ダンジョンで"救護"するのは間違っているだろうか   作:救護騎士団オラリオ支部

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アイドルイベ復刻しましたね。
アイドル団長を固有3にするため走ってきます。
ガチャ?
ウチはアンティーク・セラフィム揃ってる(前回70連で二人とも来てくれた)ので貯めておきます。
まぁ、ちょっと前の宇沢で天井だったけどね!


注目の的

 じー。

 

 そんな擬音が本当に聞こえそうなほど、五十九階層へ足を踏み入れた一行は、そろってミネの方ばかりを見ていた。

 

 み、見られているっ。

 

 ミネは内心で悲鳴を上げながら、そっと視線を逸らす。

 だが、逸らした先にも誰かの視線が突き刺さってくる。

 

 本来、未知の階層に挑んでいるのだから周囲を警戒しなければならない。

 だというのに――誰もがミネに意識を向けていた。

 

 あの後、ひと騒ぎあったもののフィンがうまく収めてくれた。

 エルフであるミネがリヴェリアを前に虚偽の発言をするとも思えずオッタルの証言もありレベル9というのは受け入れられた。

 そしてミネの使える回復・防御魔法を周知し、彼はその場で即座に指示を出した。

 

「ミネ、君は後衛に回ってくれ。リヴェリアとレフィーヤの補助を頼んだよ。

 この遠征は僕たちロキ・ファミリアの遠征だ。君に頼り切ってしまっては立つ瀬がないからね」

 

 その一言で、ミネは正式に“臨時パーティーの一員”として扱われることになったのだが――。

 

 結果。

 

 全員の視線が、妙に温かく、期待に満ち、そして興味津々だった。

 

 特にレフィーヤ。

 

 なんかすごい目で見てくるのだ。

 

 具体的には――

 

 눈_눈

 

 こんな感じの。

 

 ミネは耐えきれず小声でつぶやいた。

 

「れ、レフィ? どうしたのですか……?」

 

「いえ。なんでも、ありませんけど?」

 

 눈_눈

 

 絶対なんでもなくない。

 

「レ、レフィ? 視線が……すごく……」

 

「別に。……ただその……十年ぶりですし……」

 

 ぼそぼそと言いながら、しかし目はまったく逸れない。

 

 ――観察されている!

 

 具体的には、

 

 「この十年で何があったんですか?」

 「なんで史上最高レベルに並んでるんですか?」

 「と言うか攻撃魔法持ってないみたいですけど、まさかさっきのアマゾネスとかドワーフがやるみたいな蛮族スタイルが日常とか言いませんよね?」

 

 と、問い詰められているような圧。

 

 視線だけでそこまで語るのはやめてほしい。

 

 そして、視線はレフィーヤだけではない。

 

 アイズとリヴェリアも、レフィーヤほど露骨ではないにしろ――明らかに“興味深そうに”ミネを見ていた。

 

(ア、アイズさんまで……! リヴェリア様も……っ)

 

 アイズはただミネの体格や動き方を分析しているだけのように見えるが、その真剣さが逆にプレッシャーになる。

 

(……そ、それ、私の実力を見極めようとしてますよね……!?)

 

 そしてリヴェリアはというと――。

 

(……えっ、なんか微笑んでる……気がします……?)

 

 穏やかで崇高な微笑み。

 

 だがミネにはそれが、

 

「(……どうやってそんな成長をした? 後で詳しく聞かせてもらうからな)」

 

 という無言の圧力にしか見えなかった。

 

(リヴェリア様が“後で話しましょう顔”をしている……っ!)

 

 しかし――視線はまだ終わらない。

 

 ティオナとティオネがひそひそ話しているのが耳に入った。

 

「ねえねえ、ティオネ、どう思う? レベル9ってほんとかなー?」

 

「エルフがリヴェリアに嘘をつくわけないじゃない。戦ってるのを見ても明らかに私たちより数段強いわよ」

 

「だよねー! あたしもそう思った!」

 

 ティオナとティオネがそんなことを言っているのがはっきり聞こえてしまい、ミネは思わず肩を跳ねさせた。

 

(ひ、ひそひそ声がまる聞こえですっ……!)

 

 しかし当人たちはまったく悪気がなく、むしろ“楽しそうに”ミネの話題でもり上がっている。

 

「それにしてもミネって今回は後衛なんだよねー? もっと戦ってるとこ見たかったなー」

 

「おまけにあの拳。……うん、完全に武闘派よね」

 

「本当はアマゾネスだったりして!」

 

「やかましいわよティオナ!」

 

 二人のやり取りが軽妙に響く。

 

 そしてガレスまでもがうんうんとうなずいていた。

 

「見かけによらん嬢ちゃんじゃな。エルフでそこまで格闘戦に傾く者は珍しい。

 本当はドワーフだったりせんか?」

 

 ミネは混乱しすぎて、もう耳まで真っ赤だ。

 

 だが、視線はまだ終わらない。

 

 最後の砦――フィンが、穏やかにこちらに歩み寄ってきた。

 

「こらこら、皆集中しないか。ここは未知の領域だ。ミネじゃなく周囲に気を配ってくれ」

 

 ぱちん、とフィンが指を鳴らす。

 

 その瞬間、場の空気が引き締まった。

 

 視線が散り、前衛たちは一斉に構えを整え、魔法組は杖を胸元に寄せる。

 本来あるべき遠征の空気へ――ようやく戻った。

 

(ほっ……!)

 

 ミネは胸を押さえ、安堵の息をこぼした。

 

 が――。

 

 フィンの目が物語っていた。

 

―この階層の調査が終われば聞く時間なんていくらでも作れるんだからね。

 

 耐えきれなくなったミネは、思わずオッタルに心の中で叫んだ。

 

(助けてください、オッタルさん⁉)

 

―そもそもロキ・ファミリアに対して迂闊な行動をとりすぎたのが原因だろう。妹分が気になるのはわからんでもないが、自業自得だ。

 

 神はいなかった。

 いや、神はいるがこの場にいない上、役に立たない。

 

 ミネは深く息を吸い込み、背筋を正す。

 こうして彼女は、視線の重圧を背に受けながらも、五十九階層の未知なる闇へと一歩を踏み出した――。

 




ミネをアイドルにすることが出来るダンまちキャラなんて都合よくは…

アフロディーテ「いるわ、ここに一柱ね!」

このSSのフレイヤ様は…

  • 普通のフレイヤ様
  • アルちゃん味がブレンドされたフレイヤ様
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