街が平和なら……取りあえず良いよね主義(一応忍田派) 作:ノーム
「大丈夫?華……」
「うん…………大丈夫だよ」
しかしその顔には笑顔が無く無理に微笑んでいた
本来彼はそれに関わる事は無いが……
『今日物凄く落ち込んで居る少女が居たら声をかけたらいい、そっちの方が良いと俺のサイドエフェクトがそう言っている』
と物凄く自慢げに言った同僚に蹴りを入れたが……
「どうかしましたか?」
「何よアンタ」
わー物凄い強気だーと耀太が考えていると
「
耀太の姿を一瞬でボーダー隊員だと分かった華と呼ばれた少女が直ぐに教えると腕章には【案内人】と書かれた腕章を付けていた
「……あっ」
ヨーコと呼ばれた少女は少し居心地を悪そうにするが
「それで……えっと華さんだっけ?」
「はい」
「何があったのか説明してくれないかな?」
「それは…………」
華と呼ばれた少女は自信が起きた事を説明する、それは自身のトリオン量がする無くボーダーの戦闘員になることが出来ないと告げられ落ち込んでいた事を
「うーん確かにトリオン量が少ないと戦闘員になることが出来ないな……けどオペなら」
その言葉に華とヨーコと呼ばれた少女は頭を傾げたことに気がつく
「あぁオペレーターに成ることは出来るよ」
「そう……ですね」
しかし華と呼ばれ少女は戦えないことに落ち込んでいると耀太は少し頭をかく
「この後少し時間があるか?」
「えっ何?ナンパ」
ヨーコは少し耀太から距離をとり華を守ろうとするが
「んな訳無いだろ?この後ボーダーの仮入部申請してみないか?」
「仮?」
「そっ例えば正規隊員が一般人をスカウトするのと同じで説明として部隊の部屋に案内して仕事を教える事が出来る」
「へーてっきり入隊してからだと思った」
「本来ならそうだが……正規隊員が責任を持つことで可能になる……とっ言っても一部の人間だけだがな」
その言葉にヨーコと華は驚くのであった
その後一通りの仕事を終えた耀太は2人の少女との待ち合わせに行く
「ちょと待たせたかな?」
「いえ……それにしても良いんですか?」
「ん?何が?」
「その……私達2人を案内して」
「良いよ別に、それよりもこれ付けておいて」
耀太は見学と書かれた腕章を2人に渡すと2人は素直に付けた事を確認する
「じゃあ行こっか」
耀太を先頭に2人を連れていく……そしてとある部隊の部屋をノックする
「嵐山さん?ザキさん居ますか?」
その言葉に嵐山の扉が開く
「よっ少し速いな?」
そこには嵐山隊の柿崎先輩が居た
「そうですか~まぁそれより準備の方は?」
「それについては準備出来てるぞ」
「嵐山さんありがとうございます突然の申し出に」
「いや良いよ……それに珍しいな」
「何がですか?」
「耀太がいきなりこんなことを頼むなんて」
「まぁ……迅からのアドバイスがあったからな」
その言葉に嵐山隊の全員が驚く
「そうか……なら俺達も全力でサポートしよう」
「「ありがとうございます」」
2人の少女は嵐山隊に頭を下げお礼を言う
「じゃあ……えっと」
「染井華です」
「じゃあ染井さんはうちの綾辻にオペレーターの仕事を教えよう……それと」
「香取葉子です」
「香取さんは……射撃なら教えられるが……」
「近距戦なら耀太だな」
「だな……俺らより圧倒的に強いし」
「耀太が……ですか?」
香取は怪しそうに耀太を見る……が
「まあぁ最初はそう思うよな……でもあぁ見えてってのは酷いが耀太は近接戦闘に関しては大体六番目に強いからな」
思わぬ神崎からの援護射撃に驚く耀太だが
「さてと……先ずはどのトリガーを使うかだが」
嵐山は複数の訓練用トリガーを見せる
「まず1つは目は一番人気の狐月、バランス重視の万能型トリガー傑作トリガーでそこそこの重量があって形状も自由に変えることは出来ないが代わりに高い次元で攻撃力と耐久力を両立出来るトリガーうちだと柿崎が使っている」
「次にスコーピオン軽量で攻撃重視何より身体のどこからでも出せる例えば頭から角を生やせたり腕からも出すことが出来る奇襲型トリガー欠点は耐久力が低い事だ」
「あともう1つ有るんだが……コイツはまず使い手がほとんど居ないな」
「えっなにそれ」
「レイガスト……簡単に言えば盾を作る事が出来るトリガー……とっいっても1番重たいし攻撃力が低いから殆どの隊員は使わないトリガー」
「どれにしよう」
香取はレイガストを見ず孤月とスコーピオンの二つのうちどれが良いのか悩んで居ると
「取りあえず使ってみたら?」
耀太のいきなりの提案に柿崎は驚き
「おいおいいきなりって……しかも相手はお前がするのか?」
「そのつもりだよ~流石に嵐山隊が相手するのは不味いし……綾辻さん教えて居るところ悪いけど訓練室……」
耀太は綾辻に嵐山隊の訓練室の調整を行っているいると嵐山が香取に声をかける
「香取ちゃん」
「はい」
「ボーダーの正式の順位には乗っては無いが耀太、彼はボーダーの中でも戦闘技術は5本の指に入る程の実力者だ」
「!!」
香取が目を見開き驚いていると柿崎も話に加わる
「つまりだもし耀太が手加減しているとはいえ少しでも傷を付けれたらボーダーに入りやすくなる、そして何より正規の隊員に成りやすくなるぞ」
その言葉に香取は驚くより
「手加減される?」
「「ん?」」
2人は香取が真顔になっている事に気がつく
(何それ……手加減されることが前提?……ムカつく)
香取の背中が燃えているかの用に気がついた嵐山と柿崎は聞こえない声で喋る
『なぁ嵐山……なんな地雷を踏んだみたいだぞ?』
『みたいだな……けど何だか何かやってくれそうな雰囲気を感じる』
『まぁ……意外な者が見れそうだ』
嵐山隊の訓練室にて
「さて準備は整ったかな?」
嵐山と柿崎に連れらた香取は何か燃えていた
(何があったんだ?)
耀太は燃えている香取に少し驚くが
「俺が使うのは……」
耀太はトリガーからスコーピオンを出し
「さっき言った近接用トリガーのスコーピオン」
耀太はスコーピオンを取り出し片刃型を造り出す
「いつでも良いよ」
耀太は片刃型を構えると香取はトリガーを起動し孤月を出す
「……」
香取は孤月を構い踏み込む
その動きに耀太はスコーピオンで香取の攻撃を受け流す
「!!」
「力任せだと当たらないよ」
耀太は一瞬で香取の胸を貫く
「なっ……!!」
香取は一瞬何が起きたのか理解出来ず胸の回りを触る
「痛く……ない?」
その様子に柿崎が声をかける
「トリオン体だと痛み等の痛覚をOffにする事が出来るし少し残す人も居る人も居るが訓練用トリガーは基本痛覚はOffになっている」
「そうなんだ」
「あとここは訓練室だから通常の場所とは違いここだといくら消費しても直ぐに訓練出来るぞ」
その言葉に香取は孤月を握る
「ならいくらでも出来るって訳ね」
「「「???」」」
香取は目の前の耀太の方を向く
「私が諦めるまで付き合って貰うわ」
その後香取と耀太が戦う
それは一方的な戦いだった香取の弧月を避け肘からスコーピオンを出し香取の胸を貫く
耀太は途中から訓練用のトリガーを使い弧月も使い色々な戦い方を香取に見せると香取はそれを……
「「!!」」
即座に真似をする……通常真似てもあまり上手く扱う事が出来ないが
『嵐山……』
『あぁ……これは凄い』
香取は耀太の見せる剣を完璧とは言えないがその異様とも言える吸収力に驚かされる
「トリガーを変えるわ」
香取はそう言うと訓練用トリガーのスコーピオンに切り替える
「もう1本よ」
「…………」
耀太はそも異様とも言える執念に驚かされ……
「ならこっちもスコーピオンに変えるか」
耀太はそう言うとスコーピオンを取り出す
「さぁ来い」
「……」
香取は最初スコーピオンをナイフ状にすると
「試合開始!」
嵐山は開始の声をあげると同時に香取はナイフを投げる
「「「!!」」」
耀太は投げられたナイフを回避する……その一瞬耀太は投げられたナイフを目に追ってしまう
(ここよ!)
香取は投げたナイフのスコーピオンを解除すると同時に右腕から剣状のレイピアを作り出す
それを見た耀太は香取が作り出したレイピア状の剣を腕ごと切り捨てると香取は左腕から剣を持つ動作をする
(成る程)
(右腕は囮本命は左腕か……だが)
嵐山と柿崎は香取の一瞬の判断に舌を唸らすが
((耀太には効かない))
耀太は香取の攻撃を察して即座に切り返す
それは最短最速にするために耀太は大振りになってしまう
(ここよ!)
スコーピオンの特性は身体のどこからでも生やす事が出来る、それは腕や肘からブレイドを出す事が出来る……そう腕や肘足からも出す
それを知っている為……いやそれ言えとも言える、スコーピオンは腕や足から出す物だとそれゆえにボーダーの正規の隊員は引っ掛かってしまう
(香取のオデコから光……まさか!!)
耀太は香取の行動に驚かされてしまう……そう香取は頭からスコーピオンを刃状に造りだし香取は耀太のトリオン機関の胸を狙う
(ちっ)
耀太は距離を取るべく後ろに下がるが香取は逃がさまいと耀太に突撃するが
耀太は足からスコーピオンで刃を作り香取の胸を貫くのであった
『戦闘体活動限界』
香取は一瞬の出来事に落ち込むそれは今出来る最高の攻撃そして相手の意表をついたが耀太はそれを避けられた
(ダメだった……)
香取は落ち込むのであったが
「香取ちゃん良く見て」
嵐山の言葉に香取は耀太の方を向く
そこには耀太の攻撃で胸に刺さったスコーピオンであった
『戦闘体活動限界』
耀太事態香取の攻撃に驚いていた
「まさか……食らうとはな」
「つまり……」
「あぁ香取ちゃんは正規隊員でも耀太を傷つける事が難しいと言われて居る耀太に傷をつけるどころか、引き分けに出来るとは……正直香取ちゃんは天才だな」
嵐山の裏表も無い言葉に香取は胸を張った
「やったーー!!」
香取は喜びその場に横になり笑顔になる
「本当に驚いた……まさかふざけて教えた頭から生やす角ブレードで倒されるなんて」
「私天才だから例えふざけた技でも私が使えば相手の意表をつける最高の一撃になるんだから」
その言葉に嵐山は
『これは……後で忍田本部長に報告しないとな』
『あぁとんでもないルーキーだな』
嵐山と柿崎は後で忍田本部長に報告するのであった
その後香取と華は紹介さらた嵐山隊に入隊日までお世話になるのであった
ちなみに何故香取が耀太に教えを乞うことが無くなった理由は
「今度正規の隊員になって全力の耀太をぶっ倒す!」
と宣言したのが理由だった