アンケート結果は、個人的には意外な子がTOPになったなぁと感じてます。
翌朝。
「何か忘れてるなとは思っていたのです……」
「急な出撃だったからつい、ね」
イ級戦が終わり泊地に帰還した3人を出迎えたのは、誰も居ない建造室の培養槽の中、体育座りでむくれている叢雲の姿だった。大井がすぐさま入渠に入り、横島は入渠室への潜入を試み大井に撃退されて電に簀巻きにされたり、電は燃料弾薬の補給やらサポートやら横島の対応やらで忙しかったのだ。
建造が終わって目覚めても誰も迎えに来ずではさぞかし不安だったことだろう。培養槽から解放されてもふくれっ面のままそっぽを向く叢雲。
「ええと、むらくもだっけ? ほっといて悪かったな」
横島が代表して謝罪、電と大井が頭を下げたところで、ようやく叢雲が前を向く。
「それじゃ、あんたが司令官ね。ま、せいぜい頑張りなさい」
「まぁ司令官といっても臨時の暫定の変態だけどね」
「このアマ黙って聞いてりゃ、その唇塞いでやろうか!」
「この変態がっ!」
「……こまった人たちなのです」
懲りずに大井の唇を狙いにいく横島と、魚雷をバットのように構えて返討ちにする大井にため息をつく電、急な展開についていけず目をくるくるとさせる叢雲。
「暫定ってどういうこと? そういえば
「じつは……」
かいつまんでこれまでの事情を話す電。
「それじゃあ正式な辞令をもった司令官でもなければ、同時に着任するはずの二人も居ないってわけね」
「なんかいろいろ有耶無耶のままだったけど、結局アンタはそれでいいわけ?」
「まぁ俺も行くあてがねーしなぁ」
「電としては横島さんは歓迎なのです!」
と、頭から血を流す横島の言に、やったぁとばかりに喜ぶ電。
そんな3人を見ていてまぁ悪いやつではなさそうだ、と思う叢雲だった。
「結局、深海棲艦ってのはなんなんだ?」
地下室を後にし全員で司令室へと移動、最初に口を開いたのは横島であった。
それに対して難しい顔をする艦娘3人。
「昨日見た通りの奴よ」
「私は生まれたてだから、なおさら
「電たちにも詳しい事は分からないのです、ただ事前データでは過去の大戦で沈んだ船や乗組員の無念から生まれた、とも」
もう一つ気になっていたことを聞いてみる。
「その事前データってのは?」
「艦娘が生まれる時に自動的に頭の中に植えつけられる情報、みたいな感じかしらね。これがないと生まれたての赤ん坊と一緒になっちゃうので戦うどころか日常生活もままならないわ」
艦娘というシステム自体謎が多そうだが、本人たちも全容は把握していないらしい。
「何はともあれ3人、横島もいれて4人じゃ何もできないわ。もう少し戦力増強をしたいんだけど、どうかしら?」
話が一段落したところで大井が切り出す。
「あんま霊力が回復してる感じしなけど、やってみるか」
アイテム屋と任務娘がいないので横島泊地は微妙にハードモード。
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