皆様、今日この頃どのようにお過ごしでしょうか?お仕事や日々のルーティンに精を出していますか?ワタシは人間からデジモンのパンプモンに転生というとんでも経験をしたみたいです。ビックリしました、目線低いし手が布っぽいし声が中性的だしという3コンボで脳処理が追いつきませんでした。でもしっかりと人間の時の記憶はあるし、精神も安定ぎみだし、目の前にクオンタモンがいたんです。
いやいや、ほんっとうにビックリしました。クオンタモンはデジタルゴーストゲームで登場する超重要デジモンでデジモンスキーな私からして好みデジモンの1体が目の前にいてみ?感情があふれて思わず
「自分で退化をするデジモンとは珍しい、お主にますます興味をもったぞ。やはり人間の感情が今後の研究対象になりそうじゃ・・・」
なんか第一印象は正解したようで、ワタシの周りをまわってじっくりと観察されてた。自分で退化と言われてもただ落ち着いただけなんですよ、何も特別なことはしてません。
「・・・・・・」
はい、クオンタモンと言えば忘れていけないこのデジモン、ブルムロードモンです。めっちゃこっちを見ています。戦って勝てるわけがないのは明白、よってワタシがする行動は・・・
「すんませんしたー!!」
「・・・・・・その恰好にどういう意味がある?」
「謝罪を意味する人間のポーズです」
ジャンピング土下座しかありますまい。人間の関係を持っていないデジモンは見たことないという予想はあたったようで、警戒より困惑みたいな雰囲気になった。そして、それを見てお腹を抱えて笑っているクオンタモン、まじゴーイングマイウェイ。
こんな感じのファーストコンタクトがあり、それからはしばらくクオンタモンの居城であるラークでお世話になっていました。大体がワタシの体の解析と人間の時の記憶を話すという日々を繰り返してました。どうやらワタシをラークに引き渡したのが
クオンタモンが興味をもったのは私の人間世界のデジモン知識でした。とくにアニメの『デジモンセイバーズ』の内容なんて真剣に聞いていましたよ。細かい内容は省いたけど、人間とデジモンの関係性がクオンタモンには無視できないようでした。それもそのはず、クオンタモンはアニメで人間の感情がデジタルワールドと人間世界の破滅をもたらすと演算結果をだした。それを確かめるために人間世界にデジモンを送り、人間の感情を勉強したデジモンを回収してその勉強した感情を解析するという力技をやっていたラスボスでもある。
セイバーズでは人間が原因でデジタルワールドと人間世界が破滅寸前までいき、デジタルワールドの神的存在のシステム『イグドラシル』が人間を一応認め最終的に問題を収束させた。その話を聞いてからクオンタモンはワタシに人間についてよく聞くようになった。人間の感情とは、一生とは、友情、愛情、数きれないほどを話をしたけど完全に人間を理解できないでいた。いやぁ、人間自身が人間を完全に理解できないのにデジモンが理解できるはずもない。その逆も同じでワタシもデジモンについて知識はあるけど、実際に経験する体験はとても新鮮で楽しい日々を送っていた。
そんなある日、突然クオンタモンから召集の連絡がありブルムロードモンに片手で運ばれた。
「おお、来たか待っておったぞ」
「いや、クオンタモンが呼んだんでしょ?」
人間世界の観察をデジタル機器を通してやっていたようで、空中に浮いている画面には人間世界の様子が映し出されている。
「忙しいんじゃないです?」
「うむ、お主から人間について聞かされてからは休む暇もないのぉ」
「釘さしますけど、クオンタモンたちのことは話しませんよ?」
「それは分かっておるわ。話したところで実際の未来は未定じゃろ?世界の修正機能が働くかもしれんし、やれることをやるだけじゃ」
クオンタモンはアニメ通りに話が分かる人、いやデジモンだった。アニメでやらなかったけど、もし人間世界を攻め落とそうとすれば簡単に侵略することができた。でも、クオンタモンは最終的に主人公たちにデジモンと手を取り合うことを証明せよと機会を与えてくれた。懐がでかいのか、無駄な争いはしない派なのかわからないけどデジモンアニメとしては可能性が広がる結末となったのだ。これには想像が膨らみましたよ。
「で、話ってなんです?デジモンゲームのことですか?」
「いや、あれはあれで興味深いが今は違う。今回はお主に頼み事があるのじゃ」
「頼み事?それはワタシよりブルムロードモンが適任じゃないの?」
ポンと出のワタシよりクオンタモンに忠誠を誓っているブルムロードモンが確実に誠実に頼み事を解決できると思うけど・・・。
「いや、今回のことはブルムロードモンには荷が重い。というよりブルムロードモンよりお主のほうが適任である」
え~?ワタシの方が適任?話し相手ならともかく戦力系ならどう考えてもブルムロードモンが上でしょう。同じ究極体を3体相手できるポテンシャルとかどんだけ経験積んだの?
「私も今回はお前が適任だと判断した」
「え?まじで?」
ダンディなお声からそう聞かされては話だけは聞かないといけなくなる。いい声だよねブルムロードモン・・・赤くはないよ?
「お主の境遇が関係しておる」
「境遇・・・。まさか頼みって」
「うむ、単刀直入言えば人間世界へ行ってほしいのじゃ」
「Oh・・・」
まさかの人間世界への出張ですか・・・。それは確かにブルムロードモンじゃダメだよね、認識的にも大きさ的にも。・・・・・・・これ左遷とかじゃないよね?
「人間世界にはとっても興味あるけど、ワタシとしては物語にちょっかいだすのはオタクとしては・・・」
物語への介入とか転生ものからして混沌の元である。ややこしくなること山のごとし。いちオタクとして素晴らしいストーリーにかかわりたくないでござる。
「心配するでない左遷でもないぞ。お主が行くのは『我たちと関係ない人間世界』である」
「なんですと?」
「お主が言うどの物語とも関係ないことは
確認?クオンタモンがのぞいたのかな?
「いや、お主から預かったデジヴァイスのメールで確認したのじゃ」
「メール?デジメモみたいな機能かな・・・え?相手だれよ?」
「確認してみよ」
「ええと、なになに『目標座標の人間世界にはデジタルワールドの形跡もなく、パンプモンの知識にない世界ということも確認済み。だけど何らかの関りがあると判明したので彼に依頼して見てきてもらうことを推奨するわ。御神楽ミレイ』・・・・・・。はいぃぃぃぃぃっ!?」
ミレイ!なんでミレイ!?いや、気軽にメールできるんかい!?
「そんなに驚かれても我は御神楽ミレイとデジヴァイスで色々やり取り出来てしておったぞ?言ってなかったかの?」
「言ってないよお!?え~、ワタシもミレイさんとメールでもいいからお話したかった!」
好きな趣味とか好きなデジモン、これは相棒のデジモンか!他にも色々と聞いてみたい!
「そんな興奮するでない、感情がまるで聞かされた『デジソウル』のようにあふれ出しているぞ」
おっといけない、どうやらワタシの感情が高まって制御できないと感情が『データ』として体から溢れることが分かった。見た目は完全にセイバーズのデジソウルである。色は緑で気に入っている。
「ん?でもミレイさんが頼むほどの問題かと思ったけど、そうでもないっぽい?」
御神楽ミレイが動き出すのは世界の理に関係する問題ばかりだと思い出させる。ゲームでも物語を見ているプレイヤー視点的なことが多かったように感じたしね。そんなミレイさんが動き出したわりにはパッとしない内容だなあ。
「内容が明白でなくともあの者が気になるなら、お主も気になるだろう?」
「そりゃもう、気になります。・・・後さっきからナチュラルに考えを先読みしないで貰えます?」
「顔に出ておるし、お主の思考回路は何となく把握できておる。浅い関係でもあるまいし」
あらやだ嬉しい。
「嬉しそうだな」
「・・・ブルムロードモンさんにも分かるくらい、ワタシって単純?」
「お前は顔に出やすい。そして我が主のおっしゃる通りにお前の性格を知っていれば想像も容易い」
あらやだ怖い。一応仲良く?話せる仲くらいになったと思うけど、そこまで顔に出やすいのかな?・・・パンプモンって顔の表情ってわかりやすいっけ?・・・いや初代アニメで結構オモシロ顔やってたな。
「精神が人間であるが故の表情の変化であろうな。それと依頼には報酬を用意しているぞ。その方が人間はやる気が出るのじゃったか?」
「人間だけとは言えないけど、あればあるほどやる気は上がります」
デジモンは強いものに服従するような感じだけど、ご褒美があったほうがいいのは人と同じだと思うけどなあ。
「褒美って何?」
「お主、前々から拠点が欲しいと言っておったな?その願いを叶えるのが報酬となるのじゃ」
おお拠点か!確かにいつまでもラークに居候では精神的によろしくなかった。もと社会人としては拠点、もとい自分の住まいがないと落ち着かない。
「場所は?まさかラークにワタシ専用の部屋でも作るの?」
「それではわざわざ報酬という形にしない。報酬というからには・・・」
クオンタモンが片手でコンソールを操作する。すると空中に現れたのは
「・・・島?」
3Dモデルで作られた島だった。ゴーストゲーム顔負けのホログラム技術だ。
「おお・・・おおぉ!・・・まじで?」
「驚いているようで何よりじゃ。お主のデジヴァイスにあったデータを基に作り出した、この新たな島がお主への褒美となる予定じゃ」
「まじでぇぇぇぇっ!?」
これはスゴイことですよ!?家を通り越して島が褒美ときました!!しかも島のエリアは違えども、あの島のフォルムは『ファイル島』を模してることが一目でわかる!
ファイル島とはデジモンファンなら聞いたことがある島でデジモンの始まりの島といっても過言じゃない島である。初代アニメでもファイル島から『選ばれし子供たち』の冒険は始まった。これで興奮しないファンはいない!
「え?いいの?何かの規定に引っかかることない?ファンに怒られない?これは夢じゃない?」
「規定も怒りも夢でもないぞ?一応、ミレイを通じてホストに確認をとっておる。何も問題ないと思うのじゃ」
ホストとはまた凄い単語が出てきたが、それに反応できないでいた。それほど感情が高ぶっていた。究極体に進化して『ノーブルパンプモン』になっても気にならないでいた。
「やったあーーー!!これデジモンアニメファンだけじゃなくてゲームファンも喜ぶやつですよ!島の開拓なんてゲームの定番じゃないですか!街を仲間デジモンたちと発展させていくなんて夢が広がるじゃないですか!ありがとうございます
「おお、ここまで喜んでもらえるのは我も予想外であった。オタクとい言ったか、その対象への情熱をあまく見ておったわ」
「口調も明らかに変わりました。調子がいいやつですな」
「もうクオンタモン様には足を向けて眠れないくらい感謝してますよ!」
オタク特有の早口に若干ひいている2人には申し訳ないけどそれくらい嬉しいということなのだ。
「これ落ち着くのじゃ、褒美はこれだけではないぞ?」
「え?これ以上があるんですか?」
これ以上ないご褒美だと思うけど?
「ほれ、お主は元人間で料理も少し嗜むと言っておったな?」
「あ、はい。デジモンたちは自然に生えてる食べ物を使ってますけど、やっぱり料理しないと落ち着かないんです」
「そこは何も責めもしない。我も人間の食事という文化には興味もある。そこでじゃ、お主が人間世界へ行った暁にはデータ収集も許可するぞ」
「データ収集?」
「うむ、ミレイからの世界の視察が依頼のメインじゃが他は自由にしても問題あるまい。よって人間世界でお主が気になった情報をこちらへ持ち帰ることを許可する」
なるほど、どんな世界かは分からないけど人間世界というほどだからある程度技術は進んでいると見ていい。なら料理や食材の加工方法なんかも調べれば、この先に生活に役に立つこと風のごとし。なんなら、退屈しのぎにゲームなんかサブカルチャーを集めてもいいな、やばい脳汁があふれ出す。
「・・・足でもおなめしましょうか?」
「まーた訳が分かんことを言い出しおったぞ・・・。人間は他人の足を舐める習慣でもあるのか?ほれ、これでいいか?」
「・・・・・・」
「謹んでお断りします。申し訳ございません、冷静になりました」
冗談もこめて敬意を表してみたけど、クオンタモン様の後ろに控えているブルムロードモンさんが怖いから全力で断ることにした。あの、冗談なんです、だから槍から光をちら出ししないでください。このとおりにパンプモンに退化していますから・・・。くそう、クオンタモン様の魅惑のおみ足が引っ込まれていく。
「まあ、すぐ冷静になるところはお主の長所じゃな。では、パンプモンよ!我からの依頼として心して任務に励め!」
「ははぁっ!」
とりあえずお辞儀をして任務了解をしめした。頭のかなには色んな計画が浮かんでいる。あ、そうだ・・・
「島というはクオンタモン様たちがいるこのデジタルワールドに作るんです?」
「いや、誰も住んでいない小さなデジタルワールドを作るのでそこに作る予定じゃ」
新たなデジタルワールドを作るか・・・。これはゴーストゲームのための予行練習もこめているのかもしれない。
「ではこのゲートからいくように、連絡は頻繁にするほどでもないじゃろ。視察期間は3日、視察の経過報告は1日の最後にするように。3日後にお主のデジヴァイスの座標をもとにゲートを開く、以上じゃ」
「はい!では、行ってきます!」
気分はゲームとか小説の異世界転生の主人公みたいに、ワクワクを胸にワタシはゲートへ飛びこんだ。まだ見ぬ新たな世界へ、レッツゴー!
First Missionへの導入でした。主人公が行く人間世界は登場する人物が少し変わった世界になる予定です。登場人物はある程度デジモン作品から出させてもらう予定ですが、オリジナルキャラも登場させます。キャラ紹介はキャラが出た回の後書きで軽く紹介して、キャラが多くなったら登場キャラ紹介として出します。
次回も楽しみにしてくれれば嬉しいです。