新転生者の夢   作:武御雷参型

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本当にすみません。


プロローグ

早朝。とある国道に一台のスポーツカーが猛スピードで走っていた。そのスポーツカーに乗っているのは、見た目は三十代に見えるが、実はまだ二十代の男性であった。

 

その男性の名前は山本俊輔。現在彼女がいない歴=年齢である。因みに、俊輔が乗る車は一時期流行った頭文字Dに搭乗するトレノ86である。

流石に峠は走ってはいないが、偶に六甲やいろはなどを軽く走るぐらいである。しかし、普段は安全運転をしている俊輔が、猛スピードを出すことは無い。しかし、今日に限っては別である。

俊輔は16歳後半から介護職として働いている。現在は特養正式な名前は特別養護介護施設に介護職員として働いている。その特養で五年も勤めるベテランである。

俊輔は仕事に遅刻する事は無かったが、今日に限って目覚ましが壊れており、定時に起きれず焦って愛車に乗って猛スピードで走っていた。

 

「ヤベェ、マジで遅刻する!! 流石に今日は早出やから早めに出勤しないといけないのに、如何して目覚ましが壊れてるんですかね!? ああ、もう!! 信号とかマジで無いわ~。たまにここでネズミ捕りしてるからな………守らねぇとな」

 

俊輔は幾ら焦っているからと言って、交通ルールは守っていた。

 

「よし、青に変わった。ちと、スピードを上げるか」

 

そう言うと、俊輔はクラッチを半クラにしてアクセルを踏み、一気に加速してクラッチを踏みローからセカンドにギアを入れる。しかし、その瞬間であった。対向車線を走っているダンプが俊輔の方に向かってきた。

俊輔は急いで、ハンドルを切るが切った先には電柱が立っていた。

そして、俊輔は電柱に衝突したを最後に意識が無くなった。

 

 

 

 

「此処は?」

 

俊輔は真っ白な空間にポツンと座っていた。

 

「あれ? 俺って前方から来たダンプを避けようとして電柱にぶつかったよな? どうして真っ白な世界に居るんだ?」

 

俊輔は自分が居る世界が判らず、オロオロする。

 

『君が、山本俊輔君かね?』

 

「えっ、はい。そうですが…………貴方は?」

 

俊輔の後方から一人の老人が近付く。

 

『ワシか? ワシの名前は神じゃ』

 

「……………一緒に施設に行きますか?」

 

『オイ、どう言う事じゃ』

 

「そのままの事ですよ。自分の事を神とか言っている老人を見かけたら、特養かグループホームを家族の方に教えた方が良いでしょう?」

 

『待て、ワシは本当に神なんじゃ。では、質問じゃ。どうしたらワシを神と信じてくれるかのう?』

 

「そりゃぁ、俺がいるこの真っ白な空間を教えてくれたら、一応、神として信じてやっても良いぞ」

 

『お、おう………では、この空間について説明をしよう。この空間は、死後の一時的な空間じゃ。君は死んでいる』

 

「ハ?」

 

俊輔は神(仮)が言っている意味が判らなかった。

 

『だから、君は死んでいるんじゃ』

 

「マジ?」

 

『本気と書いてマジと呼ぶ。では、君が死んだ経緯を説明する。君は前方から来たダンプを避けようとして電柱にぶつかった。ここで君の記憶は無くなっている。合っているな?』

 

「あ、ああ、俺が最後に見たのは電柱にぶつかった衝撃で記憶は無くなっている。待て、もしかしてそこで俺は死んだのか!!」

 

『いや、そこは直接な死因ではない。対向車線をはみ出して、君の車とぶつかりそうになったときに、君と同じ方向にハンドルを切った。ここまでで判るのう?』

 

神(仮)は俊輔にヒントを与えていく。

 

「もしかして、俺の86が電柱がぶつかった後にダンプがぶつかって俺はペチャンコと言う事か?」

 

『正解じゃ。しかし、ここで一つ問題が起きた』

 

「問題?」

 

俊輔は神(仮)の言葉に疑問を感じる。

 

「問題とはなんだ?」

 

『本来では君は生きていた。否、生きていることが前提で事故が起きる筈じゃった。しかし、何かの間違いで君は死んでしまった。そこでじゃ。君に転生を提案をしようと思う』

 

「転生…………記憶を持って生まれ直す的なものか?」

 

『まぁ、そんな感じじゃ。で、如何かのう?』

 

「判った。転生をする。俺だってもう一回人生を送りたい。それに面白そうだしな」

 

『そうか、そうか。でじゃ、転生する場所についてなんじゃが、ISとは聞いた事はあるかのう?』

 

「ああ、職場の後輩にアニヲタがいるから、そいつから教えてもらって原作を全部買ったほどだし、アニメも見たしな。それで…………もしかして転生する場所ってISの世界なのか?」

 

『正解じゃ。それでじゃ。そのまま転生しても原作に関れないじゃろうと思って、特典をつけようと思う。ワシが考えても良いんじゃが、流石にな………君に任せようと思う。この紙に特典内容を書いてくれないかのう。いつもは三つまでじゃが、君は面白いからのう…………六つまで可能じゃ。では、ワシは少し離れる。書き終わったら、そこにポストを設置しておく。そこに投函してくれ。では』

 

そう言うと紙を置いて神は消えた。

 

 

 

 

「さて、特典の内容だったよな………良し、これで決めた」

 

俊輔は紙に特典の要望を書いていく。

 

「さて、書き終わったし投函っと」

 

俊輔は、紙をポストに投函した。すると、瞬時に神(仮)が登場する。

 

『どれどれ…………チートじゃのう。まぁ、なんとも無いが。これで良いかのう?』

 

「ああ、これで良い。と言うか、自分で書いていて思うのだがチートだな」

 

『仕方が無い。人間はこれぐらいで十分じゃ。では、機体の製作については時間が掛かる。では、時間はどれぐらいに設定にするのじゃ?』

 

神は懐から懐中時計を取り出す。

 

「では、白騎士事件の一ヶ月前ぐらいで」

 

『了解じゃ。では、今から転送をする。君に新たな人生に幸が在らん事を…………』

 

それを最後に、俊輔の意識は無くなるのであった。

 

 

 

 

 

『少し、チートが足りないのう…………良し、原作ブレイクしてもらう為に少しハッチャケルかのう』

 

そう言うと神は手回しで、俊輔の能力を上げていくのであった。

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