手記 状況整理/手記 無題
状況整理
何らかの原因不明な作用により自分の状況を他人に口外することは敵いませんでしたが、
私があの
その間にいくつかの検証を行い、以下の仮説を得ました。
仮説① 自分自身の状況を他人に説明することは出来ない
発声、筆談、メールその他他人に自分の時間遡行や立場の変化などについて、自分の置かれている状況を伝える試みは現時点で全て失敗に終わっています。このメモに関しても、意図的に放置して他人に読ませるようなことはできませんでした。
仮説② 結果として先生の役割を果たせなくなるような行動は取れない
サンクトゥムタワーの権限移譲のときが顕著でしたが、意図的に先生の行動に反する行動をとろうとすると
全て失敗に終わるか、そうでなくても先生の行動として違和感の無いものとして受け取られています。
仮説③ 私自身の行動のほとんどは制限されていない
仮説①および仮説②で制限されている行動以外は、現在のところこれといった制限を感じることはありません。様々な発言や行動を試してみましたが、基本的に自由に行うことができています。生徒以外のキヴォトスの住民たちに対しても、意図的に敵対的、あるいは友好的な関係を作り出すことは可能でした。
仮説④ 行動に制限がかかる場合、その原因は
仮説①や②で制限がかかるとき、それは強烈な感情を伴う「それはしたくない」や「それをするべきではない」といった拒否反応として発露することがあります。生理的な不快感を極めて強力にしたもの、というべきでしょうか。
この現象は私の理性や目的とは相反するものとなる場合もあり、私は現在、自分自身の精神、特に感情を制御できていない状態にある、と言えます。
根拠は不足していますが、私はこれについて私自身に役割として先生たらしめるものであると仮定しています。
以上
追記)先ほどアビドス高等学校からの支援依頼を発見したので、これから向かう予定です。
小鳥遊ホシノ──私の知る時間軸では既知の関係である生徒がいるはずですが、彼女の反応も興味深く、また警戒すべき点です。
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無題
現在、遺憾ながら私はアビドスの砂漠の中で遭難している状況にあります。
無論のこと、この地域に関する知識は十分にあり、尚十二分に準備をして出発したにも拘らず
砂漠に到着して以降、不幸な偶然と呼ぶには不可解な出来事の連続により、荷物のほとんどを失い、残されたのはこの身一つとメモ帳、そしてシッテムの箱のみとなってしまいました。
現在、廃墟と思わしき瓦礫の影で手記を綴っています。
時間遡行自体が異常な現象であることはさておき、それ以降このような不可解な現象が