通常形式で問題なさそうなので引き続き頑張ります。
「次、次こそ北上さんよっ。いいえ、出るまで回しなさい!」
「天竜ちゃんの事も忘れないでねぇ」
「無茶をゆーな! こちとら完全に霊力が尽きたわいっ。これ以上やらせるならチチの一つでも揉ませんかー!!」
飛び掛かって襲い掛かる横島にダブルで迎撃を入れる大井と龍田、そんな様子を呆気にとられた様子で見守る駆逐艦組。
「私たちもぉ、狙われちゃうのかしら~?」
「いえ、あれで分別はついているようで、今の所ちょっかい掛けられてるのは大井さんと龍田さんだけなのです」
「なんだいなんだい、この深雪さまのナイスバディが目に留まらないとは司令官も見る目がないねぇ」
「3人ともその辺にしときなさい」
この短時間でまとめ役が板についてきた叢雲の号令で、ぐりぐりと龍田の薙刀(石突の方)で折檻されていた横島が解放される。
それから必要最低限の装備を開発(幸いこちらは霊力を消費しなかった)で揃えたり、2チームに分かれての演習を行ったりしつつ午前中を過ごしたところで問題が発生した。
横島の食糧問題である。
「くぅ、昨日はそれどころじゃなくて忘れてたけど、昨日の夜から何も食ってねーじゃねーか」
「艦娘は資材の補給があれば基本的に食料が必要ないのでうっかりしていたのです」
時給250円時代を考えれば最近は比較的まともな食事をしていた事もあり、空腹に気が付いてしまったら我慢するのが難しくなってきた。
「資材及び食料探索の遠征班と、ついでに哨戒班を作りましょう」
大井の号令で以下のようなチーム分けが行われた。
遠征班:深雪、皐月、文月
哨戒班:大井、龍田、叢雲
電は横島のお目付け役 兼 基地待機要員である。
日本との通信が取れるような設備はないが、幸いにも近距離であれば艦娘同士であれば通信ができるらしい。
「食料はボク達にまっかせてよ、司令官!たっぷりお魚を獲ってくるからね」
「何かあった時や深海棲艦に遭遇した時は、くれぐれも無理しないこと!」
6人を見送った横島が電に声を掛ける。
「ちょっと陸地の方の散歩してくるわ」
「おひとりで大丈夫なのです?」
「深海棲艦とやらは海にしか出ないんだろ? 多少は霊力も回復したしヘーキヘーキ」
タロイモでも探してくるわーと手をひらひらさせながら一人探索にでる横島。
「しかし昨日は1日で色々あったなあ、幽霊船狩りのつもりがクジラ(?)に飲まれたと思いきやパラオなんてところまで飛ばされるし、しかも恐らく異世界と来たもんだ」
無事に帰れるんだろうか、と思案する横島の脳に突如声が響いた。
『横島クン、聞こえる?』
現在の着任状況。
軽巡:大井、龍田
駆逐:電、叢雲、皐月、深雪、文月