幼馴染が頭ジャスティスな件 作:りりり
今日は日曜日。平日だったら夜に行われるZAロワイヤルの準備に奔走している時間帯。でも、今日は休み!俺は何もしない!昼過ぎまでベッドの上でだらだら過ごして、昼食にお高めのカップラーメンを食べて、夜になったら手持ち達とディナーだ!この予定を崩す奴はフルボッコにしてやる!今の俺ならきっと街中に散らばってる岩も壊せる!……あ、嘘です。某ジャスティス会の頭カイリキーの自称、俺の兄貴みたいに人間やめてません。……と思ってたんだが。
「カナリィ……♡」
「おい、コラ。ムクいつのまに人の家に入ってあまつさえ、俺の
「カガチ、煩い。今、カナリィがハイスコア更新しようとしてる」
「え、これでうるさいって言われるんですか俺?ココ、オレノジタク」
俺の言葉を無視して動画に没頭するムク。ため息をつきながらコンビニで買ってきたサイコソーダを取り出して飲もうとする。……ん?おいおい待て待て!机に置いてあるのは「レストラン・ド・キワミ監修。シェフ最強のシンオウ味噌ラーメン」の無惨な姿。俺が楽しみに今日の昼食にしようとしてたお高めのカップラーメンだ。
「ムク、こ、このカップ麺は?」
「ん、美味しかった。100点満点中84点」
「は、ははは。久々にキレちまったよ……人の、楽しみにしてるカップ麺食いやがって。ゆるさねぇ!表出ろや!!」
「は?何言ってるの?これ私が買ってきた奴」
「……へ?」
「カガチのはそこにあるでしょ?」
ムクが指を向けた先は電子レンジ。何を馬鹿な……あ、あるぅぅぅ!
「え?」
「私が食べたと思ったんだ。へー」
「い、いや。こ、これは」
部屋の温度が下がった気がする。おかしいな今日は夏日って聞いてたけど冷房がちょっと寒いのかな?うん、そ、そうだよね。
「カガチ、アイス食べたい。高いの」
「仰せのままに……」
「ふふ、よきにはからえー」
うん、これは勘違いでキレてしまった俺が悪い。しかし、タイミングいいな俺が食おうとしてたの買ってくるなんて。
「あ、カナリィコラボのクランチアイスがいい」
「はいはい、分かりましたよ……」
「ねぇ、カガチ?」
「んだよ。カナリィの一番くじは買わないぞ」
「違う。あのね……」
といって、ベッドから降りて俺の元まで来る。あら、ムクさんはしたないですわよ!危うくお下着が見えそうなんですから!
「カガチもこのカップ麺食べようとしてたんだね。私たち気がピッタリだ」
……本当に辞めてほしい。
「ち、違えよ!」
勘違いをしたくない。俺たちは幼馴染だし、ある程度は仲がいい。だけどこれを壊したくない。……だから本当にこんな事を辞めて欲しい。