デジモンレコードーH/D Storyー   作:Des

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いきなり寒くなってきたこの頃、主人公の拠点についての話となります。

思えばコンバートくらいは許してよかったのでは?と思うほど島1つにデジモン1体は広いですね。ここの主人公は結構便利な体になっていると思います。

『』で囲むのはデジモンの必殺技、初めて出てくる作品用語、大事なデジモン用語とします。



Data:03「EX島」

 先日クオンタモン様が突然に訪れたワタシの拠点であるEX島(えくすとう)は今日も快晴である。

 

「今日はどうしようかなあ?」

 

 お手製の木製ベンチで朝の日課である日向ぼっこをしているワタシは今日の予定をぼんやりと考える。誰もいない島に1年間は寂しさを感じることはあるけど、実際の生活は自給自足なんだよね。『デジモンワールド-next Order(ネクストオーダー)-』のような生活を1人でしないといけないと考えてみてよ。しかも、街も他のデジモンもいないうえに季節はちゃーんと春夏秋冬あるのだ。やることは結構多いのだ。

 

「よし、今回の冬で食料の備蓄がギリギリだったし倉庫の素材を集めよう!」

 

 冬の前に予想で準備していた保存食*1はやることがそんなになかったから間食が多かったこともあってめっちゃギリギリだった。気を遣わせたのか冬の間は月に1、2回は誰か来ていた。そのおかげで日にちの感覚がおかしくなることもなかった。まさか、ブルムロードモンが来るとは思ってなかった。ブルムロードモンの初めての面会は空気がとんでもなく重かったです。

 

「しかーし、そこはワタシのクオンタモン様へのデジモン愛を語ったら打ち解けたと思う。人外好きな趣味を持つ人間を舐めないでもらいたいね」

 

 人外好きと言ってもデジモンやポケモン限定であることは補足させてもらおう。ゲテモノすぎる人外はさすがに守備範囲外である。見た目も大事だが中身だって大事だよ?

 

「ん~・・・。今日は『森林エリア』で手頃な木を切って途中で食材みつけたら拾う、これでいこう」

 

 思い立ったが吉日、ワタシは木製のカバンを片手に森林エリアに歩き出した。

 

 

 

 さて、歩きながらこのEX島の構図を大まかに整理しよう。今向かっている森林エリアは島の東側にあるけど竹林もこのエリアにある。島の中央には大きな山、『MX山(まくすやま)』と命名した山がそびえたっている。

 そして『浜辺エリア』が島の南側に『岩礁エリア』といっしょにあり、反対の北側には『雪原エリア』と『流氷エリア』がある。最後に西側は『草原エリア』で丘がそこそこあるくらいしか特徴がない。つまり中央のムゲンマウンテン改め、MX山と東西南北でエリアが大きく分かれている。ワタシの拠点は森林エリアとMX山の間の木々を切り開いて拠点を建てている。近くにMX山から流れている小川もあるので水にも困らないいい物件だと思う。マ〇クラでも中々いい拠点場所じゃないかな?

 

「用意してくれたクオンタモン様には頭があがりませんよ~。でも、どうして島にしたんだろう?このデジヴァイスが関係してるのかな?」

 

 なんとなんとワタシの腰に付けているポーチにはあの()()()()()()がおさまっているのだ!こ~れにはデジモンファンは庭かけ踊りだすことでしょう。形状は私が人間の時に遊び倒した『デジモンストーリー タイムストレンジャー』のデジヴァイスの緑版である。マジいかす!・・・しいて言えば初代とか、カードスラッシュのデジヴァイスでもよかったと思う。

 

「機能はセットアップ、時計とカレンダー、島での自分の位置状況(マップ)、収納アイテムストレージ、デジモン図鑑にカメラとメッセージ機能・・・。まあ、ゲームの主人公じゃないし、コンバートはさすがにリアルでは禁止だろうし、パーティデジモンだったいないよねえ」

 

 時刻を知られることは冬備えに役立つし、位置情報は迷子防止、デジモンゲームお馴染みの超便利アイテムストレージ、暇つぶしのデジモン図鑑、時々とんでないヒトから来るメッセージ、ここまでの機能だけでも十分だと思う。

 それにストレージにはこれまたデジモンファンでは涎たらたらのアイテムが入っていたのだ。それにセットアップはもうねテンション上がりっぱなしなんですよ。

 

「デジヴァイスを最初に起動したときに広がった光は何も分からずじまいだったしなあ・・・」

 

 実はデジヴァイスを最初にこの島で起動したとき、突然にデジモンヴァイスから光がドーム状に広がっていったのだ。光をもろにくらったワタシに何の変化もなかったし、気にしても仕方ないからクオンタモン様には報告していない。初期起動するためのあれかな、セットアップ系のやつかな?

 

「お?ここら辺の木はいい感じの太さしてるねえ♪」

 

 拠点から歩いて1時間ちょいで目標物を発見。アニメによってはパンプモンは浮かぶことが出来るんだけど、コツがつかめないのか未だに歩きで移動するから時間がかかる。試しに少し高い所から飛び降りたけど、無事に地面とごっつんこ!アイテムがなかったら危なかった・・・。

 さて、襲ってくるデジモンもいないけど人間の時の習慣か夜には拠点に帰りたい。たぶん睡眠時間も人間の時とは違うのかもしれないけど、転生前のままなのは精神が人間のままの証なんだろうか。帰りでまた1時間だからそう時間をかけられないから、ここは数本をまとめて伐採する必要がある。

 

「『トリックオアトリート』*2で一気に倒してもいいけど、後処理が面倒だよね」

 

 パンプモンが生む出した巨大カボチャで攻撃する『トリックオアトリート』は言葉のイメージから想像できないほどの威力をが出るんだよね。カボチャの中身や質量、大きさを自由にできるから勝手がいいけど消し方がわからない。カボチャおきっぱなしも人としてポイ捨て感覚になるから嫌なんだよ。よし、ここはこの特殊なパンプモンの技を使おう!

 

「『クラッシュブレイドⅠ』!」

 

 何もない空中から金属製の刃が目標の木を切り裂き、伐採された木はゆっくりと倒れだす。

 

「いやー、やっぱり便利だよね『アタッチメントスキル』*3!」

 

 そう、なんとワタシはデジモンストーリーお馴染み、アタッチメントスキルが使えるのだ!これが今のところワタシしか使えないデジモンの必殺技以外に攻撃、防御、サポートに使える取り外し可能な属性技なのである!

 このアタッチメントスキルのおかげで生活基準は高まったと言ってもいい。火元、水、畑の整備、色々と活用方法があるのだ。・・・草木と闇は今のところ活躍回数は0である、どう使えと?

 もちろんアタッチメントスキルはデジヴァイスのセットアップから変更可能で、ワタシのアイコンがあるのはいつ見てもココロオドル!

 

「さあて、次はデジヴァイスのアイテムストレージをタッチして~デジヴァイスのカメラを木に向けて~」

 

 デジヴァイスのアイテムストレージを起動して搭載されているカメラをむけると対象をストレージに収納することができる。気分は異世界転生系主人公である。

 ちなみにストレージにはアタッチメントスキルだけでなく回復アイテムも入っていた、サービス手厚すぎない?

 

「よし、ちゃっちゃと残り5本くらい片付けますか」

 

 

 

 木材伐採という目標を終えたワタシは帰路についていた。アタッチメントスキルで作ったお手製の家までの道を歩いている。草木は鋼属性、土は土属性のスキルで整備した道なのだ。なかなか快適な道だと思う。デジヴァイスの位置情報はマ〇クラのマップをイメージすればわかりやすい。ちゃんと作った道もマップに載っている。マッピングはある意味、多くのゲーマーの基本だと思っています。

 

「あれ?あの木の下に生えているのは・・・『ニッコリンゴ』だ!」

 

 帰り道の途中で見つけたのはニッコリンゴと呼ばれるデジモンストーリー-next Order-で出てくる食材アイテムの1つである。食べると元気になるとフレーバーテキストに書かれているとおりに元気になるリンゴでワタシはかなりお世話になっている食材の1つなのだ。カットよし、味付けによし、ジュースにしてよしの3拍子である。ちなみにさっきストレージにしまった木材は『デジ白木』となっており、これもネクストオーダー仕様となっていた。

 

「魚もネクオダ仕様になって釣竿で普通に釣れたし、もうクオンタモン様様だよ~」

 

 すべてを遊びつくしたとは言えないけど、それなりに遊んだネクストオーダーの食材は資材が取れるのは本当にありがたかった。ゲーム知識で何処に何があるかある程度予想できたのは大きいからね。

 

「・・・ワタシって寿命あるのかな?寿命がのびる食材たべたらどうなるんだろう?」

 

 あくまでネクストオーダーや他のデジモンゲーム要素があるこの島とワタシは、これから一体どうなるのか考えるほどわからなくなる。大変なことはあるけど、結構ワタシに便利というか私に都合いいこの世界はどの立ち位置なのか。まさに神のみぞ知るということかなあ・・・。

 

「まあ、これはいつ悩んでも答えなんてだないよね~。明日は明日の風が吹くってことで、出来ることやろ!」

 

 人間の時だって自分への存在の答えを出したこともないし、出来ることをやるのは人間だろうとデジモンだろうと変わらないよね。

 

「あ、『デジタケ』発見」

 

 

*1
干し肉やパン

*2
パンプモンの必殺技

*3
デジモンに自由にセットできる共通技




この島の資材はネクオダをベースにさせてもらいました。ネクオダのキャンプ飯の多さに感動してレストランの品目も楽しかったです。

前日譚でクオンタモンが驚いていた解析不明のコードは上位存在からプレゼントされたアタッチメントスキルでした。ゲーム通りに4つのセットが可能です。タイストのアタッチメントスキルは全部あると思ってください。

デジヴァイスの光というのは上位存在が仕込んだ島のアップロードだとなっております。そしてクオンタモンはデジヴァイスのマップから島の構図を読み込んでEX島を用意しました。

ちなみにクオンタモン愛を聞かされたブルムロードモンは若干ひいてました。

また次回をお楽しみしてください!
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