しいのだ!

 




 ゴーストゲームからクオンタモンをゲストとして登場させてもらいました!便利なんですよね、時間さえいじれるって並みの究極体では話にならないでしょうね。タイムストレンジャーのユピテルモンくらいの立ち位置にいるのでは?

 作者は可愛いのなら人外でもイケる方なのですが、図鑑で見ただけのクオンタモンへの好感度はそこまで高くなかったのですが、アニメで動いたことと声優で胸を撃ち抜かれました。何あの清楚ボイスでの黒幕感、人外女性という属性・・・好き。

 今回は主人公とクオンタモンとの関係説明でした。ゲームのスキルを使えるアニメデジモンって強くない?これなら結構戦えるのでは?と思っての設定です。オリジナル設定なので嫌いな人は注意してください。

 では、また次回にお会いしましょう!
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