ハイスクールD×D ― 禁断の契約   作:ハーレム人気者

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0.1話始動?

 

ヴァルト「……そういえば、アイツはどうした?」

 

アリサ「桃香さんなら買い出しに行ってます。もうすぐ戻ると思います」

 

ヴァルト「そうか」

 

アリサ「……あ、戻ってきましたね」

 

「ただいま戻りましたー!」

 

桃香が両手いっぱいに袋を抱えて部屋へ入ってくる。

 

桃香「えへへ、たくさん買ってきました!」

 

雛森「わぁ……まぁ、こんなにも?」

 

山のような荷物に目を丸くする雛森。

 

その様子を見た桃香は、なぜか頬を赤らめて――

桃香「そ、そんなに見ないでくださいよ……」

 

雛森「えっ?あ、ご、ごめんなさいっ!」

 

アリサ「……相変わらず仲いいですね、ふたりとも」

 

ヴァルト「やれやれ、平和なもんだ」

 

リアス「……ですが、悪くない光景ですね。ヴァルト様」

 

ヴァルト「……まあな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜。にぎやかだった食事の時間も終わり、

それぞれが自室に戻っていく。

 

リアスも自分の部屋へ向かおうとしたとき、

ふとヴァルトの部屋の明かりがまだ灯っているのに気づいた。

 

リアス「……ヴァルト様、まだ起きていらっしゃるのですか?」

 

静かに扉をノックし、返事を待つ。

 

ヴァルト「ああ、入れ」

 

リアス「失礼いたします」

 

部屋に入ると、ヴァルトは机の上の書類に目を通していた。

 

ヴァルト「どうした?」

 

リアス「いえ、まだ明かりがついていたので……お疲れではないかと」

 

ヴァルト「そうか」

 

リアス「……」

 

短い沈黙の後、ヴァルトがふと書類を閉じて顔を上げた。

 

ヴァルト「実はさっき、上層部から“あるお願い”が届いた」

 

リアス「お願い、ですか?」

 

ヴァルト「ああ。どうやら“ある土地”の管理をしてほしいそうだ」

 

リアス「土地の……管理?」

 

ヴァルト「そうだ。元の管理者が引退して空席になったらしい」

「で、俺に白羽の矢が立った。まあ、理由は知らん」

 

リアス「そ、そんな……なぜヴァルト様が?」

 

ヴァルト「さあな。だが、条件を一つ出してやった」

 

リアス「条件……?」

 

ヴァルト「その土地にある学校、“駒王学園”を、俺の好きにさせろとな」

 

リアス「えっ……!」

 

ヴァルト「そうしたらすぐに返事が来た。『構わない』とな」

「結果――俺は駒王学園の理事長になった」

 

リアス「り、理事長……ですか!?」

 

ヴァルト「ああ。面白いだろう?」

 

リアス「……ですが、なぜそこまでして?」

 

ヴァルト「自由だからだ」

「……リアス、明日からその駒王町へ向かうぞ」

 

リアス「えっ?」

 

ヴァルト「お前は高校二年として入学しろ。俺は理事長として動く」

 

リアス「……承知しました、ヴァルト様」

 

静かに頭を下げるリアス。

その瞳には、驚きと……少しの期待が宿っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リアス「それでは、私はこれで。ヴァルト様も……どうか早めにお休みくださいね」

リアス「お邪魔しました。おやすみなさい」

 

ヴァルト「ああ。おやすみ」

 

静かに扉が閉じ、部屋は再び静寂に包まれた。

……しかしヴァルトは、書類を閉じてもなお視線を動かさない。

 

ヴァルト「……話を聞いてたな。もういいぞ、出てこい」

 

その瞬間、部屋の隅の影が揺れ、

明るい声が響いた。

 

飛鳥「はははっ、やっぱり気づいてた?」

 

ヴァルト「当然だ」

 

飛鳥「さすが主様!」

 

明るく笑う少女――飛鳥。

忍装束の裾を揺らしながら、にこりと笑顔を見せた

 

 

 

 

 

 

ヴァルト「それで……俺が駒王町へ行く理由、わかるか?」

 

飛鳥「うん。“例の組織”を監視するためでしょ?」

 

ヴァルト「ああ。奴らは理由は不明だが、駒王町で頻繁に目撃されている」

「おそらく、あの町になにかある」

 

飛鳥「……」

 

ヴァルト「それで、例の組織について何かわかったのか?」

 

飛鳥「うん、ひとつだけ。でも、それは――柳生ちゃんのおかげ」

 

ヴァルト「柳生が?」

 

飛鳥「うん……」

声が少し震える。

 

飛鳥「柳生ちゃん、身を挺して情報を掴んでくれたの。

 私がもっと早く気づいていれば……一緒に行けたのに」

 

ヴァルト「そうか。それで今、柳生は?」

 

飛鳥「サクラちゃんが看てる」

 

ヴァルト「そうか。サクラなら問題ない。彼女は優秀な医者だ」

「それに、柳生もそう簡単にくたばるような女じゃない」

 

ヴァルト「それを一番知ってるのは……お前だろ、飛鳥?」

 

飛鳥「……うん。うん、そうだよね」

涙をこらえながらも、必死に笑おうとする飛鳥。

 

ヴァルト「明日からお前は、俺とリアスの護衛につけ。――期待してるぞ」

 

飛鳥「うんっ! 私、頑張るね!」

 

泣き顔のまま、それでも笑顔を見せる飛鳥。

その表情を見て、ヴァルトは静かに微笑んだ。

 

 

 

 

 




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