真灯真美は魔王である   作:灯乃葵

1 / 11
この00話は特に読まなくても大丈夫です。そのうち本編でも説明します。


00 プロローグ

前回アップデートされた『勇者システム』を基に新規システムを作成する【因子計画】の結果をご報告致します。

【因子計画】は新たな『勇者システム』が完全に実用化になるまでの繋ぎと『バーテックス自身の戦闘能力を武具として具現化』する『因子システム』の完成と導入を目的としています。当初は特に問題もなく開発は進められ、システムの90%近くが完成してからとある問題が発覚しました。それはこの『因子システム』を『勇者システム』に導入するのは不可能だという問題です。『勇者システム』はバーテックスを『殲滅対象』として設定しているため、このシステムは『敵の力を借りている』と『シンジュ』にみなされ、『勇者システム』と反発が起きてしまい、最悪の場合適合者が殺されてしまうという問題が発覚しました。

ですが我々は考えました。それならば、根本を変更すれば良いのです。

古来より『勇者』の最大の敵は何でしょうか?それは巨大なドラゴンでも邪悪な魔法使いでもありません。

我々が出した答え、それは全てを破壊する力を持つ『魔王』です。

敵の敵は味方という言葉がある通り、『バーテックスの敵は勇者であり、その勇者の敵は魔王』と定義した上で『勇者システム』とは別にもう一つ新たな『システム』を作成するのです。

それが『魔王システム』です。これにより、バーテックスの能力を使うことは『敵の力を借りている』ではなく、『共通の敵を倒すために力を利用する』と認識され、上記の能力を使えるようになるのです。ですがこの能力は『勇者システム』の『満開』と同等かそれ以上の効果を発揮し、さらにいえば厳密には『敵』の力を使っているので、『散華』以上の代償を払うことになりましょう。代償は現在調査中なので、結果をお待ちください。

続けます。我々は前回の12体のバーテックスのデータと鷲尾須美、乃木園子両名の『満開』のデータを基に『魔王システム』を開発することに成功、さらに『シンジュ』様から力を得ることもでき、無事に『因子システム』が完成しました。

後は適合者を発見するだけですが、これは少々困難かもしれません。

『魔王』とは孤独な存在です。となると、四国の学生の中で『孤独に慣れた』少女を見つける必要があります。

四国の女子学生のデータと派遣する人間はこちらにリストアップしました。後程ご確認ください。

なお追記ですが次の戦闘開始まで残り半年を切りました。早急に適合者を発見する必要があるでしょう。

 

以上報告を終わります。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。