あれなんなんすかね
ZAのメガシンカ全体的に少し捻った奴が多い中で
メガペンドラーとメガガメノデスは
順当にかっこいいので大好きです。
僕はミヤレ育ちのトレーナーだ。
幼い頃から相棒のデンリュウと暮らしてきた。
ミヤレはいい街だ。
若干治安が怪しい所があるが
景観もいいし飯もうまい。
僕がミヤレ生まれなのもあるが…
この街が好きだ。
ミヤレには人が多い。
だからよくミヤレには奇妙な噂が出回る。
大体はゴーストポケモンの仕業だが。
最近出回っている噂はこうだ。
「ZAロワイヤルにツギハギ鎧の幽霊騎士が現れる。」
荒唐無稽な話だ。
大方夜中の暗い町中でビビっただけだろう。
……とも言い切れない。
何しろ知り合いがやられたからだ。
結構強いトレーナーだ。
あの気性の荒いギャラドスを自在に操り
メガシンカまでさせた。
確かランクも僕と同じD。
簡単にやられる訳が無い…
「少し気をつけよう。」
『?』
思わず声に出てしまったようだ。
相棒のデンリュウが心配している。
「大丈夫、そろそろ準備しよう。」
『デンっ!』
だが心配し過ぎもよくない。所詮噂だ。
そろそろ夜が来る。
僕はポーチに回復アイテムを詰めこみ
夜の街に繰り出した。
バトルゾーンに入る。
ここからは「目と目があったらポケモン勝負」だ。
相棒のデンリュウを出しトレーナーの背後を狙う。
油断した隙に……
「デンリュウ!10万ボルト!」
「!?まずっ…」
強烈な電撃が走る。
まずは一匹だ。
こうやって先制攻撃を仕掛け消耗を抑える。
そのままデンリュウの攻撃で相手の手持ちを
空にして1勝。
そして今日は調子も運も良かった。
不意打ちは綺麗に決まるし
デンリュウが苦手な地面を使う
トレーナーも居なかった。
………だから油断した。
「おい」
後ろから声を掛けられた。
バトルゾーンではそれは戦いの合図だ。
「デンリュウ!10万ボル……」
咄嗟の判断で命令しようとしたができなかった。
俺の目の前に立っているのは……
綺麗な鎧と不気味な鎧をツギハギにした…
不気味な騎士だった。
僕が驚いて言葉を失っている中彼は話しかけてきた。
「勝負を頼もう」
よく見ると彼の隣にはギルガルドが居た。
都市伝説はただの変な格好のトレーナーだったようだ。
スマホをかざしてランクを見る
騎士のランクはZ。
登録ネームは〈アネ゛デパミ゛〉
何処までも不気味だが底が見えた!
「わかりました。正々堂々やりましょう!」
「よろしく頼む。」
デンリュウに構えさせる。
油断ならない相手なので切り札を切る。
「デンリュウ!メガシンカだ!」
デンリュウの持つメガストーンが輝き
その光はデンリュウを包む。
光が晴れるとデンリュウは
白い体毛に包まれた姿に変わった。
電気の出力も上がっている。
「お前、メガシンカ使いか…」
騎士は言う。
「戦い方を見せてやろう……」
不気味な騎士が構える。
Zランクだが…まさかメガシンカか?
だとしたらギルガルドはメガシンカが
まだ確認されていないはずだ。
本命が来ると確信し、騎士に注目する。
「見るがいい!」
そう言うと騎士のギルガルドは変形し
高速で騎士のもとに向かい…
騎士はそれを"持った"
比喩でも何でも無く"持った"
右手に剣を左手に盾を。
「はじめようか…」
いやまて!持っただけだろ!?
メガシンカでも何でもないだろそれ!?
「来ないと言うなら先に行かせてもらう!」
僕が困惑してたじろいでいると騎士は突っ込んできた。
はっや!?本当に人間か!?ファイアローぐらい速い!!
咄嗟にデンリュウに命令を下す。
「かみなり!!人間と思うな!!」
メガシンカにより強化された電気が迸る。
食らったらただじゃ済まなさそうだが仕方ない。
「遅いな。」
ひと跳びで避けられた。
目視でかみなりを回避とか冗談じゃない!?
「こちらから行かせてもらう!シャドークロー!」
騎士のギルガルドが黒く輝く光を纏う。
あれは不味い…
「デンリュウ!避けろ!」
回避を命令した。
『リュゥ!』
なんとかギリギリで避ける。
「無駄だ。」
わかっている。影撃ちが来るだろう。
だがデンリュウはヤワじゃない。
影撃ち程度なら耐えることができる。
……だが相手は何処までも規格外だった。
「影撃ち・速」
高速の一撃が入る。だが想像してたよりダメージが低い。
コレならいける……
「影撃ち・速」
二撃目。予想外からの一撃だった。
何故2回も動ける?
「シャドークロー・絶」
三撃目。圧倒的な火力。
先程のシャドークローとは比べ物にならない
必殺の一撃。
一瞬の間に3回の技を叩き込まれデンリュウは倒れ伏した。
「勝負ありだ。」
………嘘だろうと思いたい。
「では、さらばだ。」
……だが気になって仕方がなかった。
「すみません。」
「………なんだ?」
無理だろうけども、聞きたかった。
「今からカフェで話聞かせてくれませんか?
強さの事とか……あの…いろいろ。」
きっと断られるはずだけど。
「………良いだろう。」
「え………?」
いけた?
「カフェは知らないから教えてくれ。」
「アッハイ」
行けてしまった……
ポケモンセンターでデンリュウを回復した後
適当なカフェに入った。
………鎧姿が目立つ。
まずは一番聞きたいことから聞こう。
「あの〜何でギルガルドを持って戦うんです?」
わけのわからないバトルスタイル。
確かに鎧姿のトレーナーも居る。
だがちゃんとポケモンに命令して戦っていた。
「…BURSTハートは知っているか?」
突然なんの話をしているんだ?
「確か…ポケモンが封印されてる石でしたっけ?
中のポケモン出す研究がされてるって聞きますけど。」
「知っているようだな。
では、使い方は知っているか?」
使い方?何を言ってるんだこの人………
「どういう事ですか?あれって
古代の人間が鑑賞用にポケモンを閉じ込めた
趣味の悪いオブジェって聞きましたけど。」
「……そうでもあるが違う。
あれの本来の用途はポケモンと人の融合だ。」
???
意味がわからない。
「あれを使い融合した存在は普通のポケモンよりも
強かった。戦ったから分かる。
余りにも道を踏み外しているがな。」
何が言いたいんだこの人。
「もう一つ話をしよう。
マサラタウン出身のトレーナーの話は知っているか?」
おっ。少し分かる話が来たぞ。
「知ってます。変なゲッコウガですよね。」
少し前やたら強いピカチュウと
妙なゲッコウガを連れたトレーナーが
話題になっていた。
「別の地方でその青年に会った。」
…こいつ何者なんだ?
例のトレーナーは滅多に会えないと聞いたが…
「彼はメガリングもメガストーンも持っていなかった。
だが、ゲッコウガはその姿を変えた。」
「なぜだか分かるか?」
えっあれメガシンカじゃなかったの?
ネットでも色違いのメガシンカだろうと
言われていたが…
「いえ…全く……」
「本人曰く絆で結ばれているから変身出来るらしい……
きずなへんげと呼んでいたな。
変身中はゲッコウガと感覚が繋がるとも言っていた。」
どういう事!?そんなに特殊な変身だったの!?
「戦ったが強かった。
強化幅はメガシンカを超えていただろう。」
あれそんなに強かったのか……
「ピカチュウのほうがさらに強かったがな。」
ピカチュウ怖っ!
……でもいまいち話が見えてこない。
「結局何が言いたいんですか?」
「……俺は力を求めていた。」
「世界各地を巡り力を磨いた。」
「確かに強くなった…だが頭打ちだった。」
「そんな時、アローラである科学者に出会った。」
「ポケモンは絆で強くなるという理論を語ってくれた。」
「その言葉をヒントにさらに鍛錬に励んだ……」
「俺はその中でBURSTハートと
きずなへんげに触れた。」
「そして悟った。」
悟ったってなんだ?絶妙に分からない。
「青年。俺がした2つの話の共通点は分かるか?」
………共通点?
BURSTハートときずなへんげ……
一見対極に見える。
自由を奪いポケモンを単なる力に変える
BURSTハートと
ポケモンと心を通わせ
きずなの力で変化するきずなへんげ…
いや……
「どちらも強くなるための方法?」
「…それも正解だ。もう一つある。」
もう一つ……そうか。
「ポケモンと人との融合?」
「正解だ。」
「このことに触れた俺は気づいた。
ギルガルドは戦っているが俺は?」
「後ろから命令を出すだけだったんだ。」
少し考えさせられる話だ。
俺もデンリュウと戦っていると思っていたが…
「確かに的確な指示を出すというのも
共に戦う姿の一つと言えよう。」
「…だがそれではポケモンと人で余りにも
目線が変わってしまう。」
なるほど…分かってきた。
「だからギルガルドを持って戦っていた…」
「同じ目線で戦えば、より近づけるから。」
「……そういう事だ。」
分かってきた!分かってきたぞ!
「あの鎧も戦うために?」
「…いや、あれはパルデアで修行中に買っただけだ。」
「気に入っていてな。別にポケモンの技は
生身でも受けれるからファッションだ。」
あれ……違ったらしい。
「じゃああの速い影撃ちと
威力の高いシャドークローは?」
きっとあれは真の意味でポケモンと共に戦うことによる
極地だろう。
「いや。あれはシンオウに行った時の
古式バトル道場で学んだ技術だ。」
ああわかったぞ!
きっとあのジャスティスの会のボス並みの
身体能力にカギが!
「やたら貴方の身体能力が高いのは??」
「鍛えたからな。
クレベースぐらいなら裸でも勝てるぞ。」
あれ……もしかして………?
「持って戦ってもあんま強くなってないんじゃ…」
僕がそう言うと割と食い気味に返してきた。
「そんなことは無い!意味はあるのだ!」
意味無いだろ!
ギルガルド単独のほうが飛べるし便利!
「でもそんなこっっ!!??」
僕が騎士に色々言おうとしたが…
突然強烈な頭痛に襲われ言葉が出せなかった。
……周りを見渡す限りカフェの他の客も同じ様だ。
「おい、大丈夫か?」
騎士が声をかけてくれる。
こいつは平気なのかよ………
「ありがとう……あなたは何で平気なんです?」
「不快ではあるが慣れてるだけだ…立てるか。」
「はい…立てます。これ…なんなんです?」
この突発的な頭痛は一体何なのか騎士に尋ねる。
色々と旅してたみたいだし知ってるかも…!
「恐らく強力な脳波が拡散され続けている。
エスパーポケモンの仕業だ……」
原因は分かった。なら対処は容易い。
「ここに居るんですね…倒しましょう……」
「……ここには居ない。出るぞ。」
「は…?一体どういう……わっ!」
騎士は立ち上がると僕の手を持ち
そのまま代金をレジ横に置いて店を出てしまった。
「なんで…いないって分かるんですか?」
僕が疑問をぶつけると騎士は答えた。
「周りを見てみろ。」
「周り……?」
僕が周りを見てみると周囲のポケモン、人間問わず
すべての生き物が頭を抱えて頭痛に悶えていた。
「…ここまでの規模でどうこうできるポケモン
はあの場にはいなかった。」
「それとエスパー技の痛みには指向性がある。」
「この感じは少し遠い所からの痛みだ。」
「あの一瞬でここまでわかるのか…」
この騎士は…凄い。
ポケモンに精通している………
「急ぐぞ。今は和らいでいるが…
いつ悪化するかわからん。」
…今はこの人についていくのが良さそうだ。
「…はい!分かりました!」
騎士はそう言うと一つの方向に走り出した。
確かに騎士の言う通りだった。
進むごとに頭痛が酷くなっている……
大元に近づいているということなのだろう。
「この裏路地だっ!入るぞ!」
「はい!いきましょう!」
大元がいる…そう確信して裏路地に入った僕らは。
信じがたい光景を目にした。
「デルビルが…たくさん…ヘルガーも…」
裏路地には大量のデルビルやヘルガーが倒れていた。
「野生のポケモンが耐えられないレベルか…
かなり近いらしい。」
…だが何か引っかかる。何かおかしい。
「ヘルガーって悪タイプですよね……
なんでエスパーポケモンの攻撃
が効いてるんですか?」
確か悪タイプにエスパータイプの攻撃は
全く効かなかったはずだが……
「すまない。俺にもわからない……」
騎士ですら分からないとは……一体何が……
「……取り合えず進みましょう。
行けば分かるはずです。」
「…だな。行こう。」
僕達は警戒心を高めながら裏路地の奥へと向かった。
裏路地は悪タイプの巣だったのだろうか?
道中ではズルックやヤンチャムが倒れていた。
奥へ進みついに最深部へと辿り着いた。
そこに居たのは………
「……カラマネロ!」
『いかかもねっっ!』
確かに納得がいく。
カラマネロの強力なサイコパワーなら
広範囲にダメージを与えることだってできるし
悪タイプに関しても効きが悪いが
悪エネルギーをぶつければ
ダメージを与えられる………!
「騎士さん!アイツが大元です!やりましょう!!」
僕は相棒のデンリュウのボールに手を掛ける。
だがその手を騎士に抑えられ脇道に引っ張られた。
「何するんです!?離してください!」
「落ち着け……奴は違う。」
何いってんだこいつ!
……いや違うまさか!
「洗脳されたか………!」
カラマネロは自らの外敵を洗脳し同士討ちさせる。
騎士に勝てるかは分からないがやるしかない……!
「いけっ!デン「話を聞け!!」ッッ!?」
今まで幽霊の様だった騎士の
突然の一喝に驚き怯んでしまった。
そのまま騎士は喋る。
「俺は洗脳されていない…
俺に催眠術が当たることはないし
今回は打たれてすらいない。」
「あのカラマネロは…頭痛の大元ではない。」
……まだ怪しい。
「何か根拠はあるんですか?」
騎士は続ける。
「そもそもカラマネロのサイコパワーは
それほど強くない。
洗脳の技術こそ卓越しているから
勘違いされがちだが……
カラマネロ自体のサイコパワーはチリーン未満だ。」
「ここまでの被害は出せない。
それにもし大元ならば…
カラマネロは知能の高いポケモン…
突き止められることを予見し護衛を付けるだろう。」
…カラマネロの周りに他のポケモンは居なかった。
「わかったか?」
「はい…あのカラマネロは犯人ではない……」
色々とはっきり分かってきた……
「…結局大本はカラマネロの近くに居ると思います。
カラマネロは賢い。自らの縄張りを守れるなら
人に手を貸すはずでしょう。」
「ああ…カラマネロのところに向かうぞ。」
だが…一応だ。
「ゆけっ!デンリュウ!」
『デェン!』
デンリュウを出す。
「何のつもりだ…」
警戒している騎士に向かって言う。
「あなたが洗脳されている可能性はゼロじゃない。」
「万が一に備えて警戒させてください。
騎士はしばらくの沈黙の後
こちらに向かって言った。
「……いい心構えだ。」
カラマネロの元へ向かうとじっとしていた。
……こちらを待っていたようだ。
騎士がカラマネロに話しかける。
「確認だ…お前はこの騒ぎの大元では無いだろう。」
カラマネロはゆっくりと頷いた。
何処か苦しそうだ。
「単刀直入に言う。大元が何処にいるか分かるか?」
『げそひげぇる………』
カラマネロは後ろを向き、
下足をビルの屋上に向けるとそのまま倒れた。
「限界だったのか……疑ってごめんな……」
倒れたカラマネロの横にオボンのみを置いてやる。
その瞬間、また強烈な頭痛が強まった。
「戻れっデンリュウ!」
咄嗟にデンリュウをボールに戻しその場に膝を付く。
さっきとは比べ物にならない………!!
「これを食え!!」
騎士が結構でかいきのみを投げてくれた。
投げつけられたきのみを齧る。
甘酸っぱい味が口に広がる。
……美味い。
それに加え……
「……頭痛がマシになった?」
騎士がきのみを齧りながら答える。
「ウタンの実だ。
エスパータイプの攻撃を和らげる効果がある…」
「それと…自体は一刻を争うようだ…」
あの騎士にも頭痛が効いている。
かなり強烈なようだ。
急がねばならない。
「回って外に出て屋上行きのホロベーターか
はしごを探しましょう!早く大元を倒さないと!」
走り出す僕を騎士は止めた。
「待て。そうする必要はない。」
そう言うと騎士はギルガルドを繰り出した。
そしてギルガルドを持った。
「ギルガルドで飛ぶんですか?」
確かに浮いているし一人ぐらいなら
屋上に持っていけるかもしれない。
「半分正解だな…よく掴まってろ。」
「半分正解…?」
よくわから無いが取り敢えず騎士の鎧の首元にある
襟のようなところをしっかり掴む。
「フンッッッ!」
「??????」
僕が捕まってることを確認した騎士は
ものすごい勢いでギルガルドをぶん投げ
ビルの壁に突き刺した。
よく見るとギルガルドから出た布は
まだ腕に巻き付いている。
「ま……まさか……」
「行くぞ!」
騎士は布を引っ張り体を爆裂に浮かせそのまま慣性で
僕達は屋上に辿り着いた。
「あなた本当に人間なんです!?」
信じられない。これがポケモンじゃないのが……
「これが一番早いからしたまでだ。」
「…それにもうお喋りは出来なさそうだ。」
「どういう事ですか?」
「大元はもうすぐ近くにいる。」
ギルガルド手元に戻し、横を向きながら騎士は言った。
「見ろ。アレが大元だ。」
騎士の向く方向を見た……
そこに居たのは……
サーナイトだった。
だが様子がおかしい。
まず蒼い。
本来緑である部位が全て透き通るような蒼になっている。
そして……明らかに大きい。
その滑らかで美しい手も最高級のシルクのような肌も
ミヤレの何処を見ても見つからないような
高貴なスカートも靭やかさと僅かな豊満を宿す身体も
全てが大きくなっている。まるで女神の様だった。
そして最後……凛としたその赤い眼。
あまりにも美しすぎるこの世全ての宝石を掻き集めても
釣り合わないただでさえ世界にあるだけでため息がでるその美しい瞳は彼女の強さ、賢さをこの世に表したかのような紅い光を放っている。それを見るだけで今まで人生で育まれた醜美感覚が全て無に還り頂点が彼女に作り変えられてしまう。
今まで僕が見た世界は全て醜く不完全で腐っていたゴミ溜めだと身体が脳が心が全身全霊で理解してしまうこのような美の極致である彼女がこんな汚過ぎる唾棄すべき世界にいる事に悲しみを抱き涙を思わず流してしまう。私が悲しんでいると暖かい声が私の頭に流れ込んでくる『こっちへ来て…』そのどんな悪魔のささやきよりも魅力的でどんな天使の啓示よりも価値のある全てを超越した声を聞いた途端私は理解したそれは彼女の声だと。!!!!!????彼女が私に話しかけた!!?♡!♡?私の心が価値が全てが変わる変わっていく彼女に比べれば塵にも満たないほどの私に彼女が声をかけた!♡♡♡♡♡♡♡♡♡?????!!!!!???
私の身体が脳が男が性が訴える働く結論を出す行動する
彼女に尽くせすことを身体が望んでいる
彼女に服従することを能が望んでいる
彼女とともにいることをがオスとしての
使命と訴えかけている
全てを捨てねばならないとす体の全てが望んでいる
全てを捧げねばならない彼女に比べれば毒物でしかない私の全てを捨てて彼女に尽くせる使命を果たせるようになれねばならなあいああサーナイトサーナイトサーナイトサーナイトサーナイトサーナイトサーナイトサーナイトサーナイトサーナイトサーナイトサーナイトサーナイトサーナイトサーナイトサーナイトサーナイトサーナイトサーナイトサーナイトサーナイトサーナイト♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
「戻ってこい!!!!」
「!!!!!?????」
口の中に何かを突っ込まれ意識が浮上する。
「白いハーブだ…咥えておけ。」
「何が起きてたんです……?」
頭がグラグラする。何があった………?
「メロメロに掛かってた。思い返すと
ぶり返すからあまり考えるな。」
そう言われて少しだけ思い出した。
かなり深くまでかかってしまっていた……
「……デンリュウの性別はなんだ…」
騎士がが聞いてくる。
「メスです。メロメロは効かないはず…」
「そうか…来るぞ!」
「えっ?」
いつの間にか僕たちの目の前には巨大なサーナイトが居た
さっきまでは目視できるとはいえ結構離れていた筈……
……いろいろ考えている余裕はなさそうだ。
搦手が効かないことに怒ったのか
サーナイトの目には殺意しか浮かんでいない。
「ゆけっ!デンリュウ!」
『デェェン!!!』
僕はデンリュウを繰り出し騎士はギルガルドを構える。
『サァァァァァァ!!!』
歯向かう姿を気に入らなかったのか
サーナイトは叫び怒り狂う。
叫びと同時にサーナイトの周りに
赤紫色のエネルギーが渦巻く。
そしてサーナイトが異様な光に包まれる。
「なんだこの光……ッ!」
いやまさか……俺はこの光を知っている…だが…
起こり得ないはずだ!
「野生ポケモンがメガシンカするわけがないっ!!」
しかし光が晴れ俺たちの前に降り立ったのは…間違いない。
黒い喪服に身を包んだ未亡人のような風貌は……
アレが"メガサーナイト"であることを証明していた。
「温厚なサーナイトが暴走…
挙句の果てにメガシンカ…」
一体何が起こっているんだ。
騎士はギルガルドを構え言った。
「戦うぞ。少なくとも背中を見せれば殺される。」
そんな事は、目の前からの殺気で理解していた。
「わかってます!いけっデンリュウ!」
出し惜しみをすれば殺される。
弱点は突かれるようになるが……先に倒す!
「メガシンカだ!」
いつものようにメガリングを掲げる。
メガリングから光が放たれ……なかった。
何故だ!
慌ててキーストーンを見ると普段の輝きが失われ
メガエネルギーが空の状態になっていた。
仕方なくデンリュウを構えさせる。
「…メガシンカしないのか?」
騎士が問いかけてくる。
「なぜかキーストーンが働きません。
理由も分かりません。」
「…本当に厄介な状況だ……来るぞ!」
騎士の言う通りサーナイトが動きを見せた。
僕らの周りに大量の礫が浮かぶ。
デンリュウとともに咄嗟に転がって回避する。
サイコショック…だが威力が異常だ。
…考えている暇はない。
「ラスターカノンだデンリュウ!」
『りゅぁっ!』
鈍く冷たい光がサーナイトに放たれる。
それと同時に騎士も動き出した。
「影撃ち・速!」
目にも留まらない速度でサーナイトの背後を切りつけ
「シャドークロー・速!」
隼のごとく二連撃を叩き込む。
「シャドークロー・絶!!!」
そして渾身の力を込めての一撃。
目にも留まらぬ三連撃。
僕たちの放った攻撃はどれも
サーナイトには効果は抜群。
油断なく叩き込んだ。
並のポケモンならもうくたばっている筈だが……
「…あまり効いていない?」
サーナイトは動きが鈍る様子もない。
それどころか次の攻撃の準備をしている。
「そうみたいだな…来るぞ!」
再び放たれるサイコショック。
異常な威力のそれを避けているとサーナイトの周りに
虹色の雫が浮かんでいることに気づいた。
なんとか近づくとキーストーンに雫は吸収され…
キーストーンの輝きが少し戻った。
……まさか?
「何故かわかりませんがサーナイトの周りに
虹色の雫が浮いています!
これを集めるとメガエネルギーが回復しました!」
騎士に伝える。
「承知した…隙は作る…集めるのに専念しろ。」
騎士は再びサーナイトに斬りかかる。
だがサーナイトは学んだのか対抗して打ち出されたのは
黒い影の塊。シャドーボールだ。
「当たるか!キングシールド!」
騎士は的確に防ぐ。そして生まれた隙に斬りかかる。
その隙に雫を集める。
騎士のおかげで余裕ができわかったことがある。
あの雫はサーナイトから落ちるようだ。
攻撃されるとポロポロと落ちる。
「喰らえ!アイアンヘッド!」
騎士が殴りつけるとサーナイトがようやく怯み
ポロポロと大きな雫を落とした。
それを集めようやくキーストーンに光が戻った。
「デンリュウ!メガシンカ!」
『リュウァァァァ!!!』
デンリュウが光りに包まれメガシンカする。
即座に命令を与える。
「ラスターカノンだ!」
放たれたラスターカノンは先程よりも
強い輝きを放ちサーナイトへ飛ぶ。
そして切っても切ってもほぼ怯まなかったサーナイトが
仰け反った。かなり効いているようだ。
「メガシンカしたポケモンの攻撃は効くみたいです!」
「サポートに回る!攻撃を緩めるな!」
サーナイトが再び動き出す。
『サァァァァァァ!!!』
自分が追い詰められつつあることが気に食わないのか
再び叫ぶ。
叫びと同時にサーナイトにエネルギーが渦巻く
「雰囲気が変わった!気をつけろ!!!」
そして再び動きが止まる。
だが…ひるみによるものではない。
明らかに力を貯めている!
「ラスターカノンだ!デンリュウ!全力で行け!」
「シャドークロー・絶!」
攻撃は効いている。だが怯まない!
「来る!」
僅かな身動ぎに反応し後ろに転がった直後
サーナイトの周りは破滅的な光で覆われた。
騎士が言う。
「マジカルシャイン……出鱈目な威力だがな…」
再びサーナイトの猛攻が始まった。
…だが少しずつ慣れていた俺たちは
その猛撃にも耐えられた。
そしてついに。
「ラスターカノンだ!」
『パァルゥゥ!!』
デンリュウの放ったラスターカノンによりサーナイト
は遂にメガシンカを解いた。
同時にデンリュウもダメージの蓄積により倒れた。
「……勝った?」
騎士に問う。
「ああ…だが油断するな。」
騎士はサーナイトを見る。
…ふらついているがまだ立っている。
「確実に倒す…」
「シャドークロー!」
騎士が斬りつけるまさにその瞬間。
サーナイトは騎士の背中に手を当て……
『サッ!』
強烈なマジカルシャインを放った。
「あがっ!?」
騎士はギルガルドと共に倒れる。
……何が起こった?
あの速度でサーナイトは動けない筈だ。
何故一瞬で背後を取れた…?
思考を巡らせる
サーナイトはそれほど素早くないし騎士も決して
油断していた訳では無い。
……まさか。
一つの結論にたどり着く。
あのサーナイトはカムラの実を持っていた。
本来メガシンカはメガストーンを
持たせる必要があるが…
野生だけでのメガシンカなんて例外に
それが当てはまるとは思えない。
恐らくカムラの実の瞬発力の増強効果により…
騎士が反応できない速度で攻撃できたのだろう。
……無駄な考察だ。
サーナイトはこちらににじり寄っている。
唯一抵抗できるデンリュウも今は戦闘不能だ
ヤケクソになった俺は一か八かの賭けに出た。
幸いまだ外は暗く、夜だった。
「くらえぇぇぇ!」
ダークボールを全力でサーナイトに投げる。
完全に虚を突かれたのか当たってくれた。
ダークボールが地面に落ちる
一揺れ。
頼む………
二揺れ
行ける……!
三揺れ
頼む………………!
カチッ。
スマホロトムの図鑑アプリを開く。
そこには"サーナイト登録完了"と表示された。
なぜか目の前にサーナイトナイトまで落ちてきた。
……もう何がなんだかわからない。
取り敢えず騎士を起こさないといけない…
元気の欠片を鎧の隙間から素肌に当てる。
すると直ぐに目を覚ました。
……この人やっぱりポケモンじゃないか?
「……完全に油断した。」
「サーナイトは?逃げたのか?」
問いかけてくる。そりゃ気になるだろう。
ダークボールを騎士に見せながら教えた。
「捕まえた。今はこの中にいる。」
「…一度出したほうがいいな。」
何言ってるんだこいつ…だが何か意味がありそうだ。
「どうしてそう思う。また暴れるかもしれんぞ。」
騎士は答える。
「もし暴れるようなら…
しかるべきところに送らねばならない。」
「もし暴れてももう油断はしない。体力も回復した。
安心して出せ。」
ひとまず納得してサーナイトを解放する。
改めてみるとデカいな……
サーナイトは解放した瞬間こちらに振り向く。
そしてしばらくの沈黙の後……
僕の前に跪いた。
騎士が言う。
「……少なくとも敵意は無さそうだ。」
いや…敵意は確かにないだろうが…なんか…
重い…デンリュウとはまあ対等な関係…
友達だったからここまで上下関係求められるとは…
普通はこうなのだろうか?
なんかきまずい…
「あの〜自然体でいいよ…?」
とりあえずこう言ってみるとサーナイトはその場で
立ち上がりさらに接近してきた。
そのまま頬に口づけをしてボールに帰った。
意味がわからない。
ドレインキッスでもないし…
まさかポケモンが人間に発情するわけ無いし…
「なんだったんだ?」
「さぁ…ポケモンの気持ちは分からんさ…」
騎士にもわからないならもうわからん。
「すみません。」
呆然としていると後ろから声を掛けられた。
騎士とともに振り向く。
おしゃれな感じの少年だった。
「わぁ!?鎧!?幽霊!!??」
……怖がらせてしまった。
なんとかしなければ
「この人は見た目変だけど一応人間だ!」
結構大きな声で言う。
「…えっ?はぁ…町中で鎧なんて…
ミヤレは多くの人がいますけど初めて見ました。」
「いろいろ言いたいことはあるが…要件は何だ」
騎士が話を進めてくれた。助かる。
「ああ…この辺りでサーナイトを見ませんでしたか?」
………サーナイト?まさかね。
「えっと…こいつ?」
サーナイトをボールから出す。
「……もしかしてそのサーナイト…
メガシンカしました?」
あれ?
「ああ…暴れたから横のやつと協力して捕まえた…」
おしゃれ少年は驚いている。
「暴走メガシンカを鎮めるなんて…
タウニーさんやあの人よりも強いのでしょうか…」
暴走メガシンカ?何だそれ???
「何を知っている…吐け。」
「ひぃっ!?えっ?ギルガルド!?」
騎士がギルガルドを突きつけて脅している。
馬鹿野郎!怖がってるだろ!
「やめろ。」
騎士はひとまずギルガルドを降ろした。
「すまないね…
こっちも訳が分かんなくて警戒してるんだ。」
「何か知ってることがあれば教えてくれると助かる…」
「そうですよね…訳が分からないまま暴走メガシンカ
と戦ったのですから警戒しますよね。」
少年もこちらの状況を察してくれたようだ。
「ですが外で話せる内容でもありません。
僕たちの拠点に案内します。」
「ああ。ありがとう。」
「……信じるのか」
騎士はまだ警戒している。
頷きながら答える。
「ああ。あんたはどうする?」
しばらくの沈黙の後騎士は答えた。
「…行こうか。」
俺たちは少年に案内されて路地裏のホテルにたどり着いた。
少年が言う。
「ここが僕たちの拠点……」
「ホテルZです。」
何か大きなものが揺れ動いた。
そんな気がした。
感想ください!!!!!
感想ください!!!!!!!
感想欲しいです!
あとオヤブンメガバンギラスかっこよすぎない?