ストーリー読み返したら普通に風紀委員会襲来はもっと後でしたね……
特に支障はないのでそのまま進めます。
火薬のと木材の焦げた匂いが混じる廃墟に風紀委員会は迫っていた。その姿を見たカルシオはなぜ風紀委員がいるのか困惑した。だがすぐに怒りの感情が彼を襲った。
カルシオ「貴様ら……何故こんな事を……何故あのクソったれ共と同じような事をしているのだ!!こんな事が許されるとでも思っているのか!?」
カルシオは近くにいた風紀委員の胸ぐらを掴み、疑問をぶつけた。
風紀委員「し、知らないですよ……!先輩がここに便利屋がいるって……」
カルシオ「…………その先輩を呼べ」
風紀委員「わ、分かりました……すぐ呼ぶので離してください……」
そんな風紀委員を少し離れた所で見ていたイオリとチナツは震えていた。
イオリ「な、何であの人がここにいるんだ!?これ結構不味くないか……?」
チナツ「不味いっていう次元じゃないですね……下手したら私達が来月まで動けなくなるかもしれません……何とかしないと……」
イオリ「うっ……何でこんな時に限って委員長が居ないんだよ……とりあえず私が弁明してくる」
チナツ「弁明出来るかどうか微妙ですが……私も行きましょう」
2人はカルシオの所に急いでかけ付けた。2人を見つけた彼の視線はまるで猛獣のようだった。
イオリ「あ、あのカルシオさん?弁明させて欲しいんだけど……」
カルシオ「なんだ?民間人を巻き込んでまで執行しなければならないような重大な事があるのか?理由次第によっては今までのゴミ共と同じ結末になるぞ?」
チナツ「ち、違うんです……便利屋を捕まえる為にここまで来ました……」
カルシオ「便利屋?聞いた事が無いな、どうせゲヘナの不良共と同じなのだろう?そんな輩にわざわざこんな大部隊を出動させるのか?笑わせてくれるな」
イオリ「どういう理由かは私達も知らないって……ここに行けって言ったのアコちゃんだし……」
カルシオ「ふっ、責任転嫁か、まあいいアコを呼べ、代わりに理由を聞いてやる」
チナツ「分かりました……今繋げます…」
風紀委員に怒りの矛先を向けているカルシオを横に先生とアビドス組はヒソヒソと気づかれないように話していた。
セリカ「うわぁ……あんな怒ってるところ初めて見たかも……医療箱用意しておこうかな……」
ホシノ「セリカちゃんはあの人達に怒らないの〜?」
セリカ「え、えぇ……流石にあんなに怒ってる所を見て怒ろうと思う人いないでしょ」
先生「…セリカ、あの子がどんな人か知ってるの?」
セリカ「カルシオさんの事?あの人とは1年くらい前に会ったわ…ギヴォトスでの男子生徒は初めて見たし、最初は不良に絡まれてた時に助けてくれたわ」
セリカ「詐欺にあった時もどうやってかは知らないけどお金を取り返してくれたし…悩み相談も乗ってくれたわ、だから結構優しい人だと思う…不良とかには厳しいけど……」
ノノミ「優しい人ほど怒ると怖いって言いますもんね〜☆」
シロコ「ん、今度銀行強盗に誘ってみたい!」
アヤネ「シロコ先輩……話を聞いていましたか?……」
先生「そうなんだ……」
先生(優しい……?あの時は私の早とちりだったの……?)
カルシオ「久しぶりだな行政官、俺が何を言いたいのかわかるよな?」
アコ「ええ、今起こってることに対してですよね?」
カルシオ「ならば話は早い、何故こんな事をした?納得のいく理由をしていただこう」
アコ「そんなの簡単じゃないですか、便利屋を捕らえるためですよ、それ以外に何か?」
カルシオ「………」
カルシオ「ほう?便利屋とやらを捕らえる為にわざわざこんな大部隊を?信じると思うのか?それに貴様風紀委員長にも許可を取っていないだろう、アイツがこんなゴミみたいな作戦を容認するはずがない」
カルシオ「もし言わないのであれば俺が直接万魔殿に行って今回の事を報告させてもらう、あの議長のことだ、風紀委員会がどんな仕打ちを受けるのか楽しみだな?」
アコ「……っ!あなたって人は……!もういいです!イオリ!!やりなさい!」
イオリ「えっ?嫌なんだけど……」
アコ「何してるんですか!このままでは……」
チナツ「アコ行政官……非を認めませんか……?」
アコ「もういいです!!風紀委員!!総員攻撃を開始してください!!これは命令です!!」
アコは命令を出したが誰も動こうとはしなかった。だが1人の風紀委員が発砲してしまった。その弾は運が悪い事にカルシオの仮面に当たってしまった。
カルシオ「……なんのマネだ?」
カルシオ「もうたくさんだ、全員鍛え治してやる、まとめてかかってこい」
イオリ「な、なんで発砲したんだ!!不味いって……」
チナツ「ち、違うんです!」
カルシオ「まだ動かないのか?ならばこちらから始めよう」
カルシオは直ぐに近くの風紀委員を殴り倒し気絶させてから別の風紀委員の所に投げた。そして倒れている風紀委員を片手で盾にしてもう片方の手で愛銃を放った。
カルシオ「ほらどうした?反撃しないと全滅だぞ?風紀委員も落ちぶれたものだな、風紀委員長がいないと何も出来ないと言われているが…間違いではない様だな」
イオリ「っ!よくも……!!」
イオリはカルシオに数発弾を打ったが全て風紀委員に当たってしまった。
イオリ「くそっ!お前らアイツを囲め!」
風紀委員「は、はい!」
カルシオを囲もうとした風紀委員達だがカルシオは物凄い勢いでタックルをかまし包囲を突破した。少し距離をとったカルシオは愛銃の大口径の弾を風紀委員に一人また一人と首や頭などの急所を狙って精密な射撃をした。風紀委員も反撃をしたが弾はほとんど避けられてしまい当たった弾は大したダメージは与えられなかった。
風紀委員「な、なんで当たらないの……?」
イオリ「ぐっ……せめて一矢報いなければ…!!」
そう言ってイオリはカルシオに接近戦を挑んだがカルシオは数弾イオリに当てた後タイミングよく飛び膝蹴りした。
カルシオ「時間だ、そろそろ眠ってろ」
イオリ「がはっ……!うぐっ……まだだ……!」
カルシオの服の関節部分には硬い金属が入っていた、イオリはもろに頭に食らってしまい倒れる寸前だった。
カルシオ「ほう?なかなか耐えるじゃないか、面白い、どこまで耐えれるか楽しみだな」
カルシオはそのままイオリにトドメを入れようとしたが……
???「やめて」
カルシオ「……やっとお出ましか、風紀委員長」
ヒナ「どういうことか説明してもらえるかしら?」
カルシオ「お前の所の行政官がここの民間人の店を襲撃した、それだけだ、理由は便利屋を捕まえるためとかほざいていたが嘘だろうな、詳しくはそこに本人がいるだろう?自分で聞いたらどうだ?」
ヒナ「……アコどういうこと?」
アコ「な、なんで委員長がここに……」
ヒナ「いいから早く説明して」
アコ「じ、実は…シャーレの先生がここに居るとの情報が入って、エデン条約を有利に進める為にここに来たんです……」
ヒナ「……わかったわ」
ヒナはため息をしてからカルシオの方に向いた。
ヒナ「懲戒局長、風紀委員会は今回の件についてはこちらに非があると認めるわ、だけど何故私の部下が倒れているのか説明してくれる?」
ヒナは鋭い眼光でカルシオを見る。だがカルシオは微動だにしなかった。
カルシオ「先に手を出したのはそちらだ、反撃して何が悪い?」
ヒナ「だけどあんなにやる必要はないでしょう?中には意識がない人だっているみたいだけど」
カルシオ「敵対するものは徹底的に潰す、それが俺のやり方だ、何か文句でもあるのか?」
ヒナ「………」
ヒナはデストロイヤーを構えた。カルシオはその行動を見て銃のリロードをした。
カルシオ「まさか風紀委員長と戦える日が来るとはな、まあいい、手加減はしないぞ?」
二人の間には火薬の匂いが漂っていた。そんな一触即発の空気の中先生は割って入った。
先生「ちょっと待って、戦うのは一旦やめて」
カルシオ「……」
ヒナ「……」
カルシオ「こちらは別に戦わなくても問題はないが?」
ヒナ「………わかったわ」
そう言うと2人とも銃を下ろした。ヒナは警告するようにカルシオに言った。
ヒナ「あなた……そのやり方を変えないならいつか痛い目を見ることになるわ……」
カルシオ「痛い目なら死ぬほどあってきた、1回増えた所で怖がると思うか?懲戒局は犯罪と裏切りを一切容認しない、例え天変地異が起きようともな」
カルシオ「受け入れられない犠牲など存在しない、許せるほど小さい裏切りも存在しない、我々懲戒局はゲヘナに対して十分な犠牲と貢献をした筈だ、雷帝の件の時何人死んだと思っている?」
カルシオ「懲戒局はずっとこのやり方だ、今更文句を言われる筋合いはない」
そう言い残しカルシオはその場を去った。その場にはヒナと先生だけが残された。
ヒナ「……雷帝ね…」
先生「その雷帝って誰なの?」
ヒナ「…暴君よ、史上最悪のね、確かに雷帝を潰すために懲戒局は膨大な代償を払ったわ、それも懲戒局が崩壊しかねないほどの犠牲をね…」
ヒナ「改めて自己紹介するわ、ゲヘナ風紀委員会委員長の空崎ヒナよ」
先生「よろしくね、ヒナ」
先生「それで……私を連行するの?」
ヒナ「…いいえ、しないわ、その件に関して私は風紀委員会を代表して謝罪し無ければならないわ、この店の人を呼んでくれるかしら?」
先生「わかった」
ヒナその後謝罪とこの土地の危機についての警告をアビドスの生徒に伝え風紀委員会を連れてゲヘナに戻って行った。
ちょっと前回と比べたら短いと思います
人物名を次回から無くそうと思っているんですが反対の意見があったらお知らせ下さい。