オリ地方でポケモン達と旅をする主人公vsボカロ達VSダークライ   作:LEIKUN0227

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第6話

 

 

 

 

─────

 

「「「ハル!」」」

 

キレイハナ「ハナナ〜!?」

 

サンド「サンッドーー!!」

 

羽根を震わせた後、

地面に降り立ったピジョットの背中にいた俺ことハルは

助けた3人を見て固まっていた。

 

ハル「ミクにリンにレン…どうなってんだ?」

 

思わず本音が漏れる。

前世で知っているキャラクター、

ポケモンとは別のキャラクターがそこにいたから仕方ない。

 

ミクにリン、そしてレン…目の前にいる3人はVOCALOIDと呼ばれる存在で合成音声キャラクターだった筈だ。

 

プロジェクトボルテージというイベントにてコラボ楽曲を幾つも出してるからポケモンと大分関係あるのは知ってたが…

 

まさかこの世界がポケモンとボカロのクロスオーバー世界とは思っていなかった。

 

だがとりあえず今は…"仕事"を遂行するとしよう。

 

ハル「大丈夫か、3人とも。」

 

リン「うん!私とミクとこの子達は大丈夫!……だけどレンとホゲータが…」

 

レン「俺よりも…ホゲータを…」

 

レンがボールを取り出して力無く落とすと、

瀕死のホゲータが出てくる。

頭の火すら途絶えており、

特性がもうかで火の技を受けてもほのおエネルギーに変換出来るホゲータがこの有様だ。

ホゲータのもうかでも大火傷を負って瀕死になるレベルか……

 

レンの方も見て分かるくらい酷い火傷だ。

頭部を打ったのか、頭からは血が涙袋まで流れている。

 

すぐにでも治療が必要だろう。

 

ハル「……これは、両方とも酷い火傷だ。直ぐに運んでもらおう。」

 

レン「ここから……ポケモンセンターまで徒歩40分は…」

 

ハル「それについては問題ない─来てくれー!」

 

ミク「…」

 

リン「何も来ないけど…」

 

俺は遠くからでも聞こえるように自分が出せる精一杯の声を出し、あるポケモンを呼んだ数秒後、

遠くからエンジン音が聞こえてきた。

 

「ブロロ…ブロロ…」

 

ミク「車?…じゃ、ない!?」

 

リン「あ!あのポケモンは!」

 

「ブロロロォーム!!!!」

 

猛スピードでやって来たそのポケモンの正体は"ブロロローム"。

はがねとどくの複合タイプのたきとうポケモン。

svにて出てきたポケモンで、

エンジンに毒タイプのポケモンが入り込んで生まれたポケモンらしい。

同じくSvで登場したスター団のスターモービルと同じで、

背中にちょっとした機械と搭乗部分を連結したり等の改造を施されている。

 

ハル「そう、ブロロロームだ。そして背中には……の前に、ピジョット!一旦空に飛べ!そしてブロロローム!その勢いのままファイアローにとっしん!」

 

ブロロローム「ブロロローーーッ!!」

 

ここまで止まらずに来たのだろうブロロロームの最高速度まで加速した状態でのとっしんがピジョットの攻撃をくらって意識が削がれているファイアローに直撃し、

物凄く鈍い音を鳴らして弾き飛んだ。

数メートル以上は吹き飛んだだろうか?

 

飛んでやってきた時にオヤブン個体である事は見て分かったので容赦はしなかったが、今ので瀕死には出来たであろう。

 

ハル「遠くからでもゲット出来る様に少し練習したんだよ…─なッと!」

 

ハル「ピジョット!ボールがファイアローに直撃する様にかぜおこし!」

 

ピジョット「ピショッ……トォッ!」

 

ハイパーボールを背中の鞄から1つ取り出し、上へと投げる。そしてそれをピジョットに指示出しし、

かぜおこしにより起きた風の力を得たボールは軌道を変えてファイアローへと直撃し、ハイパーボールが開く。

 

その後はあっさりとボールへと入り、

その後…

 

─────

 

ポーンッ!(カチッ)

 

やったー!ファイアロー Lv46 を手に入れた!!

 

─────

 

あっさりとファイアローをゲットする事が出来た。

ブロロロームとピジョットのおかげでゲット出来たので鞄から個包装されたポケモンフーズを破いて戻ってきた2匹に丸ごと渡した。

 

リン「あっさりと……」

 

レン「捕まえた…?」

 

キレイハナ「ハナ〜!!」

 

サンド「サドォ…!!」

 

ハル「よし、ありがとなピジョット、一旦ボールに戻ってくれ。…話を戻そう。」

 

レン「いや戻せねぇよ!?」

 

リン「わわっ!レン!あんまり動いちゃ駄目だよ!」

 

レン「レベル44…「ついさっき見たらレベル46に上がってたよ」…レベル46のファイアローを一瞬でゲット出来るんだよ!?」

 

自身の怪我なぞ忘れ、

目を輝かせて間近まで迫ってそう聞いてくるレン。

 

ハル「とりあえず落ち着…かなくて良いからまず治療を受けてくれ。」

 

ハル「ブロロローム!全員を載せてくれ!とりあえずデンシティに戻ろう!」

 

ブロロローム「ブロ!」

 

─────

 

ブロロロームの中…だとちょっと意味合いが変わる為、

車両部分と呼称するが、そこの車両部分に乗っての移動中、

まずホゲータのやけどを回復すべく、

車両内部にあるサスペンションや衝撃吸収用クッション等で厳重に守られた機械にホゲータの入ったボールを入れると、

同じみのあの音(ポケモンセンターの回復音)が鳴り始める。

 

少しして取り出し、ホゲータを出して見ると、

先程の瀕死状態から回復して「ホゲッ!」と元気な様子を見せてくれた。可愛い。

 

リン「回復装置が付いてる!?凄いすごい!あ!この子達も回復出来ない!?ゲットしてない子達なんだけど…」

 

回復した事を確認してホゲータをボールに戻した後、

リンが両手に抱えている子を持ち上げた。

サンドにキレイハナか。

 

ハル「野生か…生憎だが、装置でしか回復は出来ない。ボールに入れたら回復出来るg…」

 

リン「サンド!キレイハナ!一旦捕まって!そしたら回復出来るから!後で逃がすから─ね?!」

 

リンは俺が言い終えるよりも先に2匹を下ろし、

ポーチからモンスターボールを2個取りだして2匹に問いかけた。

 

サンド「サドサド!サドー!」

 

キレイハナ「キレ…キレイハキレ!」

 

それに対して2匹は了承したらしく、

鳴き声と共に2匹がリンが持っていたモンスターボールのボタンに触れ、ボールへと入っていった。

 

─────

 

ポーンッ!(カチッ)ポーンッ!(カチッ)

 

やったー!サンド Lv12 を捕まえた!!

 

やったー!キレイハナ Lv23 を捕まえた!!

 

─────

 

リン「これに置いたら良いんだよね?」

 

ハル「あぁ。」

 

ボールに入ったのを確認したリンは、

2つのモンスターボールを先程の回復装置に置くと、

回復装置が作動してあの音が鳴る。

数秒してその2つのボールを取り出し、軽く放ると、

中からホゲータと同じくボロボロだった体が完全に癒えた2匹が飛び出した。

 

リン「はぁ〜〜良かったぁ!もう大丈夫だね!」

 

リン「よし、じゃあ逃がすね」

 

と安堵の息を漏らしたリンは、

2匹を捕まえたボールを取り出し、

ポケモンを逃がそうとした…のだが。

 

サンド「サッ!サドサドーン!」

 

キレイハナ「キレイハナ!」

 

それを阻止するかのように2匹がリンが掴んでいるボールのボタンを押して再度中に入っていってしまった。

 

ハル「…どうやら、お前のポケモンになりたいみたいだな。」

 

リン「え、え〜!?そうなの!?」

 

そうだと言わんばかりにボウンとボールが揺れた後静かになる。

どうやらリンのポケモンになったようだ。

 

ハル「良かったな。よし、こっちも処置が終わったぞ。応急処置程度だが…」

 

ケロマツ「ケロッ」

 

俺はというと、

リンと時々会話を挟みながらレンの怪我の処置をしていた。

頭の切り傷に全身に軽い打撲と火傷跡を負っていたからケロマツのみずでっぽうで火傷跡を第1に冷やしつつ、

その次にバイ菌を落とす為に切り傷、

その次に打撲跡を冷やし、

その3つの怪我をしている部分を軽く包帯で巻いたり…etc。

 

ぶっちゃけると医療知識なんてちょびっとしか無かったからスマホロトムで画像付きの応急処置法とかを見ながらやっただけだが、意外と上手くいったようで、

先程よりも顔色がマシになったレンがようやく口を開く。

 

レン「すごいな…ハル、何時応急処置とか習ったんだ?何時も無口だったから知らなかったよ。」

 

リン「…ねぇレン、ハルってこんなに喋ったりした事あったっけ?」

 

ハル「…」

 

レン「確かに…何時も無口で本を読んでたイメージと大分違うような…」

 

ハル「…ソンナコトナイ。」

 

転生バレありそうかこれ?まずいか?

と思ったが「トレーナーデビューで張り切ってるんだね!!」と謎解釈をされてバレなかった。

高校デビューでハメを外した高校生みたいに思われたっぽい。

 

─────

 

─デンシティ─

 

数十分程の走行の後、ポケモンセンターとは別にある人間用の病院の前まで行き、リンとレン、

そして乗った時位から緊張が解けて気を失っていたミクと共に病院へと入る。

 

─病院─

 

レンの怪我は応急処置をしたとはいえ直って無いし、

ファイアローの攻撃をくらったので診てもらう事にした。

 

待合室にリンとミク、そして俺、

後は何人か診察を受けに来た人が何列か分かれてる席にそれぞれ座っている。

 

話す様な事は無いし、

ブロロロームに搭乗していた時に粗方話したりしたので暫く無言が続いた。

 

レン「よっ。」

 

リン「!レン!」

 

ミク「レン。」

 

暫く…時間にして約数十分位経った頃、

特に酷かった打撲箇所と火傷箇所に包帯が巻かれた状態でレンが戻ってきた。

 

打撲していた箇所は酷くなかったのか湿布が貼られているだけで比較的元気そうだ。

 

ミク「火傷とかは大丈夫?」

 

レン「火傷跡と打撲跡はまだちょっと痛むけど…大丈夫。そろそろ行こう。」

 

リン「良かったぁ〜…」

 

ハル「良かったな。…それじゃ、俺はここで…」

 

リン「…ねぇ。ハル?」

 

ハル「?」

 

レンの身体をまさぐったりして怪我の具合を確認していたリンが突如手を止めたかと思えば、

去ろうとしていた俺の肩を掴んで引き留めてくる。

 

リン「ハルってこれから"テイセツ研究所"に戻るんだよね…?私達もテイセツ研究所に行く所だったんだけど、良かったら一緒に行っても良いかな!?」

 

ミク「ハルが迷惑じゃなかったら良いんだけど…」

 

ハル「全然大丈夫。」

 

どうやらリン達は俺が行く予定のテイセツ研究所に行く予定だったみたいで着いて言って良いか?と誘いを受ける。

特段困る事も無い為、了承した後、

受付から追加で湿布と包帯を貰っていたレン。

それとリンとミクと共にテイセツ研究所に向かう事に。

 

勿論ここに来るまでに乗ってきたブロロロームに乗って行くぞ。

 

─────

 

─1番道路─

 

場所は変わって1番道路の中間地点。

焼け焦げて炭へと変わった木々が倒れまくり草は灰へと変わっている。

 

「消化完了!」

 

幸いにして、燃え広がる木々は遅れて駆け付けた消防隊、

それと警察達が消化と延焼を止めた事で中腹地点から27m程で事態は収まっていた。

 

そんな道路の中腹地点に1人のトレーナーが訪れていた。

肩にピカチュウの思わせる布を被ったポケモン、

ミミッキュを乗せた赤髪ドリルツインテールの少女、テトである。

 

テト「あの〜…ジュンサーさん、ここで何があったんですか?」

 

「ん?あぁ、実は…─」

 

テトは近くにいたレシーバー片手にサイドカー付きバイクに手を置いていたジュンサーに話しかける。

ダウナー風のジュンサーは手に持っていたレシーバーを切って口を開く。

 

ジュンサー「数十分前に通報があってな、通報者の話では野生のファイアローが火を起こした際に燃え広がったんだと。」

 

テト「ファイアロー?ここって1番道路ですよね?」

 

ジュンサー「あぁ、つい先程、この先にあるデンシティのテイセツ研究所から800匹程のポケモンが一斉に逃げ出したと連絡があってな「800!?」そう、800匹。中には凶暴なポケモンとか、オヤブンと呼ばれる個体も逃げ出したみたいでな。その内の一匹だと検証等で分かったんだ。」

 

テト「なるほど…質問に答えてくれてありがとうございます。それであの、もう1つ聞きたい事が「ジュンサーさん!ちょっときてください!」「あい分かった。」…」

 

テト「すいません、行って大丈夫です」

 

テトがジュンサーの話を聞き終え、

もう1つ質問しようとした所、ジュンサーが呼ばれた為、

テトは迷惑をかけないようにと質問をするのを辞めた。

 

テト「そのファイアローはどうなったのかとかちょっと気になるけど、まぁ良いか。」

 

ミミッキュ「コケ…カァ」

 

テト「通れはするみたいだし、行こうかミミッキュ。」

 

ミミッキュ「コケ」

 

1つ疑問は残るが、先に進む事にしたテトとミミッキュ。

 

しかしその先にはファイアローとは別のポケモンが暴れているとは、テトとミミッキュは気が付かなかった…─

 




因みにですがハルが捕まえたファイアローは手持ちにはなりません。

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