皆さんのご想像にお任せします。
子供達が寝静まった深夜、二人にスプレーに入った、性転換薬を噴霧した。
私は、明日の夜には、娘が出来ると心を踊らせながら眠りについた。
この時、私は、夫と娘二人と四人で暮らしていく、幸せな未来を思い描いていた。
翌朝、夫の典文と、朝練に行く
「お早う。もうすぐ、ご飯出来るから、顔洗ってきなさい」と私は、二人に挨拶した。
「お早う」と夫が言った。
「お早う。はーい」と長子が言った。
「返事は短く、といつも言ってるでしょ」と私は長子に注意した。
しばらくして、洗面所から「キャーッ」と悲鳴が聞こえた。
「どうした。憲?」と夫が言った。
「どうしたの?」と私は言って、洗面所に顔を出した。
「お父さん、お母さん。私、男になってる」と涙目になった長子が言った。
「何を言っているんだ。憲。お前は男だろ。泣くなよ」と夫が言った。
「そうよ。憲ちゃんは、男の子じゃない」と私は賛同した。
「何言ってるの?二人とも。私、女の子だったじゃない。それに憲って誰?私は、
「何を言っているんだ?憲は、男だろ。それに美憲って何だ?」と夫は言った。
「そうよ。変な憲ちゃん」と私も賛同して言った。
「ちょっと、のりちゃん起こしてくる」と長子が言って二階に上がっていった。
「何か、今日の憲、変だな」と夫は言った。
「そうね」と私は賛同した。
今度は二階から悲鳴が聞こえた。
夫と二人で次子の寝ている部屋に向かった。
夫が、「入るぞ」と言って部屋のドアを開けた。
するとベッドの上で、顔を手で覆って、泣いている
「どうしたんだ?」と夫は言った。
すると、床で泣いていた長子が、「法ちゃんも男の子になってるの」と言った。
続いて、「みの姉に起こされて、顔から被っていた布団を
「法。お前、憲をみの姉って呼んだか?」と夫は言った。
「憲って、みの姉の事?」と次子が言った。
「いつもは、憲を憲兄と呼んでるのにどうしたんだ?」と夫が言った。
「お父さん。何を言ってるの?私は、ずっとみの姉と呼んでるよ。今日のお父さん変だよ。」と次子が言った。
「いや、二人の方がおかしいだろ」と夫は言った。
「そうね。二人ともどうしたの?」と夫に賛同して言った。
「そうだ。昨日撮った、憲の13歳の誕生日パーティーの写真を見ればわかるだろ」と言って、夫は、一旦デジカメを取りに部屋を出た。
「確かに昨日は、みの姉の誕生日会が行われたけど…。何でお父さんは、みの姉の事を憲と呼ぶのかな?」と次子が言った。
「ほら。二人とも涙を拭いてきなさい」と私は言った。
「うん。わかった」と言って、二人は、涙を手で
夫は、カメラを持って戻ってきて、二人に昨日撮った写真を見せながら、「ほら。憲と法、男だろ」と夫が言った。
ケーキに憲一と書いてあるのを見た、二人の子供は、「何で?」と驚いて言った。
「二人とも変だから、今日は、学校休みなさい。もうすぐ、ご飯出来るから、あなたは、仕事だから遅刻しないように早く食べてね」と私は言った。
「はーい」と二人の子供は言った。
「ああ。ハァーッ。今、仕事で問題抱えていて、頭痛いのに、家でも問題が起きるなんて」と夫が言った。
夫は、県庁で働いていて今、なんか問題を抱えているようだ。
「問題って?」と長子が言った。
「実はな。何故か、16~20歳の男女比が6月~異常な状態なんだ」と夫が言った。
「どんな風に?」と次子が言った。
鞄から資料を取りだし、夫は、二人に資料を見せた。
「これを見てくれ。今年の1月から今月の年齢別に表した男女の人口比なんだ」と夫が言った。
「ご飯が出来るのに食卓に資料並べないでよ」と私は言った。
「本当だ。5月までは、ほぼ同じくらいなのに、6月から女子が圧倒的に多くなっている」と長子が言った。
「5月に何かがあったんだ。それを調べているんだが、全くわからないんだ」と夫が言った。
「更に、市町村別に見ると特定の地域に集中して女性が多いことまではわかったんだが…」と夫が言った。
「それってどこなの?」と次子が言った。
「一女と二女のある東部地区だよ」と夫が言った。
「一女って、お母さんが勤めている学校だよね」と長子が言った。
「5月って、確か、二女との合同体育祭のあった月だよね」と次子が言った。
私は、子供達の会話を聞いて、ドキッとした。
「幹子。何か知っているか?」と夫が私に話を振って言った。
「さあ。知らないわね」と私は言った。
「そうか」と夫が言った。
「ご飯出来たから、資料片付けて」と私は、話を反らした。
資料を片付けさせて、私は、テーブルに朝食を並べた。
「絶対何かあったはずなんだよ。本当に知らないのか?」と夫が言った。
「さあ。冷めない内に食べましょ。いただきます」と言って、ご飯を食べ始める私。
続いて、子供たちも「いただきます」と言って食べ始めた。
夫は、「本当に知らないのか?」としつこく、ちょっと強い口調で私に問い掛けた。
「し、知らないわよ」と私は、ちょっと夫の強い口調に動揺した。
「本当に知らないのか?」と夫は、顔を近づけて問い詰めるように言った。
「ほ、本当に知らないって」と私は顔を背けて言った。
それを見て、「知っているんだな。頼む。教えてくれ」と夫は、頭を下げた。
耐えきれず、私は、憲ちゃんと法ちゃんに視線を向けてしまった。
その視線を感じた、憲ちゃんが、「今の私達と何か関係あるの?」と私に問い掛けた。
「知らないわよ」と私は目線を反らして言った。
そのしぐさを目ざとく見つけた夫は、「今の憲と法に関係があるのか?」と言った。
「何でそうなるのよ。私は関係ないわよ」と私は言った。
「お前と何年付き合っていると思っているんだ。お前は、気まずかったり、立場が不利になると目線を反らす癖がある」と夫が言った。
「だから、私は、性転換の事なんて知らないわよ」と私は口を滑らせてしまった。
私は、心の中で、しまったと思った。
「性転換?まさか、一女か二女は、元男子高なのか?そうなのか?」と夫は、強い口調で問い詰めた。
「だから、知らないわよ」と私は言った。
「性転換って、私、男の子になっちゃうの?」と次子が言った。
「嫌よ。私、男になりたくない」と長子が言った。
「大丈夫よ。あなたたちはそのままよ」と私は言った。
「そのまま?私達は、男の身体のままなの?」と長子が言った。
「あなた達は、女の子になれるわ」と私は言った。
「幹子。まさか、憲と法を女にさせるつもりなのか?どうなんだ」と強い口調で夫が言った。
「そ、それは」と私は、言い淀むと、
「昨日の憲達が寝るまでは、男言葉を話していた。が、今日起きたら、女言葉で、自分は、女だったといっている。どう考えてもおかしい。憲達が寝て、起きるまでに何かあったんだ。教えて貰おうか、憲と法に何をしたのかを」と夫が言った。
「分かったわ。話すから」と私は言った。
そして、私は、女の子がどうしても欲しいから、性転換薬を作った事、一女と同じ市内にあった人体実験として、男子高を女子高にした事、そして、憲ちゃん達が寝た頃に性転換薬をかけたことを話した。
「な、何て事を。今日は、俺も仕事を休む。やらなきゃいけないことが出来たからな」と夫は思い詰めた表情で言った。
「な、何をするの?」と私は言った。
「解毒剤みたいなものはあるか?」と夫は言った。
「あ、あるけど。何に使うの?」と私は言った。
「持ってきてくれないか?二女の生徒、教職員に使う。そうすれば、16~20歳の男女比が元に戻る。どれくらいでいいんだ」と夫は言った。
「ちょっとだけでも大丈夫よ」と私は言った。
「容器を逆さにして、少し手についただけでもいいのか?」と夫は言った。
「大丈夫だと思う」と私は言った。
「わかった。性転換薬、解毒剤と性転換薬の調合したメモがあればそれも持ってきてくれ」と夫は言った。
「なんで、調合したメモもなの?」と私は言った。
「二度と作らせないために処分する。メモリーに入れたり、パソコンに入れたりしてたら、それを消去する」と夫は言った。
「わかった。持ってくる」と私は言って、二階に上がった。
この時、夫が子供達に自分も性転換薬を浴びると伝えていたことを私は知らなかった。
「持ってきたわ。これが、性転換薬、これが解毒剤、これがメモリー」と言って夫に渡した。
「解毒剤の効果は、一人何回だ」と夫は言った。
「性転換薬も解毒剤も一人一回よ」と私は言った。
「解毒剤浴びた後、間違えて性転換薬を浴びた場合は戻らないというわけか」と夫は言った。
夫は、憲ちゃんと法ちゃんの学校に風邪を引いたから休ませると言って、仕事場の上司に今日、例の件で、二女に用事があるから、出勤せず、直帰することと明日の午後には、たぶん例の件は、解消するだろうと電話していた。そして、二女に電話して、一女の化学教師をしている女性の夫であり、妻のしたことを謝罪したいと伝え、5限に臨時の全校集会を開いてほしいと懇願し了承を得たという。
「さて、憲達の今の状態が、性転換薬によるものかを確認するために自分もつけてみるか」と言って、夫は、性転換薬の入った容器を逆さにして、手につけた。
「ちょっ。何してるの」と私は性転換薬を取り上げた。
「確かに、心が女性になり、産まれたときから女だったことになるみたいね。ねえ。幹子
「み、みきこねえさん?」と私は言った。
「どうやら、私が女性になると、私と幹子義姉さんは、義理の姉妹という設定になるみたいね」と夫が言った。
「お母さん。二女に行くんでしょ。私も行く」と長子が夫をお母さんと呼んで言った。
「私も」と次子が言った。
「いいわよ。三人で行きましょ」と夫は、二人の頭を撫でながら言った。
「ちょっ。憲ちゃんお母さんは私でしょ」と私は言った。
「冗談はさておき」と言って、夫は解毒剤を手に少しつけた。
「冗談で、性転換薬つける?これであなた、性転換薬浴びたら、戻れなくなるのよ」と私は呆れて言った。
「確認のためだ。性転換薬を返して貰おうか」と夫は言った。
「性転換薬を浴びないと約束すれば、渡してあげる」と私は言った。
「わかった」と夫が言った。
「俺達、父さんの言う通り性転換薬浴びたようだね」と憲一が言った。
「法も解毒剤をつけたか?」と夫は言った。
「うん。さっき言った通り、一緒に二女に行くよ」と法次が言った。
「憲ちゃん、法ちゃんまで、解毒剤を」と私は、落胆した。
「ほら。母さんは、学校に行かなくていいのか?父さんと俺達は、休みだけど、母さんは、学校行くんだろ」と憲一が言った。
「私も二女に行くよ」と私は言った。
「母さんが来ると何されるかわからないから来ない方がいいと思うけど」と憲一が言った。
「憲の言う通りだ。母さんは、仕事に行った方がいい」と夫は言った。
私は、仕事場の一女に向かい、夫達に見送られた。
この時、夫達がある決心をしていたことを私は知らなかった。
「ただいま」と言って、私は玄関を開けた。
「おかえり」と言って夫と子供達が出迎えてくれた。
「学校の生徒、教職員に説明するのが大変だったよ。また明日、同じ時間に結果を見に行くことになってるから、明日も俺達休むから」と夫が言った。
「憲ちゃん達も明日も行くの」と私は言った。
「うん」子供達は返事をした。
三人は、何故か夫の書斎で寝たのだった。
夫曰く、また、憲達に他にあるかもしれない性転換薬を浴びさせないためらしい。
なぜ書斎かというと、書斎は、鍵が中からかけるタイプだからだという。
翌朝、私は、三人の姿を見て驚愕するのだった。
挿絵は、元の40代化学教師の家族イラスト
AIに書かせたものです。