黒服がシャーレの先生になった世界線   作:黒服先生

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間章
手記 黒幕について


 アビドスでの仕事が一段落したので、私の身に起こっていることについて確度の高い順に状況を整理しておきます。

 

 確定事項

 

 ・私が『シャーレの先生』として連邦生徒会長に招待された存在として認識されている。

 確定していると言って良いのはこのくらいです。

 

 高確度の事項

 

 ・私は時間遡行をしており、今後起こることをある程度認識している。

 今のところ私の記憶通りに進行しているケースが多いですが、違う場合もあります。

 ただし、私の認識としては以前の私は『先生』では無かったため、単純な時間遡行があった、という話でもありません。

 

 ・私の状況を知っている者が他にいる

 私や小鳥遊ホシノにメールを送った人物がいる以上、何者かがこちらの状況を知っており、メールを送っていると考えるのが分かりやすいでしょう。

 それが可能な人物は限られると思いますが、今のところ手がかりはありません。

 

 中確度の事項

 

 ・私の行動には一定の制限がかけられており、それを逸脱した行動はできない。

 理屈上はやったほうがいいことであっても、場合によってはそれを選択できないことがあります。

 私は当初それが行動制限だと認識していましたが、思考制御の可能性もあります。

 以前の私であればとる事の無かった行動、考えをしてしまうことがありました。

 今後も検証が必要です。

 

 ・私の時間遡行は何者かによって行われた。

 私が時間遡行をしたという前提によるものですが、それが『黒幕』によって引き起こされたという仮説です。

 最も筋の通る説明であると思われますが、時間遡行の方法も不明である以上、確度が高いとは言えない状況です。

 

 低確度の事項

 

 ・私の行動制限(思考制御)の原因は先生となったことによるもの。

 私に対して行動制限ないし思考制御が行われているという前提によるもので、それが『先生』らしいかどうか

 が基準となっているという仮説です。そう考えれば理解できる場合が多くあるものの、それでは説明が難しいこともあるため、確率はそこまで高くありません。

 

 ・私の行動によって未来の結果は変えることができない。

 私の記憶に置ける状況と、アビドスの現在の状況は大きく変わっておらず、またアビドスに初めて赴いた際に不運が続いたことを踏まえ、

 世界には予定通り進むよう道筋がある、という仮説です。

 しかし、便利屋はカイザーからの依頼を受けることはなく、アビドスもシャーレへの借金の借り換えを検討するなど、異なる状況も存在しているため、この仮説には懐疑的です。

 

 他にもいくつかありますが、重要な部分はこんなところでしょう。

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