あたし、ツインテールをまもります。   作:シュイダー

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二〇一七年六月二十四日 修正
 


2-13 青の胸

 お互いに風呂から上がり、総二の部屋で、久しぶりとなる愛香との触れ合い。鼓動は、うるさいほどに高鳴っていた。

 むかい合う愛香の顔は、風呂上がりということを差し引いても赤く、なにかを期待するような雰囲気を受けた。

「そーじ。なにかして欲しいこととか、したいことって、ある?」

 愛香の問い掛けに、いろいろなことが頭に浮かぶ。総二としては、したいことも、して欲しいこともある。

 告白し、その唇にキスをして、ベッドに押し倒し、イくところまでイって、愛香の内も外も総二の色に染め上げたい。そんな欲望が、いまにも暴れだしそうなほど躰の中に渦巻いている。

 しかし、その欲望に身を任せるのはまだ早い。線引きを間違えれば、即座にトゥアールが現れるだろう。

 性欲は最悪、愛香と直接触れ合わなくとも、愛香でどうにかできる。非常に苦しくはあるが、どうにかできるのだ。

 しかし、愛香と触れ合うことでしか解消できない欲求もある以上、そちらを優先しなければならない。

 連休中ずっと我慢し続けてきた、愛香と触れ合いたいという欲求だ。すでに限界となっており、解消しなかったら、頭がおかしくなってしまいそうな気がした。

 とりあえず、さっきの続きからはじめよう。そう考えると、何度も行っているはずなのに、顔が熱くなった。

「じゃあ、抱き締めて、いいか?」

「う、うん」

 恥ずかしそうにしながらも、嬉しそうに愛香が返事をした。すぐに、愛香を強く抱き締める。

 抱き締めたまま、彼女のツインテールに触れ、頭を撫で、ツインテールにキスをする。

 いつもなら、このあと攻略に移るところだが、今日は愛香に、して欲しいことがあった。

 その胸に顔を(うず)めさせて、もとい、抱き締めて欲しい。

 いままでは、愛香が嫌がるのではないかと思い、頼めずにいた。だが、彼女のコンプレックスを解消するためには、むしろ必要なことなのではないか、と思い直したのだ。

 今日、クラーケギルディから貧乳について絶賛された愛香は、その怒りによって世界の破壊者になるところだった。このまま放っておいて、また胸について触れる相手が出てきたら、その時こそ、破壊神を破壊するぐらいの破壊者になってしまうのではないか、と総二は思ったのだ。

 なにより、聖なる泉が枯れ果て、凄まじき戦士になってしまった愛香を見たくない。

 それに、愛香に抱き締めて貰えると、とても幸せな気持ちになれるのだ。それが今日、はっきりとわかった。

 ならば、やるしかない。逃げては、いけない。戦わなければ生き残れない。そう決意した。

 しかし、慎重に言葉を選ぶ必要がある。

「愛香。頼みがある」

「えっ。うん、いいけど。なーに、そーじ?」

 不思議そうな顔をしたあと、愛香がやわらかく微笑む。一瞬、見惚れ、気を取り直して頼みを口にする。

「愛香。お前のおっぱいに、顔を(うず)めさせてくれ」

 暴走する思考によって、そんなことを口走っている自分がいた。

 

 

 愛香は、総二から告白して欲しいと思っている。

 トゥアールに対する、遠慮に近いものもあるが、総二の方から告白して貰うというのが、幼いころからの愛香の夢であり、また総二自身が、必ず自分から伝えると約束してくれたためだ。総二の決意を、誓いを無碍にすることは、したくなかった。

 そして、キスを交わし、お互いの初めてを捧げ合い、愛香のすべてを、総二のものにして欲しい。それだけでなく、総二が望むことで自分にできることなら、なんでもしてあげたいとも思っている。

 それでも、愛香の胸に顔を(うず)めさせて欲しいという言葉には、固まるしかなかった。

 自分には、大きいどころか、人並みの胸すらない。

 嫌悪はまったくないが、抵抗はあった。総二にがっかりされないだろうか。そんな、恐怖に似た思いがあった。

 総二は一瞬、ハッとした顔をしたが、すぐに真剣な顔に戻った。

「頼む、愛香」

「で、でも、あたしの胸、小さいから、そーじに満足して貰えるか」

「大きさは関係ない。愛香に、頭を抱き締めて欲しいんだ!」

 総二の声が、部屋に響いた。なんとなくヤケクソ気味に思えたのは気のせいだろうか。

 総二の言葉によって、愛香の顔が熱くなった。総二の顔も、真っ赤に染まっていた。

 恥ずかしいし、抵抗もあった。

 それでも、総二が求めてくれるなら、応えてあげたい。

「う、うん。わかった。それじゃ、だ、抱き締めればいいの?」

「そ、それについても、頼みがあるんだ」

 総二は恥ずかしそうに言うと、ベッドに腰かけた。

 

 

 腰の上に跨がらせた愛香と、むかい合う。彼女の顔は、これまで以上に真っ赤になっていた。

「こ、この恰好、は、恥ずかしいよ、そーじ」

 総二も、確かに恥ずかしい。だが同時に、得も言われぬ興奮も覚えていた。

 できれば、お互い生まれたままの姿で、いや、いまそれは考えない。勢い余って言ってしまった言葉から、半ばヤケクソで言った頼みを聞いて貰った以上、いまはこちらに集中すべきだ。そのあとで、チャンスがあればそちらに移行する。そう思った。

「い、いつかヤるかも、じゃなくて、い、嫌か、愛香?」

「い、嫌なんかじゃ、全然ないけど」

 答える声には、喜色があった。拒まれず、受け入れられていることに、総二の心もどんどん昂ってくる。

「じゃ、じゃあ、頼む、愛香」

「う、ん」

 おずおずと、愛香が総二の頭を抱えこんだ。

 総二の頭が熱くなり、心臓の鼓動が強くなった。それなのに、不思議な安らぎを感じていた。

「そ、そーじ。ど、どう?」

「ああ、なんか、すごく落ち着く。心臓がバクバクいってるのに」

 答えると、総二も愛香の背中に腕を回し、抱き締めた。

 息を吸いこみ、愛香の香りを堪能すると、頭がクラクラとしてきた。押し倒したくなったが、我慢する。

「愛香。俺は、おまえの胸が好きだ。温かくて安らげる、おまえの胸が好きなんだ」

「そーじ。で、でも」

「ごめん。俺が、何度も貧乳って言ってたからだよな。ほんとうに、ごめん」

 愛香の気持ちを考えると、コンプレックスとして決定的なものにしてしまったのは、自分がなにかと貧乳とからかっていたからではないのか。自分のせいで愛香は、ここまで気にするようになってしまったのではないのか。そう思うと、自分を殴り飛ばしたくなる。

 愛香の腕の力が、少しだけ強くなった。

「そーじ。気にしないでいいよ」

「だけど」

「うん。言われるのは嫌だったけど、あたしもそれでそーじのこと殴ったりしてたし。あたしも、殴ってごめんね」

「いや、殴られて当然だ。愛香が気にしてるってわかってて、そんなこと言ってたんだから」

 それでも愛香は、ツインテール馬鹿の俺のために、ずっとツインテールでそばにいてくれた。

 愛香を抱き締めた腕に、力をこめる。

「ずっと俺のことを好きでいてくれて、ありがとう、愛香」

 ただのツインテール馬鹿である方が、ひょっとしたら強くなれるかもしれない。

 それでも、この温かさを捨てたくない。この想いを抱いたことを、間違っているとも思わない。

 ずっと想い続けてくれた愛香に、応えたい。誰よりも愛香を守りたい。

「あたしも」

 愛香の、優しい声が聞こえた。

「好きになるって気持ちを教えてくれて、ありがとう、そーじ」

 満ち足りた気持ちのまま、総二は愛香と抱き締め合った。

 

 しばらく抱き合っていると、愛香の体温が気になってしょうがなくなってきた。

 愛香と触れ合えたことでずいぶんと気持ちが落ち着いたためか、あんなしんみりした空気を作っておいて、だんだん別の欲求が高まってくるのを感じた。

「そ、そーじ、あ、あのね、その」

「あ、愛香、その、続き、いいか?」

「う、うん」

 恥ずかしそうになにかを訴えようとしていた愛香の言葉を遮り、総二が問い掛けると、彼女はほっとしたように頷いた。愛香も同じだったのだろうか、と思うと、なんとなく嬉しかった。

 これから、もっと恥ずかしいことをする。今度は、もっと考えて発言しなければ。

「愛香。おっぱい揉ませてくれ」

「ふぇっ!?」

「はっ!?」

 またしても直球で言っていた。やはり、かなり溜まっていると思わざるを得なかった。

 お互いに抱き締めていた腕を解き、見つめ合う。

「い、いいよ、そーじ。触って」

「お、おうっ。そ、それじゃ」

「んっ」

 愛香の言葉に、総二の躰がさらに熱くなった。手を動かし、おそるおそる愛香の胸に触れると、上擦った声が聞こえた。

 頭を支配する昂りに従い、彼女の胸を揉みはじめる。

「ふぁ、あ、そーじぃ」

 確かに、トゥアールのような大きさや柔らかさはない。それでも、不思議な柔らかさを持った胸の感触と、愛香の口から洩れる甘い声が、愛おしくてたまらない。

 我慢できなくなり、愛香のパジャマのボタンをはずす。

「あ、そ、そーじっ」

「あ、愛香、このブラジャーは」

 勝負下着というものなのか、以前、部室で見たものと違って、大人びた色っぽさを醸し出す下着を、愛香は着けていた。慌てたそぶりを見せていた愛香が、恥じらいながら言葉を紡ぐ。

「そ、その、久しぶりだから、ひょっとしてって思って」

「愛香っ」

 彼女も、総二と結ばれたいのだ。そう感じると、ますます興奮してくる。

 だが、焦るな。総二は、自分にそう言い聞かせた。

 たとえ妨害を受け、中断することになったとしても、可能な限り前に進まなければならない。

 そう考えると、再びボタンをはずしはじめる。すべてのボタンをはずして、愛香の躰を見ると、その不思議な色気に、総二の頭がまたクラクラした。

「愛香」

「う、うん、なに、そー、ひゃっ!?」

 不安そうな愛香に答えず、抱き寄せてその鎖骨に吸い付いた。戸惑いながらも甘い声を洩らす愛香に構わず、鎖骨へのキスを繰り返す。

 片方の腕を愛香の背中に回して躰を支え、もう片方の手をブラジャー越しに胸に当てた。

「あ、んっ」

 そのまま胸を揉みはじめる。愛香の口から洩れる声は、どんどん艶のようなものが混じってきている気がした。愛香のことだけが、総二の頭を埋め尽くす。

 もっと、その声を聞かせて欲しい。

 愛香の胸から、手を離した。

「あっ。あ、ふあっ!?」

 蕩けた声が漏れた直後、下着の下に手を入れ、じかに揉みはじめた。さっき以上の甘い声が漏れた。

「そー、ひゃう!?」

 一心に揉み続け、摘まんだ。

 鎖骨を吸うのをやめると、ブラジャーの上側をはずし、胸の上あたりに吸い付いた。愛香の声は、止まることなく漏れ続ける。

 胸へのキスの意味は、所有だっただろうか。頭の片隅で、そんなことを思い出した。

 そうだ。愛香は俺のものだ。誰にも渡さない。

 下着を少しずつ下げ、キスする場所をだんだんその先端に近づけていく。胸を揉みながらも、愛香の躰を支えるために回している手で、彼女のツインテールも揉みしだく。

「そ、そーじぃっ」

 切なそうな愛香の声に、理性が焼き切れそうになった。いや、すでに理性など残ってないのかもしれない。

 下半身に、熱が集まっている気がした。いまにも爆発しそうだった。

 腰を押し上げると、愛香の躰を押さえ、腰と腰を密着させる。

「そーじ、あ、当たってるよ?」

「あ、愛香、俺っ」

 限界だ。愛香が欲しい。

 愛香もまた、彼女のすべてが、期待に満ちたものになっていた。

 理性が消し飛ぶ。

 愛香の下着にかけた手に、力をこめた。

 

*******

 

「ちょっと待ったあああああああああーーーーーーーっ!!」

 バタンッ、と勢いよくドアが開いたと同時に響いた声に総二の躰が硬直し、愛香は反射的に扉の方へ顔をむけた。トゥアールだった。

 部屋に入ってきたトゥアールは一瞬も動きを止めず、右手首から伸ばしたマジックハンドらしき物で、愛香の躰を掴んだ。引っ張られ、総二から引き剥がされる。

「へ?」

 床に放られたところで、ぼーっとしていた頭を瞬時に覚醒させ、とっさに受け身をとった。

 頭を振って意識を切り替え、トゥアールに顔をむける。彼女はマジックハンドらしき物を消し、愛香にむき直っていた。

「あんたね。久しぶりなんだから、邪魔しないでよ」

「そうはいきません。たとえ見苦しくても、やっぱりあきらめたくありませんから。だから私は、もう迷いません。迷っているうちに総二様の童貞が失われるならっ。邪魔することが罪なら、私が背負ってやります!!」

『かっこつけて言うことかああああああああああああああああああ!?』

 これからも、愛香と総二が結ばれるのを邪魔します、と声高に宣言したトゥアールに、二人で叫ぶ。ひとしきり叫んだところで、トゥアールの顔がふと気になった。彼女の顔をまじまじと見つめる。眼が充血して、涙の跡があるように見えた。

「な、なんですか、愛香さん?」

「ねえ、トゥアール。あんた、泣いてたの?」

「え?」

「えっ、き、気のせいですよ!」

 愛香の言葉に総二はトゥアールの顔を見つめ、トゥアールは顔を拭ってごまかすように声を上げた。

 トゥアールが、ゴホン、と咳払いをした。

「愛香さん。どうして私たちは、同じ人を好きになってしまったんでしょうね――」

「トゥアール――」

「トゥアール、あんた」

「いえ、なんでもありません。愛香さん、総二様。私は、これからも全力で行きます。ですからお二人も、全力でお願いします。余計な気遣いは無用ですよ?」

 そう言って、トゥアールはニヤリと笑った。

「フ、フフッ」

 なんとなくおかしくなり、愛香は笑った。総二はキョトンとしている。

「では、行きますよ、愛香さん!」

 トゥアールはそう言うと、白衣を(ひるがえ)した。彼女の左手には、スイッチのような物が握られていた。

「S×A妨害ツール・参式(サード)、トゥアールスイッチ!」

Drill(ド・リ・ル)!』

 トゥアールスイッチとやらを押すと、どこか軽快な調子の電子音が響くと同時、トゥアールの左腕にドリルらしき物が装着されていた。やはり安全を考慮してか、先端は丸まっていた。

「このトゥアール・どりらーの硬度は、愛香さん、あなたの胸と同じ。さあ、今度こそ、総二様の童貞を私のものに!!」

 意気揚々と声を上げ、ドリル、いやトゥアール・どりらーを回転させたトゥアールが、愛香に突っこんでくる。

「愛香!」

 焦りの声を上げて割って入ろうとした総二を、愛香は手を上げて止めた。避けることなく、堂々と胸を張る。

 愛香の胸に、どりらーが当たった。

「ふふっ」

「なにがおかしいのです!? いえ、虚勢などみっともないですよ!」

 ほんとうに、なにがおかしいのだろうか。自分でもよくわからないが、不思議と笑みがこぼれた。

「虚勢、ね」

 呟くと、どりらーを掴んだ。愛香の力によってどりらーの回転が止まったかと思うと、逆にトゥアールが回転しはじめた。

「ごばばばばばばば!?」

「はあっ!!」

 気合の声とともに、どりらーに一撃を入れ、叩き壊した。受け身も取れずに床に打ちつけられたトゥアールは苦悶の声を洩らすと、信じられないとばかりに声を上げた。

「トゥ、トゥアール・どりらーが!? そんな馬鹿な! 愛香さんの胸と同じ硬度のはず!」

「哀しいわね、トゥアール」

「な、なにがですか!?」

 トゥアールの言葉に答えず、愛香は自分の胸に手を当てた。

「あたしはもう、巨乳になりたいなんて、ちょっとしか思わない。努力は続けるけど、総二が好きだって言ってくれたこの胸を、あたしはもう拒絶したりしない」

 言葉を切り、トゥアールを半眼で睨んだ。

「だいたい、あたしの胸と同じ硬さじゃ、柔らかいでしょーが」

「え、地球上のどんな物質よりも硬そうですけど?」

「いや、結構柔らかかったぞ?」

 心の底から不思議そうに言うトゥアールの言葉を、総二が訂正した。総二の言葉を聞いて恥ずかしくなった愛香はモジモジとし、トゥアールは白衣の裾を噛んでいる。

「と、とにかく。トゥアール、覚悟はいいわね?」

「フッ、構いませんよ。今日は私の勝ちですからね。お二人が結ばれるのを阻止するのが、私の第一目的。総二様の童貞を奪えれば、大勝利で」

 いろいろ面倒くさくなり、言葉の途中でトゥアールを立たせ、前屈みにさせる。

 トゥアールの両腕を、背面で『く』の字になるように愛香の腕と絡め、手と手を組む、リバース・フルネルソン(逆さ羽交い絞め)と呼ばれる体勢になった。その体勢のまま、スピンダブルアームでトゥアールを振り回す。

「トゥアール。これが、いまのあたしの全力よ」

「いや全力ってそういう意味じゃな――」

 回転の勢いをそのままに、なにか言おうとしたトゥアールを頭上に放り投げた。

 

 

 伝えて、よかった。愛香の言葉を聞いて、総二はそんなことを思った。

 まだ巨乳に対する渇望は完全に消えたわけではなさそうだが、それでも、自分の胸を拒絶しないと言ってくれた。自分のやったことは、間違ってなかった。そう思えた。

 愛香が少しでも胸を大きくしたいというのなら、自分もそれに協力しよう。確か、胸を揉んでもらうと大きくなるという話を聞いたことがあった。正確にはマッサージの類らしいのだが、彼氏に揉んでもらうことで女性ホルモンがどうたらということらしい。

 それにしても、今日はいろいろなことがあったなあ、と思い返す。

 愛香の弱点が触手と判明したり、愛香がクラーケギルディにプロポーズされ、総二が愛を叫んでしまったり、愛香を未来の妻と言ってしまったり、愛香に抱き締めて貰ったり、ツインテイルズの正体が慧理那と尊にばれたり、尊がテイルブレスを使おうとしたり、慧理那がツインテイルズに入ったりと、ほんとうにいろいろなことがあった。

 おそらく、そう遠くないうちに、クラーケギルディとリヴァイアギルディは再び現れるだろう。

 リヴァイアギルディは任せろ、と愛香が言ってくれるのなら、自分はそれを信じるだけだ。そして自分は、クラーケギルディに勝ち、愛香を守るのだ。

 そう考えると、手に握った物に視線を落とした。

 ところで、この愛香のブラジャーは、なんて言って返せばいいのだろう。

 頭から落ちていくトゥアールの首に、膝を当てたままベッドに落下するという変形のギロチンドロップを()めた愛香の、はだけたパジャマから覗く、なにも着けてない胸と、手に持ったブラジャーを交互に見て、総二の顔が熱くなった。

 

 




 
カレイドスコープドリラー。
地獄の断頭台ー。
 
R-15の壁に挑んでみよう。
 
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