あたし、ツインテールをまもります。   作:シュイダー

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IFシリーズの方で、短編と言うより小ネタです。
スタッグギルディの恋愛断技、って、恋仲の二人に使ったらどうなるんだろう、とか思って書いてみました。
あくまでも、イチャイチャするシチュエーションでしかないので、実際に七巻まで書く時が来ても、こう書くと言う訳ではありません。あくまで小ネタです。そのため、どういう状況なのか、とか深く考えずに、ただイチャイチャをお楽しみください。ちょっと短めですけど。


if-ex-1 恋愛断技

恋愛断技(ドロウ・イン・ラブ)―――!」

 言葉と共に、アルティメギル四頂軍、美の四心(ビー・テイフル・ハート)の副官スタッグギルディの頭の二本の角の間からエネルギー波が辺りに放たれる。

 明確な形を持たずぶちまけられた様なその攻撃を、レッドとブルーは避けきれず直撃を受ける。

「―――?」

 ダメージを抑えるため、身構えて防御の姿勢を取っていたレッドだったが、予想よりダメージがない、と言うよりダメージらしきものは感じられない。

「う―――」

 訝しんでいたレッドの耳にブルーの声が届き、レッドがそちらに目を向けると、ブルーが苦しそうに膝を着いて、へたりこんでいる姿があった。

「―――ブルー!?」

 慌ててレッドはブルーの方に駆け出す。

「あ、あれ?」

 途中でレッドの体から力が抜け、ブルーの目の前で地面に膝を着く。

 体が、熱い。いや、体と言うか頭が熱く感じる。

 ブルーを見た途端、その熱さが更に加速した。しかし目を離そうとしても体が動いてくれない。

 そのレッドに向かって、顔を上気させたブルーが瞳を潤ませて、切なそうに訴えてくる。

「体が、熱いよ、そー―――」

「―――!」

 レッドの本名を呼ぼうとしたブルーの口を、レッドは慌てて塞ぐ。――自分の唇で。

「―――んん」

 キスを受けたブルーの口から色っぽい声が漏れ、自分の頭が更に熱くなったところで、レッドは気付く。何故自分は、わざわざキスでブルーの言葉を止めたのだ。そう考えるものの体は止まらない。ブルーの頭の後ろに手を添え、いつもやっているように唇を押し付け合い、やはりいつもの様に自分とブルーの舌を絡め合うと、ブルーもレッドを抱き返してきた。

 止まらない。今まで何度となく交わり続け、時にはお互い変身後の姿で、総二がソーラになった時も行為を行った。しかし、これほどまでに止まらない、いや止められないのは初めてだ。

 お互いの初めてを捧げ合った時でさえも、ここまでではなかったのではないか、と思えるほど、ブルーが、愛香が愛しい。

―――恋愛断技(ドロウ・イン・ラブ)。ある感情を暴走させる技、なんだけど。

―――二人が恋仲だとはなんとなく感じていたが、これほどの効果があるとはな。この属性力(エレメーラ)の上質さと言い、予想以上だ。

 愛香のことしか考えられなくなっているレッド、いや、総二の耳に、スタッグギルディとビートルギルディのものらしき声が届く。

 まずい、とぼんやり思うものの、すぐに愛香のことを考えてしまう。すると、更に総二の熱が上がり、ますます愛香のことしか考えられなくなる。

 気が付くと総二たちは、抱き締め合いながら地面に寝転がり、更に熱いキスを行っていた。

 愛香のことしか考えられない。体も同様で愛香を求めている。

 正直、今すぐにでも、ことを始めたいくらいに昂っている。

 それを自覚した瞬間、変身したままの総二の手が、同じく変身したままの愛香のボディスーツに伸びる。愛香も同じなのか、彼女の手も、総二のスーツに伸びていた。そして、次の瞬間。

―――仮面ツインテール、見参!

 トゥアールらしき声が総二の耳に届き、少しした後、地面の感触が変わる。どうやら、基地に移動したらしい、とぼんやり総二は考える。愛香と、未だ抱き締め合いキスを交わしながら。

―――総二様、愛香さん。とりあえず基地に撤退しました。アルティメギルも引き上げたようです。

 なんとなくそんな言葉が聞こえた気がした総二は、キスをやめ、愛香から身を離すと、起き上がってから変身を解いて、元の姿に戻る。そして同じく起き上がって変身を解いた愛香と、総二は目を合わせる。

―――お二人は、一旦部屋に戻ってごゆっくり、ってなんで総二様は愛香さんの服に手を掛けてらっしゃるんですか、っていいますかなんで愛香さんも、そんな期待に満ちた雌の顔で総二様の顔と股間を交互に見てらっしゃるんですか。ストップ、wait、ちょっと待って下さい。ここはコンソールルームですし、慧理那さんもイースナも、未春将軍もここに居るんですから、そういうことは自分たちの部屋でじっくりと、え、未春将軍、なんですか? ―――ここは若い二人に任せておきましょう? いや、お二人がイタした場所で色々作業するのは結構キツイものがあるのですが。え―――、いや、確かにこの状態の総二様たちを移動させるのは厳しい気がしますが。―――うう、分かりました。―――慧理那さん、イースナ、部屋を出ますよ。いや、二人とも、そんな不満そうな顔をしないで下さい。混ざれないか? やめなさい。無理に決まってるじゃないですか。いや、本気で。ところで、なんで私は一々聞き返しているんでしょうかね。

 トゥアールらしき声が聞こえなくなり、部屋から人の気配が無くなると、わずかに残っていた羞恥心が消え、総二は、下着姿になった、というか下着姿にした愛香に、優しく声を掛ける。

「愛香―――。好きだ。大好きだ。愛してる」

「―――! あたしも、好き。大好き。愛してる。そーじ」

 総二の言葉に一瞬驚いた様子を見せた愛香も、優しい声で、喜びを隠さず言葉を返してくると、総二は再び力強く、けれど優しく愛香を抱き締めたのだった―――。




ただイチャイチャするだけの話。
どこまで甘く出来るのか、ただそれだけを俺は知りたい、その二。
実際、精神攻撃の類ってかなりやばいと思います。鳳凰幻魔拳。アニメではフェニックス幻魔拳。
この恋愛断技って、下手すると、一部の相手に対して最強の攻撃なんじゃないだろうか、とか書いてて思いました。いや、本当にこうなるかは分かりませんが。
ところで、今回の話などのエロい話とか、需要ってありますかね。上手く書けるか分かりませんけど。
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